第885話 四国北岸瀬戸の花嫁編ファイナル!『四国北岸グレートジャーニー』松山城の石垣刻印・城内公園ほか [石垣刻印探索編☆]
『ことわざにアメイジング☆を付けて一番面白かった人が優勝っす(*´д`*)』
なんか昔もそんな暇つぶしがあったような気がするです・・・^^;
波止浜駅を出て松山駅への道中、
暇だからと琴音っちが皆に提案してきたくだらないお遊びに渋々付き合うことになったです。
『んじゃ~オレいくぜ!犬も歩けばアメイジング!』 とさっそく先輩(ノリノリやん・・・)
犬が歩くだけで素晴らしいんだから幸せですね(遠い目)
『ふっふっふ中々やるじゃんお兄ちゃん。じゃ~とっておきの出すっすよ! 猫にアッメイジング!』
もはや意味わからないよそれ!w
そして私の番が回ってきた・・・
と言うかそんな期待した顔で私を見つめないで菅原兄妹^^;
色々と考えた挙句・・・私はぼそりと呟いた
『能ある鷹はアメイジング・・・ですう^^;』
『うはw なにそれ普通w でもなんかかっくいいじゃんw』
『かっこいいけどつまんないね夕実ちゃん(ニッコリ)』
・・・結局罰としてお酒の一杯を奢る羽目に(罰ゲームなんて聞いて無いよ!w)
とは言え長い乗車時間もあっと言う間。
みんなと旅するのは楽しいですう~(*´д`*)
それでもそんな楽しい旅ももうすぐ終わりなんだね。
と言うことで四国北岸瀬戸の花嫁編ファイナルですう^^
第885話、私こと石廊崎夕実視点で締め括りたいと思うですうー(*´д`*)
『フライトまでは残り3時間半だ^^ 空港までのバス時間も考えて、松山市内で遊べるのは2時間ってところかな^^』(先輩)
『わきゃー、じゃあ~早めの夕食もとれますですね^^』
『でもお兄ちゃん。今の時間あんまし店やってなくね?(ランチタイム終わった時間)』
『ごはんなんて食べないよ夕実ちゃん^^ 遊び倒すのじゃw
と言うことで今から路面電車に乗って松山城に行き、
石垣刻印の調査に行くぞ!』
『ええ~また石垣刻印Σ(ll゚д゚ll)』(夕実)
『うひょー!待ってました刻印探し~(*´д`*)』(琴音)
『ほらほら電車来たぞ乗り込めお前たち!』
と言うことで四国旅行最後のミッションは松山城の石垣刻印探しとなりましたです^^;
松山城に刻印あるの!?
聞いても『行けば分かるよ^^』としか教えてくんないしー(イジワル・・・)
さてどこまで行っても160円の運賃を握りしめてたどり着いた駅は
『南堀端』
その名の通りお城の南側のお堀の前でしたです^^
『まずは城山公園を通って二の丸へ行くぞ!^^』
『『はーい(*´д`*)(*´д`*)』』
この時は城の規模も分からず軽い感じで返事をした私と琴音っちだった。
まさかああだとは・・・ですう。
『なあ兄ちゃん!城内公園でドイツビールのイベント開催中だってさ(*´д`*)』
『おお~それいいな!ほんとは地元らしいものを食べて帰ろうと思ってたが、気軽に食べれそうだし松山城見ながら飲めるなんて最高じゃん^^
と言うことで刻印探しの後はドイツビールに決定だな☆』
入り口付近に掲げてあったドイツビールイベントのポスター。
恐らくお店を探してる時間も無いでしょうし願っても無いイベントでしたです^^
美味しいものを飲めるのが確約された私たちは気分も揚々と歩みを進める。
進めるのですが・・・
見上げたそれに足を止めることになったとですう・・・
『うはー!松山城デカすぎw 笑え・・・笑えない・・・んがあ・・・^^;』
『あ、あそこまで登るですか!?』
『登るよ~^^』
サラッと言うね~先輩も^^;
どう見ても大きな山じゃーないですかー^^;
ゼーハー・・・ゼーハー言いながらも二の丸までやってきたです。
『お兄ちゃん中には入らないんか?』
『時間ないしな^^; 天守も入らない予定☆』
松山城に来たのに石垣だけの見物らしい・・・
マニアって怖いですう^^;
城内公園からも目立つ巨大な石垣。
間近で見上げると首が痛いですw
『でも刻印ぽいのないっすね~^^;』
『ですう~^^;』
『そんな直ぐに見つかるわけないだろw 多分もうちょっとこの先だと思うんだが・・・』
そう言われて石垣の角のところまでやってきました。
するとーーー
『うは!〇に点みたいな刻印みっけ(*´д`*)』
『蛇の目とも呼ばれているやつだな^^ 松山城を最初に手掛けた西国大名・加藤嘉明の家紋にも似てるな☆』
『わきゃ?こっちは・・・田んぼの田かな???』
ここへきて見つかる見つかるバラエティーに富んだ石垣刻印達。
通り過ぎる観光客さんは『何をしてるのかしら?』と怪訝な顔をする方も居ましたが、
『へえ~石垣に刻印なんてあるんですね^^』と興味をもって聞いてくるご夫婦さんなんかもいらっしゃいましたよ(*´д`*)
さてここで琴音っちが先輩に疑問をぶつけるのです。
『なあ~お兄ちゃん。石垣刻印って天下普請で幕府が造らせたり再整備させたりしたときに、
各大名がここはオレが担当した石垣なんだぜ!って証で付けたのが多いじゃん。
その他は石工集団の造った城とかさ。
で、この松山城の石垣刻印もそんな感じ?』
『うーん、江戸時代は松平さんが治めていたけれど・・・天下普請じゃないとも思う。正直今も分かってないそうなんだ^^
諸説あるんだが今現在有力なのは石工組頭の屋号ではないかと言われてるんだけどな』
へえ~そうなると玉藻公園(高松城址)と似たような感じなんでしょうかですー。
(あそこも石工集団だったと思います)
さてここからは本丸へと向かうですよ!
それにしてもすんごい立派な石垣さんですね(@_@;)
登り始めたところで石垣にさっそく刻印を見つける私。
『わきゃー! 万字の刻印発見です(*´д`*)』
『おー夕実ちゃんやるね~(*´д`*)』
『負けてられないっす!こっちはえーっと・・・えと・・・〇にジグザグ?w』
『こっちは蛇の目と〇に一本線かな^^ 結構色々あるね(*´д`*)』
さてここからはもう少し緑が深くなりますです。
でも石垣はここも健在、
お団子みたいなの発見(*´д`*)
一個食べられちゃったですかね(´艸`*)
結構な起伏ですが、石垣刻印を探しながら歩いていたらあっという間でしたよ^^
先輩が言うには本丸の太鼓櫓の天辺が見えて来たそうです^^
晴天もあって素敵(*´д`*)
そしてここにもーーー
田んぼの田があったです^^
『うっは!立派な櫓っすね~(*´д`*)』
『櫓でこれなんですから天守も凄そうです~(*´д`*)』
ここには多くの観光客がカメラを構えていましたです。
別に整列を強制するひともいないし皆が『どうぞどうぞ~^^』と譲り合いで撮影してましたですよ☆
さあ門を潜って本丸に到達。
『おーい!天守までまだまだ結構あるじゃーん^^;』
『ほんとですう・・・』
『オレのせいじゃないのにオレを怖い顔で見んなw』
ついつい先輩を睨んじゃったw だってとーいんだもーんw
それだけ本丸がどでかいってことなんでしょうね^^
さてここで琴音っちが『さすがに疲れたっすよ^^; お兄ちゃん休憩してこーよ~(*´д`*)』とあからさまなゴロニャン声で先輩に甘えだす(なんかムカつきますムキー)
『そうだな^^ オレも喉が渇いたし行っとくか?(*´д`*)』
と言うことでお茶屋の前でしばしのビールタイムですう(*´д`*)
えへへ。実は私もちょっと嬉しかったし美味かったですよ~ん(*´д`*)
その後は天守に向かって歩きました。
ココから見える松山市内は最高ですね!(*´д`*)
さて天守閣の真ん前まで来たところで先輩が高らかに宣言するのです。
『本当は登城したいのはやまやま。でも食事とフライト時間を考えたらここで引き返すのがギリなんだ^^;
だから名残惜しいけど帰るぞw』と、
天守閣やんわり拒否宣言をいただきましたですハイw
と言いますかそもそも天守観覧時間残り30分を切っていたってのもあるのですう。
いつか中へと行ってみたいですね^^
さあ、この後はドイツビヤーが待ってる城内公園へと戻るだけらしいのですがーー
『どうせなら来た道を戻るより北側のルートを下って行こうぜ!^^』と先輩。
『石垣刻印あるかもしんないし、いいっすね(*´д`*)』と琴音っちがOKを出す。
拒否権とくに無いので流されるまま追従することになりましたよ^^;
(※ 北側のルートとは古町口登城道と言います^^)
さて天守西側にある乾門を潜った辺りで、琴音っちが発見です。
(ちなみに乾門も重要文化財。ここには21棟の重文が存在するのです☆)
『ちょー微妙だけどこれも石垣刻印ちゃんじゃね?(*´д`*)』
見ればお馴染み『田んぼの田』
松山城って結構、石垣刻印さんが多いんだなあ~と実感させられましたです^^
天守にバイバイすると・・・
そこは行きとはおもいっきり違う、暗闇の凸凹起伏ルートでした(石垣もほとんど無い^^;)
しかもーーー
『あれ?ごめんね皆、結構遠回りのルートだったみたいだw』と先輩が言うように城内公園から遠のくルートだったのですう(;´д`)
そこから結構歩いて
ようやく城内公園の端っこへと突入です^^;
するとここで琴音っちがスマフォを手に取りゴソゴソしだす。
『どうしたですか?琴音っち^^;』と聞くと、その画面を見せながら言う。
『うへへ~(*´д`*) この城内公園は今、マンキーちゃんの巣なのだあ(*´д`*)』
だってさw
ポケモンGOかよおーう^^;
でもまあ・・・私もマンキーちゃん欲しかったのでスマフォを開いちゃったw
(※ 今現在は違います。まあ・・・なんせ9月初頭のお話ですからねw)
『うひょー! マジ結構人居るっすね^^』
ドイツビヤーイベント会場に辿りつくと、多くの人たちで賑わっていましたです^^
私たちは陣取る席の目星をつけてから(確保してから)
さっそくビールとお食事を購入しに各ブースを巡ることにしましたよ(*´д`*)
マッシュポテトにソーセージ☆
その他にも目移りする美味しそうな品々がいっぱいですう(*´д`*)
『1400円とかマジ高けーなオイw』
『わきゃー・・・ドイツビールって高いんですね^^;』
『いやいやお前らw ここのシステム理解してないだろ・・・^^;
ここはグラス一つで自由におかわりするデポジットシステムだ(グラス保証金)
最後にグラスを返却したときに1000円の返金があるんだよ^^;』
なーんだそういうことですかあ^^;
てっきりすんごいお高いんだと思っちゃいましたよォw
でも白黒のビールあるならグラスをその都度変えたいな~って感じですよね(向こうじゃ結構あたりまえ)
さて色々と迷いましたが
皆で飲んだのはコレ『コルビニアン』
『味わったことのない濃厚な黒!!』ってキャッチコピーに惹かれたのもあるのですが、
『7%以上の黒ビールとかマジ興味深々っす(*´д`*)』
『アルコールは度数だ!低アルコールは酒じゃねえ!(*´д`*)』って言う度数至上主義の菅原兄妹に押し切られたってのもあるんですけどねw
とは言え『『『かんぱーい(*´д`*(*´д`*)*´д`*)』して
喉を突っ切ったその味は
とっても濃厚!
