第656話 ヨロシク浦賀ドック、ワンワン!vol①『煉瓦に囲まれた大舞台!』 [廃村さーくる(古煉瓦)]
『琴音君?今度の休日は空いているかね?アッハッハ^^』
ーーーあらやだ!
教授には、うちのお兄ちゃんと1個しか年が変わらない、廃村さーくるの先輩“相楽さん”という『若妻』がいるのに、
私にモーションですか?
実にいやらしいっす。
・・・不倫ですか?w
そういうの困るんですよw
・・・っと、まあ~それは冗談として、廃村さーくるの顧問でもある教授さんが突然の声掛けをしてきた。
基本、年上好きな私(特に渋いオジサマ)なので、その誘いキライじゃないw
『はあ、まあ~空いてますっす^^』
『おお、ならば“ある場所”で、君の好きな催しモノがあるのだがーーー』
その後の教授の言葉は自分が有頂天になっちゃってほとんど覚えてない。
覚えていたキーワードは『浦賀』『煉瓦』、そして待ち合わせ時間だけだった。
第656話、琴音の煉瓦日記、スタートです☆
教授にデートの場所として指定されたのは、神奈川県は横須賀市東部の『浦賀』だった。
私にとっては最高のデートスポット。
さすがダンディーな教授はそこんとこ心得てるね憎いね鷲掴みだね!
ま、なんで私のハートキャッチプリ〇〇アなのかといいますとですよ!
そこにはもちろん『煉瓦』があるからです^^
ホームセンターで売ってる園芸用の煉瓦じゃないよ?
古式ゆかしい、んでもって歴史の詰まった煉瓦ちゃんですよ^^
ということで、先の教授と出向いた猿島編に引き続き、再びの横須賀方面へと、眠い目こすってお出かけです^^
---京急の『快特列車』に揺られること約一時間
浦賀駅に到着です^^
ここで教授と待ち合わせ。
電車を降りるなり教授を探すとーーー
大きなリュックを背負った教授がホームのベンチで待っていてくれた^^
朝方と言う事もあり、開口一番、おはようございますと声を掛けようかと思っていたのだけれどーーー
『ホームのメロディー聴いたかね?琴音君^^』と、教授の先制攻撃っす。
『え?いや・・・聞こえなかったです^^;』
『そうかあ・・・。ここの駅のホームのメロディーは“ゴジラのテーマ”だったんだけどなあ。アッハッハ^^』
マジっすか。あの、ズズズン、ズズズン、ズズズズ、ズズズン!ってやつですか!
それは聞いて見たかった☆
とはいえとりあえずご挨拶^^ 2人で改札をでた。
『見学会まであと少ししかないから、どこかコンビニで軽食を買っていこうか。アッハッハ^^』と言う教授。
近所のコンビニでパンと飲み物を購入しつつも、私たちは会場へと向うことに^^
パンの袋を破って食べ歩く教授にならって、実は私も小腹が空いていたのでパクつきながらお供をする。
周りは巨大な倉庫みたいな施設があった。
歩道には『成臨丸(かんりんまる)』というレリーフがポツンポツンと埋め込まれている。
(かんりんまるの“かん”って漢字の変換がうまくいかない^^;)
『この成臨丸ってなんすか?』
『これはオランダ生まれの江戸幕府御用軍艦ってとこかな^^
ここ浦賀から出航して日米修好通商条約の一端を担った船でもあるね。
勝海舟や福沢諭吉・ジョン万次郎なんかも乗せたことのある船なんだよ琴音君。アッハッハ^^』
なるほど、社会科で聞いたよーなすげー人が乗ってた船なんすね。そしてここ浦賀に縁もあると。ふむふむふむ・・・
そのほかには、ここ浦賀を最も象徴する『黒船来航』のペリー提督が写るデザインマンホールなんかもありました^^;
(むしろこっちのほうが浦賀っぽいっすね^^)
ーーー教授との道中
道端に石碑?記念碑みたいなところに自分と同い年くらいの女子三人チームが居て、じっくり観察していた。
浦賀観光かなあ~とか、この時は思っていたのだがーーー
駅から真っ直ぐ歩いて数分といったところで、教授と私は道の向こうの『物体』に、ピクッ!っと、反応する。
---そう、いかにもな煉瓦ちゃんのご登場です☆
2人とも煉瓦マニア。
すかさず道路挟んだ向こうから望遠でカメラに収めまくり!
