第788話群馬県・前橋編☆vol①『前橋プリズンの桜花の刻印？』前橋刑務所＆カルガモ親子ほか：居酒屋けいば：SSブログ

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第788話群馬県・前橋編☆vol①『前橋プリズンの桜花の刻印？』前橋刑務所＆カルガモ親子ほか　[廃村さーくる２（煉瓦工場探索）] [編集]

『今回はひじょーに情報少ないっす＾＾；』

　え？どゆことですかねハイ？

　エアコンも無い廃村サークルの部室は湿度が高くてチョー蒸し暑いですハイイ・・・。

　ヤフオクで落とした中古の扇風機（７００円）がカラカラと歪な音をたてる中、琴音先輩がガタッ！と席を立ってぶちあげる。

『今回は群馬県は前橋市にかつて存在したらしい、煉瓦工場跡を探ってみるっす＾＾』

　ええっ!?　らしいで行くの？行っちゃうの？

　第788話、高幡ルカこと私視点で群馬県は前橋市をぐるりと巡りますヨーン＾＾　

第788話・前橋刑務所煉瓦外壁・ルカちゃん・囚人服2.jpg

『くうう～！やっぱ道中で飲むお酒は格別っすねえ～♪』

　上野駅から高崎線に乗り込んだ私と琴音先輩はいつもの恒例行事＾＾；

　正直、先輩ってお酒がメインなのか煉瓦がメインなのか意図しかねますよハイｗ

『ああ～それにしても残念っすね＾＾　今日は夕実っち来れなかったし』

　そう、実は今回部長（夕実ちゃん）はバイトの都合で来れなくなっちゃったのですハイィ＾＾；

　私も高校時代からバイトをしてるんですが、そう言えば琴音先輩ってどうなんだろ？

『琴音先輩はバイトとかしてるんですか？』

『うんにゃ？してませんぞよ＾＾　でもそれっぽいのはしてるっすけどね』

　なんでも先輩はＷＥＢサイト作成やら口コミライターなどのネットバイトでおこづかい稼ぎをしてるそうですハイ。

　先輩らしいっちゃらしいですネン＾＾；

『で、今回の煉瓦工場跡ってなんてとこなんでしょうか？？？』

『うーんとね、これがまた正式な名前なのか良く分からないんだけど・・・』

　え？分からないの？

『一応、前橋煉瓦工場・・・かな？　もしくは前橋煉化製作所・・・だと思うっすｗ』

　だと思うっすって・・・＾＾；

『まあいいです。で、なぜ今回その前橋煉瓦工場を目指そうと？？？』

『この前橋市ってのもまた明治～大正期の煉瓦の建物が数多く残る地域なんすよ＾＾

　で、その煉瓦建築物がお世話になった大元の工場を探してみようかなあ～って思ったわけなんすが、

　これまたチョー！情報少っくないんだこれがｗ

　アバウトな場所、アバウトな歴史、そして何よりそもそも煉瓦の刻印すらあるのかどうかも分からない始末っす＾＾；』

『それって探しようがないじゃないですかｗ』

『いいんすよ別に＾＾　別に一発で痕跡見つけるとか謎を解くってことじゃなくって、

　まず小さな発見でも出来たなら御の字じゃね？ってくらいっす＾＾』

　要するにぼぼ情報なしでの突貫レポートってことですネン＾＾；

　まあ～先輩がそう言うなら付き合いましょうか、ハイｗ

　私達を乗せた電車は前橋の手前の高崎駅で一旦乗換えとなりました。

　乗り換えの時間まで時間がありましたのでちょっと構内をプラつきましたヨン＾＾

　と言ってもぐんまちゃんのアンテナショップでずっと入り浸りでしたけどね！

　あーん、可愛い～☆

　ーーーさ、そんなこんなで～

　群馬県は前橋駅に到着ですハイ＾＾

『じゃあ～ここから前橋煉瓦工場跡らしきとこへと向うわけですか？ハイ＾＾』

『ううん。ここから前橋刑務所に寄り道しようと思ってるっす＾＾

　むしろそれが最初のメインっす☆』

『ええっ!?　なぜまた刑務所？？？』

『前橋刑務所には煉瓦ちゃんの外壁があるんすよ～＾＾　だからっすｗ』

　なるほどね＾＾；　先輩らしいや（二度目）

　駅前の周辺案内図で場所を確認です。

　なんか駅からそんなに遠くないっぽいですねハイ＾＾

　歩いて約１０分くらいでしょうか？

　実にあっさりすんなり前橋刑務所が目の前に登場ですネン＾＾

『うわ！街中に刑務所ですか・・・って最初は思ってたんですが、煉瓦の外壁がかっこよすぎて刑務所って感じしませんね先輩＾＾』

『ああ～ん素敵～。ちょーすてく（素敵）』

　この人、全然私の話聞かないで悦になってるよォ＾＾；