『くっはあああああーーーー! これはビール飲んだ気がガッツリすんねお兄ちゃん(*´д`*)』
『正直黒ビールはそこまで好きじゃないんだが、これはうめー(*´д`*)』と、
みんなで速攻おかわりしに行きましたです(わたしも~(*´д`*)
さあ~喉も潤ったことでお食事もですよね☆
購入したのはやっぱり先ほど気にかけてたポテトとフランクフルトですう(*´д`*)
マッシュポテトはハーブの香りが鼻を抜け
フランクフルト(ジャーマンソーセージ)は前歯でプツリと噛むとジワア・・・と肉汁が口中を旨味で覆いつくすのですう(*´д`*)
先輩はこの時も申し訳なさそうに『せっかくの四国旅行なのに何一つ四国っぽいもん食べさせられなくてゴメンな夕実ちゃん^^;』って言ってたですが、
『いいじゃないですか先輩。私はすごーく満足ですう^^ だって四国の催しでしょ?』と、決して先輩の意図にあった応えになってないけれどそう返す。だって美味しいんだもんね!
『そう言ってもらえると嬉しいよ^^ ありがとう夕実ちゃん^^』
先輩から返ってきた優しい言葉に私はふにゃーん(*´д`*)トロケルー
やっぱり無理してでもこの旅についてきてよかったと思った私です(お金はかかったけどね!)
琴音っちはと言うとほろ酔い気分でポケモンGOに興じてましたよんw
お酒に刻印探しにポケモンGO。
彼女にとっては最高の旅路だったのではないでしょうか^^
さてこの後は時間もちょっとだけ猶予があったので、
路面電車に頼らずに歩いて松山駅へと帰ることにしましたです^^
『パッと見、イマドキ煉瓦ちゃんぽいけど古そうな煉瓦も使ってるんじゃね?』と、道の途中で見つけたショップを観察する琴音っち。
NAnaRYさん。どうやら手作り雑貨やさんみたい^^
オープンカフェもあってご飯も出来るらしい。
もしいつかまた松山市に再訪があるなら覗いてみたいですう(*´д`*)
さて楽しい時間ももうすぐ終わりです・・・^^;
松山駅から空港直通バスに乗って空港へ到着です。
『結局讃岐うどん食えなかったねw』と笑う琴音っちに
『宇和島うどんなら空港内にあんぞ^^』と先輩が言うもんだから
さっきさんざん食べてきたって言うのに皆で宇和島うどん食べちゃったですう^^
先輩曰く『讃岐に知名度は負けてるかもだが、宇和島だって美味いうどん屋さんがあるんだぜ^^
明治創業のうどんの老舗もあるしな!
香川県の讃岐も丸亀も美味いうどんはある。
でもだなあ~
じゃこ天添えた愛媛・宇和島うどんもこれまた素朴でたまらねーぞ(*´д`*)』だって。
うーん!
いつかは空港内のうどんじゃなく、宇和島の本場で食べてみたいですね^^
それはいつかは分からないけれど、きっと『いつか☆』行きたい!
さてさて・・・いよいよ楽しかった四国の旅も終わりですう・・・
保安検査所を通過してロビーにて飛行機を待ちました。
あんなに楽しかった旅行も、この時だけはやっぱり甘酸っぱいと言うか切ないと言うか
このまま永遠に旅を続けたい!
日常に戻りたくない!って思っちゃいますね^^;
---ふと
先輩がポンポンって私のほっぺたを突いた。
思わず『ふぇ?』と変な声をしながらも先輩に振り向いた。
『どうよ~夕実ちゃん! 愛媛のゆるキャラのみきゃんちゃんTシャツ買っちゃったよw
これ可愛いよね(*´д`*)』と、
どこで買ってどこで着替えたんだかいつの間にかゆるキャラフルモデルチェンジしてたので、思わず『なんでーw』と笑っちゃった。
私のぼんやり顔を見て元気づけようとしたのかな?
先輩のこの突拍子もない行動にいつも無理やりだけど励まされる^^
だから私は先輩が好きなんです☆
デリカシーもとことん無いし、
ギャグだってつくづく笑えないことも多いし、
たまにエッチだし・・・
でもでもいつだって一緒だと幸せを感じるんです^^
次に先輩とお出かけ出来るのはいつなんだろ?
そしてどこなんだろ?
またその日が来るのが楽しみですう(*´д`*)
『さあ帰ろうぜ^^ 旅は家につくまでが旅行だぞ^^』
『『はーい(*´д`*(*´д`*)』』
これにて四国北岸瀬戸の花嫁編は終演ですう^^
------夕実ちゃんの日記から抜粋☆
ここまで長々と読んでいただきありがとうございました^^
四国シリーズもようやく終わったのね
本当はとっくに書き上げてたはずなんだけどな^^;
間違いなくポケモンGOのせいだよ絶対w
まあ~仕事が益々好調ってところもあるでしょうな^^
さていかがだったでしょうか?四国北岸瀬戸の花嫁編は^^
やっぱり一番嬉しかったのはサンライズ瀬戸と言う夜行列車かな(*´д`*)
アクセス数もダントツだったみたいよね^^
その他にも煉瓦や島旅お城までと行きたいとこ行きまくった旅で楽しかったよ^^
次回はどうすんのさ?おっちゃん。
年末年始の旅行記事~って行きたいところだが、
どうしても10月に行った北海道シリーズは書き上げたいのでnext旭川シリーズです!
ここでも出会いや嬉しいこと楽しいこと沢山あったんだ。だからそれを伝えたいんです(飯も歴代屈指に美味かったのでレポしたいしな)
とは言えそれは年を越してから。
っつーことでーーー
今年も見ていただきありがとうございました^^
いつも記事が長くてゴメン・・・なんてまったく思ってねーからw
これがボクスタイルなんでね!
ではではいつものように皆で最後のご挨拶おば。
せーの!
今年もお世話になりました!来年もよろしくお願いします(*´д`*)
んじゃー!北九州と下関ちょっといってくらーw
第874話 四国北岸瀬戸の花嫁編☆玉藻公園『石垣造りのプロフェッショナル達の証(プライド)?』穴太衆・ポケモンの巣・石垣刻印ほか [石垣刻印探索編☆]
『昼飯とポケモンGO&石垣刻印の二択だけどどうする?琴音^^』
え!? 何その二択^^;
どうやらお兄ちゃんが言うには『宿泊地までにこの後どうしても寄らなければいけないところがある』んだそう。
だから私が好きなポケモンGOをやるにはランチ時間を削る・・・しか無いんだってさ^^;
そう言えば朝から何も食べてない私たち。
ふと夕実っちを見れば赤ちゃんのように指を咥えて私をガン見しているのに気付いた(ポケモンより飯食わせろビームが私に突き刺さる・・・^^;)
確かにお腹減ったなあ・・・(ビールだけだし)
でも・・・、
ポケモンGOだけじゃなく石垣刻印もあるんでしょ?
