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第881話 四国北岸瀬戸の花嫁編☆広瀬公園『小さなガイドさんと巡る広瀬公園ツアー』 [廃村さーくる2(煉瓦遺構編)]

『お兄ちゃんたち何しよん?観光???』

 

 ボクたちは広瀬公園の入り口までたどり着いたところ、ボール遊びをしていた女の子に声を掛けられたんだ。

『うんそうだよ~^^ この中に煉瓦がいっぱいあるって聞いててね、煉瓦が好きだから見に来たんだよ^^』

煉瓦?変なん^^クスクス。あんのー、だったら私が案内してあげるけん。ここはうちの庭みたいなもんやけん(*´д`*)』

 これはまさかの素敵な小さな小さなガイドさんの申し出。

 皆の顔を窺うと『うんうん♪』と頷いた。

『じゃあ~お願いしちゃおうかな^^ えー・・・と名前は何て言うの?』

『女王様でかまんよ^^』 

『・・・・・・^^;^^;^^;』

『ミチ・・・です、ごめんなさい^^;』

 

 第881話、小さなガイドさんと進む広瀬公園物語。ボクこと菅原雄介視点でスタートです^^

第881話 四国北岸瀬戸の花嫁編☆広瀬公園広瀬邸・ミチ2.jpg 

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『まずは広瀬公園の説明するけん(*´д`*) えっと・・・よっけ漢字ばっかでたいぎやわ^^;』

 どうやら小さなガイドさんは漢字が読めない様子w

 代わりにボクが説明版を指さして説明することにした^^

 

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『えっと簡単に説明すると、ここは住友財閥初代総理人であり別子銅山の父でもある広瀬宰平の旧宅・旧広瀬家住宅だ(重文)

 明治10年、元々別の場所にあった広瀬さんの家が現在の場所に移築されたのが明治20年。

 その後も増築を繰り返し(明治22年に新座敷・離れ、明治23年門番所・表門、明治33年料理場など)

 そのどれもが重文と言う、案外知られてないけど結構すんごいとこだったりする^^

 昭和45年に遺族様から寄進され、市は広瀬歴史記念館を設置して公園化したのがこの広瀬公園なんだよね^^』

『へえ~お兄さん詳しいのー。うち全然知らんかったw』

 いや・・・読んだだけだし、そもそもガイドさんしっかりしてよw

 

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『そしてこっちが離れ(正面向って右手が離れ、左手が主屋)なんだがーーー

 特に見てもらいたいのは

 離れと主屋の間にあるこれだ!^^

 

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『わきゃー!なんかカッコイイ煉瓦塀ですう^^』

たまりませんな(*´д`*)(琴音)』

『えっと・・・そう?そんなぎょうさんげな・・・^^;』

 

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『これは明治22~23年以前に造られた透かし用の開口がある煉瓦塀^^ ちょっと不安定にも感じるが機能美だよな^^』

『くうー!望遠で頑張れば煉瓦の刻印見つけられそうっすね(*´д`*)ヨダレ』

『刻印?お兄さん刻印って何なん???』

『昔の煉瓦には数十に一個くらいで刻印が打ってあったりするんだよ^^』

『へえ~、それを見つけるのが面白いんけんのー。うちにはようけわからんけん^^;』

 

『じゃあ・・・セオリーからいくと主屋を巡って離れを見て、とっておきの煉瓦の建物を見るつもりなんだけどーーー

 ガイドさん? 何かガイドさんの見せたい場所ってあるかな^^』

 ちょっぴり頼りないガイドさんにも働いてもらわないとね!ってことで、ボクはミチちゃんに話を振ることにしたのだ。

 するとーーー

『煉瓦ならいいとこあるけん^^ ちょっと順路と違っちゃうけど、私たちの秘密基地に案内するけん☆』

『『『秘密基地!!!???』』』

『まあいいからきいや~^^そこはお兄さんたちが好いとる煉瓦やけんのー^^』

 なんだかとっても気になることを言う彼女。

 ボクたちはワクワクしつつも彼女について行くことにした。

 

 

広瀬公園地図.jpg  

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 庭園の脇を抜け裏門へとやってきたボクたち。

 この先は右手に曲がると広瀬宰平歴史資料館の入り口だったはず。

 でもミチちゃんは『真っすぐ突っ切るけん(*´д`*)』と構わず突き進むのだ。

 

