第611話 思えば遠くに来たもんだ♪与那国島編vol⑥『勇気試しの洞窟(ティンダハナタ)』ハート勝負と空港がモクモク? [島旅]
『今度、与那国島に来るときは自分の好きな小説を何冊か持ってきてのんびり過ごすのをお奨めするよ^^』
これはアダンのご主人に言われた言葉。
・・・そうだよなあ~
ほんとそう思ったね。
せっかくの4連休をいただいたと言うのに、ボクは結局この島に1日しか滞在しなかった。
予備日を用意していたので、もう一泊することも可能だったのだが・・・
飛行機のキャンセル料金と天秤にかけてしまってそれもやめてしまった。
この話をされた時に、思わず『連泊』をお願いしてしまおうかと、喉元まで出掛かっていたのだがーーー飲み込んでしまった。
貧乏根性ここに極まれりです^^;
こんなに晴天が続くなら、台風を想定した予備日なんてヘタレなことしなきゃ良かったと後悔しきりですよ^^;
今度来るときは、好きな漫画数冊持って牧草地や海が見渡せる丘でのんびりするんだ~^^
(小説じゃねーのかよ)
さて、ヌーディストビーチで泳いで股間も体もヒンヤリした主人公ちょいのりは、
(えっと・・・ここでの遊泳は基本おすすめできないそうです^^; リーフ内ならまだいいですが、なんでもリーフの外は潮流が早いとか)
スマフォの時計を少し気にし始めたようです。
なぜ時間を気にしているのかと問われればーーー
第611話、与那国島物語スタートです^^
いや~いい湯加減だったぜ☆
ここは風呂か
いや、結構温い感じだったのよw 温めの長湯ですっかり時間を費やしたことに気づいて慌ててトウカイテイオー号の元へと戻ることにしたオイラ。
帰り道は小枝を杖にして海岸線をジャブジャブと突っ走る。
なんせ砂に足を取られたり岩場の滑り(時にはトゲトゲ^^;)で思うように進めなかったからねえ^^;
おかげでサクサクと戻ることに成功した^^
さあ!ここからは再び周遊道路に戻ってひた走るのみですぜ☆
少し曇り勝ちになってきた天候に不安を感じながら走っていると、脇道にいかにも遺構のような物件を発見!
これは寄り道せねばとバイクを寄せた。
んっと・・・小さくて読みずらいけどォ・・・
『グティクチデイ』って書いてあるっすね。---これって何?
『グティクチデイ』
これは簡単に説明すると『昔の監視所』みたいなものかなあ^^
江戸時代後期になってくると、外国の船舶の往来もここいら辺はより頻繁になった。
貿易船ならばいいのだが、中には悪さを働くような船も出てくる訳ですよ。海賊まがいの船籍とかな。
そこでこの与那国島を含める先島・八重山などの沖縄本島南方の島々に『18ヶ所』の遠見番所という監視所を設置したんだ^^
そのひとつがこのグティクチデイらしいよ。
波照間島編でも同じようなのがあっただろ?
そんなんもう覚えてねーっすよw
(波照間島の“コート盛り”ってのが、その1つ^^)
この島『5個目』のテキサスゲートを慎重に越えて
出発地点である『祖内地区』を目指す。
この時点で少し曇ってきたのが気がかりではあったがーーー
途中、お墓ばっかりの道にビビリつつもーーー
なんとか祖内地区の中心部までは戻ってきた。
これでとりあえずの『グルっと一周』は達成。
ということで、
二回目の水分補給をしつつ、今後の予定を残りの時間と相談したのである。
時間を気にしてるのは、つまりはアレでしょ?
夕日が見たい!
正解。そのとおり^^ 日没の時間には最西端の碑のある西崎に居たいしな。
とはいえ自分が思っていた時間と距離の感覚より実際はかなりの余裕があった。
それならば、もう一箇所くらい巡ってないところに行ってやろうと地図付きのパンフレットを原付の腰掛に広げたんだ^^
出来れば西崎と祖内地区に近いところ~近いところ~・・・
ーーーーーーすると
んお!? 『勇気試しの洞窟』なるものを発見伝です。里見です!
洞窟?
観光用の洞窟とか、夕方早くに閉館してしまいそうな気がしますな。
ってゆーか、おっちゃんに一番似合わねーな勇気試しとかw
まあそういうなって^^ ちっぽけな勇気しか持ち合わせてないオイラだが、ハート勝負しに行こうぜ!