と言うことで~
『ポケモンGO&石垣刻印(*´д`*)』と、お兄ちゃんに返したのであるっす☆
恨めしい顔で私を見る夕実っちには後でたっぷり餌をあげるとしていざ!参りましょうずw
第874話、高松市玉藻公園編!わたしっちこと菅原琴音視点でポケモンGO&石垣刻印をゲットだぜ☆
『さあ行くぞみんな^^』そう言って先を務めるお兄ちゃんについて行く私たち。
『ふう・・・ようやくたどり着いたぜ^^;』とお兄ちゃんが汗をぬぐう仕草をするが・・・
『わきゃ・・・先輩、ここターミナルから徒歩2分ですう^^;』
そう。お兄ちゃんはいかにも歩いたていを装うけれど、
私たちがたどり着いたのは『玉藻公園』
つまりは『高松城跡』であり、高松駅からもターミナルからも数分で行ける城址公園でしたw
やっぱりここかwとは思ったけどお~一応おにいちゃんを問い詰める。尋問する。
『なあお兄ちゃん?ポケモンも居て石垣刻印も完備する素敵な場所って高松城ってことっすか^^;』
『ああそうだ^^ ここはポケモンの巣でもあり、探すと石垣刻印もあるらしい! こんな一挙両得な駅近物件は日本全国見渡してもそうそうないぞw』
『わきゃ? ポケモンの巣ってことはーーー何のポケモンがいっぱい居るですか???』
『ここはカブトの巣って言われてるんだ夕実ちゃん、琴音。お前たちはカブト持ってるか?カブト^^』
『わきゃ!持ってないです!図鑑埋めたいのでゲットしたいですう(*´д`*)』
『私は持ってるけど・・・たくさんゲットして進化させたい(*´д`*)』
『これで皆の意思も合致だな^^ じゃあ~予定としては1時間ちょっとのタイムバトルだ。この玉藻公園内に居るポケモンを狩りつつも観光して、更に刻印探しもすんぞ!』
『『らじゃー!(了解)(^^ゞ(^^ゞ』』
かくして私たちの観光とポケモンと石垣刻印をすべて一時間以内に達成しなければならないミッションすたーとっすw
(※ ちなみに今現在はカブトの巣ではありません。10月18日時点ではヒトカゲの巣に変更されています^^)
まずは早速公園入口にある石垣を探すことに。
すると夕実っちがーーー
『わきゃー!矢穴発見ですう(*´д`*)』と喜ぶ(いつものお約束)
『矢穴はいいっすから^^;私たちが見たいのは石垣刻印っすからw』と突っ込む私(ここまでがいつものテンプレw)
ん? でも矢穴があるってことは~、少なくとも古い石垣ちゃんなのは間違いなさそうっすね^^
(※まず矢穴からの説明でしょうか。矢穴とは石を割る際に楔を直線状に打って割った時の工具の名残。
そしてお城や城址の石垣は近年に結構修復されたりするんだけど、
わざわざ矢穴跡をつけて新しい石材で補修や修復なんてしないので、
最近でも明治期。もしくは江戸後期・・・なはずw)
門を潜ると素敵な城内(公園内)が見えて来たっす^^
お兄ちゃんがまとめて入場券を買ってくれた。
値段はなんと200円!
普通の公園ならいざ知らず、城址の保全も兼ねたこの公園。
市や国の助成があるかもだけど、こんな金額で賄えるのだろうかとちょっと心配に(でも500円以上だと入場する人減っちゃうかな?)
『ねえお兄ちゃん。200円ぽっちで重要文化財であり国指定の史跡な高松城の保全のお金って大丈夫なんすかね^^;』
思わず心配で聞いちゃった私なのだがーーー
『ん?手ごろな値段でいいじゃないか^^ あ、ちょっと待ってろよ? 確か重要文化財等の助成金のPDFファイルをスマフォに入れてるからオレ^^』
はあ?なんでそんなデータもってるんだよお兄ちゃんw
『ああ、あったぞ^^ 高松城址への助成金は平成28年度で約2800万だ^^』
2800万!?
うーん・・・多いのか少ないのかよくわからないっすw
でもおかげで入場料200円ならいいのかな?
(※ 文化財保存事業費とも国宝重要文化財保存整備費補助金とも言われています^^ 文化財を維持するにも結構なお金が掛かってるんですよね。
ちなみに補助金の使い道は史跡の修繕・保全費以外に、史跡の発掘調査などにも使われています^^)
んじゃー、さっそく中へと入りやしょうず!
『矢穴はもういいっすからね夕実っち^^』
『ああーん・・・私の決め台詞う^^;』
矢穴マイスターの夕実っちを先制攻撃で退けることに成功。
っつーかあんた・・・今までわざと矢穴発見ですうって言ってたのかよw
お願いだから石垣刻印を先に見つけてよん^^;
『わきゃ? これって水門でしょうか???』
『そうだよ夕実ちゃん、正解だ^^ ここ高松城は日本屈指の海城なんだよ。お堀の水は瀬戸内海からここを通って引かれているんだ^^
前に五島列島の福江の城にも行ったよな? あの福江城(石田城)も海のすぐ近くの海城。
海と言う天然の防壁を携えたお城のことを海城とか水城とか言うんだよ^^』
お兄ちゃんと夕実っちの会話を聞きつつもこの水門の向こうを見るわたし。
うわー!天気もいいのもあってか素敵なお堀ですやん(*´д`*)
ちなみにポケモンGOのフィールドMAPで見るとこんな感じ↓
随分広々とした堀だなあ~と思ってるとスマフォがブルル!と震えてポケモンの出現を知らせてくれた!
『カブトちゃんさっそく発見っすう(*´д`*)』
『『何ですと!?(゚д゚(゚д゚)!!!』』
わたしっちの声に思わずポケモンGOのアプリを急いで開くお兄ちゃんと夕実っちw
この後も行く先々でカブトちゃんが出現。
玉藻公園の史跡名跡石垣刻印探しにポケモンGOと、実にクソ忙しい(内容の濃い)1時間となったのでありやすw
公園内を歩いていると、ふと松ぼっくりがたくさん入ったゴミ箱?を見かけた私たち。
『なあ~兄ちゃん。この松ぼっくりは何なのさ?^^;』
『これは玉藻公園に落っこちてる松ぼっくりを来園者に拾い集めてもらって回収するボックスさ^^
クリスマスには毎年ここの名物松ぼっくりツリーが拾い集められた松ぼっくりで建てられるんだよ^^』
へえ~。そんなイベントあるんすね^^
と言うことで、
更に松ぼっくりまで皆で拾えたら拾おうじゃんってことになったす。
時間が無いのにやることばっかり増えてくるね今回w
さて青空に見えて来たのは立派な建物。
夕実っちは『わきゃー!素敵な天守ですね^^』と言うけれど、
お兄ちゃんと二人して『『違う違う!天守じゃないからw』』と笑って彼女に返す。
『ここはね?夕実ちゃん。櫓だよ^^ ここにも書いてあるように渡櫓って言う櫓だ^^
簡単に言えば見張り台ってとこかな。
でも君の言うように天守にも見える立派な楼閣でもあるよね^^
さて実はここが本日最初の石垣刻印スポットでもあるんだ!
っつーことで夕実ちゃん・琴音。ポケモンは一旦休止して石垣刻印探しに参ろうぞ(*´д`*)』
『『ブラジャー(*´д`*(*´д`*)』』
私たちはバックやポッケにスマフォをしまい込み、
早速、ポケストップ(石垣)を注意深く見て回ることにした。
---すると!
『わきゃ!? これは〇の刻印ですかね???』と夕実っちが真っ先に発見。
負けじと私も見渡せばーーー
『うっは!これは超鮮明な〇に十字の石垣刻印発見っす(*´д`*)』
『おお~すげーな琴音。ここまでクッキリの石垣刻印ってオレ初めてかも(*´д`*)』
お兄ちゃんが驚くのも分からないでもない(私も驚いた)
だって基本的に?
石垣刻印と言うのは雨風とか経年劣化によって擦れたり削られたりと、クッキリハッキリ残ってるのって意外と少ないんす^^;
焼き固められた煉瓦と比べても、自然石の石垣刻印は長い年月でかなりの風化があるのですよ。
(※ と言いますか、日本の煉瓦は明治から。石垣刻印はもっともっと前の時代からあるしね^^)
『わきゃ?なんか長方形の刻印見っけたです(*´д`*)』
そう言って私をちらりとニンマリ顔で見る夕実っち。
・・・う、ちょっと対抗意識燃やしてる感じですか?
ならば彼女の探してる目線の先へ先へと私も新たな石垣刻印探しに向かうのだっ!(ムキー!)
するとだよーーー
『何か卵が割れたような石垣刻印はっけーん(・´з`・)』
『ううう・・・何か悔しいですう^^;』
へへ~んw 見つけたもん勝ちだもんねw
とは言えこれは本当はどんな刻印なんだろ?
元々からこんな形だったのかな???
石垣刻印には大名や武家の家紋を簡略化したような図柄が刻まれることが多いけど、
こんなカリメロみたいな割れタマゴ紋様の刻印を家紋にするお殿様って居たのかにゃw
『わきゃー♪ 矢穴も発見ですう(*´д`*)』
『もういいっすよ矢穴は報告しなくてもw』
正直夕実っちの嫌がらせなんじゃないかと思ってきたw
とは言え結構、石垣刻印がここにはあるんすね~^^
ん?
あれ?
ちょっとこの高松城に石垣刻印が多くあることに疑問を抱いた私はおにいちゃんに聞いてみることにしたのだ。
『ねえねえお兄ちゃん。石垣刻印ってさ、江戸幕府が各地の大名に城を造らせた、所謂、天下普請のお城に多いんだよね?