『あ、取り乱しちゃってたっすねテヘ☆　いやでも渋くてお洒落でかっくいいーっしょ？この前橋刑務所の煉瓦外壁ちゃん♪』

『ええ。ちょっとびっくりしましたよ～ハイ＾＾　

　で、ちょっと本題に入っちゃいますが、この前橋刑務所の煉瓦の外壁も、先輩が今回探そうとしている前橋煉瓦工場跡の産物ってことなんでしょうか？？？』

『うーん・・・それなんだけどねえ、使われているかもしれないけれど、そうじゃないかもしれないとしか言えないんすよ＾＾；』

　出ました！いきなりアバウト発言ｗ

　先輩は外壁を指差しながらも話を続ける。

『前橋刑務所がこの地に造られたのは１８８８年（明治21年）

　創建時から一年かけて刑務所の煉瓦塀が整理されたんだけどーーー

　後年、その外壁から桜の刻印が見つかったらしいんすよ』

『桜の刻印？　はあ・・・＾＾？』

『まあルカちゃんがそういう反応なのも仕方が無いっす＾＾；

　桜の刻印ってのは主に囚人煉瓦とか呼ばれていて、東京の小菅拘置所内で囚人たちが焼いたのを皮切りに、その他の監獄や刑務所の刑務の一旦として焼かれた煉瓦にもついてるらしいんす。

　その桜の刻印が使われていたってことは多分、自前（前橋刑務所内）で焼いた煉瓦ちゃんを外壁として使ってるんじゃないかなあってことなんすよ＾＾』

『じゃあ～前橋刑務所の煉瓦の外壁は自前の煉瓦でほとんど確定じゃないですか先輩＾＾』

『でもこんな高い煉瓦塀からすると煉瓦の数も膨大っすよ？

　しかも自前の煉瓦だけを一年で焼き上げてこんな大きなもの建てるなんてほんとに出来たのかな？ってちょっと思うすよ＾＾』

『そこまで先輩が言うならそう仮定しましょうですハイ。

　では、先輩の言う自前の煉瓦以外の煉瓦と言うのはズバリ、前橋煉瓦工場の煉瓦じゃないか？って推測ってことですかネン？

　じゃあ～そもそもその幻の前橋煉瓦工場ってのは、何年からの操業とかなんでしょうか？

　少なくとも琴音先輩が言った明治２１年創建の前橋刑務所と同じ時期かもしくはそれ以上前の年代じゃないといけないと思いますけどハイ＾＾；』

　ここで琴音先輩は『う・・・＾＾；』と言葉に窮する。

　それならばと私から先輩に恐る恐る聞いてみる。

『えっと・・・もしかして・・・前橋煉瓦工場の年代も全然分からないってこと・・・ですかネン＾＾；』

『ぶっちゃけそうっすｗ』

　なんだそりゃあーｗ

『まあいいじゃないｗ　ちょっと手がかりと言うか色々外壁から探って行こうっす＾＾　中には入れないから外だけだけどねｗれっつ外壁！』

『ハ、ハイイ・・・＾＾；』

　私達は前橋刑務所の煉瓦外壁をぐるぐるすることになったーーー。　

　煉瓦の天辺はどこも立派な笠石で塞がり煉瓦の平面なんて見ることできなそー。

　土台部分が黒っぽいのは別の煉瓦なんでしょうかね？

　と言うかそもそもこれ以上近づいて見ることも出来ないんだから検証しようもないし無理な話だと思うんですけど先輩・・・＾＾；

　監視塔でしょうか？

　そこから刑務所は向うへと折れ曲がるのですが、平行して歩ける道が無くなってしまいましたヨン＾＾；

　私達はそこに隣接するアパートの間を縫って遠巻きに外壁を見つつ先へと進みましたですハイ。

『あちゃー・・・＾＾；　これ以上近づけないみたいっすね＾＾；』

　そう。実は前橋刑務所と言うのは三方は道路や住宅街なのですが、一方が利根川に面しているのです。

『もう引き返しましょうよ先輩＾＾；』と声を掛けると

『いや。まだまだ行けそうっす＾＾』と指を差したのは、利根川河川敷の南町公園と言うとこでした。

　結局渋々ついていくことになりましたヨンｗ

　刑務所に隣接する場所まで来たのはいいのですが・・・

『琴音先輩？　もしかしてここを行っちゃったり・・・ですか？』

『よし。帰ろう☆』

『ですよね～ｗ』

　流石にこれは無茶だし、こんなとこ見つかったら怒られそうなので、私達は引き返すことにしました＾＾；

　先ほどの監視塔のとこまで戻ってくると、先ほどと少し様相が変わっていたのですハイ。

　それはと言うとーーー

　いつの間にかお堀にカルガモの親子がっ！

『うは！かわいい～っす(*´д`*)』

『可愛くて仕方が無いですハイ(*´д`*)』

　最初は子供が４羽だと思ってたらもう一羽(*´д`*)

