第848話 北東北煉瓦奇譚・岩手軽米町編Vol①『あらやだ!煉瓦の学校無いわよ!?』首塚さんの五月病&旧円子小学校跡ほか [廃村さーくる2(煉瓦遺構編)]
『お久しぶりね~☆』と廃村サークルの部室を訪れたのは、なんと首塚先輩でしたです。
元・心霊研究部部長なのに、何故かほとんど廃村サークルに入り浸ってた私の恋のライバルです(ライバル?)
今は卒業してOLさんかな? どんな会社か知らないけど^^;
『ちーっす!久しぶりっす^^』(琴音)
『は、初めましてですヨン^^』(ルカ)
『わきゃ?ど、どうしたんですか先輩?』(わたし)
『まあ~いいからこれどうぞ^^』と私は差し入れを手渡された。
『たまたま近くに寄ったから懐かしくて思わずね^^』
たまたまにしちゃ、お土産なんて用意がいいじゃないかあ・・・^^;
『で、菅原君とかもたまに顔を出したりするのかしら^^』
やっぱり先輩目当てか!
『お兄ちゃんは全然顔出さないっすよ首塚先輩^^』
『ああそうなのね^^; 出来れば最後にアポとりたかったけれどまあいいわ^^』
『『最後???』』と私と琴音っちが食いついた。
そして首塚先輩は一呼吸間を置いてから、少し憂いだ顔で続けた。
『私、会社辞めて実家に帰ることにしたのよ^^』
第848話、北東北奇譚編!
私こと石廊崎夕実視点で今回の物語がスタートです。
『え?会社辞めるつもりなの?首塚さん^^;』と菅原先輩が首塚先輩に問い詰める。
私たちはあの後、琴音っちのアパートに首塚先輩を連れ、菅原先輩にも仕事が終わってから来てもらったのですう。
これは琴音っちの提案でもあった。
『だって寂しそうっすよ首塚先輩のあの顔は・・・。これでお兄ちゃん呼ばなきゃ私が廃る!』と。
その後は首塚先輩から辞めようとした経緯を色々と聞きだしたのだ。
なんでも新人の首塚さんと仕事のパートナーを組んだ先輩上司がひどすぎるとのこと。
セクハラ発言は日常。新人への責任のなすりつけ。プライベートにもズカズカ入ってくるような人だとか・・・。
新社会人への洗礼と言うにはあまりにも惨い話でしたです・・・。
『聞いてもらえて少しスッキリしたかも』と言いながら彼女は涙を滲ませていました。
・・・誰も愚痴を話せる人がいなかったのかもですね。
辛い思いを溜め込むと言うのはどんなに精神を削ぐことか。
私はかつて母を亡くして塞ぎ込み、無口になってしまったところをイジメの対象物にされた経緯があったから・・・
彼女の気持ちが共感と言う矢となって心に突き刺さった。
そんな私を救ってくれたのは菅原兄妹。
そして今度もやっぱり救うのは菅原兄妹だったのかもしれませんねーーー
『改善策はあるはずっす!^^ なんなら私が先輩上司を貶める謀略を練るっすよw』
『辞めるのは保留にしようぜ!首塚さん^^ 琴音の謀略はオーバーだが色々模索は出来ると思うよ^^』
『わきゃ・・・私バカだから分からないけど・・・首塚先輩が嫌じゃなきゃお話し聞きますです^^』
『ありがとう。ありがとう。ちょっと元気出てきたわ^^ やっぱり皆に会って私は大正解だったわね^^』
そこからは明け方まで熱い論議が展開です!
お酒も入ってかだいぶ気を取り戻した首塚先輩には笑顔も^^
とりあえずもう少し会社を辞めるのは保留と言うことに落ち着いた
(琴音っちが言い放った五月病に負けんなああ!に、首塚先輩もオー!と拳を上げてたよ^^)
---さて、
ここから漸くこの物語が加速する。
それは空がすっかり青み始めた明け方に首塚先輩が発した一言二言だったのですう。
『とりあえず辞めるのは考え直したけど、ちょっとGW前に実家の青森に里帰りするつもりなのよ(*´д‘*)ヒック!』
『青森っすか。未開の地っすよお~(*´д‘*)ヒック!』(琴音)
『今頃は弘前城の桜も見ごろかもねえ(*´д‘*)ヒック! 皆に見せたいなあ~アソコ。だって凄く綺麗だもの(*´д‘*)ヒック!』
この言葉にお酒の勢いもあってかめっちゃ反応した菅原兄妹だったのです。
『いいね首塚さん!オレも弘前城の桜を見てみたい!(*´д‘*)』
『ならば兄上!北東北の煉瓦ちゃんも見に行こうでござるっすよ(*´д‘*)
私ってばめっちゃ気になってるとこあるしいー(*´д‘*)』
かくして、酒の勢いついでに首塚先輩の帰省に便乗する旅行がここに勃発!