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 道なのかなんなのか^^;

 垣根と竹垣の細い小道に突入しちゃった。

『わきゃ・・・ここにほんとに秘密基地(煉瓦)あるですかミチちゃん^^;』

『こういうとこやから秘密基地なんじゃんw』

 まあそうか。そうだよなw

 なんだか子供の頃をふと思い出してしまった。

 昔は道を外れた藪道の中や土管の中や神社の軒下にマンが持ち寄って秘密基地作ったりしたっけな(ボクは大きい病院の女子寮の軒下でしたがw)

 

 そしてその道が行きどまったところでビックリする。

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『ここがうちの秘密基地やけん(*´д`*)』

『『『うわ!ほんとに煉瓦だΣ(ll゚д゚(ll゚д゚ll)゚д゚ll)』』』

『ほじゃけんの、煉瓦言ったやんw 昔はかくれんぼしたりしたけん。懐かしいのー^^』

 

 さて、ここって本当は何だったのだろうかと中を覗いてみるんだけれど(映像どっかいっちゃったw)

 正面はすぐに壁。左右にいくらかスペースがあったけれど狭い空間だった。

 元々はもっと広かった(長かった)のか、埋め戻ししたのかもよくわからない。

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『秘密の通路の入り口とかっすかね(*´д`*)ユメガアルネ』と琴音は言うが、

 一歩引いてみると石垣の途中に煉瓦口。しかも石垣の上は道になってるし秘密の通路でもないだろう。

『わきゃ~ここが何だったのかさっぱりですう^^;』

『え?ここ? ここは元・水汲み場だったって言ってたで^^』

 水汲み場かあ!

 なるほど確かに中は一段下がって低かった。道の下に水の通り道があったのなら合点が行く作りだ^^

 というか、ミチちゃんが初めてガイドらしきことしてくれたよw

 ボクは『さすがガイドさんだね^^』と軽くミチちゃんの頭をなでるのだった。

 

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 さて記念館入り口にも煉瓦があるとミチちゃんが言うからついて行くと本当に煉瓦壁が。

 

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 だいぶ風化で丸みを帯びたり欠落している。

 

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 その煉瓦塀の先は記念館の庭先。そこには広瀬宰平の銅像がお出迎えをしてくれた^^

(これは復元。元々は明治18年に住友家から古希の祝いに寄贈。戦中、金属類回収令により献納。平成15年復元)

 

 せっかくだからとボクと琴音はこの煉瓦塀を追ってみた。

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 塀伝いに進むと再び入り口らしきところに遭遇する。

『イギリス積みっすね。どこかに刻印見つけられそうなとこないっすかね^^』

『イギリス? この煉瓦ってイギリスの煉瓦なん?お兄さん^^?』

『ううんそういうわけじゃないよ^^ 煉瓦の積み方にそれぞれの国の特色があるんだ。これはイングリッシュ・ボンドって言ってイングランドで考案された積み方なんだ。だからイギリス積み^^』

『うひゃーさっぱり意味不明やしw』

 ・・・流石に小さい子に理解してもらうのは難しいか^^;

 

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 この煉瓦塀の切れ目の入り口から向こうに、今回、琴音や夕実ちゃんに紹介しようと思ってた建物が見えて来た。

 順序が変わっちまったがこの際行くっきゃないか^^

 そう思って一歩敷地に足を踏み入れるとミチちゃんがーーー

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『ちっちっち!お兄さんここからは有料やろ? チケット買わんといかんけん^^』と引き留められた。

 あらら。広瀬邸内は有料なのね^^;

 

 

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 と言うことで記念館で共通チケットを購入。

『わきゃ? 先に記念館から見ないのですか?』と夕実ちゃんは言うが、ここまでお預け喰らってるのでまずは煉瓦を見に広瀬邸へw

 

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 堂々と内側から煉瓦塀を見る。

 明治24年に造られた西煉瓦塀なんだそうだ^^

 100年たった煉瓦の佇まい。コンクリートじゃこうはいかないよなあ。

 

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『ここって丁度、うちの秘密基地の真上やん。はじめて来た(*´д`*)』

 え?初めてなの?