とはいえ、
『琴音君。集合時間も迫ってるので、あれは後回しにして急ごう^^;』と教授。
本当は道路を渡ってマジマジと見つめて愛でてみたいところを泣く泣く先へと行くことに^^;
歩くこと10分くらいでしょうか?
今回の見学会の受付である、浦賀コミュニティーセンター分館へと辿り着いた私たちっす^^
その建物前には既に多くの方々が居たのです。
受付らしきところに行くと
首に掛ける番号札をいただきました^^
教授は41番。
私はとても縁起の良さそうな『42番』です☆
不純な私にはピッタリな番号で嬉し・・・い・・・かなあ^^;
まあいいかw いや良くないよコラア!w
さあ、本日の本題です。
実は今回、横須賀市浦賀の特別展示会にお邪魔することになったのでありますよ~^^
横須賀市の生涯学習課と岡田煉瓦製造所の講師さんを交えての、ふだん滅多にお目にかかれない煉瓦建造物の展示会なんです☆
受付時間を終えた私たちは、講師さんを先頭にゾロゾロと歩き出す^^
もうこの時点で私はドキドキです。
するとーーー
なんと、先ほど泣く泣く見送った煉瓦塀の近くを歩くじゃあーりませんか!
思わず教授ともどもニッコリ。
パシャパシャ撮影しつつも煉瓦を愛でるというか舐めまわす!
・・・とはいっても、立ち止まってるとおいてけぼりになるので、またまた泣く泣くサヨーナラー・・・^^;
そんな時、
『煉瓦に興味あるの?^^ この先に、もっと良いものがあるから心配しなさんな^^』とお声を掛けてくれた初老のオジサマがいたのです。
列を乱すわけにもいかず、私はそのオジサマの言葉を信じて、
列の最後尾に戻ってついていったんです^^
その列が雪崩れ込んだ場所は、港湾企業さんの大きな大きな倉庫みたいなところでした。
そして、私や教授が先ほど『あ~ん、この煉瓦、ちょーかわいい~♪』ってやってたところは、
実はこの港湾企業さんの外塀だったのですw
そして今回のメイン会場でもあった^^
---入り口らしきところに差し掛かったところでーーー
先ほどお声を掛けていただいたオジサマが、
『この外塀はいいでしょ^^ パッと見コンクリに覆われているところも、実は中が煉瓦だったりするんだよ^^』と、再び私より後列に歩いていたオジサマが声をかけてくれたのです。
え?マジですか?
思わず列を抜けて、塀の内側からの煉瓦ちゃんを堪能!
そして煉瓦を保護しているコンクリのほころびから垣間見える煉瓦も堪能です☆
もうこれでも充分かな?えへへ~(煉瓦デレ☆
って思っていたのですが、まあそこはそこ。
皆、施設内の『ある場所』へとゾロゾロと向って、講師さんのお話を聞きだしていた。
私も慌ててその輪へと向ったーーー
『・・・・!?』
---私は絶句した。
初めて絶句とかいう言葉使うかもとか思っちゃった。
そんなの本や漫画やドラマの世界の演出だろ?と思ってたけれど、そうじゃなかった。
いや嘘っす。
『ええっ!?マジで?』ってくらいは言っちゃったw
でもそんのくらいあっけにとられたんだーーー
だって、そこは煉瓦に囲まれた巨大なホールだったんだから。
ここまで読んでいただきありがとうございました^^
この先、企業様のご好意で観覧できたので、WEBでの画像は加工処理での表現となりますが、
それでも皆に伝えられたらなあ~などと思っております^^
とはいえところどころ、外観が分からないようなところは、そのままの画像でアップするつもりです^^
まあ、今回アップできない画像はボクの宝物ですね^^
ではではまた今度^^
今回の記事タイトルで、このアニメを思い出した^^
車とか疎かった小学生時代なのに、なぜかこのアニメに惹かれたねえ~^^
ついでといっちゃなんだけど、最近はこの動画がとても気に入ってるんだ↓
まあ、ここは“圧巻”です!
