第732話 群馬・下仁田・中小坂鉄山編☆ふぁいなる『夜の富岡製糸場?』 [廃村さーくる(古煉瓦)]
『ぎゅるるるる・・・。あ、オナラじゃないよ?お腹の虫だよ?夕実っちw』
・・・言われないでも分かってるってば^^;
むしろオナラだったら道の往来ど真ん中で女子としていかがなものかですよおう^^;
わたし・・・琴音っちの風下だし!
---そう。私達はよくよく考えたら行きの電車内で食べたおにぎりしか今日は食べてないのですう^^;
『高崎に帰ったら豊丸だね!豊丸水産!(浜焼き)』
琴音っちの誘いに私のお腹の虫もぎゅるるるるんと泣きそうになったw
第732話、ちょっとした?寄り道編。すたーとですう^^
『わきゃー!銃砲火薬店って、猟銃とか扱ってるですかね?』
ふるさとセンターからの道すがら、こんなお店を見つけた。
『下仁田にもふつーにあるっしょ^^ たしかさっき看板には11月15日から狩猟解禁なんて書いてあったっすよ』
まあこんだけ山に囲まれたとこですう。狩猟はありますよね^^
『私の親戚の河津のおじちゃんも今頃伊豆の山中に出かけてんじゃね?
たまにお肉くれるしw こんど興味があったら夕実っち招待するっすよ^^』
・・・いやいいですぅ^^; 鹿とか猪とかそんなに好きじゃないし^^;
ま、そんなこんなで下仁田駅付近まで歩いて帰ってきたんですう。
・・・が、ここでちょっと道に迷いました^^;
なんせ行きはタクシーで行っちゃったし、あんまり道を気にしてなかったから^^;
『多分・・・こっちっぽくね?マジで。近道近道w』と、琴音っちが止せば良いのに路地に入っていった・・・。
土地勘無いのにいー!もー!
---するとです。
路地を抜けた所、いかにもな物件が前方に見えたのです。
勿論、彼女が黙ってるわけが無い。
『うっは!もしかしたら・・・アレ、煉瓦ちゃんじゃね?マ・ジ・で・☆』
急に駆け足になった琴音っちを追って、私もついていった。
そこは駐車場の外壁が赤煉瓦の壁になってるとこだったです。
『うはー!下仁田にもこんな赤煉瓦あったんかあ♪ 富岡製糸場が近いとは言っても、あんまり無いと思ってたから超嬉しいっす^^』
『こ、これってフランス積みってヤツ・・・なのお?もしかして古い感じ?』
『そうっすね。見た目は^^ 小口・長手・小口・長手~が段々になってるしい^^
最近はフランス積みを模して赤煉瓦壁を作ったりするとこもあるけれど、煉瓦1個1個見た感じじゃ昭和より古い感じがするよっ♪』
私達は思いがけない赤煉瓦さんとの出会いに喜んだ^^
私的には耐火煉瓦よりもこっちの方が、なんかなじみがあるかなあ^^
(※ ちなみにここは、かつてこの付近に、こんにゃくを生業としていた商店さんの倉庫跡だそうです^^
下仁田のネギと並ぶ名産でもあるこんにゃく。
正確には調べきれていませんが、恐らく大正期のものらしいです。
そしてそして、これこそ不覚です。
実はよ~く調べるとーーーーーー
どうやら煉瓦の刻印(〇にロ)が見れるポイントがあったそうです^^;
もったいないことをしたw)
そんなこんなで下仁田駅に到着ですぅ^^
でも・・・電車が行ったばかりのようです(残念)
とりあえず終点『高崎駅』までの切符を買おうと思ったら、
『ちょっと待って!夕実っち^^ せっかくだから寄り道していこう』と、
琴音っちが『はい切符^^』と私の分まで買ってくれた。
えっと・・・えとえと・・・高崎まで1000円越えてたよね?金額。
いったいどこに行くのよホント^^;
ぶっちゃけもうお腹すいたし、早く帰りたいよお~!^^;
『ま、時間もあるし~、これで空腹を紛らわそうね☆』と、琴音っちが私に手渡したのが
ハイ、コチラ。どーーーん!