じゃあ~この高松城(玉藻城)もそうだったりすんの???』
『いいや。ここは豊臣秀吉が造らせたお城だよ^^』
『なら天下普請じゃないんすね^^』
『まあそうだが、豊臣秀吉が造った・造らせた城にも数多く石垣刻印があるんだよ^^
彼のお抱えの石工集団(穴太衆・あのうしゅう)は刻印マニアだからなw』
そう。お兄ちゃんが言うその穴太衆ってのは石垣造りなどのプロフェッショナル。
安土桃山時代に活躍した石垣の技術者集団なんす^^
豊臣秀吉が四国制定の際に幾つかお城を築かせたのですが、
そこにも刻印マニアの穴太衆は関わっていたとのこと。
煉瓦刻印の職人印と同じ。
『ここからここまではオレらが築き上げた!』と言うプライドのカタマリの印がこの高松城址の刻印なのかもしれませんね^^
(※ 違ってたらゴメンナサイ。でもだいたいあってると思うw
ちなみに豊臣秀吉が小田原城を落とすために築いた“一夜城”にも穴太衆が関わってます。
そこには石垣刻印も残されてます。
恐らく豊臣秀吉&穴太衆が関わった最も最東端の石垣刻印じゃないかな?
今度、一夜城跡に行ってみたいっす^^)
さて石垣刻印を堪能したわたしっち達は、
城内にある庭園を抜けて天守閣があった場所へと向かうことにしたのです。
なぜなら天守閣跡近くにも石垣刻印があるらしいぞ!とお兄ちゃんが言ったからw(単純)
『わきゃー!すっごく大きい・・・えとえとこれってなんですかね先輩^^;』
『これは飛び石とか敷石・園路石ってやつだよ夕実ちゃん^^ 日本の庭園によく見られるよね。
裏呼称『土踏まず』
庭木や芝を痛めることなく歩いてもらう為に造られた庭園工法だ^^
この高松城址の飛び石は大きいから大飛石って言われてるんだよ^^』
二人の会話を聞いていて何となく理解した私(名称とか知らなんだw)
でもまあ~随分と立派な庭園っすねここは!
このまま庭を突っ切るのも勿体ないのでーーー
かるーく建物も見学っす^^
建物から庭に出るところにある石もどでかいw
あーん。でもこれも名前あるのかな?
マジマジと見つめていたら『どうした琴音? 沓脱石なんかじっと見つめて^^;』とお兄ちゃん。
くつぬぎいし?
なるほど『くつぬぎいし』っつーのかコレ。
正直くつを脱いでおくとこの石って、そのまんまのネーミングなのねw
実家にも同じような小さな庭石あるけど、興味ないから全然名称とか知らなかったっすよ^^;(というかお兄ちゃんよく知ってんな^^;)
上がりはしなかったけれど素敵な内観。
お殿様でも住んでたのかな?
その答えは後で分かることになるーーー
『煉瓦あるですよ!琴音っち^^』
『あるけど・・・これはどう見てもイマドキ煉瓦ちゃんだよ夕実っち^^;』
なんか変わった形の手水鉢もありました(そこまで興味ないのでパス!w)
ぐるりと建物の周りを抜けてみると立派な正門。
どうやら私たちは裏手側を歩ってたみたい(そりゃそうかw)
『披雲閣(旧松平家高松別邸)』
この立派な御殿。
お兄ちゃんのパンフレット情報によるとーーー(お兄ちゃんもそんなに日本史に明るくないのでパンフ頼りw)
元々は生駒家藩主の建物だったけどお、江戸期には松平さんの所有に(徳川家藩主)
明治初期(5年)に老朽化で取り壊し。
大正6年に再建されたものなんだそうです^^
でも大正とは言っても素敵な建物じゃないですかね☆
さてここの軒先には『日本一を誇る高松の松盆栽』と言う展示があったっす。
『オレは・・・まだ盆栽の良さに達して・・・ないかな^^;』とお兄ちゃんが言うと、
『わきゃ・・・先輩、子供の頃はおじいちゃんの盆栽をガンプラのジオラマ代わりに遊んでて怒られてましたですう^^;』と夕実っちが懐かしい思い出を掘り起こす。
私はガンプラじゃないけれど、シルバニアファミリーのお人形で盆栽を遊び場にしてたらおじいちゃんにめっちゃ怒られたのを思い出したw
だってしょうがないじゃんねー?
子供の玩具には良いステージなんだものw
ちなみに高松市の名前の由来はお城の近くの海辺に高い松の木がいっぱいあったからとか。
深くはツッコみませんぜ?ネーミングってそういうもんすからねw
さてここでトイレ休憩をしたのち
『時間も押し迫ってきた感じだな^^ 天守跡の奥の小さな緑地が特にポケモンGOのカブトの巣とも言われてるし、天守周りには石垣刻印もあるって聞いている。
だから急ぎ足でいくぞみんな^^』と、お兄ちゃんが私たちを急かしだした。
ここからはちょっと急ピッチで移動開始っす。
桜御門石垣と言うめっちゃ刻印探しに打ってつけなとこもあったっすけど、
残念ながら修復工事中の様子。
でもその対面に綺麗な石垣があったっす^^
せっかくなのでこっちを吟味することに(*´д`*)
なんか怪しい筋のある石垣が!
こっちは打ち損じか、固くて割るのを諦めた矢穴跡かな?
一応、夕実っちに見えないように手で隠しておいたw
お堀の向こうに天守台が見えて来たっす^^
『天守閣復元イメージってあるけど、復元するんかねお兄ちゃん^^』
『ん~将来は天守閣を復元しようとNPO法人さんが署名活動などで頑張ってるそうだぞ^^
天守台の解体・復元までは完成したらしいが、
さてどうなるかだな^^』
やっぱりお城は天守閣があってこそだと思うっす。
いつか出来たら見にきたいっすね(鉄筋コンクリだったら行かないよーw)
さーて、城址内の片隅の緑地に辿りついた私たちは早速ポケモンGOのアプリを開いたっす。
すると出てくる出てくるカブトちゃん(*´д`*)
思わず夢中になり過ぎちゃって緑地の写真を誰も撮ってなかったことが判明w
しかも残り時間あまり無し。
実に中途半端でこの緑地を去ることになりやした^^;
『はいはい。残念ながら電車の時間も迫ってきた^^; 残すところ20分ってとこだ。
ポケゴーは終了して最後の石垣刻印スポットを見て回るぞ!』と、
お兄ちゃんに背中を押されてやってきたのは、
先ほどお堀の向こうから見ていた天守台の目の前でした。
ここには『鞘橋』と言う屋根付きの橋が架かってた。
ちなみにここもポケストップでありやす(お兄ちゃんにまだポケゴーやってんのかって怒られちゃったけどw)
『わきゃ? 何か向こうに遊園地の電車みたいな可愛らしい電車が見えるです(*´д`*)』
あらほんとだ。玉藻公園のすぐそばに電車が走ってるなんて気づかなかったっす。
『あれは琴電。高松琴平電気鉄道だね^^
ちなみに琴音の好きな鉄道系非接触ICカードIruCa(イルカ)を取り扱ってるぞw』
ぐおおおおー!マジっすか!
SuicaにICOCAにSUGOCA等々全国の鉄道交通系ICカード集めしてる私にとって、そのお兄ちゃん情報に喉から手が突き破るくらい(死んじゃうよ・・・)欲しかった(*´д`*)
でも残念ながら間に合わなそう・・・^^;
今度ICカードゲットする為に高松来ようかしらw
さて鞘橋を渡るとそれはもう天守台の石垣ちゃんが目の前にドーン。
お兄ちゃんが『ここがもう一つの石垣刻印スポットだ^^』って言うんだけど・・・
ここって近年、解体・復元したってさっき言ってたよね?
だったら、石垣刻印なんて工事中にうやむやになっちゃってんじゃないの?って疑ったのである。
そしたらーーー
そんなことはありませんでした^^;
『おや?何をビックリしてるのかな琴音w お前、ひょっとして日本の復元技術の高さを舐めてないか?
元あった場所にそのまま忠実に再現復元をやってのける技術って凄いだろ?
現代にだって穴太衆みたいなプロフェッショナルはいるんだぜ^^』
・・・お兄ちゃんが言うように本当にそう思った。
中国みたいに万里の長城をコンクリで塗り固めて修復なんてしないのだ。
やっぱり日本の職人さんて凄いっすね(*´д`*)
さてここまで来たんだから登れるとこまで登りましょうず(*´д`*)
目の前の天守台には天守閣は無いけれど、立派な青空が乗っかってたよ^^
さりげなくここにも十字の石垣刻印ゲットw
空に向かって上り詰めたその先は、
天守の基礎部位だけの小さな小さな石垣の小部屋だった。
とは言えこの天守台の石垣をほぼすべて解体し、そして見事に再現した現代の職人さんのプライドの証とも言えるスペースに感動してしまいましたよ^^
『わきゃあ・・・なんて綺麗なんだろうです(*´д`*)』と、夕実っちがうっとりと呟く。
ちょっとした鉄パイプ組みの簡易展望台に上った先から見えた景色は最高でしたよ!
いつかここよりももっと高いところから眺めることができるのかな?
前言撤回だすう(*´д`*)
天守閣が出来たならコンクリ造だろうが見にきたいっすね☆
---ふと、
ここでお兄ちゃんがその優しい時間をぶっ壊す。
『もう12分しかない!ここからは全力疾走で高松駅にGOだw』
『『ええー・・・マジでΣ(ll゚д゚(ll゚д゚ll)』』
嘆きながらもとりあえず駆け出す私たち^^;
何でまたそんなに時間が無いのよw
『はあ・・・はあ・・・なあお兄ちゃん・・・。お兄ちゃんがどうしても寄らなくちゃいけないところって何なのさ^^;ゼエゼエ・・・』
『わ・・・わきゃ・・・そうですよー^^;』
『はあ・・・はあ・・・あ? あ~だってそこは、今回の旅の最も重要なポイントだからな^^
しかも広島原爆ドームの煉瓦の答えがそこにはあるんだ。
知りたくないか?見たくないか?自分の目でそれを確かめたくないか?^^』
え!?
