第879話 四国北岸瀬戸の花嫁編☆東洋のマチュピチュ『お兄ちゃん!東洋のマチュピチュって何さ!?』別子銅山東平エリア・太陽の子エステバンほか [廃村さーくる2(煉瓦遺構編)]
『『マッチュピチュ!マッチュピチュ!イエーイ!ドンドンパフ(*´д`*(*´д`*)』』
『お前らうるさいよw』
『わきゃー・・・先輩に怒られたですう(;´∀`)』
『なんで怒るんだよ兄ちゃん!私ら東洋のマチュピチュに行くんだぜ?盛り上がらないわけがないじゃんかおー!(*´д`*)』
『っつーか夕実ちゃん・琴音? お前らはそもそもマチュピチュ自体を知ってるのか???』
『『正直わかんないかなーw(*´д`*(*´д`*)』』
『よくそれで盛り上がれるなお前たちはw』
---と言うことで
一応おにいちゃんにレクチャーしてもらったっす。
マチュピチュってのはペルーのアンデス山脈の尾根に存在する15世紀のインカ帝国の遺跡であり世界遺産。
その様は下から見れば空中都市、目の前にすれば山あいに立つ異形の超古代文明都市!
なんだそうっす^^
そのマチュピチュに似てるっぽくね?マジで!ってのが、これからバスツアーで向かう別子銅山の東平エリアなんだってさ^^
正直言うと、
『東洋の~』とか付けられて比喩される物件に本家を越える物は当然無いと思ってる私。
だから別にそれはどうでもいい。煉瓦がそこにもあるのを知ってたからそれだけでいいかなって感じだったの。
そしたらやっぱりそこはマチュピチュだったんだーーー
第879話、引き続きわたしっちこと菅原琴音目線で東洋のマチュピチュツアーをイクっすよ(*´д`*)
まずは今回ガイドを務めるオジサマにみんなでご挨拶^^
私たちを含めて総勢11人の東洋のマチュピチュツアースタートです。
ツアー時間約2時間とのお達し。
ん?2時間?
『ねえねえお兄ちゃん』と小声でお兄ちゃんの横っ腹をつつく私。
『なんだどうした?』
『いやさあー、ツアー時間2時間でちょっと気になることがあってさ、
東平エリアまでの往復の時間コミコミで2時間ってことっすよね?^^;』
『そうだなあ^^ 行くだけで30分は掛かるかな?』
『じゃあ・・・往復で1時間掛かったら現場には1時間しか居られないってことじゃね?』
『お前頭いいなあ(*´д`*)』
『オイッ!^^;』
何とビックリ東洋のマチュピチュには滞在時間1時間ほどなんだそうっす^^;
パンフレットを見る限りじゃ見たい遺跡がゴロゴロ。
果たしてそんなんで足りるのかしら・・・^^;
鹿森ダムのループ橋というところまできやした。
なんか河津のループ橋を思い出して親近感が沸くっすね!^^
『んじゃーそろそろプシュっといこうかお兄ちゃんプシュッと(*´д`*)』
『こらこら^^; ガイドさんが重要な事説明してるんだから聞けよおまえは・・・^^;』
いいのよ。聞き耳は立ててるしい。
これは重要だと思ったら真剣に聞くからさw(ガイドさんすいません^^;)
『わきゃ!? あの山肌に立つニョキニョキとしたのは何でしょうかですう^^』
それはまるでムーミンに出てくるニョロニョロのよう・・・
『なあ兄ちゃん。あのニョロニョロなにさ^^;』
『植林の目印棒だと思うぞ^^ けっして無縁仏の墓とかじゃないから安心しろ^^』
また余計な事いうー^^;
なるほど植林の目印っすか納得っす。
さて県道47号線に別れを告げツアーバスは非常に幅員の狭い道路へと突入。
ガイドさんによれば元々は東平までの登山道だったとか。
幾重にも弧を描きグングンと上へと進みます。