缶ちゅーはーーーーいw
ま、キライじゃないし、ほぼ帰るだけだしそれもいいかな?と、彼女に嫌そうな顔を1つしつつも、
プシュ!ごくごく・・・プハー!と乾杯しましたですよー^^
日が沈んだレトロな下仁田駅舎。
澄んだ空気と夕景のインディゴブルーに浮かぶ看板を肴に、すきっ腹へとアルコールを流し込む。
たった350mlなのに、何ともいえない優しい酔いに包まれた気がしましたです^^
さて電車のお時間ですう^^
私達は行きの電車よりもレトロな感じの電車に乗りこんだ。
夕方5時過ぎだと言うのに、車輌には私達2人だけだった。
---南蛇井駅を過ぎ
いくつか駅を過ぎた辺りで彼女が言う。
『さあ夕実っち^^ ここで降りるよっ♪』
薄々そうじゃないかなあとは思ったけれど
やっぱり富岡か!
『まさか富岡製糸場・・・とか?』と聞くと、
『え?なんで分かったの?夕実っちエスパー?』と、すっとぼけやがりました。
しかも半笑い^^;
ううう・・・殴りたいその笑顔☆
私達2人とも『初・富岡製糸場。初・世界文化遺産』です^^;
さっそく駅併設のパンフ置き場にて地図付きのパンフレットをゲット。
むむむです。
地図見ると、結構駅から歩きそうですね^^;
駅舎は随分と近代的なんだなあ~と、振り向いて思いましたですう。
彼女もそう思ったようで
『なんかキレイすぎて萎える。・・・みたいな?ってとこかな^^; ぶっちゃけ下仁田駅の方がお洒落だし味があるっすよね^^』と苦笑いしてた。
そこは私も『うんうん。そうですう^^』と頷いちゃったです。
さて、駅前の正確な地図でもう一度富岡製糸場までの道を確認しつつ向うことに。
クリスマスっぽいデザインマンホールですう☆
途中、休憩所にふらふら~っと入ったり~
猫ちゃんにご挨拶したり~(私達はアウトオブ眼中で車の往来ばっかり気にしてる猫ちゃん^^;)
そんなこんなで富岡製糸場まであとちょっと^^
道路標識やアスファルトに矢印と距離が書いてあるので、迷子マスターの私達でも楽勝に近づけたのですうw
---そして、
やってきました『富岡製糸場』ですう☆
勿論、開いてませんw
『なんでこんな時間にここに来たのよ!プンプン!』と彼女に嘆いてみせると・・・
『いや、夜も雰囲気あるんじゃね?って思ったからさ~。ただそれだけなんだけどねw』と、
半笑い・・・。
殴りたいその半笑い^^;
私達が入り口付近でごちゃごちゃやってると守衛さんでしょうか?
奥から近づいてきたので
思わずその場から離れてしまいましたw
『さすが世界文化遺産っすな!夜の警備も完璧☆』と、琴音っちがのたまいやがりました。
『ま、せっかくここまで来たしい~、外からぐるりと見てみようよ夕実っちw』と、相変わらず常識気にしない彼女^^;
まあ・・・そうですね。
せっかくだし付き合ってもいいですう。
私は『コラ~!ちょっとだけだからね!』と彼女に軽く怒って見せたのだがーーー
『ヘッドライトON!ムーンプリズムパワー!メイクUPっす☆』と、
中小坂鉄山の採掘坑跡でお披露目したヘッドランプの明かりを煌煌と施設に向って照らす琴音っちがそこに居た!(しかも変な決めポーズしながら・・・)
怪しいからやめてー^^;
街中でヘッドランプはめちゃくちゃ怪しいからやめてー^^;
---結局、富岡製糸場の周りをヘッドランプで照らしながら歩いた私達・・・^^;
絶対不審者に見られたのは間違いが無いと思いますです^^;
『こんなんじゃなくって、ちゃんとしっかり富岡製糸場を見物したいですよお・・・琴音っちい・・・^^;』と彼女に嘆いてみせると、
『うん。勿論いつかはここの煉瓦ちゃんにガチに会いに行くつもりだよ^^
出来れば観光ツアーとかじゃなく、
私達の“廃村サークル”活動として、館内の撮影や公開されていない場所なんかもちゃんと許可取ったりしてね☆
だからそれまでお預けのつもりっす☆』
・・・どーゆーこと?
本気取材をいつかするって意味なのかなあ???
まあでもちょっと楽しみかも^^
そこまで古煉瓦に興味が無い、サークルの一応・・・部長の私ですが、
世界文化遺産と彼女の本気。
いつか見てみたいかなあ~なんて思ってしまったです^^
(※ 物語の流れ上こう書きましたが、いつかしっかりと記事にしてみたいですね!ここは^^)
ーーーそう言えば帰りの電車の時刻をまったく気にせずに富岡製糸場まで来ちゃった私たち。
『上州富岡駅』まで帰ってくると、下りの下仁田行きの電車が止まっているのが見えた。
でも私達はその電車には用は無い。
私達は上りの『高崎駅行き』を待てば良いだけなので、
ゆっくりと券売機で切符買おうと財布からお金を取り出そうとしていたのです。
すると・・・
下りの列車に隠れて高崎駅行きの電車が居たみたい^^;
『プルルルルル・・・』と電車の出発の音が鳴る!
