第860話 煉瓦研究ネットワーク東京入会 日光橋編☆『琴音、もっと煉瓦研究の高みへ!』玉川上水日光橋・インド料理ビラシほか [廃村さーくる2(煉瓦研究ネットワーク東京)]
『煉瓦研究ネットワーク東京の会としての正式な立ち上げがあるんだが琴音君もどうかね?アッハッハ^^』
ーーーそれは教授さんから届いた一通のメール。
煉瓦研究ネットワーク東京と言うのは、東京並びに周辺の煉瓦遺構・構造物などを 実際の目で探索し、情報を収集・意見交換などをして情報の蓄積、
そして記録に残していく集まりなんです(勿論教授さんは所属)
それがこのほど『会として正式に立ち上げを行う』こととなったそうなんす!
煉瓦研究ネットワーク東京(長いので以後、煉研ネット東京としやす)は、
今まで幾つかの巡見 をし、教授さんのご厚意もあって私も途中から参加してた。
ぶっちゃけ一般人枠ですw
周りを見ればいつも誰でも学芸員さんや資料館勤めのプロばかり。
それなのに素人の私に『入会どうかね?アッハッハ^^』とお誘い受けたのです受けちゃったのですよ!マジで☆
正直・・・流石に躊躇しましたよ^^;
だってねえ・・・ただの趣味人がプロの集まりに飛び込むわけですよ^^;
そこにひょいとお兄ちゃんが私のメールを覗き込んだ。
『なんだお前!教授さんの煉研ネット東京の正式会員に誘われたんか^^ いいじゃねーか是非はいっちゃえよ☆ むしろオレも入りたいぞw』
それを聞いてか夕実っちまでもが、
『わきゃー!すごいですう! これでもうちょっと上の世界に行けるね琴音っち(*´д`*)』と背中を押す。
かつて普通では見れない中々覗けない場所も煉研ネット東京さんのおかげで見ることが出来た。
その繋がりで神奈川・横須賀の煉研さんとも出会えた。
正直、大学卒業後の進路はもう決めている。
当然煉瓦ちゃんに関われるような仕事をするつもりでいた。
これは私にとって願っても無い大チャンスなんじゃないでしょうか?
行きますか!本格的煉瓦の世界へ!
私はドキドキしながらも教授さんへと返信をしたのだったーーー
第860話、煉瓦研究ネットワーク東京正式入会編。
私こと菅原琴音視点でスタートっす!^^
『わきゃー、拝島駅とか初めて来ましたですう^^ 』
やってきたのは拝島駅。
一緒にわきゃーって言う人が横に居るのはご愛敬w
煉瓦研究のサークルの部長である夕実っちも 後学の為にってことで一緒に参加することになったっす(会員にはならないらしい^^;)
さてなぜ拝島かと言うと、
この拝島、そして福生市 にある煉瓦遺構の巡見(見学会)を兼ねて『発起総会(会の正式な立ち上げ)』がこの地で執り行われるからなんす^^
『プロ相手に遅刻はやべーっす^^;』と前日に呪文のように呟いていたら、
『任せるです。私が起こしてあげるから^^』と、夕実っちが無い胸をドンと叩いてくれたおかげで(失礼だけど夕実っちおっぱい小さい)
集合時間1時間前に到着できましたw
(※ 作者は基本、遅刻魔でありやすw 無事に起きれてホッとしたよ^^;)
・・・とは言えやっぱり緊張っす^^;
『やばいっす・・・私なんか場違いじゃ無いっすかね・・・』と落ち着かない私を見て、夕実っちは『任せるです!』と再び無い胸をドン!と叩き、
駅前のコンビニに走り出した。
そして帰ってくるなり手渡されたのがこれ。
酒かよ!
