第646話 カゲロウの向こう側へ 加計呂麻島編☆vol②『虹色の浜辺!?震洋隊基地跡』 [島旅]
『磯場より砂浜』
『黒砂利の浜辺より白砂の砂浜』が断然いい!と思ってた。
もしくは少し特殊で珊瑚のカケラの浜辺かな^^
なんてったって海辺と言えば水着のおねーさんがいかに映えるかがボク基準ですからねw
でも今回、『それ』は覆ってしまった。
まさかこんなところがあるとは・・・
第646話。見てください^^
ひと通り安脚場を見終わったオイラは、一路、加計呂麻島の北側へ舵をとった。
安脚場が最初に行きたかったところだが、次に行きたいところはこの島の『北部方面』なのだ。
時間も無いし(フェリー乗り場と安脚場の往復だけでも滞在時間の3分の1を要した・・・^^;)
サクサクッとかっ飛ばす(法定速度で☆
時折ビーチを横目に見つつも進みます^^
---アンキャバから駆けること一時間弱
震洋隊基地跡なる看板を発見!
震洋隊基地???
正直、自分の目的地はこのもっと先なので、ここに寄ることは時間的に悩んだ。
どうしよう平八郎ってくらい悩んだ。
(たぶんこの人は・・・大塩平八郎とかけたつもりなんだろうな・・・)
でもでもやっぱり見てみたい☆ってことで、この震洋隊基地跡へ行くことにしました^^
(当初の予定には入っていません)
国道から逸れて進むこと5分くらい。駐車場を見つけたのでそこにネコパンチ号を駐車。
どうやらここからは徒歩でしかいけないようなので歩いてレッツニャー。
『震洋隊基地跡はコチラ』って言う道順にしたがって海沿いの遊歩道を歩く。
・・・歩くのだが
木々の向こう側にチラホラ見える海辺に、
ええっ!?
っと、声を出してびっくらした!
体が勝手に動き出すってこういうことなんだろうね^^
---いつのまにか思わず道から外れて飛び出してた。
ええっ!?なにここ!
コバルトブルーの海なら沖縄とかでよく見たけど、
浜辺の色から海にいたるまで虹みたいなグラデーションで素敵なところね♪
だよな? オイラ度肝抜かれちゃったよ!
まるでアホの子みたいに
わー・・・わー・・・わー・・・すげえ・・・マジかよ・・・
って、ただひたすらに圧倒されまくってた^^;
ここに来て、大正解だったのである^^
(くやしいのが、なぜかピンボケ写真しか撮れてないことに後で気づいたことですかね^^;
正直、後で泣きそうになったよ、上手く撮れてなかったことが^^;
でも少しくらい伝わってくれたでしょうか?)
世界の自然も凄いけど、日本の自然もすごくね?
日本恐るべしw
虹のような浜辺に圧倒され、その余韻に惚けながらもイカンイカン!と道へと戻るオイラ。
なんせオイラには時間が無い。
そしてーーー
海沿いの洞に一隻の船を見つける。
コレがいわゆる『震洋』
つまりは戦時中の特攻船だ。
なんとなく・・・分かるけどォ、震洋って何っすか。
簡単に説明すると、モーターボートに爆弾や銃器を積んで、
敵の船に体当たりしてやっつけるってことだ。
つまり戦死前提の攻撃兵器ってことだよぎゃる魅。
・・・
ある意味『最悪の兵器』なのかもしれないな。
だからって兵器に良いなんてないけどね。
そうだよな。願わくばこんな兵器が二度と日の目を見ない世界を願いたいところです。
とりあえず知っとくことも大事と言うことで、この震洋をじっくり観察することに^^
せっかくなら後尾部位も見てみたいと、洞との隙間に入り込んでみようとしたんだが・・・
いくら元々身長低くて最近痩せたとは言え、その隙間にもぐりこむのは無理でしたw
ひと通り見て、更に先へと進んでみるとーーー
また洞窟!