もう端出場エリアがどこなのか分かんないくらい上の方まで来ちゃったっすね^^
途中いくつかバスが立ち止まるポイントがあったとですが割愛するっすw(学校跡とか色々ね^^)
『はい皆さん、ここが東洋のマチュピチュと呼ばれる東平エリアにやってきましたよ^^』
ガイドさんに促されつつ順繰りにマイクロバスを降りる私達。
そしてツアーに参加した皆々はまず空を見上げて一声です。
『『『おおおォ!青空見えてるう(*´д`*(*´д`*)*´д`*)』』』
嬉しい・・・
素直に嬉しい☆
だって台風迫ってたし正直諦めていたからね♪
この後は誰が晴れ男とか、私こそ晴れ女だとかみんなで嬉しそうにもめてましたよw
さて今は駐車場となっている『採鉱本部跡』に皆集合。
ここでガイドさんから注意事項などを聞かされるっす^^
だけど私とお兄ちゃんは全然ガイドさんの話を聞いて無かったとですw
何でかと言うとーーー
集合場所の横に見えた『むかしの東平』の地図の下には、鍰煉瓦と共に
赤煉瓦が展示されていたからっす(*´д`*)
しかも刻印付きw
『うひゃー♪ すんごく綺麗に打った刻印っすねお兄ちゃん(*´д`*)』
『サヌキ17って刻まれてるな^^ 勿論讃岐煉瓦の刻印だなあ☆』
『うは!? なにこの太い十字の刻印は???』
『何だろうな?関西で有名なキシレン(岸和田煉瓦)の刻印にも似てるが・・・はてさて^^;
とは言えどうやら別子銅山に使われた煉瓦は讃岐煉瓦だけでは無さそうだな^^』
ガイドさんがおっしゃるには『明治から昭和まで長い歴史の別子銅山。多くは讃岐煉瓦が使われていますが、時代によって讃岐さん以外も必要とされたんだと思います^^』とのこと。
まあそうっすよね。別子もさっき聞いた感じだと鉱脈求めて山裾まで下ってベースキャンプを変えているわけだし、
その時代に合わせた煉瓦の供給先を変えていたんだと思うっす^^
---さて、
ここからはいきなりマチュピチュっぽいとこにいく訳でなく、
東平歴史資料館と言うところに行って、みんなで予習でございやす^^
ここには在りし日の東平エリアのパネル写真や、
別子銅山の坑道ってどうなってるの?って説明とか
(ちなみに総坑道全長約700㌔!? 深度にいたっては海抜1キロ・・・のとてつもない大銅山っす^^;)
銅って今はどういうふうに使われてるの?という展示品を閲覧したっすよ^^
整備される前の第一号坑口『歓喜坑』の写真なんかもありました(この写真も恐らく近年か晩年のもの)
さてっと、ガイドさんに促されるままに到着したのは小マンプと言う資料館の裏手にあるトンネルっす^^
振り返ってみると昔は道だったぽい???
『なあ~お兄ちゃん。ここは昔鉱山鉄道でも走ってたのかな^^?』
『いやおまえ・・・今それをガイドさんが説明してる最中じゃねーか^^;』と呆れられたw
ここはどうやら鉱石を運んでいたトロッコ道のよう。
先ほどの駐車場んとこまで続いてるみたいっす。
正直、別子銅山跡は『鉱山鉄道』『トロッコ』『索道(ケーブルやリフトの道)』がゴチャゴチャしてて説明しずらいのォ^^;
今回はあくまでも別子銅山の『なんとなく』が分かってくれればいいし、私的には『とりあえず煉瓦刻印!』なので、詳しいことは省んちょしますw
トンネル内はレンガ造り。非常に粗い目地だこと^^;
小マンプの向こう側へやってきましたっす。
増々その青色を覗かせる天候に、ツアーの皆が喜び合った(*´д`*)
『わきゃ!? トンネルの出口の上に何かあるですう^^』と夕実っちが指を差す。
・・・はてなんだろあれ?
祠か何か?