広島原爆ドームの答え合わせ!?
今回の旅に無くてはならない重要スポット!?
そんなこと言われたら全力ダッシュするしかねーじゃん!お兄ちゃんよーw
走ったおかげか二分前に電車に飛び込むことが出来た私たち。
正直ぐったり^^;
落ち着いたころにお兄ちゃんから切符を渡された。
一体全体どこへお兄ちゃんは向かうのか?
次回へ続くっす^^
ちなみに讃岐うどん食べれなかったよw
◇ここまで読んでくれてありがとうございます(*´д`*)
玉藻公園は好天にも恵まれポケモンにも恵まれ、そして石垣刻印に出会えて最高でした(*´д`*)タイフウキテタンダケドネ
さて次回は今回の旅路の中核をなすお話です。
ここに行ったことで三日目のメインの目的地が意味を成す物語です。
それは文中にもあった広島原爆ドームの答えでもあります。
気になる方は是非どうぞ。
ではではまた今度お会いいたしやしょうず(*´д`*)
・・・ちなみにサブブログも更新です^^;
茨城煉瓦旅行にポケモンGO!気になる人は見てね!
『琴音の煉瓦刻印発見録♪江連用水旧溝・宮裏両樋、サワムラー』
第852話 北東北煉瓦奇譚・弘前市編ファイナル『桜がはらりはらり。りんごと軍都の弘前ですう』弘前さくらまつり・弘前公園ほか [石垣刻印探索編☆]
『よーし!パパ頑張って石垣刻印探しちゃうぞ~(*´д`*)』
と、琴音が腕まくりして意気込む。
・・・てか、パパって誰だよ!
目の前にこんなに桜が咲き誇ってるというのに。
花より刻印かあ^^;
まあ・・・妹らしいっちゃらしいのだがw
『ちょっと満開の時期をはずれちゃったわね^^ でも皆に見てもらえて嬉しい☆』
首塚さんはそうは言うけれど、ボクにはこれでも満足だったよ^^
第852話 北東北煉瓦奇譚ファイナル。
ボクこと菅原雄介視点でこの物語を締めくくりたいと思います☆
まずは外堀の桜から。
『わきゃ・・・少し緑が見え始めてますですう^^;』と夕実ちゃんは一瞬嘆くのだが、それは一瞬のことだった。
桜の木からはらはらと散っていった花弁はーーー
まるで桜色の絨毯のように外堀を埋め尽くしていたからだ^^
『わきゃあ・・・わきゃあ・・・すごいすごいですう(*´д`*)』
君は子供かよ!ってくらい感動を表す語彙力が足らない夕実ちゃんに苦笑いだけれど、うん。素直に凄いの一言だねえ^^
隣を見やれば・・・『うっは!まじかお!ヤバいっすココwww』と、思わず笑っちゃってる琴音がいた。
人は本当の感動を目にすると、声に詰まるか『わあ・・・わああ・・・』と言葉にならない声を出すか、思わず笑っちゃうか。
どうやら妹様は笑っちゃうタイプのようだねw
『これは花筏って言うのよ^^』とその二人に説明をする首塚さん。その様はとても嬉しそうだった。
久しぶりに会ったあの時は冴えない顔をしていたが(そりゃそうだ。仕事辞めるか辞めないかって話だったし)
今はとても柔らかな表情をしている。
無理にでもと一緒に旅を共にして、ここまで来てよかったと思った^^
さて、弘前公園にどこから入ってもいいのだけれど、素直に駅から近い追手門から入場することに。
門をくぐった先の城内もまた桜がファンタスティック。
・・・ボクも語彙力が無いようだ。英語に逃げてみたりして。えへへw
まずは自分たちの現在地をチェックすることに。
なんだかんだで弘前城址は広大だ(約49.2ha)
全部巡っていたら2時間以上はすぐに経ってしまう。
帰りの帰宅時間を考えて皆で観光ルートの作戦会議をしましたよ^^
(王道パターンの中濠~二の丸~本丸~北の郭~三の丸で弘前駅へ! 桜のトンネルは時間的にパスw)
『わきゃー♪ 桜の流星群ですう(*´д`*)』と下から枝垂れ桜をのぞき込む夕実ちゃん。
『色々な種の桜があるのね~^^』とそれをカメラに収める首塚さん。
そう。ここには明治末期から市民によって持ち寄られた色々な種の桜で埋め尽くされている。
その数なんと2600本余り。
みんなで作った公園なんだね。素敵じゃないですか^^
(※ パンフレットの記述の受け売りです☆)
杉の大橋までやってきたボクたち。
弘前城は広大で、外濠・内濠どころか『中濠』まである。
その中濠に架かる朱塗りの橋が杉の大橋だ^^
ここは橋の上にカメラを構える人たちでごった返しの順番待ちってくらい混んでいたよ。
でも欄干に手をかけて見晴らして納得だ。こりゃ景色を切り取りたくなるわけだよね^^
さて南内門を潜って二の丸へと向かおうか。
『わきゃ~。ピンクばっかりだったから楓の緑が癒されますですうw』と笑いながら新緑の楓を見上げている夕実ちゃん。
彼女の言う通りかもしれない。正直少し桜に食傷気味でもあったからw
ボクと同じく飽きっぽい妹様も『そんなことより石垣だっ!( `ー´)ノ』と、桜も楓もそっちのけだったし^^;
さてここで本丸への入場券を購入することにした。
本当は券売所はもっと先なのだが、臨時の券売所があったからだ。
『券売所混むからここで購入した方がベストよ^^』と言う首塚さんのアドバイスでもある。
観光客が臨時の券売所をスルーして先に先に向かってるのを見た琴音が、
『そんなに混むんすか!? ほとんど誰も利用してないっすよ首塚先輩^^;』と訝ったけれど、
『いいからいいから^^』と笑う首塚さん。
事実、あんまり利用している人は居なかった。
でもこのアドバイスがのちに活きてくるのは内緒。
琴音が『さすが首塚おねえたまあ~(*´д`*)』と手のひらを返したのも内緒と言うことで^^
下乗橋を渡り、
さあ~込み合ってる南口券売所をよそに、チケットを持ったボクたちはさっさと本丸へと突入です^^
石垣が見えて来たところで琴音が当然活気づく。
『刻印探しちゃるぞおおおおおお!(*´д`*)』とw
でも、
『わきゃー!矢穴発見ですう(*´д`*)』
『矢穴はもういいよ!夕実っちい^^;』と、
いつもの夕実・琴音漫才がはじまってたw
正直弘前城に刻印あるなんて聞いてないし、妹の探索も徒労に終わるとは思うけどねw
さていよいよ天守とご対面。
『わきゃー!かわいい感じですね~^^』と、暗に小さい天守だなあと指を差す夕実ちゃん。
『かわいいはどうかと思うぞ夕実ちゃん^^ これでも江戸期に再建された東北唯一の現存天守だし、重文だぜ☆
ちなみにここが本来の場所じゃないんだよ夕実ちゃん^^』
『わきゃ!?ど、どーゆーことですか???』
『去年までは本丸の石垣の角に建ってたんだけど、石垣が外に膨らむはらみと言う兆候が出てきたんだ。
このままだと地震などで石垣が崩落する危険性も出て来たから、
100年ぶりの石垣大改修中であり、その為に今現在の場所まで天守ごと約70メートルの大移動をしたのさあ^^
三か月かけてじっくりじっくりじわじわと移動したんだぜ? すごくね???』
『わきゃあ・・・こんなに大きな建物を??? ううう・・・凄いですね^^;』
あれ?
どうしたのかな~夕実ちゃん^^ さっきまでは『かわいらしい』って言ってなかったっけかw
確かに現存12天守の中では弘前城の天守は3番目くらいに小さくてコンパクト。
だからと言ってこれを70メートルもそっくりそのまま移動すると考えると並大抵のことじゃないんだよね^^
その大きさ、その苦労を分かってもらえて少しホッとした(ちょっとイジワルだったかもだが)
『何あれ・・・お兄ちゃん^^;』
『う・・・ん・・・、たぶんお城とバックに見える岩木山を一緒にカメラにおさめるために造られた臨時の物見櫓・・・だと思う^^;』
なんともはや・・・
この物見櫓には長蛇の列がなしていた。
先に言うのもなんだが、天守内部見学よりも凄い長蛇の列・・・。
皆さん、お城そのものよりも風景が好きなようですねw
さて、本丸内をブラブラ散策しますよ^^
肉眼じゃすごく綺麗に見えた岩木山なのに、写真だとうっすらぼんやり・・・
でも素敵な眺めに皆大喜びしてたよ^^
ではでは行きましょう。勿論ーーー
天守内部見学です^^
『石落としあるけど今じゃあんまり意味ないっすねお兄ちゃんw』
『ああ・・・そうだな^^; 今は石垣の上じゃないしなw』
『へえ~外壁と内壁の間に石を詰めて防弾の役目をしてたんだねお兄ちゃん。私なら間に煉瓦をつめる!(*´д`*)』
『ああ・・・そうだな^^; その頃に煉瓦があるならなっ^^;』
お約束の急な階段に夕実ちゃんと首塚さんはーーー
『わきゃー!先に登ってください先輩(>_<)』
『私スカートなんだけど・・・スカートだとヤバそうね^^;』と、ボクを先頭に追いやる二人・・・。
あまつさえスカートじゃねーのに琴音と来たら、
『妹のケツ、ジロジロ見んなよな~お兄ちゃん!』と言う始末・・・^^;
文句の一つも返したかったが『へいへい^^;』と下や横に視線を泳がして登ることにしたよ^^;
すると、
階段横から見た天守の梁には、いたるところに鉄骨の補強が施されているのがマジマジと見えたのだ。
現存天守とは言え、現代の建築法を掻い潜るのは大変なようである^^;
天守をグルリと堪能したボクたちは、本丸から『北の郭(くるわ)』へと移動した^^
ん?郭って何かって?