え?旅行代はどうするかって?
そんなの菅原先輩がこっそり競馬の天皇賞を当てていたから造作もしないお話しなのですうw
と言うことで~
琴音っちが首塚先輩の帰省と合わせて旅行をプランニング!
いざ、その当日を迎えることにーーー
GW直前のある日。
私たちは上野駅へ早朝に集合ですう^^
ちなみに旅行日程は首塚先輩と琴音っちしか知らされていません。
『ハイハイ!さっそく新幹線の乗車券買ってきたっすお~^^』と、琴音っちが私たちに新幹線の乗車券をみんなに配り始めたのですう。
手にしたチケットに目をやるとーーー
二戸?って書いてあったのです。
二戸って・・・ええっと・・・えとえと・・・
岩手県???
『なんでまた岩手県に行くですか???』
私は思わずおっきい声で聞いてしまうのですう。
『実はっすねーーー青森県と岩手県の県境の山奥に煉瓦の街が存在するんすよ^^
なんでも戦後に焼かれた煉瓦で造られた煉瓦遺構が数多くあるらしいんすよマジで!
古煉瓦(明治大正期)と、イマドキ煉瓦(平成)の中間である昭和中期の煉瓦がそこにあるんす!
岩手の山奥に煉瓦ちゃんっすよ?すごくね???
見に行きたくなっちゃうじゃーん(*´д‘*)』
岩手の山間部に戦後煉瓦の街並み?
うーん・・・確かにそれは気になるです。
地元県の方には怒られちゃうかもですが、
岩手県の山奥に煉瓦遺構がいっぱいって・・・まったくイメージ沸いてこないですう^^;
そんな私の表情を見てか琴音っちはニンマリと嫌らしい笑顔をニヤつかせるのだけれど、
そこに菅原先輩が待ったを掛けたのです。
『お~い琴音!この新幹線のチケット立席じゃねーかw』と。
・・・立席?
あ、ほんとだ立席って書いてあるです^^
『わきゃ?えーっと菅原先輩。立席ってなんですか???』
『うーんとね夕実ちゃん、東北北海道新幹線は全車指定席なんだ^^ 東海道新幹線みたいな自由席は無いんだよ。
で、簡単に言えば満席で座れなくてもいいから乗りたいって場合に立席特急券ってのが存在するわけなんだが・・・
おい!琴音、
座ってゆっくり行けるやつ無かったのかよw』
『1時間後の新幹線なら満席じゃ無かったっすよ^^ でもどうせなら~はやぶさ1号で速攻したいっす!
遊ぶ時間が増えるしね(*'ω'*)キャピ』
これには流石にみんな大ブーイングw
それなのに・・・
『でもっすよ?立席なら通常より520円の割引でお得っす(上野~二戸間)(*´д‘*)』とか更に余計な事言うものだから、
菅原先輩にこめかみをグリグリされてましたですw
『まあ・・・買っちゃったんじゃしょうがないか^^; ならば頑張って空席を探すことにしようぜ!
はやぶさなら二戸まで約2時間半だ。流石に2時間半もデッキで立ちっぱなしは嫌だからなw』
え?満席じゃないの???と疑問に思いつつも私たちは新幹線に乗り込んだーーー
『やっぱり・・・デッキなのね菅原君^^;』
『うーん・・・空席はいくつかあるけれど、もうちょっと待ってね^^ 大宮でチャンス訪れるかもしれないから耐えようよ首塚さん^^』
大宮でチャンス?
え?いったいどういうこと???
