第737話 浪速食い倒れツアー京都編☆vol③『琵琶湖疎水第三トンネルと紅葉のトンネル!』紅葉のステンドグラス&日本初の鉄筋コンクリート橋ほか [オフ会しりーず]
『あ、言っときますけどそこまで煉瓦に詳しくないですからね?オイラw』
だって未だに煉瓦の縦横は何㌢とか知らないし、どこまで古いのか新しいかの判別なんてさっぱりワカランのです。
どちらかというと『煉瓦の刻印』を見つけるのが宝探しのようでワクワクしてしまう☆
言うなれば下手の横好きと申しましょうか。
でもね?
刻印見たさに『今度の休みはどこの煉瓦ちゃんに会いに行こうか!』と地図を広げるのが好き^^
そして『こんな発見あったんだよ!』って記事に書くのが好き^^
その過程で調べ物をするのもまた好きになった^^
『へえ~マジカ!』なんて思うこといっぱいだよお~う☆
5~6年前まで休日は『とりあえずやることねーしパチンコでも行くか』って感じの生活だったと思います。
朝から店に並んで散財し、何も得ない日常。
だから良かったよ。のめりこめる趣味が見つかって^^
だからありがとう。煉瓦と島旅。そしてブログ^^
さあ、いよいよ南禅寺の水路閣とのご対面。煉瓦の刻印ちゃんにも出会えた。
この後向った先は?
第737話、浪速食い倒れツアー京都編☆スタートです^^
というわけで、煉瓦の刻印をみっけてご満悦のオイラは(あの刻印はネットで調べたけどあんまり見かけないヤツだったかな^^)
皆さんと共に水路閣の逆側の天辺へとやってきた^^
こちら側は日陰のおかげか煉瓦ちゃんの苔むし感が、またたまらない!
でもでもさ~、苔ってこういう建物の環境にいいの?
一概には言えないが、カビみたいに根っこ(菌糸)が無い植物さんですよ。
煉瓦自体を劣化させる・・・ってことは無いと思うよ^^
『苔緑化』って言う言葉もあるくらいだしね☆
ましてや乾燥にも強い苔ですぜ。自然のコーティングですよコーティング☆
風雨からの経年劣化を案外守ってくれる素敵植物さんなんじゃないかなあ~とボクは思います^^
---さて、
一通り水路閣をぐるっとした浪速食い倒れツアー京都編御一行様。
ここで皆それぞれの趣味にバラけることになる^^
せっかく京都に来たのです。
自分の趣味に合わせた京都巡りをしたいよね^^
なんせブロガーってのは『趣味人の集団』ですからw
別の寺社が見たい方。
鉄道関係の施設を回りたい方。
そしてオイラみたいに極少数の煉瓦を満喫したい人など様々w
ということで、またの再会を握手や言葉に代えて、
水路閣解散となったのであります^^
ここからは駅員3さん筆頭にオイラを含め、規模を少し減らしたグループで水路閣の上流へとお散歩がスタートした^^
落ち葉や少し水を含んだ水路脇の道を皆そぞろに歩いていく。
途中、石橋があったりして気分を変えて左脇の道から右脇の道へと道を変えたりしてね^^
すると駅員3さんが張りのある通る声で教えてくれた。
『さっきまで歩いてたこの左側の縁も全部煉瓦だね^^』と。
ん?どゆこと? 水路の縁って全部煉瓦だったんじゃないのオッチャン。だって前に煉瓦積みの狭い縁の上を観光客が譲り合って歩いてたって書いてたじゃんか。
うん。確かに前記事にはそんなこと書いたね^^
上流に向かって右側の縁は上面に煉瓦が露出してたんだが、
左側は露出してなかったんだ。
こっちは苔むした石の縁が延々と続いてるんだなあ~って思ってたんだよ。
そしたらよくよく見てみるとーーー
こっち側も立派な煉瓦だったんだね^^
煉瓦ちゃんだと思ったら急に愛しくなって、じっくり眺めながら歩いたぞい♪
現金だなw
そしてズンズンと先を目指すオイラ達。
そこから見える紅葉もまた素敵空間だったよっ!
