第492話温泉さーくる?川治温泉編ファイナル!『ちーちゃい秋みーつけた☆』赤タオル伝説のほんとの意味&秋への道しるべ? [温泉さーくる?]
『結構・・・本降りになってきたわね』
皆が差す傘に、はじける雨粒の音が非常に激しい音をたてるようになってきましたですぅ・・・。
『じゃあ、ちょっと小走りに薬師の湯へと向おうかみんな^^;』
菅原先輩の音頭に皆少し早や歩きで急ぎますです。
秋雨の中の温泉物語、最終回。
いざスタートです~^^
川の対岸から足湯。そして、おなで石とぐるりと巡ってきた私たちは、一路『混浴露天のある薬師の湯』へと向いましたです。
『なんか・・・どう考えても営業してなさそうね^^;』と、首塚先輩が川向のホテルを見ながら呟いたです。
『ここもかつては宿場町としても、湯治場としても、そして近隣の日光・鬼怒川の影響もあって、地味ではあるけど結構賑やかな時もあったらしいんだけどね。
今のご時世、難しいところなのかもしれないね^^;』
廃墟も好きだけれど、温泉もかなり好きと公言する菅原先輩が、少し切ない目で温泉街を見ていたのには、少し私、キュンとしちゃいましたです・・・(キュンとか古いと思うけどー^^;
ところどころ男鹿川に流れ込む、湯気の立つ温泉水の小さな滝を間近に見つつ、
私たちはじめっとした川沿いの細道を黙々と歩くのですぅーーー
---そして
『ようやく到着だね^^ ま、とりあえず無難に男女別々の室内風呂に入って温まろうよ。みんな結構雨に当たっちゃって寒かっただろうし、じっくり温まるといいと思うよ^^』
ということで、入湯料500円をみな払いつつ(外履きスリッパを履けば混浴浴場までOK)
暫くの間、男女別行動となったのですぅ~^^
40分後ーーー
私たち女性チームが休憩所まで行くと・・・
そこには既に菅原先輩とくまっちが、のんびりとお酒をぐびぐびしていましたです^^;
『あら?随分と早く温泉からあがっちゃったのね』
男の人はカラスの行水ね~と言わんばかりに首塚先輩が菅原先輩に話しかけたのですが
『いや・・・くまっちがねえ・・・早く混浴入りたいっす!菅原先輩と二人きりの室内風呂じゃキツイっす!キリッ☆って言うもんだから^^;』
『じゃあ~先に混浴はいってくればいいんじゃね?お兄ちゃん』と、
琴音っちに突っ込まれて更に困惑気味な先輩。
『ま、まあまあ~、とりあえず皆でどう?缶チューハイなら奢るよ^^ 先週、競馬でちょろっと儲かっちゃったから☆』
『『『いただきま~す♪』』』
私たちはせっかくですので、ご相伴にあずかりましたです☆
(お前は未成年だからジュースな!と、琴音っちは渋々お茶のペットボトルをもらってましたが、
リンダちゃんが『まあまあまあ~、こっそり一杯デース☆』と、琴音っちのペットボトルにチューハイの半分を注ぎ込んでブレンドしてましたけど^^;)
軽くほろ酔いな感じになってきた私たち。
実はお風呂の中で女性チーム同士、こんな話をしていたのですう。
『ほ、本当に皆一緒に混浴するですか^^;』
『さすがにあんなにおおっぴろげな場所ではねえ・・・^^;』
『私は全然ヘーキデース☆』
『お兄ちゃんと一緒に風呂に入ったら穢れそうで嫌っす^^;』
・・・という感じで結論が出ていたのです。
『混浴はパスしよう』って。
で・す・が、
お酒というものは恐ろしいです。
『じゃあ~そろそろワクワクドキドキな混浴にみんなではいっちゃおうか。でへへ~☆』と、
首塚先輩の裏切りです!謀反です^^;
結局は反対派閥(琴音っち・私)の案は通らず、
中道の菅原先輩は抜きにして、
賛成派閥(くまっち・リンダちゃん・首塚先輩)の案が可決されることになったのですー^^;
流石に脱衣所は時間をずらしての入浴。
男性陣に先に入ってもらって、後から女性チームが入湯ってお話にはなりました。
『おまたせ~☆』と、ほんのりホッペが赤い首塚先輩を筆頭にといいますか、
乗り気な首塚先輩とリンダちゃんの後ろにコソコソっと隠れるように私と琴音っちは男性陣が待つ混浴露天風呂に突入したわけですぅ・・・。
『ま、ままま待ってましたよキリッ☆』と、出迎えるくまっち。
そして菅原先輩。
・・・なんだけど、
なぜか二人とも目線は私たちじゃない? なぜ?