国道から逸れて向った先を見上げて少し驚いた。
この島に降り立ってから気になって気になってたあの切り立つ山へと道が続いていたからさ^^
ちゅーことは、あの山に勇気試しの洞窟が?
日が落ち始めたのと、うっそうと茂った木々に囲まれていたからなのか、多少肌寒い感じの上り坂を進むとティンダハナタに到着。
どうやらここからは徒歩のようである。
ちょっぴりドキドキしつつも突入です!待ってろ洞窟ぅ~☆
いかにも南国って感じの植生の小道をわしわしと進む。どこじゃ~洞窟ぅ~♪
途中『サンアイイソバの碑』を発見。
サ・・サンアイイソバ?
なんでも昔、この与那国島を治めていた女酋長だそうだ^^
大柄で腕っ節も強く、兄弟と共にこの島を守ってきた英雄。
どうかオイラに勇気を与えたまえ!と、手を合わせてお祈りしつつも先へと進む。待ってろ~洞窟ぅ~♪
するとようやく洞窟っぽい雰囲気をかもし出してる場所へとやってきた。
この先にあるのか勇気試しの洞窟ちゃん☆
だが中々それらしいものが出てこない。聳える岸壁のところどころに穴があいているのだがーーー、勇気の二文字には程遠い感じ。
するとベンチのようなものを発見。つかれたので勿論座ります!
おじいちゃん疲れたんでちゅかぁ~w
座ろうと思ったんだが腰を浮かしてそこからの景色を眺めちゃいましたよw
だって遠くを見渡せる展望台みたいな場所だったんだもの^^
さ、時間も時間だ先にいくぞ!
お、なんか雰囲気でてきたっす
だろ?歩道に覆いかぶさるように絶壁が飛び出してるのだ。言うなればオーバーハングってやつかね?
こんな道ばかりじゃ上から岩でも落ちてきたらと思うと結構怖いわよね^^;
だよな。だからレンタルバイクのメットをそのまま被ってきたよお・・・
勇気もへったくれもねーなオイw
安全第一です☆
勇気なんて飾りですよ~♪
---と言ってる間に
歩道の終点です^^;
え?ど・う・く・つ・は!?
多分この絶壁が覆いかぶさった道が洞窟のようだねえ。
まあ勇気も充分試したし、そろそろ戻ろうか^^
試し・・・たかなあ?
時計を見やると、日没までにはまだ余裕があった。
とりあえずのんびりと西崎へ向う。
途中、小沼があったので立ち寄りもしたがーーー
6時間ぶりの再会、西崎に到着です^^
待ってろ夕日ちゃん☆
そして予めめぼしをつけておいた灯台裏手のベストビュースポットへとレッツゴー!
手すりに手を掛け向こうを望んだのだ。
あらあ・・・w
曇ってるしガスってますなw
いやいやいや。まだ日没までには時間がある!
やられたらやりかえさない、平常心だ!と、心を落ち着かせ(いや結構この時点で気落ちしまくり^^;)
しばらく周りをブラブラして時間つぶしです^^;
すると5時を越えた頃ーーー、防災放送があたりに鳴り響いた
『ガガ・・・本日・・・公民館にて・・・ガガ・・・による・・・説明会がとりおこなわれます・・・。
みなさんお誘いの上・・・おこし・・・ください・・・ぴいー・・・・ガガッ』
よく聞き取れなかったんだけど、どうやらこの島の自衛隊誘致に関する説明会のようだった。
色々と大変そうね。
この話は宿屋のご主人とお客さんを交えて後々話すことになるから今は伏せておこうか^^
だいぶ日も傾いてきたので、そろそろ陣取りに行きますかねベストビュースポットをw
ああ~ん・・・あんなに晴れてたのにい・・・
今回は前半の天気に全部ウンを使っちゃったみたいね^^;
結局、日没までだいぶ時間を残して雲の向こうに夕日が隠れちゃったよおお・・・
この最西端から水平線に沈んでいく夕景を眺めたかったのにいいいいいいいいいいいいいっ!
いやちょっとまってくださいご主人様。
何さ?
夕日が沈むのは台湾の向こう側ですよ?
え?あそーか。元々水平線には沈まないのかw
晴れていれば台湾の山々に沈む夕焼けを望めたのかもしれませんな^^
こればっかりはしょうがないよね^^;
またいつかここでと心に決め(本当かよ
お腹がすいたしさっさと宿屋に帰る事にした。
与那国空港手前の長い長いストレートの道を走っていたところ、後ろから原付に乗った女性がボクを追い抜こうとした。
いや、追い抜くのかと思ったらボクの横に併走して声を掛けてきたのである。
見たところ島で生活しているお母さんみたいな感じの方。
『なんか空港の先がモクモクしてない?』と指を差しつつボクに教えてくれる。
え?どういうこと?