しかも琴音っちに手渡された券面を見ると『立席特急券では着席できません』って書いてあるんですけど^^;
私は半分、席に着けるのを諦めていた。
上野駅を出て20分くらいでしょうか?大宮駅にやってきた私たち。ここで先輩と琴音っちが乗客の動向を注意深く探るのでした。
するとーーー
『よっしゃお兄ちゃん!空席確定っすwww』
『これで仙台までは座っていけそうだ^^ じゃあ~皆、ゆっくり座っていこうぜ!』と菅原先輩は、私と首塚先輩を引き連れて空席に座ることに。
えええ!?勝手に座って怒られないのお?Σ(ll゚д゚)
『せ、先輩・・・空いてるからって座っても平気なんです・・・か?』
座って行ける嬉しさなんてちょっとだけ。むしろ違法行為をしてるような罪悪感に包まれる私だった。
『基本ルールなら本来は指定車両のデッキでの乗車が原則なんだけど、空席があった場合は黙認と言うか温情と言うか着席してもOKなんだよ^^
どうしても気になるなら車掌さんが来た時に聞いてみればいい。
勿論、指定席券を持った乗客が来たら立ち退かないといけないんだけれど、
さて夕実ちゃん? このはやぶさ号の大宮の次の停車駅ってどこだか分かる?』
質問したのに逆質問???
私は思わず周りをぐるぐると見渡した。すると、入り口ドア付近上部の電光掲示板に『次の停車駅は仙台』って出たのを見つける。
『えっと・・・どうやらですう・・・仙台みた・・・え? 仙台!?』
『そう。ズバリ次の停車駅は仙台駅だ^^ 少なくとも仙台までは停まらないし指定席券を持った人もやってこない訳なんだ夕実ちゃん^^
さっき、大宮まで様子を窺ったのは大宮での乗車が多いから空席確定を確認したってことさ☆
よかったね。とりあえず仙台までの約1時間半は座って行けるみたいだよ^^』
立席ルールにも驚いたけれど、大宮の次が仙台なのにも驚いた私^^;
なんだかとっても安堵と言うか気疲れしてしまったですう・・・^^;
『まあ~とりあえず祝杯といこうっす(*´д‘*)』と言う何が目出度いのかよく分からないけれど、琴音っちが皆にお酒を配りだした。
あんまり美味しく飲めなかったですよ~実際は。
だって指定席券を持った人がうんこトイレ行ってるだけかもしれないしねw
そんなこんなで仙台どころか盛岡まで座ってきちゃった私たち(盛岡からは混む予想だったのでデッキへ早々に移動。予感的中!バッティングすることもありませんでした^^)
満席なのに途中まで空席のこのシステムがよくわかんないですう^^; たまたまなのかなあ?
(※ ただ単に盛岡までなら指定席とれただけです)
さて、なんとか岩手県は二戸駅へ到着ですう^^
岩手かあ~、初めてだなあ~と感慨にふけっていると(作者は岩手には何回か来てます。お話の都合上ね^^)
『着いた早々、悪いっすけど皆、小走りにバスターミナルへゴウ!』と、琴音っちが急かすのです。
何でも今日の目的地である軽米町までのバスの乗り継ぎまで10分しか無いらしい・・・^^;ソウイウコトハシンカンセンノシャナイデイッテヨ!
『じゃあ~無事に乗れたってことでー、祝杯をあげるっす(*´д‘*)』と、琴音っちはまたもやお酒を配りだした。
一体、なんの祝杯なんですかあw
『私からもプレゼントよ^^ はい、岩手名物南部せんべいよ☆ さっき駅の売店で買っちゃったw』と首塚先輩もお菓子を配りだした。
バスまで小走りする必要なかったじゃん!w
余裕じゃんw
でもこれが結構おいしかったですう(*´д‘*)
リンゴの乾燥チップが入った南部せんべい。おつまみにもいいですね~(*´д‘*)
『お!桜もまだまだ健在だねえ~^^』と走り出したバスの車窓から菅原先輩が指をさす。
わきゃあ~ほんとだ♪
桜前線に追いついた私たちはちょっとホッコリした(*´д‘*)
バスに揺られること3~40分でしょうか。
『あ、え?ちょっと降ります!降ります!』と琴音っちが大きな声を出す。
どうやら停車ブザーを押したにも関わらず、バス停を過ぎちゃった模様^^;
『いや~すみませんでしたあ^^;』とバスの運転手さんがゴメンナサイ。
それだけこんなとこで降りる人が滅多にいないってことなのかなあ?