ううう・・・興味ないのかなあ・・・
『あれ?もしかして・・・照れてるデスか~w』
リンダちゃんの突っ込みに、
『いや・・・あの・・・混浴!混浴!って言ってたっすけど・・・、やっぱり実際目の当たりにするとハズカシイっすねえ^^;』
『そうだよね~^^; バスタオルしてるとはいえ、目線をどこに置いていいか分からないよ^^;』
意外と男性の方が気にするものなんですね。
まあ、でもそれはそれでこちらは気が楽ですぅ^^
ジロジロ見られるよりのんびり混浴温泉を楽しみます☆
確かにまるで舞台の上の入浴じゃないのかってくらいのフルオープン過ぎる混浴風呂ではありますが、
目の前に遮るものがない開放感!
これはやっぱり格別だと思いましたです^^
なんだかんだと混浴風呂でお喋りし、いつもの部室風景のような和気藹々な楽しいひとときを過ごしたのです。
(ちょっと、隅っこに一緒に居たジイチャン達のおしりが写ってるのはご愛嬌ですw 一番風呂だと思ってたけど先越されたのだ^^;)
ノンビリと露天風呂でくつろいでいたところ、時計は正午を回っていました。
『おなかも減ってきたですぅ~^^;』
『そうよそうそう!菅原クン?ご飯にしようよ、ね!ね!ね~^^』
と、私たちは訴えかけたのですが、
『う~ん・・・散歩してからにしない? せっかくここまで来てお風呂だけってのも味気ないし、もっとぺこぺこにしてからの方が美味しいよ?きっと^^』という菅原先輩の提案で、もうしばらくこの川治温泉近辺を巡る旅をすることと相成りましたです^^;
黄金橋と言うつり橋を越えると
『あじさい公園』という場所に辿り着きました。
本来ならアジサイの咲くころに訪れたならば花々が迎えてくれるとても素敵な場所なのですが(菅原先輩談
このおもいっきり微妙な時期に来てしまっただけに、何もない公園でしたですw
だからてっきり今来た道を戻って温泉街のどこでもいい、ご当地っぽいランチになるのかなあ~なんて思ってましたですよ~
そしたら・・・
『じゃあ、今から“秋”を見つけにいきますよ!』と、あじさい公園を通り越えて山道へと菅原先輩が歩き出したじゃないですか!?
『えっと・・・菅原クン? 私・・・ヒールはいてるんだけど^^;』
『首塚さんは、いつも廃墟めぐりでヒールはいてまわってるじゃない。こんな山道楽勝だと思うよ^^』
『そりゃ・・・そうなんだけど・・・^^;』
普段のスタイルが仇になりましたね首塚先輩w
とはいうもののグングンと奥へ奥へと向っていく菅原先輩。
それに続いていく私たちだったんですうーーー
『これはなんデスカ?』
『まつぼっくりっすね^^ キリッ☆』
『ウニがいますデース☆』
『いがぐりだよリンダちゃん^^ まあ~確かに中身は食べれそうだけど^^;』
道に見つける秋っぽい『落し物』
この山道を歩き始めた当初は
『お兄ちゃ~ん・・・これで汗かいたらさっき風呂入った意味なくね?』
『雨の中の道とかぬかるんでてドロドロですぅ・・・^^;』
と、結構あからさまにブーブーと菅原先輩に訴えていたのですが、いつのまにやらちょっとした秋の宝探し状態になっていましたです^^
するとーーー
緑と土色しかない世界に、ひときわ目立つ物体をリンダちゃんが発見したのです。
『こ、これはナンデショウカ!? ヌメヌメしてレッドでオレンジでファンタジー☆』
リンダちゃんの声に、まっさきに近づいて確認する菅原先輩。
『おおー!こ、これはーーーーー、
この毒々しいほどの色合い!ぬめっとした気色悪さ!