そう言えばさっきから焦げ臭いなあ~とは思っては居た。
その指摘の先を見てボクはビックリ。
『ええっ!?なんか空港の方が真っ白ですね^^;』
『火事かな~(ニヤリ)』とだけボクに返したお母さんはフルスロットルで先へと行ってしまった・・・
お母さんは親切に教えてあげたかったってことかしら?
う~んよくわからん^^; しかも去り際にニヤリとしてたのがなんとも^^;
とはいえ空港に近づけば近づくほど白煙の濃さが増していった。
これはもしかして・・・飛行機の墜落か何かか?と空港へと向ったのだ。
するとーーー
空港の建物自体は健在だったが建物の先、滑走路の終点の方から白煙がモクモクと聳えていたのが見えた。
これは増す増す『墜落事故』か『某国に無人戦闘機に撃墜でもされたのか?』と、ドキドキしながら原付を走らせるオイラ。
ええやだ怖い
空港の滑走路の終点付近に到着。
でもフェンスの中からでは無かったようだ。
ということは・・・この先の民家にでも不時着!?
もしくは墜落!?
大惨事じゃねええかあああああ!と、煙で視界と呼吸を奪われつつも大元である現場へと向う!
するとーーー
空港脇の民家の庭で野焼きしてただけだった(テヘペロ☆)
でも焚き火レベルじゃないですねえ・・・^^;
なにこの物体は
なんだろなあ~。この火のそばで牛さんがのんびりしてたから(2メートルくらいしか離れてないのよ牛さん^^;)
あの牧草をぐるぐると巻き取った大きなロールでも焼いてたんだろうかね^^;
あっ!?もしかしてさっきのお母さんはこれを知ってておっちゃんに伝えたんじゃね?
ええ~!?
去り際にニヤリとしていたってのにも合点がいきますなw
島の人のお遊び心だったのかもねw
こんな壮大なドッキリは勘弁してくれよ~もーw
とはいえ何も無くって良かったです(良かったのかな?)
さて次回は『夕食と自衛隊論議と、そして星空ドライブ』です☆
ここまで読んでいただきありがとうございました^^
一旦昼飯食いに行ってから皆のところに久しぶりに訪問しようかと思います^^
by ちょいのり (2013-09-26 14:51)
展望台からの眺望が良いとこありましたね。
素敵でしった。
ハイビスカスの花が咲いてましたね。南国かな?
by ryuyokaonhachioj (2013-09-26 17:54)
夕日残念でしたね。でも充分素敵な風景だし、
その日最西端にいたって事実が重要ですよね。
僕も貧乏性でキャンセルとかできません(笑)
by johncomeback (2013-09-26 18:06)
なんか すっごい満喫してますね〜
旅 いきたいな〜
by ねこじたん (2013-09-26 20:12)
えぇなぁ~☆
どこを取っても切っても南国の島!!!(^w^)☆
これで匂いつきならいうこと無し(爆)
なんだか一人旅したくなってきた・・・・・(@@;)))
さて ディナーは何を?????☆♬♬♬
by 獏 (2013-09-26 20:26)
夕日は故郷にも有るじゃないですか、西伊豆は夕日の郷ですからね、これからの季節はさすがは夕日百選に選ばれただけのことはある夕日が見れますよ。
by 馬爺 (2013-09-26 21:05)
一人旅、良いっすね
本当に南の島って感じでとても良いっす。
私、一人旅したことない・・・・(^_^;)
by K-ya (2013-09-26 22:16)
勇気だめしの洞窟よりもその横の酒造所が気になります(笑)
しかし,空港のすぐ横で野焼きだなんて!!!
いいですねぇ,時間がゆっくりと流れている感じが(喜)
by 唐津っ子 (2013-09-26 22:50)
スクーターで気持ち良く島を回られてますね。気持ちいいがろうな。。。好奇心をそそられる発見が楽しいですね。d(^_^
by ナビパ (2013-09-26 23:19)
ちょいのりさん、
夕日は残念でしたね。
きっと、次に来る時には、綺麗な夕陽に出会えると思いますよ。
by kiyo (2013-09-26 23:38)
御無沙汰してしまいました<(_ _)>
地図がローカルすぎ(笑)
夕日は残念でしたね>_<
でも天使の梯子が綺麗綺麗♪
by sachi (2013-09-26 23:42)
「読みたかったあの本と」なんてプランで、素泊まり連泊プランをやってる温泉宿ありましたよ~^^;
…実はそこが取れたら逆に龍泉洞には行ってなかったんですがね^^;
…洞窟でウンコしてないですよね(-_-)ニヤリ
by 下総弾正くま (2013-09-26 23:52)
水も空気もきれいでいいだろうなと思いつつ
人が全然いなさそうなのがちょっと怖いです^^;
by みずき (2013-09-27 00:01)
大きな岩山があるのが意外です!