何はともあれ琴音っちの言うバス停付近まで到着です^^
さてここで菅原先輩が今日の目的を今一度、琴音っちに再確認をするのです。
『なあ~琴音。岩手県軽米町の煉瓦遺構群を今日は見学するってのは聞いた。でもさ・・・
オレが知ってる限りじゃ軽米の煉瓦遺構は主に軽米中心部じゃないかなあ。
なんでまた軽米町の町外れっぽいこんなとこに降りたんだ???』と。
すると琴音っちはふっふっふ・・・と不敵な笑みを浮かべつつも刀を返す。
『確かに軽米町中心部に煉瓦遺構は多く存在するんすけどお、軽米町の他地区にも数件ほど煉瓦の遺構があるんすよ^^
その中でも私が特に見てみたいと思ったのが、この近くの円子地区にある、
煉瓦が使われた旧円子小学校校舎跡なんすよ!
だって煉瓦が使われていた小学校って結構珍しくね?マジで(*´д‘*)』
わきゃー!確かに煉瓦が使われてる小学校とかあんまり聞いたことないですう。
都内の大学とかには古い煉瓦棟の校舎はあるけれど、ましてや岩手の内陸くんだりに煉瓦使用の小学校があるだなんてビックリですう(*´д‘*)
さすがの私でもこれには興味をひかれましたです。
ちょっとワクワクしてきました☆
『まさか隣の県にそんなのがあったなんて知らなかったわよ~^^;』と青森出身の首塚先輩もビックリポン
(今、流行ってるんでしょ?このフレーズ。え?違うの?w)
さあ~琴音っちを先導役とし、軽米・円子地区へと歩き出す私たち。
岩手県に来ちゃったのかー^^
歩き出した当初は民家も無かったけれど(どんだけ辺鄙な場所にバス停あるんや!)
ちらほらと家々が見えてくるように^^
時には県道沿いを流れる河川の土手を歩いたり
民家の土塀にちょっとばかし触れてみたり
満開ちょっと過ぎの桜を愛でながら進みましたよ^^
途中、廃神社っぽいとこでお参りしながらも更に先へ!
菅原先輩は『オークス・ダービーも馬券取らせてください!お願いします☆』と、念入りに願い事していましたが^^;
そうしてやってきたのは、恐らく円子地区の中心である県道の交差するところですう^^
すると先を行ってた琴音っちが私たちに振り向いた。
『あそこに土俵っぽいのあるっす(*´д‘*)』と。
え?土俵???
交差点の一画には大きな建物が。そしてそこにはーーー
あらやだ本当に土俵じゃないですか(゚д゚)!
『私の小さい頃は青森の小学校とかに結構、土俵があったわよ^^ 体育でやったりとかね^^』と首塚先輩が懐かしむように笑う。
『小学校に土俵ですか???』と、はてなマークを浮かべる私に菅原先輩が少し補足。
『東北地方にはこういう風に土俵が残る学校もあるんだよ夕実ちゃん^^ 大相撲の力士の出身県と言ったら東北地方がメッカな感じもするよね?
だからこういう土俵が色濃く残る土地柄と思われがち。
だけど、九州四国も結構あるんだよ。むしろ九州が多いかな^^
他地域に比べれば少ないかもだがボクたちの住んでた静岡県だって土俵のあった小学校はあるんだ。
なんせ昔の尋常小学校時代は履修科目だったしね^^』
昔は当たり前にどこにでもあったのですか!
そこに琴音っちも突っ込んできた
『小学校の話じゃないっすけど、イマドキ中学校じゃダンスなんかも必修科目のひとつだったすよね?お兄ちゃん^^;』
『まあ~最近はなw 今の中学校は武道必修つって、剣道や柔道の他にもリズムダンスなんかもあるんだよ^^
その中には相撲もあるんだぜ夕実ちゃん(選択必修科目。とは言え9割がた柔道か剣道を選ぶ学校ばかり)』
ええっ!?リズムダンス???
わたしダンスとか苦手だし、
武道も苦手だし・・・
相撲も・・・おっぱい丸見えになっちゃうから嫌かな(アホの子です)
まあ~そんな感じで見つけた土俵から話が盛り上がっちゃったけれども、ここで気付く。
『わきゃ? じゃあじゃあ~琴音っち。もしかしたらこの土俵のある建物が目的の小学校じゃないの???』
『やっぱそうっすよねえw 私も今思ったっすw っつーことでさっそく煉瓦の旧校舎を見に行こうっす(*´д‘*)』
県道から回り込んでみると、正門らしきところには『軽米町立円子小学校』と書いてありました^^
でもあれれ?
