第565話 潮騒を聞いてみませんか?三重・神島編☆vol③『その火を飛び越えろ!』監的哨跡&映画・潮騒 [島旅]
『まずはいつものように、この島の基本スペックを紹介です^^』
三重県の鳥羽港と愛知県の伊良湖岬の間にポツンと浮かぶ小さな小さな島『神島』
ぐるっと周れば約4キロ。
ボクが今まで巡ってきた島の中でも最小のリトルアイランド。
徒歩でも2~3時間もあればほとんど島巡りできちゃうんじゃないかな^^
・・・でもね?
じっくり見れるから最高ですぜ!
今まではスクーターやキックスケーター。はたまた電動カートで島を巡ってきたけれど、
本当にその島を見るのなら『徒歩最強!』
これは誰にも文句は言わせない事実だと思いますよ^^
さて、たこカツバーガーとビールと潮騒の最強ランチを過ごしたオイラは次へと歩き出す。
第565話、神島物語すたーとです☆
古里の浜という浜辺で癒されまくったオイラは、本家本元現役の神島中学校へとやってきた^^
すると、入り口っぱたに、へんてこりんな建物を八犬伝です!里見です!
電子きじゅんてん?
GPS(もしくはGNSS)を介して国土の測量や地殻変動などを知るために重要なポイントだ。
日本各所に1200以上設けられてるらしいよ^^
地震大国の日本としてはなくてはならないものですな。
でも看板とか無いと~、ただのモニュメントじゃね?って思っちゃうっすよ^^;
いや、まあ・・・別にこれは地味でいいと思うけどねw
地震予知とかの影の立役者だったりもするからそっとしておこうぜw
さっ!次へ次へといくぞー^^
がっこーから歩いて数分。ニワの浜ってところに辿り着いた。
この本をモチーフにしてるような看板は何?
この神島。観光スポット的場所には、こういった説明案内板が各所に設けられてるんだ^^
『この土地の由来や説明』とは別に、三島由紀夫の小説『潮騒』の中から文章を抜粋して案内板に記載されてたりするのね^^
っちゅーことで、小説『潮騒』で紹介されてるこの『ニワの浜』へとオイラも行ってみることにした^^
なんか・・・猫っぽい岩があるう!
オイラも真っ先にそう思ってさ、もっと近づいて猫岩(勝手に命名)を見てやろうとしたんだが・・・
風がめっちゃ強くてやめちゃったw
(だって・・・コンクリの階段は斜めってるし・・・足元が砂で滑りやすいしー・・・意外と階段の高さがあるのですよ^^;)
ニワの浜を遠目に満喫し先を急ぐ。
目指す次の目標は、どうやらここから階段を登った先にあるらしいーーー
ここから400㍍くらい登ったところに、今回この神島で訪れてみたいと思った場所があるのだ。
レッツビギン!れっつらゴー!
---登ること数分
おいらの周りをぐるぐると、ふわふわしたものが飛び回る。
こっちが逃げようとしても追いかけてくるのだ^^;
亡霊?
ハチ?
蚊柱ですかな?あれって逃げてもとことん付いて来ますよねw
いやハチでも蚊柱でもないから^^;ましてや亡霊とかやめてくれよ^^;
えっと、そのふわふわまとわりついてきたってのはコレです。
蝶々の亡霊ね!
そう、蝶々のぼう・・・ちがうわボケw
この子がぐるぐるボクの周りを飛び回っては先に行き、
ボクが追いつくとまたぐるぐると飛び回るのだ。
まるで誘ってるみたいね♪
最後には疲れちゃったのか地面に止まって
『べ、別に写真を撮ってもよくってよ?(ドヤッ!)』と言わんばかりにポーズを決めてくれましたよ^^
この蝶々の名前はなんでしょうかご主人様
この時点じゃ分からなかったなあ。ま、追々分かるんだけれどね☆
わがままなモデルさんの撮影会が終って道の上を見上げると、木々の間に青空が広がっていた。
どうやら目的の場所はすぐそこのようです。
ボクは蝶々にバイバイして残りの道を進んだのです。
---そして
やってまいりましたよ『監的哨跡』!
かんてきしょうあと?
なんなんすかソレ
この監的哨ってのは、大戦時、旧日本陸軍が砲弾の着弾点がしっかり意図したところに到達できたのかとか確認作業を行った場所なんだよ^^
それが取り壊されずに残され、この神島の観光スポットにもなっているということですぜ^^
といいますと、ゆうに80年を越える立派な戦争遺構ということですな。
ぶっちゃけ廃墟ってことっすねw
まあな♪ そしてそして、ここは映画化された『潮騒』でのロケ地でもあったりする。
嵐の中にずぶ濡れの男と少女。冷たい廃墟に2人きり。そして焚き火を間にしての互いの気の高ぶり。
ほぼ裸同然の少女が放った言葉
『その火を飛び越して来い!その火を飛び越してきたらーーー』
躊躇無く飛び出す男。そしてーーー
って、くううううううううううッ!
その先のシーンも詳細に説明してくれませんかお願いしますハアハア・・・(興味深々
これこれ^^; ま、でもそのシチュエーションええなあ~♪
ベタな感じだけど、そういうのいいわね^^
そもそもベタとかお約束のシチュエーションってのは先人が作り出したから我々がそう言えるだけなんですがね^^
そういうことだ。昔の書き手が描いた世界観を後人のおいらたちが幾度と無く踏襲(とうしゅう)してるからこそなんだよな。
ま、さっそく巡ってみようじゃないか!