今までボクが訪れた煉瓦建築とは別次元だったです^^
残念ながらそのままの画像で紹介できないのが心苦しいところではありますが、
そこはご理解おば^^
by ちょいのり (2014-02-25 05:57)
浦賀は通勤で毎日通過する場所です。またこれから出勤頑張ります。d(^_^o)
by ナビパ (2014-02-25 06:06)
ドックみたいですね.それも堅牢な!!!
いろんなところに産業遺産があるんですね.
当時はどんな感じだったのか,気になります.
by 唐津っ子 (2014-02-25 06:24)
う~ん、肝心なところが・・・・・・・w
42番とか、数字って結構気になりますよね。
by まめ (2014-02-25 06:55)
定時到着できたんですね( ̄~ ̄)
絶句、雰囲気伝わります。
何㌧位の船がここで作られていたのでしょうね。
by suzuran6 (2014-02-25 07:03)
煉瓦フェチではありませんが、ちょいのりさんがそこまで
感動したのなら見てみたいものです。
オフ会で生写真見せて下さい(笑)
by johncomeback (2014-02-25 07:35)
おはようございます。
今回は・・・結果オーライの様ですね、続き有る?のかな。
またゆっくり語りましょう!
by YUTAじい (2014-02-25 07:37)
おはようございます。これは驚くべき煉瓦のアートともいえる設備ですね。^^;
by ソニックマイヅル (2014-02-25 08:52)
動画の背景がかわいい♪
ユーレイももちろん可愛い♪
でも題名がピンと来ない?
by サンダーソニア (2014-02-25 11:25)
教授は アッハハァとよく笑われるのですね^^笑
ペリーのマンホール絵柄。なかなかですね。
それにしてもドライドッグ。その形、圧巻ですね。
ここで色々な作業をしていたのですね。
保存がこれからの課題なのでしょうね。風雨にさらされて。
by orange (2014-02-25 13:10)
こんにちは。
いいデートですね。
建築にとても興味を持ちます。
参加したかったですね。
by Falcon (2014-02-25 13:19)
煉瓦好きにはたまらない空間ですね(^O^)
今度お会いした時に、写真見せてくださいね(^-^)
by ニッキー (2014-02-25 15:52)
浦賀水道に造船所があったんですね、磯子にはIHIがあるのは知っておりますが、造船上の進水用のプールのような所がレンガ作りだったんですか?
by 馬爺 (2014-02-25 18:34)
煉瓦ドックの写真みたいなぁみたいなぁみたいなぁ
みたいなぁみみみみみ・・・・・(@w@;)
by 獏 (2014-02-25 19:32)
デートとは聞いてましたが、浦賀にだったのですね(^-^)
楽しい時間になったようでなによりです(^-^)
by sachi (2014-02-25 19:56)
ドックの広さには圧倒されますよね。
そういえば、商船大の敷地内にも
古い煉瓦ものがあると聞いたことが
あるのですが・・・
by みずき (2014-02-25 22:20)
ドックつながりでの「よろしくメカドック」ありがとうございます(*゚▽゚*)。アニメも漫画もめちゃくちゃ好きでしたよ。1番好きな車はCR-Xですね。女性キャラも可愛いの多いのに、潤も見向きもしないところがもったいないですね(苦笑)。幕末ファンなんで浦賀行きたいです。
by 萌田かずきち (2014-02-26 00:42)
煉瓦のドック、萌えそうですねぇ
どんな船が利用したのかな
艦用だったりして^^
by さる1号 (2014-02-26 02:45)
アッハハ(^^)
琴音君、楽しんでいただけて何よりです。
レポートもなかなかの出来栄えだから、君に「優」を上げよう(^_-)/
by 教授3 (2014-02-26 08:09)
うは!
教授3に優いただいちゃったっすw
by 琴音 (2014-02-26 12:00)
読んでいるだけでどれだけ興奮したか
伝わってきましたよ^^
最後の動画おもしろいね。
by 美美 (2014-02-26 18:21)