上り下りとも同時に来てたみたいだし、同時に出発のようだったです^^;
もう半分はこの電車に乗車するのはあきらめて、次の電車でも待とうと思ったのですが、
ここで改札に居た駅員さんが
『君達どこに行くの!』と聞いてきたので『高崎です・・・^^;』と、言った所
『切符なんていいから早く!』と、とにもかくにも早く乗りなさいと急かされた!
大慌てで乗り込む私達。
どうやら私達を見て少し出発を待ってくれたようです(なんか・・・すみません^^; 特に乗車されていたお客さん^^;)
切符の代わりに乗車証明の紙を急いで手渡された私達。
気づいたら券売機に入れようとしていた千円札をギュッと握り締めていたようでしわくちゃになってましたです^^;
ま、そんなこんなで無事に終点高崎駅に到着です。
『豊丸しかないっす!いざ豊丸☆』
琴音っちの意気込みに私も『おー!』と可愛く拳をあげるのです。
いざ豊丸さんへ!
もうお腹ぺこぺこですう^^
『すみません・・・ただいま満席でございまして^^; 御席が空くまでだいぶお時間かかると思います・・・^^;』
ガビーン・・・満席ですか^^;
ほんとはしばらく待つ手もあったのですが、なんせ半日ご飯食べてない。
『しょうがないっす。他の店に行こうか夕実っち^^; もう限界だよw』
---と言うことで駅前の『庄屋さん』に入ることにしましたです。
(もう食べれればどこでもいいやーw)
まずはビール! さんざん道中でお酒飲んでたにもかかわらず、
やっぱり一日の〆のビールと思うと美味しいですう^^
アボガドとトマトのサラダに~
お刺身は盛りに単品のカワハギを一緒に盛っていただきましたですう♪
お後はガッツリお肉ということで~、串焼き盛り合わせ☆
すきっ腹が随分と喜んでくれましたです^^
しばらく今日の収穫話に次回の煉瓦話、反省会などをして過ごしました^^
私達のサークル活動も、素人なりに段々ソレらしくなってきたかな。エヘへ☆
ここまで長々と中小坂鉄山編を読んでくださりありがとうございました^^
いかがだったでしょうかね?
話の進行がおせーっすよマジで^^; 半月かかってるよ!半月もw
う~ん・・・だってえ~、色々調べながら記事書いてるしな^^;
どこどこ行ってきました。写真貼りました。楽しかったですじゃ~意味無いと言うか自分が納得せんのですよw
記事が増長気味なのと、補足や補足の台詞回しが多いのは記事の都合上仕方が無いとご理解ください^^;
さて、次回の煉瓦ちゃんは?
また煉瓦なのかよ!たまには私も活躍したいんすけどw
作者の匙加減です☆趣味先行です♪
ま、次回も煉瓦なんだけど、
『一年間、この日が来るのを待っていた!』と言うくらい自分の中で待ち望んだ恋焦がれた煉瓦施設の物語です^^
この日しか見れない煉瓦ってことっすか???
ま、そんなとこだ^^
休みが都合上取れなかったので出勤前に取材してきた煉瓦ちゃん話し、ご期待ください☆
ではではまた近々^^
やっぱこの辺楽しそう
行きたいな~
by (。・_・。)2k (2014-11-25 01:18)
一昨日埼玉で講演したら、その中の参加者に「わが家は草加だけど、隣が元日本煉瓦の工場で、昔は・・・・」と色々語ってくれました(^^)
世界遺産騒ぎが一段落したら富岡に行くよ~(^_-)/
by 駅員3 (2014-11-25 07:09)
日本の世界遺産コンプリートを目指しているので、
富岡には来年にでも行く予定です。
豊丸水産、ちょっと期待していたので残絵です(笑)
by johncomeback (2014-11-25 07:30)
豊丸水産のリベンジをお願いねー^。^
by サンダーソニア (2014-11-25 08:25)
おはようございます。レトロな電車に乗って一杯頂きたいです。雰囲気が良いですね。次回の豊丸水産さんを楽しみにしています。^^;
by ソニックマイヅル (2014-11-25 08:41)
富岡製糸場にはぜひ行きたいと
思っておるのですがぁ・・・・(@w@;))
by 獏 (2014-11-25 09:03)
私の記事にあった、飛騨コンロっていうんですね。勉強になりました。
最近マンホールは気にして見てます。都内ではなかなか面白いものには出会えないですね。
富岡製糸場は訪れたいです。
by コンブ (2014-11-25 09:09)
富岡には行きたかったですね!