(ここは建物内閲覧可能です☆)
無骨で冷たいコンクリ造りだけれども、そこから見える景色は温かい自然。
四角い窓がまるでファインダー。
そこから切り取られたロケーションは最高の一枚かもなあ^^
大して大きくも無い建築物だけれど、色々と探索開始ですぜ!
2階にも上がってみようか^^
階段の途中に張り付いていたここの住人にご挨拶!
2階も特に何も無いのだけれど、吹き込んできた雨で作られた水溜りに光が反射して、冷たいコンクリの壁に水面の影が写り出されていた^^
さ、ここまで来たなら屋上まで行ってみよ!
青空に向って望む外階段。ゆっくりじっくり踏みしめながらも上った先はーーー
伊勢湾と太平洋を遠望出来るとても素敵な場所でした^^
---続く☆
ここまで読んでいただきまことに感謝^^
次回でいよいよお食事登場。この神島編『は』クライマックスです。
『は』ってことは他にもあるってことっすか?
内緒じゃぼけーw
サブブログのほうに『廃村さーくる番外編』を書きました。
http://sinn-niwakunoakuma.blog.so-net.ne.jp/2013-05-01
暇な人は覗いてやってくだされ~w
ちょいのりさん、
今回は、深い。
潮騒の重要なシーンまで誂えて、深いです。
それにしても、神島。
ちっちゃいですね。
by kiyo (2013-04-30 16:02)
伊良湖岬のすぐ向こうにこんなドラマがあったんですね〜
by いそいそ (2013-04-30 16:17)
思い出すなぁ 「潮騒」のシーン☆
まだ子供だったからドキドキしたなぁ(謎)
by 獏 (2013-04-30 16:46)
チョウも ガの仲間ですけど
蛾に近い種類に見えますね。
by サンダーソニア (2013-04-30 17:23)
蝶ちょはルリタテハですね。
綺麗な蝶ですよね^^
潮騒を思い出すと胸キュン!としてしまいます(笑)
by 美美 (2013-04-30 18:27)
モモエちゃん、若いっす(・∀・)
by motosoft (2013-04-30 19:45)
その蝶は誰の生まれ変わりなのでしょうね。
ちょいさんを誘うとはなかなかやりますな。
カルスト地形がここにもあるとは。
山口しか知りませんでした。
by まめ (2013-04-30 19:49)
百恵ファンクラブ会員番号670番でした。結構早い時から入ってたのさ。それがちょっと自慢。
by コンブ (2013-04-30 21:03)
今回は蝶の案内だったんですねぇ^^
確か過去にはにゃんこの案内もありましたよねぇ(*^_^*)
監的哨からの眺め最高ですね\(^o^)/
by ニッキー (2013-04-30 21:31)
私も思わずハァハァ・・・(爆)
by 銀狼 (2013-04-30 21:44)
素晴らしい!
見所満載ですなぁ~
小さい島だけにじっくり見れるところがいいです。
by 風太郎 (2013-04-30 22:45)
コンクリのそっけない建物なのに
意外ときれいに残ってるものですね。
意外といい材料使ってるのかなぁなんて
思っちゃいます^^
by みずき (2013-04-30 23:13)
周囲4キロですか…自分は1.2キロが…(-_-)ニヤリ
そのちょうちょはワタクシが放った監視員です(・囚・)ノ
by 下総弾正くま (2013-04-30 23:13)
久しぶりに百恵ちゃん見た^^。
食事が気になる僕です^^;
by DEBDYLAN (2013-05-01 00:19)
おはようございます。
良い雰囲気で盛り上がります・・・自分では此処まで細かく観察しないと思うので。
楽みは続く・・・です。
by YUTAじい (2013-05-01 06:45)
次回の冒険は、それではM38君でシュパツしましょう(^^)
ソネブロが重たいのか、ネット環境が重たいのか・・・本日はniceのみにて失礼します。
by 駅員3 (2013-05-01 07:18)
戦争遺構というのに、綺麗な外観ですね。
ちゃんと整備されてるんだろうな~
by しきみ (2013-05-01 09:01)
蝶が案内してくれるなんてちょっと神秘的。
ずっと行動を共にしてほしかった気もします。
by みぃにゃん (2013-05-01 10:20)
潮騒のあのシーンは監的哨だったんですね。
何故か僕は灯台だと思い込んでいました。
因みに僕は百恵ちゃんと同い年です。
by johncomeback (2013-05-01 14:18)
またまたたのしい旅行記ありがとうございました。
by ひでほ (2013-05-01 16:49)
久しぶりに見たら、最後のブログ紹介機能って何!?
そこに食いついた(笑)。
by てんぽく (2013-05-01 22:10)
戦争の遺構が、長い年月を経てもそんなに綺麗に残っているんですか。。。驚きです。
荒れることなく、これからもしっかり残しておいてほしいものです。
by さといも野郎 (2013-05-01 22:31)
娘は遅くても22時半に寝るために 宿題は早めに終わらせるのが日課です。
by サンダーソニア (2013-05-02 08:12)
電子基準点!知らなかった~!!為になりました~!!
by macinu (2013-05-02 09:20)
海がきれいですね〜
階段 しんどそうだけどね
by ねこじたん (2013-05-02 10:37)
「潮騒」の舞台になった島だったか...
そっちの方は、知りませんでした^^;。
by sakamono (2013-05-04 14:49)
昨日は、お疲れ様でした
子供の相手、大変でしたね、私も子供好きです
by koh925 (2013-05-07 19:57)
楽しいブログですね^^
私も 先日 行ってきました。
とても詳しく 紹介されているのでトラックバック お願いします。
by 言の葉 (2014-05-07 14:07)