二の丸三の丸と同じと考えていいんじゃないかな?言うなれば北の郭は北の丸って感じ。
本丸を主陣とした場合、土塁や壁で区画したそれぞれの重要な区画に割り当てられた名称。
本丸から外に向かって二~三。東西南北で北の丸~西の丸~ってところでしょうか^^
さて、
この北の郭へと渡る鷹丘橋の辺りで、琴音が石垣を指さしてちょっとばかし喚き立てた。
『お兄ちゃん!お兄ちゃん!?この石垣ちょっと怪しくね???』と。
ん?う~む。
言われてみれば確かにとっても怪しい形状だ!
明らかに今まで見た石垣の形状とは違う気がする。
一か所だけならともかく、二箇所ほど加工されたような石垣だった。
『何かの転用石とかかな?琴音^^』
『うっは!だったらめっちゃ嬉しい発見だねお兄ちゃん(*´д`*)』
まあ、たぶんたまたまだと思うけれど妹が喜ぶのならそういうことにしておきましょうw
これが本物なら石垣刻印並みにレアキャラだけどね☆
さて、北の郭をぶらりとした後、なんでも工事中の内濠絶賛開放中!とのことで、せっかくなので行ってみましたよ(むしろ琴音がごり押しした^^;)
ここが所謂、天守の大移動をしてまで修復しなければならなくなった石垣のところ。
『みんな~。よーくこの石垣の奥を見てごらん? 石垣がこんもりと膨れ出てるところが分かるかな?』
と、クイズを出すボクに皆は注意深く石垣を見渡した。
『わきゃ? あ~確かにぷっくりお腹が出てるですう^^』
『言われてみれば確かに石垣が膨らんでる部分があるわねえ~^^』
そう。そこがはらみと言う危険な場所なんだよね^^;
ここを修復して天守が元の位置に戻るのは恐らく10年近く掛かるだろうと告げると、
『『『そんなに掛かるのっ!?Σ(ll゚д゚(ll゚д゚ll)゚д゚ll)』』』
と皆驚き、マジマジと石垣を見つめるのだった。
さあ~ここからは琴音の独壇場。
彼女の石垣刻印探しに翻弄されるわけであります^^;
(※ ん?よーく見ると、積み方が右と左じゃ違うのか。写真撮ってた時は作者は気にしてませんでしたw)
『あれ!石垣刻印じゃね?お兄ちゃん!』
『いや・・・たぶん矢穴の打ち損ねだなあ^^;』
『くそー・・・^^;』
くそーとか言うな。はしたないぞ妹様よw
(恐らくこの上に天守があったんじゃないかな↑)
『わきゃー♪矢穴発見ですう~(*´д`*)』
『矢穴はいいっすからっw』
ここでもやっぱり夕実・琴音の矢穴漫才www
ここが一番、弘前城の石垣が聳えるところだったのだが・・・
『やっぱ無いのか残念!^^;』と琴音が言うように石垣刻印は無かったようです。
まあ、天下普請のお城じゃないしね。可能性は元々薄かったわけだw
さてその後はもう帰るだけなのだがーーー
東口券売所を出て三の丸へ差し掛かったところで四の丸の方まで屋台が連なっていたのだ。
すると・・・女の子たちが急に色めき立つのである^^;
『わきゃー!朝市から何も食べてないです(半ギレ)』
『お兄ちゃんおにいちゃん!酒呑みたくないっすか!それにはおつまみ必要だよねっ!?(*´д`*)』
『菅原く~ん(*´д`*) 朝ごはん食べてから5時間25分も過ぎてるわよ?(こまけーなオイ!)』と、
んまー!ぴーちくぱーちくうるせーことw
素直に屋台で何か食べたいよっ!て言や~いいじゃんねw
っつーことで屋台を物色です^^;
自分的には弘前駅界隈で遅めのランチして帰ろうかと思っていたのだけれど『もうここでOKです』と彼女たちが言うのでそれに応えることにしましたとさ^^;
さあ~ならば何を食べる?ってことになったのだけれど、
ここで少し。いや、本丸に居た時から道行く人が手に持ってる食べ物が気になっていたのである。
彼女たちも『あの黒いアイスみたいなのって皆食べてるけど何だろう???』と気にしていたものである。
それは屋台の並びの先頭に店を構えていた。
せっかくだし『食べてみる?』と聞くと、
『『『食べた~い(*´д`*(*´д`*)*´д`*)』』』と、大合唱☆
それならばと並んで買ってみたよ^^
そのブツはこれだ↓
弘前城ナゾ名物『黒コンニャク(おでん)』
首塚さんは地元県だけあって知ってたらしいが、ボクと夕実・琴音は初見だったのでビックリした。
見かけた時は『チョコアイスでも食ってるんかな?』って思ったのだが、あまりにも持ち手が細い。
そんなんじゃ『アイスが落っこちちゃうよ!』って思ってたのだがコンニャクだったんだねw
『うっは!ほとんど中まで真っ黒っす!』
『わきゃあー!でも味が奥までしみ込んでいて美味しいですう(*´д`*)』
お供に当然ビヤーを皆で頂き、ここで乾杯です(*´д`*)
首塚さんの『弘前城じゃ有名なのよ^^ かれこれ40年近く売ってる定番よ^^』って言葉に皆で
『『『マジっすか!?(゚д゚)!(゚д゚)!(゚д゚)!』』』と驚いた。
(※ なんで黒いのか。どういう製法なのかは非公開だそう。
こんなん作者的には気になっちゃうよなw
コンニャク独特の臭みなんてほとんど無い。
一旦湯がいて、ある程度の臭みを抜くのは当たり前なんだが、それでもコンニャク臭は残る。
その後にごま油で多少炒りでもすれば抜けるけど油なんて使ってないだろうしなあ。
ーーーもしかして山形の玉こんにゃくがヒントか!?
濃い口ベースの出汁でひたすら炊き上げて、たまり醤油で色を付けるとかかな?
いやいや・・・
恐らくおでんが一番のヒントなのかも???
じっくり濃い口ベースで煮込み続ければ・・・真っ黒なアイスみたいに中まで真っ黒に???
うーん・・・恐らくおでんのような煮込みが主体だとは思うが・・・
煮込み続けてここまで真っ黒になるのかな?
まあ、さすが非公開で秘伝なだけはありますよねw)
黒コンニャクを堪能した後は
四の丸のレクリエーション広場に広がる屋台たちを皆で冷やかしながら見て回ったw
(食べはするけど中には入らないって感じでw)
その後は再び三の丸へと移動して後は出口を目指すだけだったのだが・・・
『トウモロコシのから揚げあるよ!お兄ちゃん(*´д`*)』と琴音が帰り道の途中にある屋台を指さすものだから無条件で購入です!
なんせ菅原兄妹はとうもろこしとかコーン系の食い物には目が無い(*´д`*)
(ボクは大好物一位がコーンで二位が茹で落花生。妹は茹で落花生が一位でコーンが二位)
『わきゃー♪ 甘くてサクサクでおいしいですう(*´д`*)』
『これはおいしいわね~(*´д`*)』と首塚さんにも大好評でした^^
さて、この三の丸。
ここも桜咲くのどかな公園となっていたのだけれど、
その公園口に違和感のあるものが建っていた。
『うっは!煉瓦ちゃんの柱がありゅう~(*´д`*)
ん? これって何かの門だったとかかな?お兄ちゃん』
『だなあ。明らかに異質だな、ここだけ^^』
『お城に煉瓦』って相容れない存在だと思いません?
でもここでふと思い出し、皆に告げる。
『皆とは何度か旅先でお城巡りや城址巡りしたよな? そこで同じようなものを見た経験は無かったかな?^^』と。
すると思い出してくれたようで次々に『ハイハイハイ!』と生徒のように彼女らは挙手をするのだった。
『わきゃ? こういうの広島城とか彦根城でも見たような気がしますですう^^』
『私は別件っすけど、皇居(江戸城)の北の丸公園で煉瓦の建物や煉瓦片を見たっす!』
『そう。実は日本でも屈指の大きなお城や城址は、戦時中にほとんどが軍(ほぼ陸軍)の関連施設として使われたんだよね^^
戦国・江戸時代に戦の要と築きあげられたお城の場所ってのは、
明治大正昭和の戦時にも打ってつけの場所だったんだよ^^
なんせ見晴らしの良いスペース。守りやすい陣地なわけだ。
でもまあ航空戦術が当たり前の戦争後期・近代戦では結果的にめちゃくちゃアダとなる(標的にもなる)んだけど・・・。
ーーーでだ!
その時代は軍の施設は時代柄、かなりの率で煉瓦などが使われた時代でもあったんだ^^
恐らく十中八九、この弘前城の三の丸に残るこの煉瓦の門柱っぽいのも軍の遺構とかじゃないかと思うよ^^』
(※ 日本各地に残っていた城たちは、明治初期の廃城令によって全部が廃城になった。
事実上、今ある日本のどの城もすべて廃城扱いだったのです。
官庁の土地財産として取り込まれるか陸軍の接収地として有益に?利用されるか、
後はそのまま廃墟になるしかないと言う選択肢だったんです)
ここで煉瓦と来ちゃ~俄然ウズウズしてしまう琴音が、スマフォに指をなぞらせつつ、
『弘前城に煉瓦があるのがめっちゃ気になるっす^^
お兄ちゃんが言うようにさあ~、やっぱり軍の遺構なのかな?