そう言えば端出場にあった通洞抗の上にも何かを祀ったようなものがあったっす(これよりも立派ですが)
ガイドさんに聞きそびれちゃったのが残念(っつーか煉瓦に夢中だったw)
でも鉱山・坑道内ってのは常に危険と隣り合わせ。
抗夫たちの安全を祈る神棚的存在だったのは間違いがないところでしょうね^^
---さてここでお兄ちゃんが再びパンフレットを指さして
『くう~!この小マンプの先には、火薬庫跡や第三通洞!そして琴音の好きな煉瓦造りの変電所まで待ってるんだぞ^^』って、喜べ妹よって感じの笑みを浮かべるお兄ちゃん。
私は勿論ワクワク。でもーーーお兄ちゃんの方が本当は一番楽しみにしてたんじゃないかね、ふふふ^^
するとっす。
ここでガイドさんがそちらに背を向けて歩き出したのです。
『ではみなさん。いよいよ東洋のマチュピチュと言われたるインクラインや貯鉱庫跡へと行きましょう^^ 先ほどの駐車場方面へと戻りますよ^^』とツアーの皆さんに笑顔で振り返りながらーーー
えっと・・・
えええええええっΣ(ll゚д゚私(ll゚д゚ll兄)*´д`*?)(←夕実ちゃんだけ分かってない)
もしかして火薬庫跡も煉瓦の変電所跡も行かないの!??
『ねえお兄ちゃん・・・。もしかしたらさ、ほんとにほんとに本当にーーーざっと東洋のマチュピチュっぽいとこをざっくり見れればOK的なツアーなのかもね^^;』
『そうだなあ・・・時間的にある程度は端折るとは思ってたが、まさか変電所跡までカットされちゃうツアーだとは思わなかったよオイラ^^; ・・・何か色々スマン^^;』
別にお兄ちゃんが悪いわけじゃないし、
勿論、マイントピア別子さんの企画するマチュピチュツアーが悪い訳でもない。
東洋のマチュピチュって呼ばれる景色をざっと眺める程度ならフツーの観光客さん達には充分なんだと思うっす。
でもなあ・・・
どうやらじっくり産業遺産を堪能したい!って言う一歩踏み込んだ観光客には物足りないんじゃないかと思いましたっすマジで^^;
ちょっとがっかり気分になっちゃった私に、
『今度は教授(駅員3さん)と再訪したいと思ってる^^
さっきメールで画像を送ったら「私を差し置いてさっさと別子銅山に行くとはずるいぞ君たちwアッハッハ」って速攻返事が返ってきたぞw
その暁には別子銅山総なめしてやろうぜ☆
今日はほんの小手調べだと思って満喫しようぜ琴音!』っと背中をドン!と叩かれた。
そうか小手調べ(予習)って思えばいいんだよね^^
話を聞けばマイントピア別子として観光用に整備されたのは別子銅山の十数パーセントにすぎないんだって!
登山道を歩けば遺跡や廃墟がゴロゴロ!
もしかしたらまだ誰も見つけてない忘れられた場所もあるかもだって(*´д`*)
じゃあ~その時まで待ちましょうず☆
『わきゃあ・・・すごくいい眺めですう~(*´д`*)』
駐車場に戻って来て早速、手すりから身を乗り出しそうなくらいはしゃぐ夕実っちがそこに居た。
多少ガスってるとは言え本当に素敵な眺め(*´д`*)
眼下に新居浜市の街並み。
そして向こうには瀬戸内海に浮かぶ島も見えた(大島かな?四阪島かな^^)
『いつか願いが叶うなら・・・オレは軍艦島よりもあそこの四阪島に行ってみたいんだよねーーー』ってお兄ちゃんがぼんやりと遠くを見つめて呟いた。
別に行きたければ行けば・・・ってお兄ちゃんの背中にツッコミを入れそうになったけれど私はその手を引っ込める。
確か聞いたことがあるんだ。
それは別子銅山の歴史のパネル展示にもあった。
もともと四阪島は別子銅山の精錬所があった島であり、とっても栄えた離島。
今でこそ銅の精錬の火は途絶え、かつての住民は一人もいない島だけれども、未だに全島が住友さん所有であり、
許可をなくしては入島できない島旅マニア垂涎の離島だって言ってた!