『これを飲めばたぶん落ち着くはずですう(*´д`*)』って彼女は言うけど
落ち着くと言うか真面目な会合の前に酒飲んでどうするよ!w
『大丈夫です!桃のフレーバーだからバレないですう^^』
そうなのかなあ!(*´д`*)
じゃあーせっかくの彼女の気遣いなので飲むことにしましたよ^^
おかげで落ち着きましたw
煉研の皆には内緒っす☆
---とは言え
早く着いちゃったし暇を持て余す感じ^^;
駅のコンコースにあるケンタッキーでブレックファーストして時間をつぶすのも一考したけれど、
せっかくなので拝島駅周辺をグルリとお散歩することにしたっす^^
その中で気になったのは『インド料理ビラシ』さんってお店。
では無く、
その軒先の花壇の煉瓦ちゃんでした^^
『わきゃ? まさか煉瓦刻印探しですか^^; ぶっちゃけ煉瓦のど素人の私でもイマドキ煉瓦さんな気がするけど・・・^^;』
確かに夕実っちが指摘するように、いかにもイマドキ煉瓦ちゃん。
でもイマドキ煉瓦ちゃんだって刻印あったりするものっす^^
むしろここで刻印とかあったらもっと『落ち着ける』ような気がしたのだ。
するとーーー
『ん? これって刻印じゃね?』
『えー!あるのw あっちゃうですかw』
縦棒2本の刻印。
傷にしちゃおかしい。傷ならばこんなに均等に彫られているのはあり得ないっす。
縦棒2本に見えるのはもしかしたら製造番号的打刻『数字の11』なのかもっす(*´д`*)
イマドキであろうが嬉しかったし、これで本当に心が落ち着いたっす☆
待ち合わせ時間まで時間もまだまだあるってことで夕実っちと駅前のベンチに腰を下ろし、
インド料理ビラシさんの創業年とか口コミを検索して暇つぶししてました。
残念ながらお店の創業はよくわかんなかったっす(2000年後半?やっぱり新しそうな感じかな?)
『わきゃー♪ ビラシさんて人気のお店らしいですう(*´д`*)』
そう。結構良いお店らしいんす☆
今度は是非ともランチやディナーで訪れてみたいっすね♪(煉瓦のことも聞きたいねw)
さてお時間も迫ってまいりました。
10分前行動!ってことで集合場所(西武鉄道側の拝島駅改札付近)へ行くと、
ほぼ既に皆さん集まっていたw
遅れてないけど『すいませーん、おはようございまーす^^;』と合流w
何度かご一緒させていただいて見知ってはいるけれどもちょっと緊張しちゃった。
でも教授さん居るから安心(*´д`*)
(夕実っちは山梨県の八ツ沢発電所の煉瓦水路橋シリーズでメンバーさんたちと顔見知り)
まだ来てなかったメンバーを迎えつつ、今日の総会に参加する人たちが出そろったところで事務局長さんから大きな茶封筒をみんな手渡されたのです^^
これは今日巡見する(訪問する)場所へのスケジュールと資料っす^^
くううーーーーー!
やっぱり紙に資料を書き起こして手にするって本格的っすよね!
自分じゃ・・・ある程度は調べるけれど、行った後に調べに入るからなあ・・・^^;
ざっと目を通すと『ほとんど論文集の抜粋』
昔の自分じゃ字が細かくて見た目だけで投げだしてしまいそうだけれども、今は興味あるおかげで脳内にガツガツ入ってくる。
なんかそんな自分が嬉しかった。
(夕実っちは『うう・・・目がシパシパするです^^;』と、そっと資料を茶封筒にしまいこんでいましたがw)
---さて、
まずは最初の場所へと移動することになったっす。
そこは拝島駅からほど近い(歩いて数分)
『玉川上水に架かる日光橋』でした^^
ここはかつて教授さんと羽村山口軽便鉄道編で訪れた場所☆
(第762話 羽村山口軽便鉄道編☆ 歴代屈指の長編ブログ記事ですw)
明治24年に煉瓦橋にかけ替えられた、国内現存最古の道路煉瓦アーチ橋と言われているっす^^
玉川上水の成り立ちとかそういう詳しそうな話は過去記事へどうぞ。
やっぱり今回は煉研ネットの巡見です。
当然『煉瓦縛り』の話がさっそくメンバーの皆さんで議論されることになるーーー。
パッと見、上部は石橋の欄干だし橋脚部位はコンクリートに見える。---つーかコンクリート橋そのものなんですが(昭和25年、今現在の姿に改修されました)
よーーーく橋の下の中央部分を見ると分かるんす。
『わきゃ? 橋の中身が煉瓦さんなんですか!この日光橋^^』
そう。実はコンクリートの中詰めは当時そのものの煉瓦が使われているんす^^
昭和初期の架け替えの際に取り壊すよりもコンクリートで覆って再利用したわけなんですよね(*´д`*)
福生市教育委員会さんの立て看板にもざっとこの日光橋の概要が記されています^^
記されていますがーーー
煉瓦研究陣が知りたいのは概要じゃない!
どこで作られた煉瓦ちゃんが使われてるのか?が主題目なんですよねw
もーそこからは資料を酌み交わし意見交換会です☆
まだ(仮)の会長・副会長、研究担当・事務局長、会計さんに統括監査役が矢継ぎ早に議論疑問を呈しては答えを模索ですぜ!