 子供だから入場料とかあんまし気にせずこっそり来てたと思ってたけど意外と真面目なのねw

 

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 広瀬邸の裏手にあたる庭園は二段構え。その境が石垣となって、先ほどの秘密基地(水汲み場の煉瓦口)が下手にあるわけだ^^

 

 さてこの先が彼女らに見せたかった場所。

『さーてやってきたぞ^^ お待ちかねの煉瓦だぞ!とくとご覧あれ(*´д`*)』

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『え?フツーじゃねお兄ちゃん^^;』

『わきゃ?これが先輩の見せたい煉瓦の建物??? フツーですう^^;』

『えっと・・・これのどこがだらい(おもしろい)のお兄さん?^^;』

 まあそうだよなw

 そりゃそうだw だって、一見ふっつーだもんよw

 とは言え煉瓦への嗅覚鋭い琴音が『おや?』と言う顔をし始めた。

『なあ兄ちゃん。私、この煉瓦の建物の軒下の造りって初めて見たかもしんねえ(*´д`*)』

『『軒下???(夕実・ミチ)』』 

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『わきゃ!? 煉瓦が斜めに積まれてるですう』

『うは、しかも屋根の中央に近づくにつれ湾曲ってか微妙に凹んでるっすか?』

『うちにはギザギザにしか見えんけんw』

『そうなんだ。積み方の名前は分からないが、屋根の切妻部位の中心に向かって特殊な煉瓦の積み方をしてるんだよここは^^ これはそうそうお目に掛かれるもんじゃないぞ^^』

『んなあお兄さん。うち、切妻ってとこからすでにワカランけん^^;』

 あちゃー、そこからかいw

 まあでも分からないのも仕方がない。

 ボクはミチちゃんに分かりやすく教えることにする。

『ちょー簡単に切妻、切妻屋根を例えると、本を開いて被せたような屋根の形が切妻だよミチちゃん^^』

『めちゃわかりやすいけん(*´д`*)ナルホドー』

 

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 ここからは琴音も双眼鏡を取り出して観察し始める。

 ボクも負けじと最近買った単眼鏡で覗き込む^^

 

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『なあ~お兄ちゃん。特殊な軒下煉瓦ちゃんて普通煉瓦のサイズより長くね?』

『だな^^』

 積み方も特殊ならサイズも特殊だったようだ^^

 その後は兄妹で刻印探しにも没頭。残念ながらそれらしきものは見つからなかったが時間を忘れてむさぼった。

 そう言えば忘れていたが、

 後の二人はと言うとーーー

何なん?.jpg 

 ・・・である^^; まあしょうがないよね、この温度差はw

 

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『馨原文庫(けいげんぶんこ)』

 大正12年外郭竣工。つまりは外身は大正時代に出来た。

 内装はそれから遅れること4年の昭和2年完成。

 これを建てたのは広瀬宰平が長男・満正さんだ^^

 

 明治16年に私費で馨原校と言う学校を設立し、近隣の子供たちを集めて教育を行ったんだって。

 言うなれば寺子屋みたいなものだよね^^

 そこからこの煉瓦書庫に名前を取った。

 

 ちなみにその名前の元になった私学校は・・・明治19年から義務教育が始まるということで明治18年閉校。

 僅か二年間だけの学校だったそうです^^;

 

『くはー!僅か二年とか切なすぐりゅ^^;』

『わきゃ!でもでもでもー、満正さんの心意気はすごいですよね^^』

『ええ男やけん(*´д`*) うち、学校嫌いやけどw』

 

 オレもかっこいい男だと思うぜ!

 この書庫は地方人士の知識開発の為に設けた書庫と記されてるように、常に人の教育の為に動いていた人なんだね^^

 残念ながら満正さんは書庫の内装が完成した1年後(昭和3年)に亡くなっている。

 

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 せっかくなんで中身も見てみた。きっとこの書庫を利用して知識を得て世の中へ飛び立ったものも多いのじゃないだろうか^^

 

 さて、この後はみんなで記念館と広瀬邸をじっくりと見て回ることにした。

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 庭石には鍰煉瓦なんかも^^

 別子銅山の父らしい演出だ。

 

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 記念館の裏手にちょっと気になるものが。

 残念ながら近くまで寄れないのだけれど、小さな煉瓦造りの物。

 焼却炉かポンプかな???

 

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『わきゃー・・・館内撮影禁止ですう^^;』

 残念ながら撮影はNG。広瀬家にまつわる品々が展示されてました(どちらかというと大阪寄りの品々?)