・・・お兄ちゃんが頬杖ついて惚けるのも分かるかもね☆
無人島だった四阪島(正確にはこの地域の島々の総称)に精錬所がつくられたのは1905年(明治38年)
それは江戸末期から知られていた日本どころか世界屈指の産業遺産・長崎軍艦島(端島)の歴史には負けちゃうんだけれど、
『今尚、人を寄せ付けない離島だからこそオレは興味あるんだよ(*´д`*)』と、再び私に嬉しそうな顔を向けるお兄ちゃんが居たんだ^^
私は『じゃあ~いつか四阪島も制覇してやろうず(*´д`*)』と、お兄ちゃんの背中をバシッと叩くと
『おおう!楽しみだな(*´д`*)』と嬉しそうに答えるんだ。
いつか行けるといいね!お兄ちゃん^^
さて高台となってる駐車場からもうネタバレの様にマチュピチュって謳われる物件が見えたっす。
もう別に隠さないし、もったいぶらないw
光学50倍ズームで覗き込めば上部は煉瓦ちゃんのカタマリじゃん!ひゃっほー(*´д`*)
『お兄ちゃんここは?』
『ガイドさん居るんだからガイドさんに聞けよw^^;
えっと・・・ここは上貯鉱庫の上のホッパー口だな。さっき行きたかったのに行けなかった第三通洞から運ばれてきた鉱石をここから搬入って言うか落とすわけだ^^』
ガイドさんに聞こうとは思ったけれど、だって説明に忙しそうなんだもん^^;
時間も押してる素振りだし^^;
さてそんな多忙なガイドさんが『ここからの対面に見える山肌をご覧ください^^』とみんなに促した。
『わきゃ?なにかあるですかね???^^』
『うーん・・・土嚢っぽいのが見えるくらいっすかね?^^;』
するとガイドさんは『あの山肌に、かつては鉄道が走ってたんですよ^^』とおっしゃるのです。
ええ!? あんなとこにΣ(ll゚д゚(ll゚д゚ll)゚д゚ll)!!??
別子鉱山鉄道『上部線』
明治26年~明治44年まで使用された日本初の山岳鉱山専用鉄道。
何が凄いかって、あんな崖っぷちに線路を通しちゃうんだから昔の人って半端ないっすよねマジでw
でもこれが別子銅山初期の発展に大きく貢献したのは間違いがないのです^^
(※ お兄ちゃん曰く『今でも歩ける』らしいーーー)
『では皆さんそろそろ東洋のマチュピチュへと行きましょう^^』
ガイドさんが下へと指を差して促す。
いよいよ来たか!その時が(*´д`*)
『わきゃ・・・ちょっと怖いとこですね^^;』
随分と急な階段をゾロゾロと降りていく。
ここはインクライン跡。
かつてはこの急崖の法面にレールを敷いたトロッコが行き交ってた訳っす^^
整備道以外はほとんど藪のこの地区。
マムシもそりゃいるでしょうね(ニッコリ)
そして最下部まで降り立つと、いろんな媒体(テレビやネットや雑誌)で見かけていつか自分の目で見てやろうと思ってた景色が目の前に飛び込んでくることになるーーー
『うは・・・うは・・・ちょー遺跡みてー(*´д`*)』
『わきゃー☆ 古代文明ぽいですう(*´д`*)』
『太陽の子エステバンを思い出すな~(*´д`*)』
・・・何そのエステバンってお兄ちゃん^^;
(※ 太陽の子エステバンとは? 1982年にNHKで放映されたインカ帝国やマヤを舞台とするSF冒険アニメです。子供の頃はめっちゃ好きだった!)
目の前に大きく聳え立つ石造り(花崗岩)の建物が下貯鉱庫跡。
上貯鉱庫で選別された鉱石を更にここでストックしてた訳っす^^
そしてその下にある煉瓦の遺構はーーー
索道基地の建屋の名残なんだそうっす^^
簡単に言えば東平の流通ターミナル。
ここから鉱石や物資・資材などをバケットと呼ばれる鉄のかごに乗せてロープウェイ式に運搬してたんすね^^
『わきゃ? 更に下にも建物の名残があるです^^』
『あれは社宅の名残だよ夕実ちゃん^^』
ええっと・・・ちょっとややこしくなってきたので今一度整理してみようっすw
ここは段々畑の様になってるのですが、
一番上は採鉱本部&プラットホーム(今現在は駐車場とか資料館とか小マンプのあるところ)
二段目は上貯鉱庫であり選鉱場。
今現在わたしっちが居る3段目は下貯鉱庫&索道基地。
そして4段目以降は社宅などっす(分かったかな?)