なんか見た目は普通の小学校。
『琴音っちい? 煉瓦なんかどこにもなさそうな小学校なんですけど^^;』
『まあ~あわてなさんな^^ この小学校は現・円子小学校だけれど、そのすぐ傍には明治9年創立の旧円子小学校校舎跡があるはずだから(*´д‘*)』だって。
と言うことで琴音っちと共に煉瓦校舎を探す私たち。
ここで少し気になったのが首塚先輩のつぶやき。
『平日の昼なのに子供の声が聞こえないわね・・・』
確かにそうでした。
そしてーーーーーー
イマドキの校舎の横を過ぎた先に到着した私たちは呆気にとられることに。
『おい琴音・・・妙に真新しい更地が広がってないか?^^;
二宮さんも下半身埋まってるし・・・』
『えっと・・・ええっ(;゚Д゚) 私だってさっぱりわからねーっすよマジで^^;』
ここまでの旅行計画を立てた立案者が分からないと言う・・・。
私たちも当然、この状況はチンプンカンプンですう^^;
学校の前に広がる校庭らしきところも草ボーボー・・・。
もしかして・・・取り壊し???
みんな薄々そう感づいていたけれど、琴音っちは必死にこの近くにあるはずだ!あるはずだ!と諦めずに探し始めるのです。
そして公園に居た地元のお母さん連中らしき方たちと、公園整備のオジサマを発見。
私たちは『この円子地区に煉瓦が使われた小学校を見に来たのですが』と尋ねたのです。
するとーーー
『え?古い方の校舎???あ~あの交差点とこにあったような気がするねえ~^^』と、さっき私達が居た場所を指さすのでした。
・・・あった気がするね?
地元の方じゃないのかな???
とりあえずみんなでありがとうございましたと頭を下げつつ、でもしっくりこない感じで再び交差点付近へ。
でもでもやっぱり無い!
しかも新しそうな校舎も子供たちの声がしない!
ここで改めて琴音っちがスマフォを開いて旧円子小学校の情報を整理することになったのです。
『まずはこれを見て欲しいっす^^;』と見せられたのは、グーグルマップの画像でした。
『あら?何か赤い屋根の建物が建ってるわね~コレ^^;』
『わたしっちの見立てじゃ、たぶんこれが旧校舎だと思うんすよ。
そしてこれがストリートビュー画像っす』
そこに見えたのは先ほどの校庭らしきところから臨んだ学校らしき建物でした。
私のイメージ的にはガッツリと煉瓦が使用されている校舎でしたが、どうやら外壁に部分部分に使用されてる感じでしょうか?
ここで菅原先輩が指摘する。
『なあ~琴音、グーグルマップやストビューの撮影日時は何年になってるんだ?画面の隅っこに年数表示出てるだろ???』と。
『え?年数っすか? ええっと・・・2015年って書いてあるっす^^;』
『つまり去年まではあったってことだよな。旧円子小学校校舎跡は。
ちょっと待ってろオレも調べてみるから^^』
そう言って菅原先輩もスマフォをいじりだしたのですがーーー
なんと軽米町の行政報告書や事業報告書には平成27年度に校舎解体撤去と記されていたのですう・・・^^;
『ちょっと下調べが甘かったんじゃないか?琴音^^;』
『うい・・・反省してますゴメンナサイ・・・^^;』
『でも残念だな・・・ここまで来たなら煉瓦が使われたという小学校校舎を一目見たかったよ^^;』
後で聞いた話だと、明治9年創立の円子小学校は近代に新校舎へとなったそうなのですが、
そちらも統廃合によって2011年3月20日をもって廃校となってたようです。
さて、だからといってクヨクヨしてばかりもいられないようです。
『ここから軽米の中心街に歩いて行くっす(*´д‘*) じゃないと今日中に青森県に突入できないから』だってw
『わきゃ・・・バスとか無いのですか?』と聞くと、
『あるけど夕方まで無いっすw』と笑う琴音っち。
笑えないよその冗談・・・^^;
いったいどれだけ歩かされるのやら・・・・・・
途中にあった地図を見ると結構距離ありそう^^;
県道を折れ、軽米方面へ進みだした私たち。
何か6キロとか坂の勾配が7%って見えるんですけどっ!( ;´Д`)
途中ーーー
ここまで煉瓦らしきものに全然お目に掛かってなかったけれど、その道程にちらほらと軽米町の本領発揮を見ることに。
『なんだあれ?煉瓦の塀・・・じゃねえな琴音。土台???』
『民家の駐車場下部の法面が煉瓦積みっすね!