まるで紅葉のステンドグラスね^^
ほんとそうだな^^ 自然が織り成す紅葉のステンドグラスに一同しばし足を止めた^^
さてここからは写真の羅列で申しわけないがーーー
広がりを見せた水路に留まる水の青、その両脇に露わになった煉瓦の縁に、何度も何度もため息を付いて足を止めて写真を撮ってしまったですよ^^
おかげでグループの一番最後尾になっちゃったけどなw
さて、ここいらへんで更にグループ縮小であります。
まだまだ煉瓦関連施設を見たい方と趣味や帰りの心配をされる方などなど。
ここでまたもやお見送り。
いよいよ残すところオイラと駅員3さんと路渡カッパさんご夫妻、この4人ですw
さあここで『琵琶湖疎水』の看板が見えたところでいよいよ説明せねばなりませぬな^^
やっとかw
『そもそも水路閣って何?』って話しでしたよねw
簡単に言うと『水路』だな。
見りゃわかるよw
まあ歴史も合わせて簡単に説明すると、
『明治期の京都復興プロジェクト』だね^^
復興プロジェクト?
明治維新・東京遷都で人口減や産業衰退に見舞われた京都。
(その前に京の都は明治元年の禁門の変の大火で大ダメージを受けていたのも加味してね☆)
これはヤバイと思った、時の京都府知事さんは復興プロジェクトを立ち上げた。
『琵琶湖から水引いて灌漑・水道水・水運をビシッと整備して新しい京の都つくりをするっす!』ってね^^
産業も呼び込みガンガン活性化させたるどす!と。
まあその事業の一環で出来たのが南禅寺の水路閣。
なんかめちゃくちゃ端折ってない?歴史^^;
いや、本気で語ると長くなるので割愛ですw
ボク的にはあまりこの手の話に興味が無い方でもなんとなく『こんな流れがあったんですよ^^』って知ってもらえるような感じで書いてるつもりなのでね^^
まあ大きく見て琵琶湖疎水プロジェクト。そして南禅寺水路閣というわけです。
だから、ねじりまんぽも当然そのプロジェクトのごく一部分になるわけですね^^
(興味がある方は是非調べてください^^ 歴史が色々繋がってきて面白いと思います)
さてここで今後のルートを考えることに。
看板の地図を覗き込んで色々と考えあぐねる私達っす。
ボクとしてはorangeお姉さんが言っていたこの先にあると言う煉瓦施設の『九条山町ポンプ所』を
是非とも見届けたい^^
駅員3さんは更にその先にあろう『日本初の鉄筋コンクリート橋を是非とも!』とおっしゃった。
(※ 画像の地図的に言いますと、本邦最初鉄筋混凝土橋ってなってます^^)
っつーことでほぼ意見は合致。
更に更に疎水を遡ることに相成りました^^
インクライン!
第4トンネルか合流トンネルのどっちかの煉瓦ちゃん!
どっちかわからねーのかよオイw
コチラのトンネルも『扁額』がありますね^^
猫ちゃん!
立ち入り禁止の敷地内に堂々と入れるからうらやましいぜ!
インクラインを見下ろす。
結構な傾斜ね^^
当然この下った先は、ねじりまんぽさんです^^
この船は?
当時のものじゃないだろうけれど、昔は船を乗っけて上り下りしてたんだってのが分かるよね^^
これはそのインクラインの巻上げ機さんだ^^
このあたりも一杯煉瓦ちゃん残ってたぞい☆
そしてやってきました『九条山町ポンプ所』
煉瓦と石造りのモダンな建物です^^
ただ、近づいては見れないのが少し残念^^;
現役の建物ですし仕方が無いですな。
一般公開日とかあればいいのにね~^^
さてここで路渡カッパさんご夫妻ともお別れです。
とうとう駅員3さん(教授3さん)とオイラの『チーム煉瓦』2人ボッチですw
チーム煉瓦のメンバー、もっと増やせないのかよw
チーム煉瓦のメンバー募集です☆
『煉瓦で一発当てたい!』『煉瓦で故郷に錦を飾るんだ~!』って方、随時募集中です^^
どんな募集だよそれw
さていよいよこの先の『日本初』の物件巡りへと歩き出した2人。
駅員3さんに言われて見上げた空は、少し変わった雲模様。
看板で見かけた簡易な地図を脳内に思い描きつつ、たぶんコッチじゃないかと歩き出したのはいいのだが・・・
2人してどの道に行けばいいのか迷う^^;
あんただけならまだしも^^;
いやあ~、疎水を頼りにと思ったんだが(日本初のコンクリ橋は疎水脇にあるので)
疎水自体が『トンネル潜って山の中』だったからね^^;
ここで教授3さんの『ぐーぐる先生に聞いてみよう^^』という提案で、スマフォの地図をピッポッパ。
すると良い線行ってたらしい。どうやらもう少し道なりに進めば出会えると言うことがわかった^^
途中ーーー
峠を下り始めたところで、道の脇に変なのを見つける。
何ココ。石車???