ちょっと昔の写真とか検索して調べてみたいっすね☆』と、
色々と調べ出したのである。
数分後、
『ねえねえ!みんなこれ見てよ!マジで!』と、ボクたちにある画像を見せつける。
それは国土地理院さん保存の戦後間近の米軍撮影の弘前城周辺の拡大画像だった。
それは今ではすっかり草木生い立つ、市民憩いの三の丸の公園に、
何か建物が建っていた痕跡だった。
この時は『お兄ちゃん。何が建ってたかわっかんないけど、間違いなくここに何かあったんだよね!』と言う彼女に
『間違いねーな。でも・・・何があったか軍の施設だったのかわからねー^^;』と、ひどくお茶を濁した答えを返すくらいしかできなかった。。。
(※ 後で色々と調べた結果。この弘前城の三の丸に残る煉瓦の門柱跡はやはり軍部施設の名残だったようです。
戦後、この土地は弘前市の教育施設にとって代わる時期がありましたが、
どうやら煉瓦の門柱だけは時代を越え受け継がれ、そして今に至るようです☆)
さあ、後は帰るだけ。
この時は分からないまま弘前市街を闊歩したけれど、
実は元々軍都であり、それによって発展した町だった(明治31年 第八師団。弘前に設置)
りんごだけじゃ無かったんだね^^
さて新青森駅まで共にした首塚さんともここでお別れです。
『あはーん・・・くびづがおねえさまあ・・・(ノД`)・゜・。』と彼女に泣きながら抱き着く琴音が居た。
『べ、別に永遠の別れじゃないんだから琴音ちゃんw 里帰りだし明後日には東京に帰ってるし会社も出勤だからw
でもありがとうね琴音ちゃん^^
そしてみんなありがとう^^
貴方達と旅ができて元気をもらったわよ☆』
どうやら少しでも元気を取り戻してくれたよう。
問題は山積みで何も解決してはいないのだけれども、その時はまた一人で塞ぎ込まず、ボクたちに相談してほしいなあ^^
ボクたちは彼女を見送ってから新幹線へと乗り込んだ。
『わきゃー♪ 今度はゆっくり座って東京ですねw』と言いながら、嬉しそうにお土産をご披露する夕実ちゃん。
そしてお酒もちゃっかり買ってたようだw
そのお酒はニッカ弘前工場産の『ニッカシードル・ドライ』
結局、お土産とはならずに皆で車中で飲み切ってしまったけれど美味しかったねえ(*´д`*)
リンゴと煉瓦とお城と桜とそして、軍都の歴史。
知れば知るほど面白い弘前だったように思えた^^
この北東北煉瓦奇譚はこれでこのまま無事に幕を下ろすはずだったのだが・・・
『私!盛岡で途中下車するっす!』と琴音が新幹線を降りちゃったのはまた別の物語と言うことで^^;
盛岡編はコチラです↓
ここまで読んでくださりありがとうございました^^
いや~めっちゃ綺麗だったよ弘前城の桜!
基本、行ったところは中々再訪しないボクだけれど、
ここは何回も行ってみたいねえ☆
さて、中々同じ土地へは再訪をしないと今言ったばっかりなのに、
次回は『再訪』するお話ですw
と言うか前回に訪れて願いが叶わなかった場所へのリベンジであります。
舞台は4つの県境がひしめく北関東。
人生で一番の『藪漕ぎ』をしてきたよ☆
ではでは気になる方は是非どうぞ。
また次回お会いいたしましょうず(*´д`*)
第847話 国宝・犬山城編☆『先輩!天守のグルグル歩けるとこはなんて言うですか?』犬山城&名古屋っぽいグルメ・半泊の旅路ほか [石垣刻印探索編☆]
『たぶん無いと思うぞ?』
『可能性はゼロじゃないっしょ?マジでさ^^』
菅原兄妹は、お食事中からずっとずーーーーっと『あること』について熱く言葉を交わしていたのですう。
『あること』とは?
第847話。私こと石廊崎夕実視点で、国宝・犬山城を巡ってみたいと思いますです(*´д‘*)
やってきたのは勿論『国宝・犬山城』の入口ですう^^
さて、川・川・崖と言う3方に囲まれた犬山城への搭城へは一つのルートしかないらしいのですがーーー
なんか神社の境内を突っ切る近道ルートがありましたですw
『どうせなら近道してこうぜ!みんな^^』
『ちょっと待てやお兄ちゃんw 石垣とか見逃しちゃうじゃんかよこっちの道じゃあ^^;』
『帰りは正規ルートで帰ればいいだけじゃね?我が妹様よ^^』
『あ、そうっすねw』
と言うことで交渉もまとまり、境内を突っ切ることになりましたです^^;
鳥居を抜けるとすぐに正規ルートと合流・・・
正直全然近道じゃ無かったですよう^^;
(※ たぶん30秒くらいしか変わらない)
さて目の前に石垣が見えて来たところで琴音っちが色めき立つ。
『じゃあ~せっかくなので国宝・犬山城の石垣刻印を探してみようっす(*´д‘*) お兄ちゃんには無いよと言われましたが意地で探すっす!
っつーことで夕実っちも協力するのだ(断定)』
とほほ・・・やっぱり石垣刻印かあ^^;
まあでも普通にお城巡りするよりは楽しいかな。隠れキャラ探しみたいな感じだし^^
『オレも一応は見てやるよ^^;』と言う先輩も加わり、三人でさっそく石垣刻印探しスタートですう^^
『わきゃ!矢穴発見ですう^^』
『矢穴はいいっすから^^;』
(※ 矢穴とは鉄の楔を打ち込んで石を割ったときの名残です)
少し行くと『黒門の門礎』がありましたです(一個しか残ってないの?)
『また矢穴発見ですう(*´д‘*)』
『だから矢穴はいいからマジでw』
とは言え矢穴くらいしか石垣の変化を見つけられないのですよ^^;
先輩が言ってた『転用石』でもあれば面白いのになあ~(転用石もレアキャラ)
そんなこんなであっという間に本丸の前まで到着。
意外と小さいお城だということに気付きましたです^^;
入場登閣券と言うチケットを購入して、いざ天守をめざしましょう(*´д‘*)
ふとーーー石垣に怪しい変化を見つけた私。
『わきゃ?もしかして石垣刻印じゃないですかあ???』
『うーん残念夕実ちゃん^^ これも矢穴だよ。
基本的には石のへりに多く矢穴跡は存在するんだけど、こういうふうに石の真ん中とかにもあったりするんだ^^
石が固すぎて割るのを途中でやめたりとか、間違っちゃったりしてやめちゃったとかもあるんだよ^^』
へえ~でもやっぱり石垣には使うんですね。
昔の人はもったいないことはしないんだ^^
さあ、桜舞い散る犬山城天守前までやってきましたです^^
先輩は『もう数日早ければ満開の桜と犬山城を見れたんだけどなあ~』とは言ってましたが、
風に舞う桜の花びらに抱かれるこの今の瞬間も私は嫌いじゃ無かった。
風が吹けばピンクのシャワー。
手を差し伸べてじっとしていれば、そこへとはらりと落ちてくる。
散り際も艶やか。
だから私は桜が大好き^^
私と違って男の子っぽい性格の琴音っちは桜なんかに目もくれず、
天守の石垣に夢中でした^^;(刻印無くて喚いてたけどw)
さっそく天守へ向かおうとしたところ、その横にあった古木に目を奪われる私たち。
『大杉様』
犬山城築城時からあったとされる杉の木さんです^^
元々は天守よりも少し大きな立派な巨木だったそうでうが、落雷などから何度も身代わりに城を守り続けてきたそうです。
それがとうとう伊勢湾台風の時の落雷により枯れてしまったとのこと。
今は櫓で囲んで支え、しめ縄を張り祀られていますです。
お世話になった気持ちを忘れずに今度は守っていく。素敵なことですよね^^
さていよいよ登城ですう^^
スタッフさんにビニール袋を渡されて自分の履物をしまい込み、レッツ犬山城天守へ!
『入っていきなり階段っすかw』
琴音っちが言ったように、入城するといきなり階段なんです(階段しかない!)
先輩や琴音っちに誘われて何度かお城巡りをした私でしたが、いきなり二階部へとあがる階段しかないのは初めてでした。
二階部と言いますか踊り場的場所に到着。
目の前には石垣が。
やっぱり琴音っちはここでも刻印探しに没頭^^;
先輩はと言うとーーー
『見てよ夕実ちゃん!この立派な一本木の梁☆ 鑿(のみ)で削り出したようなこのハチの巣のようなフォルムがたまらないよね(*´д‘*)』
すいません先輩!なんとなくは良さはわかるんだけどそこまでは・・・w
でも観光客が訪れて触られまくったからなんでしょうか?
大事に使われた日本の古箪笥や洋風の木製調度品のような艶めかしい木の光沢に私も少しうっとりしたのです^^
さて天守内部に到着です^^
ビックリしたのは床がとても薄い!