『わきゃ・・・さっぱりイミフな言葉が飛び交ってるですうw』と夕実っちは嘆く。
私も正直半分も付いていけないのだけれど、
煉瓦の製造工場の件で『東京は葛飾・金町で焼かれた煉瓦が使われている』って話題になったところでピクリとしたのです。
元々この煉瓦のアーチ橋である日光橋。
ここから近隣の『日野れんが』で焼かれたものが85パーセントほど使用されているそうなんす。
でも残りの15パーセントは、私と夕実っちの住む草加市から遠くない金町にあった和田製作所と言う煉瓦工場で焼かれた物なんだそうっす。
残念ながらその和田製作所の歴史と場所はよくわかってないらしい。
でもそこは恐らく電車で20分くらいの私のテリトリー(領域)っす(*´д`*)
この時は発言できなかったけれども、ご近所だし、調べて煉研ネットに貢献したいと思った次第っす(*´д`*)
(これは多摩のあゆみと言う東京多摩地区に年4回季刊されて公共機関や銀行等に置かれている無料の冊子の一ページです。
その中で多摩の煉瓦と言う、多摩地域と煉瓦の関わりの特集の回がありました。
こちらには今回の煉研ネット東京さんのメンバーさんが多くの情報を寄稿されてます^^
そしてここには金町の和田製作所の煉瓦刻印の写真も掲載されてたりするんですよね~(*´д`*)
会員の末席ではあるけれど、コレをヒントに会に貢献してみたいと思うっす!)
さて、白熱した議論も今後のスケジュールには敵いません。
事務局長さんが『はい。時間も押してますし次へと行きますよ!』と促します。
じゃないと研究家の人たちってその場で議論しまくって先に全然進まないからねw
こだわりと言うのは時さえも止めてしまうようです(ザ・ワールド)
さて、日光橋から歩いて20分くらいでしょうか?
次の巡見場所にやってきましたっす^^
『わきゃ!? もしかして・・・ここは酒蔵さんですか???』
夕実っちが目をパチクリさせるのも仕方がない。
煉瓦の巡見なのに何故か酒蔵です^^
でも今回、ここに来ることが重要だったのは後で分かること。
先ほどの煉瓦のアーチ橋『日光橋』と深い関わりのある酒蔵見学。
私にとって、これほどお酒と煉瓦と総会立ち上げがマッチするなんてね(*´д`*)
っつーことで次回は多摩地区の酒蔵と煉瓦の関わり。
そしていよいよ私こと菅原琴音のほろ酔い入会物語っす☆
ここまで読んでくださりありがとうございました^^
駅員3さんからの一通のメールからの物語はズバリ!
『本格的な煉瓦研究への一歩のメール』だったんですよね^^
ボクの素人趣味は趣味のままでいいとは思ったけれど、
やっぱり好きなものならもっと追求したいと言う欲望に駆られました^^
駅員3さんは本当ヒドイよねー
だってこんな煉瓦の歴史の深まりにどっぷりオイラを漬け込むんですからw
ほんと罪な人だよw
---とは言え、
その探求心と人柄と、そして人脈。やっぱりすげー尊敬するお兄さんです^^
ブログやってなかったら決して出会えなかった方なんじゃないかと思ってます。感謝しかないよね☆
さて次回はズバリ!入信の儀式です。
と言っても畏まったものでは全くなかった^^
酒蔵の敷地の片隅の、緑の木陰でテーブルをみんなで寄せ集めて行われる小さな小さな始まりストーリー。
気になる方は是非どうぞ^^
ではではまた今度。それまで御機嫌よう☆
おめでとうございます。
これから、まだ行ったことのない所へも行けますね。
by aru (2016-07-06 02:59)
入会、おめでとうございます^^
趣味から始まった本格的な煉瓦への道ですね。
ちょいのりさんのブログは、素人の私でもぐいぐい惹きこまれる記事を書いてくださるので、知らず知らずのうちに煉瓦や遺跡に対する知識と感心が高まっていくのです(^o^)
by ワンモア (2016-07-06 04:25)
ありゃ、入会しちゃったのね!!!^^;
by kinkin (2016-07-06 05:43)
おはようございます。
いよいよ本格的に成りましたね、これで立派な煉研人ですね。
入会おめでとうございます、
by 馬爺 (2016-07-06 05:51)
おはようございます。
本格的煉瓦道へ・・・入会おめでとうございます。
by YUTAじい (2016-07-06 06:45)
おめでとうございます。
桃のフレーバーはやっぱりばれなかったようですね(笑)
by さといも野郎 (2016-07-06 07:08)
本格的な煉瓦探求の道にはいっていくのですね
って、今迄も十分深い道だったような^^;
入信、どんな儀式があるのかな
でも酒蔵だし^^;
by さる1号 (2016-07-06 07:30)
レンズ沼と同様に「煉瓦沼」も底無しのようですね(^-^)
by johncomeback (2016-07-06 07:51)
だんだん本格化してきましたね。といっても今までもかなりの本格化ですが・・・。
by みぃにゃん (2016-07-06 07:53)
とうとうレンガ沼に...私はレンズ沼ですが^^笑
これはこれからが益々楽しみ!