でもなんのキノコかわからないなあ~w』
『『『知らないのかよw』』』
『ま、なんか秋っぽいよね^^;』
いや、そうですけどそうなのかなあ^^;
(ちなみに調べてみたけどよくわからなかった。キノコはプロも間違えるってくらいだし、オイラにゃ無理です^^;)
そんなこんなで小さい秋探しをしていた私たち。
いつのまにやらもうすぐ隣駅である川治温泉付近まで来ていたらしいです^^;
『えっと・・・川治温泉駅まで来ちゃったけど・・・また戻ってランチ食べる?^^;』
いつのまにか夢中にはなっていて忘れていたのですが、時計を見てびっくり。
どうやら私たちはいつのまにやら小一時間を山道散歩で費やしていたようですうー^^;
『なんかもう、川治湯元まで戻る気しないっす^^;』
くまっちの呟きに皆賛同。
『お兄ちゃん、でもお腹ヘリまくりなんだけどー。マジで^^;』
琴音っちはそう言うものの、辺りをぐるんと見回してもここの近辺には食事処らしいところはほとんどありませんでしたです^^;
『じゃあ~川治湯元まで帰らないで、帰り道に鬼怒川で下りてそこでみんなで遅めのランチってことにしようか^^
そこからならスペーシアもあるし食べるところは一杯あるし、ゆったり帰れるしね♪』
(スペーシアと言うのは日光や鬼怒川温泉と都内を結ぶ観光特急列車です^^
↑こんな乗り物^^)
ということで、私たちはそのまま川治湯元駅に戻ることなく鬼怒川温泉駅でランチして帰る事になりました^^
なんだかんだと理由をつけて菅原先輩に全ゴチってことで☆
帰りの車中ーーーー
話疲れたのか、相変わらず買い込んだお酒の所為なのか、はたまた早朝からでかけたからかわかりませんが、皆が半分うとうととネムネム状態になりかけた頃に、
菅原先輩がみんなにぼんやり問いかけた。
『そういえばさあ~、なんで皆“混浴温泉”で赤いタオルしてたの?』
その問いに中々返事が返ってこない。
なんだか寝たふりみたいな皆ですぅw
本当はちょっとドキッてビクッて体を反応させた人を確認したけどーw
そんなタヌキ寝入り・マジ眠りの中で、かろうじて元気を残していた?リンダちゃんが、菅原先輩の疑問トークに返事をしたです。
(私は勿論タヌキ寝入りですー☆)
『ジャパニーズの伝説だと、赤いタオルや赤いハンドタオル(手ぬぐい)を持って混浴温泉にインしてると、
それはエッチなことOK!です☆
みたいなことをネットで発見したのデース^^』
『ええっ!? 赤いタオルが?
ああ~確かに昔、ボクが温泉めぐりで出会った人たちに聞いたこともあるけどそれは都市伝説だってば^^
その赤いタオル伝説ってのはね?
そもそも欧米とかの“ゲイ”と呼ばれる同性愛者さん達が、サウナとかそういうとこでのOKサインとして赤いタオルをアイテムに使ってたとか、そういう噂から来てる、
実にめっちゃ曖昧な話だったりなんだよ^^;』
寝たふりしてた首塚先輩・くまっち。そしてなぜか琴音っちの肩が微妙にピクリピクリしたのが見えました。
『混浴とかそういうとこも結構行ったけど、赤いタオルなんてそもそも持ってきてる人なんてほとんど見たことないしね^^』
言われて見ればたしかに赤いタオルなんて見たことないです^^;
やっぱり都市伝説だったのかなあw
でもそういう噂話とかアングラなことがあってもちょっといいかなあ~とも思いましたです。
だって少なからず、こうやって皆と楽しい秋の入り口思い出旅が出来たのですから☆
ここまで読んでいただきありがとうございました^^
いかがだったでしょうか? 混浴やそれにまつわる都市伝説。
そして川治温泉というものは^^
赤いタオル、もしかしたらボクが見かけていないだけで、本当にアングラなところでは噂の域じゃないのかもしれませんよ?
試しにやってみるのも面白いかもですねw
基本的にボクは温泉も好きなので、また温泉さーくるシリーズを書くかもしれません^^
その時まで、また今度☆
なんとな~く遊歩道歩いてたけど、いつのまにやらぬかるみドロンドロンの山の道。
無鉄砲にもサンダルだったからハードだったのは内緒です☆
ここでは触れてないけど、小さな滝や昔建物があったんじゃないかという痕跡とか見つけたり、
なんだかんだで面白い山道散歩でしたよ^^
by ちょいのり (2012-09-30 04:17)
本当は、川治湯元から川治温泉まで歩いた後に、再び国道を歩いて川治湯元まで戻りました^^
そこでランチ場所を探したのですが・・・
休みだったり、あんまりご当地っぽくない洒落た店しか開いてなかったりとかで、諦めて鬼怒川温泉駅まで戻ってランチして帰ったというのが本当のところだったりします^^
by ちょいのり (2012-09-30 04:20)
あと、時間があったなら廃村さーくるメンバー総勢の混浴入浴シーンとか絵を描きたかったんですけれど、
時間の都合上、断念しました^^;
ちなみにタイトルバックの絵は琴音っちです^^
by ちょいのり (2012-09-30 04:23)
なkなかディープな温泉ツアー☆
羨ましいなぁ(^w^)
でもオヤジなので歩いてついていけないかも。。。(涙)
by rtfk (2012-09-30 06:04)
おはようございます。
雨もまた楽し・・・お疲れ様でした。
by YUTAじい (2012-09-30 07:03)
赤いタオルしてたら、エッチOKじゃなくて、ちょいのりブログを見てるよ!の合図?!