基地って言ってるだけあって、同じような洞がいくつもいくつもあるわけだよ。
ご主人様の地元の伊豆も(静岡県伊豆半島)、この手の洞窟跡が結構ありますな。
戦争末期には、日本各地の海沿いにたくさん同じような洞がつくられたそうだね。
時には住民を強制移転させて造ったりもしたそうだ。
せっかくだし中に侵入☆
もちろん手掘りなんだろうけれど、地元の人夫を雇って掘らせたりしたところもあったそうだ。
何に使われるかは伏せたままな・・・。
その後はいくつか中に入ったりしてみた。
埋まってるものも何個か。
冗談じゃなく、真面目に当時はどうだったんだろ?どんなキモチだったんだろうと、思いを馳せながら散策したよ。
すると遊歩道がある程度来たところで『途切れてしまった』
でもまだ先があるみたいなので行ってみることに。
すると道らしい道が無くなったところで、海岸へと抜けているような藪の切れ目を発見。
いざ出陣っす^^
そしたらまだまだ震洋艇に使われていたであろう洞がいくつもあった。
多分、ここも遊歩道の続きなんだと思うけれど、浜辺に立っていたであろう案内板も横倒し。
よーく周りを見てみるとーーー
薄っすらと地面が濡れていた。
潮の満ち引きで、ここに行けたり行けなかったりな場所なんでしょうかね。
どうなんだろうな。でもまともな道はなかったねえ。
そんな忘れ去られたような場所っぽいにもかかわらず、
いままでで一番、立派な感じの洞が目の前に現れた。
---せっかくなのでここも突入^^
ここは入り口のコンクリもしっかりしていて、
奥行きも他より多少あった。
そして、入ってきた入り口を振り返るとーーー
グラデーションなカケロマブルーを切り取るような、何ともいえない素敵な景色だったよ^^
(あとでパンフレットを見て、丸々同じようにココのこの景色が紹介されていたことに気づく。
確かに広角でキレイなカケロマブルーもいいけれど、
こういう洞というファインダーで切り取られた、一部を見せ付けられることで、何があるんだろ?とか、この洞窟の先の海はどんなになってるんだろう?見てみたい!と興味を持たされるよね~^^)
この素敵な海と浜辺のグラデーション
『カケロマブルー』の正体は、
実は赤味がかった砂利浜に、海藻類が植生したことによる自然の素敵な演出だったみたいだね^^
自然、マジすごいっす☆
寄り道大正解だったでござる^^
・・・とは言え、
ボクはまだまだ足りてないのじゃ!
なんせこの先にもまだまだ目的としてる場所がごまんとあるのだから。
奄美大島と言うより『加計呂麻島』に行きたいって明言していたのもそういう理由っすよ^^
震洋隊基地跡を出ること数十分。
ようやく加計呂麻島のもう一つの玄関口である『瀬相港』を通り過ぎた。
この瀬相港。奄美大島の古仁屋港から出るフェリーの加計呂麻島行きのもうひとつの着岸港だ。
要するに奄美大島~加計呂麻島間は、生間港と瀬相港の二つのルートがあるってことですな^^
そう。そして時間帯によって生間か瀬相。加計呂麻島の南側か北側かって感じになってるのよ^^
当初の予定では『北部の玄関口・瀬相港』のつもりだった。
でも正直、奄美大島の大きさを舐めていたことによって、
今回は、『南側の玄関口・生間港』になってしまったというのがーーーー
本当の経緯だったりです^^;
そういうことだったのかw
ここからは、ひたすらリアスな海岸線を北へ北へと突き進んでた。
でも全然、目的地までの距離が縮まらねー^^;
人間の腸と一緒だよな!
たった数十センチの範囲で収まってる腸も、
うねうねとまとまっているからであって・・・
いざその腸を真っ直ぐ伸ばしたら7~9メートルもある。
それと同じでうねうねしたリアスな海岸線がオイラの行く手を阻んだということですぜ。
この加計呂麻島が、面積の割りに海岸線がやたらと長いことに気づくのが遅かったようです(もしくはリサーチが足りなかった^^;)
結局、道半ばーーー
帰りの岐路も考慮してギブアップと相成ったのでありましゅw
結局、安脚場と震洋隊基地跡しかまともに行けなかったじゃんw
さすが厄年!古来からのガンダム(言い伝え)は伊達じゃない!
計画性が無いだけっす☆
---現在時刻、フェリー乗船時間まで残り25分。
なんとか生間港の近くまで帰ってきた。
(ぶっちゃけ瀬相港からなら、もう1時間ほどのんびり奄美大島に帰ることが可能だったりもする。
た・だ・し・!
ここまで来るのに3時間半以上かかった道のりを考えると・・・
自分のホテルに辿り着くのは何時になっちゃうんだろ・・・ってことなんですw^^;)
ここまで走ったことでようやく地理と時間を把握。
チケットも既にあるしフェリーにはサッサと乗れるだろう。
原付ならここからフェリー乗り場へと数分で着くと見込んで、道すがらに
妙に気になってた砂浜へと寄り道した^^
それはーーー
ココッす^^ 『スリ浜☆』
アンキャバへの道すがらでとても気になっていたところです^^
珊瑚のカケラが混じる、加計呂麻島屈指のメジャーなビーチだそうです^^
冬場で人はいないけど、キレイなとこねえ^^
素敵な浜だ・・・(ゴクリ
ん?