『は!?Σ(ﾟдﾟ;)　ヤバイっすよ。思わず見とれていて目的忘れるとこだったっす＾＾；』

　あ、そう言えばそうですねハイｗ

　なんだかんだカルガモ親子のとこに２０分は居た私達。

　カルガモ親子にバイバイして先へ行くことに（むしろ今日はこれでいいんじゃないかと思いましたｗ）

『あれは陶管かなあ～。刻印もあるのかなあ～(*´д`*)』

　最近、陶管刻印にも興味出てきたらしい先輩。

　このままじゃヤバイですネン＾＾；

　土台も望遠でチェック。でも遠すぎですっ！ｗ

　そしてとうとう正門まで到着ですハイ＾＾

『やっぱ美しいっすね～マジで(*´д`*)』

『中には入りたくないですけどね先輩＾＾』

『前橋矯正展ってのがあって一般開放される日もあるんすけど、催し物意外は撮影ＮＧだからねえ～。でも煉瓦チェックしてみたいっすよ～ん(*´д`*)』

　正門前にあった花壇の煉瓦もチェック。でも特に何も無かったようです（と言うかあんまりゆっくり観察できないｗ）

　そして正門を過ぎ、今度は北側の煉瓦塀を伝って行くとーーー

　東側には無かった煉瓦の囲いを発見ですハイ。

　私は特になんとも思わなかったんですが、先輩はコレに喰いついたのです。

　望遠機能で写真をトリマクリの琴音先輩。

『ルカちゃんルカちゃん！これ見てっすよ！！！』

『ハイ？』

　そう言って見せてくれたのがコチラ↓

刻印？1.jpg

『この煉瓦と煉瓦の隙間に桜の刻印あるように見えない？』

『うーん・・・どうなんでしょう。そもそも私、桜の刻印自体がどんななのかも分からないんですけど＾＾；』

『あ、そうだよねｗ　ちなみ桜花刻印ってのはこんな感じっす＾＾』と見せてくれたのがコレ↓

桜花刻印.jpg

　・・・アレ？桜の周りのギザギザが同じようにも見えるかも＾＾

『おっ！こっちは耐火煉瓦もあるっす＾＾（あの白い凸凹した煉瓦）

　あれ？こっちも拡大すると桜ちゃん！』

　そう言って再び私にカメラ画像を見せる先輩。そこにはーーー

刻印？2.jpg

『先輩！コレは流石に無理があるようなｗ』

『そっかー。そーだよねえｗ』

　さっきの方がまだ信じられそうですが、コッチは流石に厳しい感じがしますネン＾＾；

『まあでもチャンスが非常に少ない中、それっぽいのは見つけられたっすね～＾＾』

『素人の私達には限界ありますしね先輩＾＾　

　で、

　結局、前橋刑務所の煉瓦外壁は先輩の言う前橋煉瓦工場と関連はあるんでしょうかってことなんですけど＾＾』

『それはこの後向かう所で追々考察するっすけれど、あんまり関係ないような気もしてきたっすｗ

　でもまあいいじゃない＾＾

　じゃあ～行くっすよ！レッツ幻の煉瓦工場跡へ！』

　私達は前橋刑務所の煉瓦外壁と、お堀のコイにバイバイをして次の目的地へと向うことになったのですーーーつづく☆

　ここまで読んでくださりありがとうございました＾＾

　今回は本当にぶっつけ本番。

　確たる証拠もなし。物件があるのかも分からない。

　あるネット情報の口伝だけを信じ込み

　前橋に着いてから右往左往してましたｗ

　本来なら前橋市には他にも沢山煉瓦倉庫などがあるのですが、ほとんど見てないっすよーんｗ

　さて次回はいよいよ幻の煉瓦工場探しなんだけど・・・

　果たして痕跡は見つかるでしょうか!?

　琴音とルカの珍道中。興味ある方はしばし待たれよ☆

　ではではまた今度お会いいたしましょうず＾＾

タグ：前橋刑務所群馬県前橋市高崎線両毛線ってお酒がメインなのか煉瓦がメインなのか夕実ちゃん欠席前橋煉瓦工場前橋煉化製作所ぐんまちゃんカルガモの親子桜の刻印

2015-07-09 03:26 nice!(108) コメント(28)
共通テーマ：日記・雑感

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拙ブログへのお祝いコメントありがとうございます。
今後は不定期更新になりますが、宜しくお願い致します。
by johncomeback (2015-07-09 05:41)

おはようございます。
大昔・・・前橋刑務所に刑務作業依頼してました・・・府中刑務所なら詳しいのですが。
by YUTAじい (2015-07-09 06:56)

群馬は「群馬の森美術館」に一度行ったきりで…
群馬って、車だと結構遠いんですよね。

ノンコ、メッチャ強かったですよ。
泥んこ馬場で差してきたのはノンコだけじゃなかったかな。
あとは全部前にいた馬ばかりでした。
（しかし、前のお兄ちゃんの黒傘で、前が見えなくて…）

by 唐津っ子 (2015-07-09 07:14)