今でこそ石造りや煉瓦だけが残ってまるで遺跡跡のように見えるけれど、
かつては木造の建屋が覆ってたり建ってたりしてて普通の鉱山基地ですよねw
さてあんなにも『ガイドさんの話をしっかり聞いておけよ!』って言ってたお兄ちゃんが、
私の肩を指先でトントンと突いてから小声で言ってきた。
『煉瓦の刻印をこっそり探すのなら今しかないぞ^^
オレの見立てじゃ目の前の煉瓦の索道基地建屋にあると思うんだ。だから話を聞きつつも写真を撮るフリで移動しようw』
あらやだなんて素敵な提案(*´д`*)
真面目に話を聞いている夕実っちは置いておき、
お兄ちゃんと共にこっそり移動開始です!w
ジリジリと建屋前まで移動w
この4~6か所突っ立ってる煉瓦の塔みたいなのは何だろ?(恐らく索道の塔とか支柱的なもの。建屋自体は木製の柱で支えていた)
そしてお兄ちゃんがニンマリして私に振り向いた。
『おい琴音^^ どうよ! ここは煉瓦の平面がゴロゴロしてんぞ☆』
お兄ちゃんの見立ては見事に的中!
そこは煉瓦の刻印がありそうな煉瓦の平面が剥き出しの世界だったとです(*´д`*)
んじやー時間も無いことだし早速いきやしょう!
れっつ刻印さがし~(*´д`*)
するとあるある『煉瓦刻印の魚群たち』
讃岐!
こっちもサヌキ!
こっちもどっちも讃岐煉瓦の刻印ちゃんたちでした(*´д`*)
もっともっと写真に収めたかったけど・・・
『ハイ、では皆さん、上から二段目の選鉱場跡へと参りましょうね^^』とガイドさん。。。
泣く泣く諦めて上へと向かうことにしたっす(とは言えまずまずの収穫ですね(*´д`*))
やってきたのは上貯鉱庫と下貯鉱庫の間のスペース。元・選鉱場建屋跡っす^^
ここで鉱石の再度の選鉱をして、この煉瓦と煉瓦の間の溝(もしくはすり鉢のようなスペース)へと鉱石を落として貯鉱したんすね^^
よ~く煉瓦の内側を見ると、随分と丸みを帯びているのが分かります。
お兄ちゃん曰く『選別された鉱石が長年ここを流れ落ちて行った結果、煉瓦面を削ったその痕跡だと思うぞ^^』だってさ。
改めて見上げるとやっぱりその巨大さに驚く。
一個一個煉瓦や石を積み上げてできたその様は、古代とは言わずとも現代遺跡ではないでしょうか^^
ここでふと夕実っちが呟く。
『貯鉱庫ってことはですよ? この中にもスペースがあるってことですよね??? 中身が気になりますですう(*´д`*)』と。
え!? あ~そうかあー!そうっすよね!
立派な外見に見惚れてたけれどさ~
ここって『中もあるんだよね』
その疑問に思わず私とお兄ちゃんは感心する(たまに鋭いから夕実っちは侮れない^^;)
もしかしたら鉱石の残骸が残っているのか?
もしくは埋め戻しか埋没されちゃったか。
なんだか非常に気になってしまったっす^^;
いつかブラタモリでタモさんとNHKパワーで内部潜入してくれることを祈りたいと思いやすw
『さあ名残惜しいところではありますがそろそろお時間のようでございます^^ 皆さん駐車場へと戻りましょう^^』
・・・うわあ。ここであえなく時間切れ。
私とお兄ちゃんは苦笑いだけれど、他の観光客さんたちは『素敵な遺産を見れたよね☆』って喜んでたっす。
戻ってきた駐車場の上には煉瓦造りの旧保安本部跡(現・マイン工房と言う観光施設)
あそこにすら行かにゃいのね^^;
再びバスに揺られて端出場エリアへ。
正直消化不良でプンプンしてた私。
お兄ちゃんはと言うとーーー
帰りのバス道中はとても寡黙でした。
約30分後に無事に端出場エリアに到着。
着くなり早々
『わきゃ・・・そろそろお腹が減りましたです^^;』と夕実っちがランチの催促をするのだ。
確かに正午過ぎ。朝ごはんはクロワッサン2・3個だしねw
私もその提案に大賛成。
だから私はてっきりマイントピア別子のレストランでランチをするんじゃないかと期待してたんだけど、
なんと暫く押し黙っていたお兄ちゃんが急に一声を上げるの。
『この端出場エリアにかつてあった廃集落跡を目指すことにすんぞ!飯はその後だ^^』
えええっΣ(ll゚д゚(゚д゚ll)
『先輩・・・ペコペコで死にそうです・・・』と夕実っちがウルウルした目でお兄ちゃんに訴えても、
『今回の旅はボクの言うことを聞く約束だからね夕実ちゃん(*´з`)』とアッサリと退けた(いつもと違って強気)
どうやらお兄ちゃんも今回のツアーに消化不良だったご様子^^;
『しょうがないっすね。そこまで言うなら付き合うっすよw』
『わきゃ・・・^^; 私も我慢するです。で、先輩? これからどこへ行くですか???』
『このマイントピア別子・端出場の駐車場すぐの裏山さ^^』
駐車場の裏側???