この時はさっぱりコレがなんなのか分からなかったよ。
石車じゃなくって『車石(くるまいし)』って読む。
かつてこの辺り(日ノ岡、日ノ岡峠)は勾配が長く続く東海道の難所だったそうだ^^
人は勿論、牛車や馬車は江戸時代、かなり苦労する峠道。
そこで牛車や馬車のわだちに合わせて凹凸の溝をつけた敷石を敷き詰めたんだって^^
馬力・牛力のケーブルカーって感じかな^^
で、この時に使われたかつての敷石が、この道路の壁に埋め込まれた車石と言う『記念碑』ということらしい^^
調べていくと結構おもしろいでしょ?
ま、まあ・・・そうだね^^;
ぎゃる魅の反応もまあ分かるよ^^ でもまあ何も知らないで通り過ぎて終るより、
きっと知ることによって今までとは違った見方にもなるのもまた面白いんじゃないかと思います^^
さて、いよいよ目的の場所が近づいてきたみたい^^
そこはもう、どちらかと言うと南禅寺の最寄の蹴上の駅より隣の駅が近い場所でした。
さあ、ここからちょっと路地裏へ駆け上がりましょう^^
あら綺麗な紅葉ね^^
出迎えてくれたのは、唾を飲み込む素敵な紅葉。
そのほとりにフェンスが横に長く連なる場所が見えた。
多分そこが山からまた顔を出した疎水ちゃんなんじゃないかと駅員3さんと目指します^^
大正解でした^^
2人して奥のほうに見える小さな小さな構造物を目指します☆
そこに近づくほど増す紅葉の力強さに圧倒される。
そしてーーー
やってきました『日本初の鉄筋コンクリート橋!』
駅員3さん感無量!
ボクもそこまで造形に歴史に明るくは無いけれど、初めてのものをこの目で目の前に見れるのは嬉しい^^
そしてビビッたのはコレだけじゃなかった。
この橋の奥にある
琵琶湖疎水第三トンネルの煉瓦ちゃんとその紅葉に。
そして何よりもそこまでに潜る短い短い紅葉のトンネルに
ボクは言葉を失った。
次回へ続くことになります^^
ここまで読んでくださりありがとうございました。
次回こそ最終回。
勿論、今回説明出来なかった『日本初の鉄筋コンクリート橋』の説明と『琵琶湖疎水第三トンネル』のお話。
そして
リベンジしてきた、ねじりまんぽと水路閣の
『煉瓦の刻印探し』のお話です^^
京の散策を楽しまれていますね。
紅葉もきれいでいい雰囲気です。
by isoshijimi (2014-12-08 04:28)
京都でのレンガ探索は満喫できたみたいですね。
こっちは、驚きの梅小路でした!?