まさかこんなキレイな浜辺を汚す気!?
もうヤメテヨ! 自分の私利私欲の為に
こんなキレイな浜辺に
いつものお約束するのは!w
ああ。流石にここまで島旅をしてきて、
いつもいつも心にチクチクとささっていたのだよ。
浜辺を見つけるなり、自分の名前を残して去るだなんてな!
廃墟の落書き。
ガキのスプレーアートとまるで一緒じゃないかと!
・・・そりゃ~、波打ち際でやることだから、
波がキレイに消してくれることだし、
基本的にはエコだし問題ないっちゃ無いけれどw
っということでえ~
オリジナルパーカーで
『ちょいのり参止!!』っす^^
(総額5000円☆ ボーナス出たからってネタで製作・購入して、ちょこちょこ着てたんだけど、
意外とコレ見た居酒屋の若いバイト君には好評だった^^;
・・・なんでや?w)
読み方は『ちょいのりさんどめ!』
意味は“ちょいのりがここに参って(まいって)止まった(滞在した)証し”
コレなら自然も傷つけずにエコだろ☆
と、言うか・・・そ、そんな意味があったのか
いや後付設定でしょ絶対w
とは言え、なんだかんだで島旅シリーズの第二弾(式根島)からやってるお約束です^^
珊瑚にK・Yって悪戯書きする誰かさんよりは良いと思わないかい?w
ここまで読んでいただきありがとうございました^^
後日、皆さんのところへとお返事したいと思います☆
(なんか今日は、スカ〇マークエアラインさんの機内誌で、オイラのお店の記事を載せたいってことで撮影の日でしたよ^^
利用したことは無いのですが、
今度刊行されるらしい春先にでも、一度利用して島旅とかしてみたいかなあ~なんて思ってます^^ ・・・極秘情報だよ?w)
マングローブですね。南の島ですねぇ。
それにしても”体当たりしか方法が無かった”その時代に生きた方々のことを思うと心苦しいです。
その犠牲の後に繁栄に生きるものとして。
やはり繰り返してはいけませんね。
by orange (2014-01-21 13:39)
ちょいのりさん、
おぉー、今回のラストは、「ちょいのり 参止」とは。
そして、新しい読み方まで。
感激、いや、驚きです。
そして、また、次の島旅が気になります。
その前に、廃墟サークルの続きを!
by kiyo (2014-01-21 14:36)
こんな洞窟の中にハブなんかは居ないんですか?
暗くて見えないところの湿った場所に入るそうなんですが、それにしても綺麗な海ですね。
特攻隊は空だけでなく海にも有りましたね、回天等もこれと同じですが回天は潜水艇なんです。
by 馬爺 (2014-01-21 18:13)
海が綺麗だねぇ~☆☆☆正に離島。。。
でも震洋の姿を見ると凄く物悲しい。。。
しかし「ちょいのりさんどめ」パーカー☆
爆笑しましたゾ☆
私も欲しい☆
限定で売りだしてちょ♬♬♬(^w^)
by 獏 (2014-01-21 19:10)
いや~、しかし、発見に次ぐ発見ですね。
グラディションの海というのは、昔一度グレートバリアルーフの島際で見たことがありますが、加計呂麻ブルーを取り囲む景色、まさに、ここまでいかないと見れない超絶の景色ですね。
参止、ナイスです。
by 足立sunny (2014-01-21 19:35)
カケロマブルー、しっかり伝わってますよ!^^
なんまら綺麗過ぎです^^
それにしても、ついに自分のキャラクターの商品を
作ってしまうとは・・・恐るべし(笑)
by 銀狼 (2014-01-21 20:46)
めっちゃ綺麗なブルーのグラデーションですねぇ(@_@;)
こんな綺麗な海の側に『兵器』・・・(*_*)
ちょいのりさんパーカー、スゴイです\(^o^)/
by ニッキー (2014-01-21 21:36)
「さんどめ」いいです。
こち亀作者秋本治さんの旧ペンネーム
「山止たつひこ」を思い出しました。
by ☆KEY (2014-01-21 23:54)
グラデーションの海と海岸独り占めですか.
いい景色に出会われましたね.
商売繁盛ですね.
働いている方は,さらに忙しくなりそうですが,
頑張れ~!!!
by 唐津っ子 (2014-01-21 23:58)
美しい!