それはさて置き、島旅・煉瓦・居酒屋事情面白おかしく観させて戴き有難う☆
これから寒くなります。御身体ご自愛ください。
お元気で。。。
by hirosan (2014-11-25 09:44)
質問:木材の場合、長手の部分を木端(こば)といい、
狭い側を小口と言います。
また、木の外側を木表(きおもて)、芯側を木裏(きうら)とも言います。
レンガの場合は、名称は付いているのですか?
by Falcon (2014-11-25 10:17)
夜の世界遺産もなかなかレアですね。
土地感ないんでわかりませんが海の近くなんですか?
お魚料理があるってことは・・・。
by みぃにゃん (2014-11-25 10:54)
美唄の写真をふと見てたら、疑似レンガだけどフランス積み風のが出てきました…(・囚・;)
疑似レンガでもなんかトレンドとかあるのかな…(・囚・;)
by 下総弾正くま (2014-11-25 12:07)
ご飯のチョイスはやはり、ん十代のおっ○ゃん仕様ですなw
富岡製糸場は一度行ってみたいものです。
by まめ (2014-11-25 12:16)
富岡製糸工場、一度は行ってみたいのですが今は観光客もスゴイらしいので、もう少し落ち着いてからかなぁ・・・って思ってます(^^;)
by ニッキー (2014-11-25 12:44)
何故”真実の口”とも思いますが...
この煉瓦は古そうですねぇ。
いやいやもう煉瓦まっしぐらですね ちょいのりさん!
う〜ん。京都の煉瓦がお待ちしております^^
現在使われている疎水の縁も煉瓦だったりして...もう釘付け間違い無し!です。
by orange (2014-11-25 12:59)
一度は行ってみたいところですね。
ただ夜はちょっと遠慮したいですわ~^^
by 美美 (2014-11-25 20:41)
豊丸さん、ザンネンしたねえ~
でもワタシもこういう場当たり的な旅
共感が持てて賛同してしまいます。
処で高崎の隣、前橋も赤レンガの宝庫ですよ。
(前・前橋市住人)
by NO14Ruggerman (2014-11-25 22:47)
豊丸は残念でしたね!!
恋い焦がれた煉瓦施設って一体??? 次回記事、楽しみにしてますよ!!
by 唐津っ子 (2014-11-25 23:44)
おはようございます。
煉瓦・・・巻き込まれ無い様にしないと(笑)。
京都お天気何とか良さそうで良かったですね・・・先に取材してませんから?・・・。
by YUTAじい (2014-11-26 07:38)
下仁田といえばネギを思い出します
下仁田ネギの天麩羅は旨い、変なことを思い出しごめんなさい!(笑)
by koh925 (2014-11-26 16:55)
今シンガポールで煉瓦に萌えています
古い建物は煉瓦ものばかりで^^
by さる1号 (2014-11-26 22:10)
豊丸のレポートが見たいw
by テンポイント (2014-11-27 01:27)
夜間、世界遺産の周りを徘徊している
不審人物・・と、
逮捕されなくて良かったですね(;^□^A
警察じゃビール飲めないし・・
by まこ (2014-11-27 08:21)
新幹線は私もやっと手に入りました、名古屋でのぞみに乗り換えて9時17分位に京都に着きます、のぞみは13号車です。
by 馬爺 (2014-11-27 08:30)
券売機が懐かしかったです。
世界遺産に登録されて一気に知名度が
上がったから、夜でも近くにいる人は
ありそうですが、ちょっとこの暗さだと
あやしいかも^^;
by みずき (2014-11-27 23:07)
富岡製糸場、長野県からの帰り道の道の駅で、なぜか、このお土産スイートチョコレートサンドを買って帰りました。
家族からは「長野の土産じゃないじゃん」と突っ込まれましたが(笑)
by ワンモア (2014-11-28 02:19)
スパイシージンジャーチューハイも豊丸水産も
気になりました。満席とは、きっと地元でも人気なんで
しょうね^^。駅員さん、優しいですね。こういう
エピソードが良いです。
by sakamono (2014-11-29 10:55)
ビターズのスパイシー・ジンジャー、僕も好きです^^;
by DEBDYLAN (2014-11-30 21:51)