昨夜は閉店間際に押しかけちゃいまして失礼致しました(^^ゞ
by kinkin (2014-12-08 05:35)
充実した京都旅だったようですね。
好きな事を追い求めるのはホント楽しいです。
僕の最大の楽しみ「乗り鉄」は当分休止だな(-_-;
by johncomeback (2014-12-08 06:05)
おはようございます。
昨日はお世話様でした・・・ご迷惑掛けました。
煉瓦・・・奥が深過ぎ、拝見してるだけで満足して仕舞います。
by YUTAじい (2014-12-08 07:10)
おはようございます
い~やああ、遠くまで行かれましたね。
私も何度か歩いたところです(^_^)ニコニコ
by すー (2014-12-08 07:11)
京都満喫されたみたいですね。そしてレンガも・・・。
ほんと奥が深いですね
by みぃにゃん (2014-12-08 07:54)
煉瓦も素晴らしい…と思うけど
おいら的には、紅葉がキレ‐‐^^
by くまら (2014-12-08 08:31)
おはようございます。本当に見事な紅葉のトンネルですね。レンガとマッチングすると思います。^^;
by ソニックマイヅル (2014-12-08 08:32)
かなり歩きましたね。
そう下見に行った時は一人だったので、ポンプ場を上の方から撮って、峠の道を少し歩いたけど断念しました。
ちょいのりさん^^ まだね ♡♡な煉瓦ちゃんの風景が京都には数か所あるんですよ!また暇を見つけて下見しますねぇ^^
by orange (2014-12-08 08:39)
紅葉が格別♪でした^。^
建物の雰囲気がいいね。
by サンダーソニア (2014-12-08 08:52)
紅葉と煉瓦のコラボ、素敵ですねぇ(^_-)-☆
美しすぎて思わずため息が出ちゃいました^^
by ニッキー (2014-12-08 09:02)
いよいよ迷宮の森へ踏み出されましたね。紅葉には、レンガがあいますね。
by 足立sunny (2014-12-08 12:30)
京都にこんなところがあったなんて... 完全に裏スポットですね.. ちょっと煉瓦にはまりそう... 最近、フランス積みとイギリス積みの見分けもつくようになってきたし... 今度は刻印にも注意してみますね。
by 島酔潜人 (2014-12-08 17:46)
お~~かなり趣味の世界が広がったようですね、煉瓦もこうしてみると侮れないですね、あの日は何時の間にやら別れてしまいましたね。
気が付くとオレンジさんとkohさんだけでした、三人で永観堂などを廻ってきました。
by 馬爺 (2014-12-08 18:30)
昨日は上野をうろちょろしてました
挨拶しなくてスイマセン(汗)
by 獏 (2014-12-08 19:11)
インクライン、レールも残ってるんですねΣ(゜Д゜;
コンクリ橋は立ち入り禁止柵が無い所を見ると、今も現役なんですかね…(・囚・;)
…ちなみにあのレンガ建築がナノブロックになりました(-_-)ニヤリ
by 下総弾正くま (2014-12-08 20:47)
煉瓦に鉄に寺院巡り・・・・自分だったらどれに加わるか迷いまくりそう
これは悩ましい^^
by さる1号 (2014-12-08 21:23)
絶対に京都に行ってヤル!!!
ここは煉瓦フェチで無くとも工業系の歴史に興味があれば誰でも
散策したい場所です。
・・・でも、梅小路で1日ボォッとしてもいたい。
昨晩は突然申し訳なく思います。
近々、異常なハムカツチェックに行きますので・・・あそこは6~7人OKだったかなぁ?軽くいきましょう!
by suzuran6 (2014-12-08 21:42)
これはテンションが上がりますね。
煉瓦とそれにまつわる歴史も楽しいし
上を見れば紅葉がキレイだし、上と下と
どっちを見るのか迷いそうです^^
by みずき (2014-12-08 22:53)
紅葉が一番綺麗な時期だったのでしょうね!! 昔、南禅寺に行った時は、そんなに人はいなかったのになぁ…
by 唐津っ子 (2014-12-08 23:50)
そういえば
ボーナスまだ?
by (。・_・。)2k (2014-12-09 01:47)
いつも感心しますが、どこに旅しても元を取ってきてる感じですね。
by コンブ (2014-12-09 11:12)
最後の最後はボッチw
まぁ、ある意味仕方がないところですねw
京都の人ごみもここまで来るというほど居なくて
紅葉狩りには最適かもしれませんね。
by まめ (2014-12-09 12:16)
‘‘紅葉のステンドグラス”素敵な表現ですね!
φ(..)メモメモ
いつか使わせてもらいま~す(笑)
by ちゃめこ (2014-12-09 18:45)
おはようございます。
煉瓦に興味無い2人・・・撮影してると居なくなる(笑)。
by YUTAじい (2014-12-10 06:58)
山科の琵琶湖疎水は歩いたことがありますが
インクラインの上は未体験です
苔むした煉瓦もさすがに疎水、琵琶湖疎水が京都に残した
遺産と功績は大きいですね
by koh925 (2014-12-10 19:27)
いやいや十分詳しいでしょ^^。
好きなモノの雰囲気を楽しむのもサイコーだけど。
僕の音楽体験はそんなもんです^^;
なんで趣味の世界は無所属っぽい^^w
by DEBDYLAN (2014-12-10 23:54)
そうそう。やっぱり趣味があるといですねー。
しかもこういうフィールドワーク的なコトができる趣味が
良いと思います^^。
by sakamono (2014-12-12 23:44)