しかも長手が8~9段に小口が1段の変則アメリカ積みっす(*´д‘*)』
どうせなら近くで見ようと彼女が提案するんだけれど、
わんわんお(このおうちの犬)が吠えまくるのでやめましたw
『あらあ・・・ほんとに夕方なのね^^;』と苦笑いの首塚先輩。
途中で見かけたバス停の時刻表は朝と夕の三本立て!
農家には煉瓦のサイロ?なんかも見えてきましたですう^^
段々煉瓦の街っぽくなってきましたね☆
残すところ3キロまで来たところで次回に続くです~w
ここまで読んでくださりありがとうございました^^
っつーことで行ってきました北東北の内陸に存在する煉瓦の街『軽米町』へ!
まさかの下調べミスw 旧円子小学校校舎跡が健在の時に訪れたかったけれど残念だねえ^^;
さて次回は軽米町煉瓦遺構群の本編です^^
人見知りなオイラですが、嬉しいことに地元のオジサマに声を掛けていただき色々と教えていただきました☆
気になる方は是非どうぞ。岩手県の隠れスポットを堪能あれ(*´д‘*)
最近、体調思わしくなく休日はなるべく横になってました(すごくだるい・・・)
16時間ぐらい寝たら回復した気がするけれど、どうなのか^^;
仕事から帰ってきたら久しぶりに皆さんのとこに行きたいと思います。
ううん、全然知らない土地ですよ。
早く本編がみたいです、
by とし@黒猫 (2016-05-11 12:39)
今回もなかなかのタイミングでしたね。
ちょいさんらしいというか。
by まめ (2016-05-11 14:51)
岩手県の内陸部に明治に建てられた煉瓦校舎があったとは(@_@)
是非とも見たかったですねぇ^^;
by ニッキー (2016-05-11 15:25)
コメントすること多すぎ!
りんご煎餅に興味津々。立ち乗り特急券ってへぇ〜
埋もれたニノキンさん!謎が知りたいですね〜
変則アメリカ積み?あらら段々深みに..
by orange (2016-05-11 17:25)
この煉瓦への情熱は素晴らしいを通り越して
もう危ない香りまでしてくるわ(汗)(@w@;)
でも続き 楽しみ♬
by 獏 (2016-05-11 19:43)
岩手はうちの両親の故郷ですが、今回、知らないことばかりで面白かったです〜^^
南部せんべいにりんごチップスは斬新!
私は黒ゴマ派、耳の所がカリカリして美味しいんですよね。次回も楽しみにしております♫
by ワンモア (2016-05-11 19:59)
体調不良とのことで、お大事になさってくださいね。
GWの競馬の影響かしら・・・(えっ、全然関係ないって(^^;)
東北新幹線、立ち席券なんていうものがあったのですね~
知らなかったです。
by isoshijimi (2016-05-11 22:21)
おはようございます。
冒頭から凄い・・・体調大丈夫ですか?
お店忙しそうで大変ですね。
by YUTAじい (2016-05-12 06:50)
煉瓦造りの小学校、残念でしたね
更地にしてしまったんだ
でも・・・半身埋まった二宮さんが哀れなーー;)
by さる1号 (2016-05-12 07:24)
こんどは東北ですか!また色々レアな情報が盛りだくさんですねぇ~
by みぃにゃん (2016-05-12 07:52)
なるほど、うまく新幹線を利用する術があるのですね!勉強になります。結構ドキドキ感があって楽しいかもしれないですね!私は本州では栃木県より北はまだ行った事がありませんので興味津々です。^^;
by ソニックマイヅル (2016-05-12 08:29)
東北新幹線に立ち席券があるとは知りませんでした。
でも、500円位しか安くならないんじゃ利用しないだろうなぁ。
二宮尊徳さん痛々しいですね、拙宅に持ち帰りたいです。
by johncomeback (2016-05-12 09:30)
立ち席券の名前だけ知ってました。
ずっと座れないのはしんどいからやっぱり指定かな。
もっと早めに調べておけばよかったね。
by こんちゃん (2016-05-12 10:37)
体調不良なの?お大事にね。
野菜 食べてる?