 撮影できるのは休憩スポットのみ。

 でもそこから眺める亀池は素敵でしたぞ^^

 

 記念館を後にしたボクたちは今度こそ広瀬邸の正面から突入することにした(裏庭や脇から攻めてばっかだったしね)

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『わきゃあー♪ イケメン猫さんですう(*´д`*)』

 

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『ん? こっちはお母さん猫っすかね^^』

 

 ロシアンブルーかな? 猫は好きだが種類はてんでわからない^^;

 

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『お? こっちにも煉瓦塀があるんだねミチちゃん^^』

『広瀬公園にはようけ煉瓦があるってゆうたけど、広瀬邸を囲むように東西南北に煉瓦塀があるんよ^^

 お兄ちゃんたち後で残りの南側の煉瓦塀も見るけん?』

『『『ここまで来たなら全部見たい(*´д`*(*´д`*)*´д`*)』』』

 と言うことで残りの煉瓦塀も見ることになった^^

 地図で見るとこんな感じ↓

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 煉瓦で囲まれた邸宅だったわけだ^^

 

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 猫ちゃんに先導されつつも広瀬邸へ^^

 

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 共通チケットを持ってるからと母屋に上がろうとすると

『お兄さんたちチケットは?』と初老のオジサマに咎められた。

『えっと・・・記念館で共通チケットを買いました。はいこれ^^;』と見せると、

『そうなんだ。見せてくれないとわっかんないんだよね~』って言われちゃった。

 ・・・受付っぽいとこ見受けられなかったしなあ~。どうしろと・・^^;

 まあそういうこともあるよねw

 と言うことでさっそく内部見学へレッツゴー!(ミチちゃんの分も買ってある)

 

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 木蓋の洋式便器や料理場に興味を持ったけれど、

 ボクと琴音の関心事はーーー

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 やっぱりコレ! 北側の透かし煉瓦塀(*´д`*)

 でも残念ながらここに近づく手立てはなかった。

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『ちくしょー!望遠で頑張るっす・・・(ノД`)・゜・。』と泣きながら望遠カメラで琴音が奮闘するも、下から見上げるよりも遠かったようだw

 

 一通り見学を終えたボクたち。

『お兄ちゃんたち、南側の煉瓦も見たいんやろ?』と言うミチちゃんに

『『『よろしくお願いします^^』』』とお願いすることにした。

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『わきゃ!? ずーっと!ずーっと向こうまで煉瓦塀が続いてるですう^^』

『ここは広瀬邸でも一番長い煉瓦塀やし^^』

 なんでも108mの長さがあるそうだ。だけど、他の煉瓦塀が明治23~24年なのにここだけは大正5年に出来たらしい。

 何故なんだろう?と考えたところ、

 この路地を挟んで対面にも少し古そうな煉瓦塀があった。

 もしかしたらば広瀬邸の元々の区画はもっと広かった?とかじゃないのかな^^

 こればかりは地元の人や研究家に聞いてみないと分からないけどね。

 

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『うは。随分いびつなイギリス積みっすね^^』

 企業は町と共にと考えていた広瀬さんたる仕様だとボクは解釈した。

 煉瓦塀にまで整容を求めなかったんじゃないかな^^

 

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 ボクが特に注目したのは『煉瓦塀の下の石積み』

 一見、乱雑に見える積み方だけれども、斜めに石が入るこの新居浜市独特の石積み。

 これは石積みの観覧席やその周辺の家々でも見て取れた古い石積みの施工だ。

 名前さえ結局分からずだったが再訪時には解き明かしたいものだ^^

 

『さあこれで一通り見学も終わりかな。なんだかんだでもう5時近くだ^^』

 ボクがここの見学の終わりを皆に告げると

『え!?もうそんなん時間なん?やばい^^; お母さんにおんかれるから家いんでくるけん! じゃあお兄ちゃんたちまた新居浜に来たら遊ぼうな^^』と、ミチちゃんは駆け出そうとした。

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『ちょっとミチちゃん待って^^;』と引き留めて、近くの自販機でジュースを買って彼女に手渡す。