こんな場所があるもんですね~
そんなところにも戦争遺構・・・
でも目をそむけるわけにはいかないですね。
今も昔も日本って馬鹿な国はやってることは変わらないと感じてしまいます。
テイノウ首相といい、都知事に立候補している前頭葉が麻痺した老人どもといい・・・
こんな素晴らしい景色がいつまでも続いてくれることを願うばかりです。
by 風太郎 (2014-01-22 00:23)
ミーハーな僕は、
どうしても海の青さに惹かれてしまうんだなぁ^^;
by DEBDYLAN (2014-01-22 01:36)
南の島はいいですね。海がキレイ!
by youzi (2014-01-22 08:20)
犬も歩けば棒に当たる
ちょいのりさん、走ればマングローブとコバルトブルーの海に当たる
でも震洋隊基地跡はちょっと怖いですね
by koh925 (2014-01-22 08:46)
おはようございます。オリジナルパーカーがナイスですね!^^;
by ソニックマイヅル (2014-01-22 09:38)
加計呂麻広いし、土砂崩れで通れないところもあったりするので、バイクで回るのはいいかも...
それにしても、『オリジナルパーカー』かっこいい!
by 島酔潜人 (2014-01-22 09:50)
海が好きです。
自然の姿が好きです。
LET IT BEE
大事にしたいです。
いつまでも。
by lamer (2014-01-22 18:26)
何の気も無しに入った場所が大当たりなとこだったりすると、心の中でガッツポーズしちゃいますね(o・囚・)┘
by 下総弾正くま (2014-01-22 21:22)
うちもオリジナルパーカー作りたいな~
って 最近 パンフレット取り寄せたりします(笑
by (。・_・。)2k (2014-01-23 03:52)
予想外、想定外?寄り道ほど楽しいことはないですよね。^ ^
ほんとレインボービーチd(^_^o)
裏腹に戦時の跡。。。考えさせられます。
by ナビパ (2014-01-23 05:51)
カケロマ・ブルー、見たい!
やっぱり脇目も振らず直進すると、見逃してしまうモノが多いんだなぁ。
オリジナルパーカー素敵です(笑)
by johncomeback (2014-01-23 07:38)
おはようございます。
戦争遺産が点在してるんですね・・・海の素晴らしいさと対照的で、心痛みます。
また冊子に掲載されると、忙しくなりますね。
by YUTAじい (2014-01-23 07:50)
おはようございます。こういう離島だからこそ戦争の傷跡も残っていたりしてるんでしょうね。都心ではもう石碑ぐらいなのかな~?
ちょいのりパーカーカッコイイです!!
by みぃにゃん (2014-01-23 09:31)
寄り道の誘惑、ついつい引き込まれますね
洞窟から見る海、綺麗ですね
by さる1号 (2014-01-23 10:48)
景色のきれいなところですね。
ちょいのりさんどめ 最高です。(笑)
by K-ya (2014-01-23 10:50)
さんどめ~(≧▽≦)ノ
可笑しくて涙出ちゃった!!!
by まこ (2014-01-23 11:21)
日本の自然も素晴らしいですね☆
予定になくても行ってみるもんですね~
大塩平八郎・・・すぐ気がつきましたよ(笑)
by なかせ (2014-01-23 11:31)
素晴らしい海岸線、海の色、最高ですね!
もう少し時間があったらね~^^
by 美美 (2014-01-23 19:46)
こういう感じの海藻が波打ち際にある
透明度の高い海って初めてみました。
なんか珍しい気がします^^
by みずき (2014-01-23 23:24)
ちょいのりパーカー、私も欲しい~♪
by viviane (2014-01-24 00:40)
をぉ、そうきましたか、パーカーw
案の定タイムアップですねw
もう少しゆっくりしていくのはどうですか?次の島旅くらい。
きっとゆっくりするのも良い思いで沢山できますよ。
by まめ (2014-01-24 09:41)
ちょっと訪問さっぼってしまいました。
一気に読ませていただきました。
この旅程もう1日ほしいところですねぇ。
今のところ蛇さんお登場がなくってよかったぁ~
パーカー原価¥5,000、売価¥6,000で、500着売れば
¥500,000のもうけ!!!!!!!
by suzuran6 (2014-01-24 16:50)
こんなパーカーまで作っちゃったんですね。その企画力、
行動力がスゴイ^^!人気の少ない、小さな島の小さな
入り江、美しい海。声を上げてしまう気持ちも分かります^^。
by sakamono (2014-01-25 12:10)
500着なら原価がもっとお安くなるはずww
by サンダーソニア (2014-01-25 15:48)
見事なグラデーション、、自然はスゲー!(^^
オリジナルパーカーも見事ですね!
ぜひオフ会は、それで「参止」お願いします!
by さといも野郎 (2014-01-26 20:36)
自然スゲー!です
特攻船なんてあるんですね・・・。
by ガブリエルガ (2014-01-31 20:12)