拝島。知ってますよ...なぜか詳しい西武線沿線。
by orange (2016-07-06 07:54)
趣味の煉瓦から本格的な煉研に\(^o^)/
個人では行けない場所にも行けたり、やっぱり色々刺激を受けますもんねぇ^^
思いっきり楽しんでくださいね^m^
by ニッキー (2016-07-06 08:15)
入会おめでとう?
本格的な煉瓦研究に没頭して下さい。
by えーちゃん (2016-07-06 09:34)
ネットワークって大事ですよね、研究にプロもアマも無いと思います。
視点が違うし、何より情報を共有することが楽しくもあり大切。
どっぷり、今後も頑張ってくださいね♪
by 路渡カッパ (2016-07-06 09:46)
入会おめでとうございます。
ちょいのりさんぐらい探究心が強ければ臆することなく会に貢献できるでしょう。今後のご活躍を陰ながら応援します。
by gen (2016-07-06 10:25)
おはようございます。煉瓦は奥が深いですね!今日も暑い一日になりそうで、チューハイは欠かせないですね。^^;
by ソニックマイヅル (2016-07-06 10:45)
とうとう深みにw
こういうのは良いと思いますよ。
好きなことですから楽しいですしね。そして出会いも・・・
<期待できる?
by まめ (2016-07-06 12:36)
煉瓦研究ネットワーク、活動開始なんですね!
日本における煉瓦の歴史を勉強していると、
そのうち、自分で煉瓦を焼いて、建物、橋、トンネルなど、
作品を作ったりしたくなっちゃいそう。
ミニチュアサイズのねじりマンボとか、ジオラマ作成も面白いかも
by 唐津っ子 (2016-07-06 22:47)
いきなり拝島駅が出てきて驚きました。青梅線ですね。
福生の多摩自慢かぁ。確か、飲食できる施設も
ありましたよね。でもレンガ研究の人たちは、そういう
方面には目もくれないのかな^^;。
by sakamono (2016-07-06 22:55)
ますます煉瓦の道を行かれるんですね。
ちょいのりさんの写真を見てて、最近は
煉瓦を見ると刻印があるのかなぁって
目で見るようになりましたよ^^
by みずき (2016-07-06 22:55)
ますます本格的になりますね。
研究家の人たちってその場で議論しまくって先に全然進まないからねw、なるほどそんな感じがします。
by 足立sunny (2016-07-07 00:27)
いつも頑張っている、ちょいのりさん!
煉研ネット東京入会おめでとうございます!
これから益々頑張って下さいね。
いつも、お越し頂きありがとうございます。
by Hide (2016-07-07 05:08)
あっはっは(*^o^*)/
ようこそ煉瓦の世界へ!!!
貴君の煉瓦熱は誰よりも熱いですぞ!!
今冬はぜひとも友が島リベンジに同行していただきたいものです(^_-)/
by 教授3 (2016-07-07 07:59)
何が煉瓦に駆り立てるのでしょう?
最近の記事は煉瓦一色ですね。
煉瓦を何気にお店にも取り入れちゃえば面白いんじゃないと無責任発言。
by こんちゃん (2016-07-07 14:09)
おお!東京の蔵元・多満自慢ぢゃないですかぁ~
by 太陽の玉子 (2016-07-07 15:08)
Oっぱい小さくてもテクでカバーですw
by テンポイント (2016-07-08 00:10)
多摩自慢行ったことありますよ。
もちろんお酒目当てですけど^^;
瓦を通じて良い出会いが増えそうですね。
by 美美 (2016-07-08 23:54)
おやおや、私のテリトリーの近くに進出ですね
多満自慢には行きたいな(^^
by koh925 (2016-07-09 18:26)
おはようございます。
そろそろブログも潮時・・・気がして来ました。
by YUTAじい (2016-07-10 06:38)
いやいや十分専門家だと思いますよ^^)
活動頑張ってね♬☆
by 獏 (2016-07-10 07:00)
さらにディープな世界に足を踏み入れられた感じで(^^)/
あっ、多摩自慢、時々、夕食時や外食時ににお世話になります♪
次も楽しみにしていまーす(^^♪
by isoshijimi (2016-07-10 15:14)