『今日はありがとうございましたミチちゃん^^ お礼と言っちゃなんなんだけど、これガイド代ってことでとっといて^^ 今日は本当に助かったよ』

なんで地元民にポンジュース買うてんのw

 うん、でもありがとう☆ 次も逢ったらまたガイドとして雇ってかまんよ(*´д`*) じゃあ!』

 小さな小さなガイドさんは煉瓦塀の向こうへ消えてった。

 

『わきゃー♪ 面白い子でしたねミチちゃん(*´д`*)』

『だねw いつかリベンジ旅に来た時に、また彼女と会えたならいいね^^』

 彼女のおかげでただの重要文化財巡りが一回りも二回りも楽しくなった。

 

『じゃあ~日が落ちる前にホテルに帰ろう^^ 何だかんだでヘトヘトだw』

『『マッサージ機に早く座りたいー(;´∀`)(;´∀`)』』

 この後は結局バスも捕まらずにホテルまで歩いたのはここだけのお話(迷ったせいでポケモンGOの10㌔卵がたくさん孵化しましたw)

 

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 さて、本来ならば新居浜市二日目のミッドナイトは地元料理を食べちゃるぞ!と言いたかったところだけれど・・・

『なあ~兄ちゃん・・・どんでん丼で胃がもたれてあんまりご飯食べれないっす^^;』

『わきゃ・・・私もですう^^;』

『実は・・・オレもだw』と、

 昼間に食べたどんでん丼が後を引いたせいで、夜食は近所のスーパーで購入した軽い食事で済ますことになったのだw

 

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『焼けたねー!お兄ちゃん^^;』

 時計を外せばすっかり小麦色のマーメイド。

 朝方は雨天だったのにその後は陽が肌に突き刺さるような好天に恵まれたようだね^^

 

 さて、残り4日目もフライト時間目一杯まで四国を旅する予定だ。

 ボクは彼女たちに最後のわがままを就寝間際に告げることにした。

『明日の最終日。ボクがかつて四国旅行をした時にうっかりミスでたどり着けなかった離島へと行くつもりだ^^ 異論は認めない。でもそこには煉瓦もあるしきっと気に入ってもらえると思う^^』と。

『煉瓦あるなら異論ないよーんおにいちゃーん(*´д`*)』

『私も特に。先輩が行きたいとこなら行きますです(*´д`*)』

 了解を得たところで各自の部屋へ戻って寝ることにした。

 

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 翌朝、新居浜駅へと向かう道中、

『なあ~お兄ちゃん。駅へと続く歩道の模様がずっとずっと気になってたんすけど・・・、これってもしかして線路跡とか???』と琴音が聞いてきた。

 夕実ちゃんもそれが気になってたんですって顔をする。

 

 ボクは琴音に『今日はポケモンGOをしてないのか? だったらすぐそこのポケストップを見ればわかるぞ^^』と、彼女にポケモンGOを起動させるのを促した。

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『うは!エンドレールって・・・電車の終着の場所か!』

『そう。別子鉱山新居浜駅連絡線ってのが通ってたんだよ昔は^^ 歩道の模様にもかつてのレール跡を模してるなんて粋な街だと思わね?』

 新居浜市って開発が進んで街並みもどんどん変わっているのだけれど、そこかしこに昔を忘れないためのモチーフがあるのです。

 素敵な街だと思いませんか?^^

 

 さて切符を買う時には流石にみんなに行き先を告げないといけない。

『目指すは今治市の波止浜。そここそがボクのこの旅最後の目的地でもありリベンジだ^^』

 

 ーーー次回、今治市『小島編』スタートです^^

 

ちょいのり・フィーバー・サザエさん.jpgここまで読んでくださりありがとうございました。

 いかがだったでしょうか広瀬公園^^

 重要文化財のオンパレードなんですが、やっぱり煉瓦視点で見てしまいましたねw

 ちなみにミチちゃんの方言は、ボクが讃岐弁やら伊予弁やらを色々と引っ張り出して創り上げたもので、

 正確な新居浜弁(ひうち弁)じゃありませんのであしからず^^;

ちょいのり・フィーバー・サザエさん.jpgさて次回は6年前に辿りつけなかった場所へと行くことになります^^

 かつて電車を乗り違えて泣く泣く通過してしまった離島へのリベンジ物語です(大久野島~大三島~今治~松山~中島の第293話から始まった瀬戸の花婿ッ! シリーズ)