by サンダーソニア (2016-05-12 12:25)
残念でしたね。
二宮さんの銅像をあんな風に埋める神経疑いますね。
by gen (2016-05-12 12:57)
岩手まで煉瓦ですか~^^
日本のルーツは煉瓦にあり~と思うようになって来ましたよ
どこへ行っても煉瓦づくりの建物が見られますから^^
小樽で、煉瓦の建物見ながらちょいのりさんだったら
食いついて見るだろうなあって思っていました^^
しかし二宮さんの像を・・・ちょっと悲しくなりますね。
by 美美 (2016-05-12 18:41)
新幹線の乗車券で立席ってあるんですね~
でも座れて良かったですね!
by なかせ (2016-05-12 19:15)
寝不足で二戸まで行くとは大丈夫ですか?
二宮尊徳さんが哀れですね。
by 馬爺 (2016-05-12 19:36)
岩手県は未だ未踏の地です。
行ってみたいなぁ
天皇賞ゲットですか。おめでとうございます。
(今年の3歳馬は好メンバーなので、
日本ダービーGIを現地で見たいと思ってます)
by 唐津っ子 (2016-05-12 23:07)
立席ルールに驚きましたが、大宮の次が
仙台ってのにも驚きました。東海道新幹線
だったら、新横浜から大阪までノンストップ
みたいな感じかなぁと・・・
それにしても、半分埋もれた二宮さん、これに
一番驚きました。夜中に見たら怖いです^^;
by みずき (2016-05-12 23:54)
岩手まで立席はキツイな・・・
と思ったら、ちゃっかり座って行ったのね(^^;
二宮さんと言えば、最近のは座ってるのが多いらしいね。
by えーちゃん (2016-05-13 01:14)
私信
> この推理がほんとに当たってたらオイラ天才
ぶっぶー、はずれぇ ←3歳児、最近こう回答すること多し
親子遠足でクラスの子たちとも会いましたが
そういった様子は全くなく。ヘタレっぷりがわかりました。
by まめ (2016-05-13 12:39)
下半身が埋まっている二宮さんは新たなアートですねw
by テンポイント (2016-05-14 13:30)
こんばんは。
明日は宜しくお願いします。
by YUTAじい (2016-05-14 18:48)
かなり出遅れましたが
お疲れなんですね、お大事にしてくださいね。
BBQで、お肉たらふく召し上がって
元気百倍だったでしょうか?
by まこ (2016-05-15 23:19)
昨日は、お疲れ様でした。
楽しかったね。
また、よろしくお願いします。
しかし、肉ばっかしで胃がもたれました。
来年は野菜もお願いします(^^;
by えーちゃん (2016-05-16 01:02)
おはようございます。
昨日は美味しい肉堪能出来ました・・・またよっくりとやりましょう。
by YUTAじい (2016-05-16 06:49)
昨日は、お世話になりました有り難うございました
遅刻、早退で申し訳ありません
タバコ1本、無心するのを忘れました(^^
by koh925 (2016-05-16 14:50)
レンガの校舎が見られなかったのは残念でしたが、
レンガに縁のある町みたいですね。
桜前線に追いつくって、面白い表現だなぁ^^;。
by sakamono (2016-05-16 22:31)
おはようございます。
昨夜の地震一瞬ドキリと・・・熊本では毎日なんですね。
by YUTAじい (2016-05-17 06:59)
オフ会の折には色々ありがとうございました。
飲んだり食べたりできましたか?
いつも美味しくお肉を焼いてくださって感謝です。
またどこかでお会いできることを楽しみにしています。
by 美美 (2016-05-17 14:11)
北海道へ行く新幹線、オール指定席とは驚きましたけれど、急に行く人がいない予想なのですかねぇ。
小学校の直前解体、残念でしたですね。でも、いい出会いありましたようで。
by 足立sunny (2016-05-17 15:57)
おはようございます!ほんとお久し振りと言われて
しまいそうで申し訳ございません!
いつも頑張られている「ちょいのり」さんには頭が
上がりません・・・凄いパワーですね。BBQには
一度行きたいですね〜〜
by Hide (2016-05-18 01:16)
おはようございます。
気にしないで・・・作業中手は抜けませんから。
by YUTAじい (2016-05-18 06:49)
先日は、お疲れさまでした。
あの場でも、板さんしてましたね。
次回からは、飲む・食べるで楽しむことにしましょう。
焼き場は、自分とか誰かがやりますよ。
by Falcon (2016-05-18 11:11)