---次回、鹿森~下部鉄道跡~広瀬邸編につづくっす^^
ここまで読んでくださりありがとうございました^^
っつーか久しぶりですw
だーれも見ないだろうツイッターでは告知?したけれど風邪ひいちゃってまして・・・
風邪薬飲みながら仕事してたよ^^;
おかげで帰宅したら即睡眠⇔出勤の無限ループ。
ブログなんてやる暇ありゃしないw
でも幸か不幸か暫く禁酒も達成できたよ!(肝臓には優しいねっ!)
今の体調の現状は~7割5分5厘ってとこでしょうか(*´д`*)
さて東洋のマチュピチュです。
山中に顔を覗かせるその様には確かに『おおー!すげー!』と感動したけれど、
正直言いますとツアーはライト層向けかな^^
通洞や変電所、藪の中にある病院跡やら煉瓦遺構などを見たい人には物足りないかもしれませんね(マイカーやレンタカーが無い人にはいいかもですが)
何しろ時間的制約があり過ぎ^^;
次に来る時は今回を糧にして臨みたいと思います^^
次回の話は銅山集落の今は?と、現マイントピア(旧・端出場)から少し下った先のお話。
神社や学校の中に別子銅山の痕跡が残ってましたよ^^
そして別子銅山を支えた人物の邸宅には・・・
気になる方は見てくださいね(煉瓦刻印も出てきます)
ではではまた今度お会いいたしやしょうず(*´д`*)
(とりあえず書き切ったので寝かせて^^;)
エルドラード!
by ちょいのり (2016-11-22 05:06)
今の地震は強烈!津波警報発令!海が近い方は皆さん避難準備して!誤報なら後で笑えばいい。
by ちょいのり (2016-11-22 06:08)
おはようございます。
先程の地震・・・車の中でも感じました。
by YUTAじい (2016-11-22 07:00)
おはようございます。
相当酷い地震だったようですね、こちらは感じなかったですが丁度散歩中でしたね、ただ新幹線が何時もの時間に走っていないのでおかしいなと思いました。
by 馬爺 (2016-11-22 07:51)
TV注視中!
by カメ のたかよし (2016-11-22 07:57)
福島第二原発3号機復帰!