それにしても写真のそこここに見える「クワズイモ」都内で購入すれば15000円以上はしそうな大株が雑草のごとく(いえ…雑草なんですが…)生えていますね。
夕陽は残念でした…今度 屋久島あたりでオフ会しませんか?^^
by orange (2013-09-27 00:43)
「勇気試しの洞窟」ドキドキしながら読み進めて行ったのにw
水平線に沈むキレイな夕日♪は台湾の山に沈む夕日だったんですね^^;
by ニッキー (2013-09-27 00:44)
夕陽は残念だったけど・・・
天使の梯子キレイに撮れてるね^^。
by DEBDYLAN (2013-09-27 00:51)
気分的にはのんびり一人旅にでも・・・
と行きたいところなんですが、
そうもいかない状況になってしまいました^^;
by 銀狼 (2013-09-27 01:21)
おはようございます。
若さの・・・行動力素晴らしい、もう少し若ければ。
色々冒険出来たのに・・・。
カメラ前に・・・ため息ばかり、後悔始まりそうです。
by YUTAじい (2013-09-27 06:48)
今日も大笑いしながら読ませていただきました^^
何で?洞窟は?ドキドキしながら少しずづスクロールして行ったのに~これは無いでしょう(;_;)
ヘルメットも被って準備万端だったのに・・
結局洞窟はなかったの?
by viviane (2013-09-27 07:36)
今朝の異様に重たいソネブロさんは、私のPCだけでしょうか?
あまりにも重たくniceだけで失礼します。
by 駅員3 (2013-09-27 07:47)
この燃え方はやはり事故かなと思ってしまいますね!水分補給のコーラは格別ですね!^^;
by ソニックマイヅル (2013-09-27 08:43)
メットの正しい使い方ですねww
by サンダーソニア (2013-09-27 08:50)
モンシロチョウは、羽化が遅かったのでしょう、
これからは建物の陰、木の葉の陰などで越冬
する個体もあるようです。
by ryuyokaonhachioj (2013-09-27 09:23)
ご訪問&コメントありがとうございます^^
きれいな海...良い所なんでしょうね...いいな〜!
(^^)
ちょいのり様の活動範囲ハンパないですよね...(汗)
これで筋肉痛がなければ怪物ですよ(笑)
by alba0101 (2013-09-27 10:00)
洞窟よりも崎元酒造所のほうが気になりますw
夕日が見れないのは日ごろのおk・・・
いやいや、そういうこともありますよ。
# カメラは常に身近に置いてるのですけどね、何せ
# 一人でご飯をあげながら写真を撮るのは至難の業で、、、
by まめ (2013-09-27 11:50)
沖縄は昔・・・というより近代までは風葬が一般的に行われていました。
こういう鍾乳石のガマに安置されたんだよ!
ちょいさんの背後に、このガマから連れ帰った人が見える!!(゜ロ゜ノ)ノ( ; ゜Д゜)
by 駅員3 (2013-09-27 15:44)
空港近くで、あんなに白煙モクモクさせて離着陸に支障がでないんですかね~?
白煙の正体が野焼きだったとは、長閑な結末で良かったです(笑)
by ちゃめこ (2013-09-27 21:07)
夕焼けは見られなくても、雲の間から差す光が、海を照らす様子も、なかなか見応えがあって、美しいです^^。
by sakamono (2013-09-28 13:33)
1泊だったのにスゴイ満喫されててびっくりです(≧∇≦)
by あびまま (2013-09-28 14:17)
ブルーマーリン いいなぁ~
本物 釣りたい(^^ゞ
by DON (2013-09-28 18:25)
1日の滞在とは思えないくらいの、行動力が。またきっと行く機会があると思いますので、その時の楽しみをとっておくのもいいのかも。
by youzi (2013-09-28 22:19)
日が沈む台湾方面にいました♪
一気にここまで読んできましたがすごく満喫してますね〜
by 麻小桃 (2013-09-29 00:20)
すごいたき火ですね~!!この辺でやったら間違い無く消防出動です~!(^o^)v
by macinu (2013-09-29 16:59)