っていうか赤いタオル…ない(-_-;)
それより~、マイタケの天ぷら入りうどんかそば?!
おいしそ~~~!これもちいさな秋ですね~!
(年中マイタケが売られているけどやっぱり秋に食べると気のせいかおいしい^m^)
by リン (2012-09-30 07:29)
根元が袋状になってればたぶんヒメベニテングタケかな?壊れやすくて一応毒あり。観賞用。食べてもおいしくなさそう、食べたことないけど(笑)。
by さきしなのてるりん (2012-09-30 08:49)
なぬっ!? 赤タオルの真相はそういう意味だったのかΣ(゜Д゜;
ぜ~ったい赤タオルは持たないっ(((゜Д゜lil)))
by 下総弾正くま (2012-09-30 10:41)
混浴、経験無いです~
ガキンチョの頃は女風呂入ってましたけどね ^m^
by haku (2012-09-30 12:42)
天ぷらうどん激美味そうです~!!
by macinu (2012-09-30 15:23)
誰かさんは赤いタオルを買いに行こうと
本気だったのかもww
by サンダーソニア (2012-09-30 15:57)
ちょいのりさん、
赤いタオルの都市伝説の真相もあって、大団円となりました。
しかし、フシアンナお嬢さんと、廃村サークルメンバーのご対面編や、さらに、せばすちゃんを加えての、メンバー総出演のドラマ展開が欲しいです。
お願いします。
by kiyo (2012-09-30 17:55)
タマゴタケですね。(^^)
テングタケの仲間は猛毒も含めて毒キノコば
かりなんですが、その中では比較的特徴が
あって、安全な食用キノコです。(^^)
ただねえ……歯応えがないのと、ちょっと薬臭い
感じがあるので、おいしいかと言われるとそれ
には抵抗が……。
by 水丸 岳 (2012-09-30 18:57)
キノコ、怪しすぎますね〜(汗)
by chalice (2012-09-30 19:06)
赤いタオルは都市伝説だったんですねぇ^^
ちょっとだけ夢を見ちゃいました(^_^;)
by ニッキー (2012-09-30 20:19)
キノコのインパクトがすごすぎです。
色と言い艶と言いぬめり感と言い、文句なしの
毒キノコに見えます^^
温泉、完全に寒くなる前の今くらいの気候で
露天風呂だと気持ちいいですよね♪
行きたくなっちゃいました。
by みずき (2012-09-30 21:27)
毒キノコが毒キノコらしすぎてw
露天風呂、雨の音を聞きながらもありですね~
by まめ (2012-10-01 06:47)
菅原先輩以外は軽い肉食系?(。・w・。) ププッ
by サンダーソニア (2012-10-01 08:55)
飲んでお風呂入ると死んじゃうぞ!
秋の落とし物 たくさんですね♪
ワライタケ 食べたの見てみたいんだよね~
by ねこじたん (2012-10-01 12:16)
むむむむむ、そっかあ~
でも真っ赤なタオルもった男子が近寄ってきたら
どうリアクションするのか見てみたいなあ^^;
そういえば龍王峡、川治温泉駅のコースを散策したことがあります。
ご主人様ヒルに取り付かれて美美さま笑っちゃいました^^;
by 美美 (2012-10-01 17:00)
危ない・・・赤いタオル注文するとこでしたよ(-_-)ニヤリ
しかも、、、ゲー(-_-)ニヤリ
by 吟遊詩人41 (2012-10-01 17:44)
こんど温泉いくときは赤いタオル持参で実験してみます!
by 駅員3 (2012-10-01 17:44)
赤いタオルって、プロレスっぽいです^^;
都市伝説?ちょいのりさんブログで初めて知りました。
絵本のように見事なきのこですね~。
美味しそうな天ぷらうどん…。
温泉、いいですね~^^
by tomomame (2012-10-01 19:49)
一度だけ混浴経験アリです!^^v
って書きましたが、
女性はその時水着着てきやがりました<`ヘ´>
もう20年以上前の話ですが・・・
by 銀狼 (2012-10-01 22:55)
ちょいのりさんの全裸写真が見れなくて残念(笑)
混浴で視線のやり場に困るってリアルですね.
顔を見ると胸が目に入るし,脚を見ると・・・
って妄想モードに入っちゃいそうです(笑)
by 唐津っ子 (2012-10-01 23:05)