もう何が怖いかって津波、そして原発事故だよね・・・^^;
とりあえず良かった・・・。
体調悪いのにここまで起きちゃったので力尽きますゴメンナサイ・・・
起きたら被害が無くて良かったでありますように。
by ちょいのり (2016-11-22 08:01)
盛り上がったところで、全然見学しない下りに笑ってしまいました(笑)
ライトユーザー向けなのですね。それでも、マチュピチュと言われるだけあって奥が深ーい。
貼ってある「太陽の子エステバン」、全部見ちゃいましたよ!(;^ω^)
by ワンモア (2016-11-22 12:14)
大きな被害なく何よりです。
しかし朝からビックリですね。
をぉ、マチュピチュはいつか行きたいと思ってる場所。
マヤにも行ってみたいですねぇ。
エジプトはもう一度行きたいところです。
え?古代遺跡好きです~
by まめ (2016-11-22 12:40)
マチュピチュと天空の城と勘違いしてました(汗)
次回は廃屋ですか? 久しぶりじゃ? 楽しみにしてますよ。
今朝の地震は結構揺れてビックリしました。
大きな被害がなくてよかったです。
やっぱり日頃からの備えが大切だと痛感しました。
by 唐津っ子 (2016-11-23 00:02)
実際に見る時間が一時間だけじゃ少なすぎますね
さっと見ておしまいだとライトなツアー客でも欲求不満になりそう・・・
はっ、そうか
この手でリピーターを作り出しているんだ^^
by さる1号 (2016-11-23 12:17)
関東は揺れたみたいですねー^^;
寒さにもお気を付けくださいね。
by サンダーソニア (2016-11-23 23:55)
スゲ〜良いところですねぇ
へ〜 行ってみたいなぁ
by (。・_・。)2k (2016-11-24 02:50)
なるほどレンガ積みや石積みそして山の斜面など似てるように見えてきました
by みぃにゃん (2016-11-24 07:39)
体調を崩されていたんですか。
これから益々忙しくなるでしょうし、
ご無理なさらずご自愛下さい。
by johncomeback (2016-11-24 07:44)
これだけの宝物を前にして見学が1時間はツライですねぇ(>_<)
でも、次回のための下見と思えばマシかな^^;
今日は雪の関東なので治りかけの風邪にはじゅうぶんお気をつけくださいね<(_ _)>
by ニッキー (2016-11-24 11:25)
東洋のマチュピチュか~
煉瓦の遺跡もいっぱいあるんだニャ。
風邪ですか・・・今日は雪降って寒くて私も風邪引きそうだよ(^^;
by えーちゃん (2016-11-24 18:02)
東洋のマチュピチュ そんなに秘境なのね(驚)
一回行ってみたいなぁ☆
by 獏 (2016-11-24 18:58)
なんかラピュタっぽいですね。
エステバンって名前しか知らないかもです。
う~ん、う~ん、このころ何見てたんだろうかと^^;
by みずき (2016-11-24 23:26)
マチュピチュと全然違うとは思いますが、別子は別子で、すごいところですね。
by 足立sunny (2016-11-25 04:36)
おはようございます。
今夜は宜しくお願い致します。
by YUTAじい (2016-11-25 07:03)
銅山の最盛期には、多くの人々が生活し排煙のため、草木一本も生えていない禿山だったそうですが、植林し見事に自然を回復させたのは素晴らしいことです。
どこかの国とは大違い、日本人って凄い民族だと思います。
by yam (2016-11-26 06:13)
「とうなる」と読むんですね。
なるほど、今回は下調べで、次回はじっくりと踏破する
ワケですね^^;。確かにこれは、現代遺跡というべき
ものですね。
by sakamono (2016-11-26 17:43)
2度目のコメント失礼します。
12月に悪友O君と上京、上野・浅草界隈を飲み歩く事になりました。
「れんこん」は予約可能でしょうか?
by johncomeback (2016-11-26 18:20)
太陽の玉子?惜しい(>_<)
原宿~代々木間で見かけた煉瓦につい刻印を探してしまいました(^_^;)
by 太陽の玉子 (2016-11-26 21:46)
ドローンで全景を見てみたいですw
by テンポイント (2016-11-27 03:16)
3度目のコメント失礼します。
12月23,24日に浅草のホテルに宿泊、
オッサン2人で聖夜を過ごす事になりました。
23or24日に「れんこん」予約できませんでしょうか?
by johncomeback (2016-11-27 10:11)
コメント(ご連絡)ありがとうございます。
よーちゃんさんが23日5時半で予約して下さいました。
当日、宜しくお願いします。(ご出勤ですよね?)
by johncomeback (2016-11-27 14:28)
今回はお仕事させっぱの横でワイワイと(^^;
でもすんごい美味しかったです~♪
by さといも野郎 (2016-11-27 20:40)
ここはマイカーで行って、一日じっくり見たいね!!
友が島の研究者の方とつながました。来年和歌山でじっくりレクチャー受けた上で上陸予定!!
お休みとつれないかなぁ!?
・・・行けたらいいね!!
by 駅員3 (2016-11-28 06:57)
あっ、お礼を言うのが最初なのに、失礼しました。
先日はありがとうございました。
また、明日もよろしく、そして12月もよろしくお願いします。
by 駅員3 (2016-11-28 06:58)
おはようございます。先週からバタバタでございます。本当に日本のマチュピチュですね。歴史も感じます。^^;
by ソニックマイヅル (2016-11-28 10:33)