ちょいのり・フィーバー・サザエさん.jpg気になる方は是非どうぞ^^

 ではではまた今度お会いいたしやしょうず(*´д`*)

 


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コメント 17

YUTAじい

おはようございます。
またまた・・・超大作ですね。
煉瓦のルーツは果てしなく続きます・・・興味津々です。
続きも楽しみです。
by YUTAじい (2016-12-03 05:47) 

johncomeback

煉瓦って結構いろんな所に残っているんですねぇ。
でも僕は、斜めに石が入る石垣に目が釘付けでした(^^)

文翔館にいらっしゃる際は休日でしたら僕が案内しますよ。
by johncomeback (2016-12-03 08:13) 

ニッキー

煉瓦って年月が経てば経つほど味がありますねぇ( ^ω^ )
広瀬邸含め、古い物も大事にする新居浜市素敵です♪( ´▽`)
by ニッキー (2016-12-03 10:42) 

みぃにゃん

うーーーん相変わらず奥深いですね。歴史長いですねーレンガのはじめっていつからなんだろう?
by みぃにゃん (2016-12-03 13:39) 

ワンモア

 次回、またここに訪れる機会があれば、ミチちゃんも是非成長させた姿で(*^^*)
 煉瓦は奥深いですな。煉瓦沼にはまりそうです(^^)
by ワンモア (2016-12-03 14:08) 

sakamono

レンガを斜めに積んだ、屋根の部分、面白いですね。
石積みも、そんな感じに積まれているし。
この地方、独特のモノなのでしょうか?
by sakamono (2016-12-03 16:23) 

さる1号

自分も、切妻ってとこからすでにワカランけん・・・でした^^;
勉強になりました^^
by さる1号 (2016-12-03 20:39) 

みずき

すごく敷地が広いんですね。
煉瓦の積み方って本当にたくさん
種類があるんだなって思いました。
やっぱりコンクリとは趣が違いますね^^
by みずき (2016-12-03 23:23) 

aru

おはようございます。
ちょいのりさんのブログは写真も多く記事も面白いので
楽しみです。
by aru (2016-12-04 01:16) 

ソニックマイヅル

おはようございます。煉瓦の造りも色々とあるんだなぁと思いました。焼けましたね!^^;
by ソニックマイヅル (2016-12-04 08:37) 

太陽の玉子

閑話休題
アスカノロマン強い競馬でした。みやこSが不甲斐なかったので軽視しちゃいました。アスカノロマン・ノンコノユメという夢とロマン馬券は持ってたけど(^_^;)
取敢えずおめでとうございました(^O^)/
by 太陽の玉子 (2016-12-04 21:27) 

馬爺

何時も長編が多くて書くのも大変だろうなと思ってしまいます、これ書くのに何時間要しますか?
私ならパ-ト3位でアップしますね、その方が訪問の機会も多くなりますからね。
by 馬爺 (2016-12-05 10:56) 

唐津っ子

軒下の煉瓦の積み方、初めて見ました!

そうそう、チャンピオンズカップ的中、おめでとうございます。
いつか奢ってもらおうかな(笑)
実は私も馬連は的中したんだけど、3連単に勝負かけてたので、
差されてガックリとなっちゃいました(汗)
by 唐津っ子 (2016-12-06 00:02) 

テンポイント

予想の時もレース中もアスカノロマンとちょいのりさんのことが頭の中に浮かんでいましたが、
直線でカフジテイクが大外から伸びてきた時は、
アスカノロマンもちょいのりさんも消去され
カフジテイク差せ!コラッ!
て悪魔に魂を売った自分がいて
いま懺悔していますw

てか煉瓦おもしろいw
by テンポイント (2016-12-06 01:36) 

えーちゃん

ホント、煉瓦の積み方が面白いニャ。
しかし、広瀬邸の母屋は広いニャ。
私的には広過ぎて落ち着かない感じ(^^;
by えーちゃん (2016-12-06 02:26) 

獏

新居浜ですか~近いのに行ったこと無い(汗)
今回も勉強になりました。
獏も引退したら?中四国を巡って地元を
もっと知らねばと思うのであります。。。

by 獏 (2016-12-06 06:01) 

馬爺

おはようございます。
地元のお寺にも面白い所がありますよ、ここは一見の価値はありますね。
by 馬爺 (2016-12-06 07:16) 

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