ギッシギッシ!と上の階を歩いている観光客さんの足音が聞こえてくるくらいですう^^;
よく見れば床板には結構隙間が存在しました。
(ここからはダイジェストですw)
さて天守内にはお約束の城にまつわる展示物があるのですが、そこをじっくり見るのもいいけれどーーー
二階~
三階~
四階~と、その階ごとにそこから見える景観の変化を楽しむのもいいとこですう^^
何よりもやっぱり木曽川を見下ろす風景に心奪われました(*´д‘*)
『外にも出れるよ?夕実ちゃん^^』と先輩が言うものだから、
窓から見るより大パノラマ!ってことで皆で天守最上部の高欄廻り縁へと出てみました☆
(※ 高欄は手すり。廻り縁は天守の外回廊です^^)
えっと・・・景色は抜群にいいんですが・・・
高欄(手すり部位)が膝丈くらいだし、風も凄いし、すんごく高いしーーー
めっちゃ怖いんですけどっ!!w
高所恐怖症の人は覚悟して臨んでくださいですう・・・^^;
さて再び天守内へ。
スタッフさんが現存12天守がひとつであり国宝5城のひとつがこの犬山城なんですよ~と説明されていました^^
2004年まで個人所有だった珍しいお城でもあるのですね(今は法人化されています)
一通り見学した私たちは天守を後にすることに^^
『うは!なんかナツイのが置いてあるっすw』
犬山城内の神社の社務所脇にあったタンポポマットにみんなホッコリ(*´д‘*)
ちょっと犬山城に庶民的な親近感が沸いた^^
『空堀もあるんだなあ^^』と先輩。
琴音っちは帰りのルートで目一杯、石垣刻印探しに没頭してたけれど、
結局、あえなく激沈してましたですw
犬山城を後にした私たちは、行きとはルートを変えて城の南面部に広がる城下町の方を進むことにしましたよ^^
こっちはこっちで楽しい街並み♪ お土産屋さんやお食事処に何度手を出そうと思ったことかw
そこから歩くこと15~6分で犬山駅へ到着です☆
さあ~これから名古屋駅に戻って東京へーーーと思ってたのですが、
琴音っちの『ねえお兄ちゃん・・・。もう疲れちゃったっすよマジで^^; 安ホテルでいいからもう泊まっていかね?マジでさあ・・・』と言う声に、
『確かにもう今日帰るのめんどくせーなw
こうなったら馬券で儲かったのをパーッと全部使って泊まってっちゃおう(*´д‘*)』と、
先輩が名古屋一泊宣言をしたのですう(*'ω'*)
まさかのお泊りに私と琴音っちは大歓喜☆
---と言うか、
寝ずに歩き回ってクタクタだったから本当に嬉しかったよお~(おごりだしいw)
予約も無いので何件か断られましたがようやくホテルにありついた私たち(東横イン、名古屋に数件あるのに、キャンセル出て何とか泊まれたんだよね・・・)
身支度を整えたら当然お食事ですう(*´д‘*)
日帰りでは味わえない夜の宴。
とってもワクワクしちゃいますう(*´д‘*)
『どうせなら名古屋っぽいの食おうよお兄ちゃ~ん(*'ω'*)』と琴音っちがせがむと、
『残念ながらお前らの宿泊代でほぼ資金が尽きたw 安いチェーン店でなるべく名古屋っぽい料理を食べれそうなとこにしてくれ!スマン!^^;』と逆にお願いされちゃったw
むしろお宿の料金を出していただいただけでも有り難い私たち。
琴音っちも『だよねw だったら頑張ってそれっぽいお店を探すっす(*´д‘*)』と素直に承諾した^^
やってきたのはサラリーマンのお兄さま達がゾロゾロと入店してたのを見かけて思わず入ったお店ですうw
人が行き交うお店なんだから無難だろうという安易な発想ですが、間違っては無いんじゃないかなあ(少なくともまずい店ならゾロゾロ入るまい)
お座敷に通された私たちはーーー
さっそくビールで乾杯ですう(*´д‘*)
くううーーーっ! ファーストビヤーはやっぱりうんまいです(*´д‘*)
そこからはメニューを掴んで離さない琴音っちの独壇場。
それっぽいメニューを次々にオーダーです^^
どて煮に~
刺身盛り合わせ~
三河産の焼き蛤~
そしてお約束の手羽先のから揚げ☆
なんだかんだでやっぱりオイチイ(*´д‘*)
でも私たち静岡人からすると隣の県なのにどうしてこんなにも味付けが濃い~んだろうか?と緊急会議が勃発!
色々意見がでたけれど答えには至らず。
『とりあえずこれでアッサリサッパリいきやしょうず(*´д‘*)』と琴音っちがオーダーしたのがコレ↓
『おお~!なかなかグレートなチョイスじゃねーか!我が妹様よw』
やってきたのは普通のシラスおろし。
でも本当に口の中がサッパリしましたですう^^
ホテルに戻って来てからも、名残惜しい感じでプチ宴会。
とは言え先輩は明日のお昼から出勤。私は大学の講義(琴音っちは午後の講義)
深酒は禁物と軽い感じで二次会は終了することに^^
ちなみに就寝前に琴音っちに見せてもらった今日の道程。
16キロ歩いても消費カロリーは585㎉・・・
どて煮と手羽先のから揚げ食べたらあっという間に回復してしまうと思い知らされた私です・・・^^;
(歩いて痩せるなんてのは幻想だからな!走れば別だけど)
たっぷりと爆睡した私たちはホテルの朝食をとって飛び出した。
時刻は朝8時過ぎ。
あれ?
東京へ新幹線で戻るにしてもちょっと早すぎじゃないの???
時間的余裕はあると思ってたのに随分と忙しない旅立ち(スタイリッシュ帰宅・出勤)に、なんでこんなに早出なのかを菅原兄妹に問うのでした。
するとーーー
『この名古屋駅近くにも歴史的赤煉瓦があるんすよマジで(*´д‘*) だから帰る前に少しでも見ておきたいって感じ~☆』だって^^;
なるほどね。
名古屋駅近くにも煉瓦ちゃんはあるのね^^;
と言うことで、菅原兄妹の先導する後を欠伸しながらついて行った私です(´Д`)ハワワ・・・眠い
やってきたのは『ノリタケカンパニー』と言う会社の前。
『えっと・・・です。煉瓦じゃないですよね?ここ^^;』
『ここじゃないよ夕実ちゃん^^ この裏手の公園ノリタケの森に煉瓦があるんだよ^^
じゃ~さっそく行ってみようね☆』
と言うことでレッツその先へ!
だがしかし、公園入口までたどり着いて気付くのです。
なんと開園前で入れませんでしたw
『おい!琴音~!下調べしとけよな^^;』
『だって公園なんて24時間開いてそうだったんだもん^^;』
開聞は午前10時。
ですが東京まで10時前の新幹線に乗車しないと間に合わない・・・。
残念ながら今回は柵の向こうから眺めるだけとなったようです^^;
柵の間から菅原兄妹がどんなに恨めしい顔で覗き込んでいたかは・・・ご想像におまかせですうw
帰りはゆでピーと名古屋コーチンサンドを頬張りながら帰りましたです^^
お酒は琴音っちのみですw
思いがけない半泊の旅になっちゃいましたが楽しかったですう(*´д‘*)
それにしても犬山市は贅沢なくらい魅力満載の街でしたね☆
また旅したいなあ~(*'ω'*)
ここまで読んでくださりありがとうございました^^
いや~初の半泊旅行でしたが、この手を使えば連休無くても遠出できそうだなw
ただし・・・新幹線の最寄り駅か空港の近くじゃないとキツイねえ(お金も何かもったいない気がするし)
さて犬山城編はいかがでしたでしょうか。
色々説明したかったけれど、結構手抜きダイジェストになっちゃいましたねw
またいずれ、煉瓦以外にも石垣刻印求めて旅をしたいと思いますよ^^
さあ~次回はいよいよ北東北シリーズに突入です☆
お題目はズバリ『岩手に残る戦後に造られた煉瓦の町と、青森の煉瓦の街』でしょうか^^
琴音がイマドキ煉瓦と敬遠する煉瓦と明治大正の煉瓦の中間の物語です。
食べて飲んで目一杯歩いたよ(*´д‘*)
気になる方はしばしお待ちを!
ではではまた今度お会いいたしやしょうず(*´д‘*)
第838話 ひこにゃんに会いに来た?彦根城編Vol②『転用石と煉瓦と石垣刻印から分かる彦根城の成り立ち?』西の丸の謎の構造物・転用石・石垣刻印ほか [石垣刻印探索編☆]
スタッフAさん『はい?太鼓櫓(本丸表門)の左手の穴が開いた石が石垣刻印ですかって?』
琴音っちが彦根城のスタッフさんにさっそく質問をしていたのですう(前記事参照)
『ああ~残念ながらあれは刻印じゃ無いのですよ^^ あれはほぞ穴(臍穴・ほぞあな)と言って木材を石に固定する穴なのですよ^^
でもですね? あの石垣のほぞ穴は彦根城の為に使われた物じゃ無いらしいのです。
出所はよくわかってないのですが他所からの転用石なんだそうですよ^^
今のところ彦根城には転用石として6~7個の代用石垣が見つかっていますので、石垣に興味がおありでしたら刻印だけじゃなく、転用石探しなんかもいかがでしょうか^^』
『転用石探し!ぐはー!めっちゃ楽しそうじゃんかお(*´д`*)』
・・・どうやら琴音っちが余計な知識を身に着けたようです^^;
これじゃ彦根城を出るころには何時になってることやらです、たはは・・・(4時間半居ました!)
第838話、実はこの転用石も彦根城に石垣刻印が少ない理由だとは、この時の石廊崎夕実はわからないのでありまするーーーーーー
本丸跡の休憩所でおトイレ休憩したら、さっそく天守へと行きましょうですう~(*´д`*)
こちらも天秤櫓と同様『土足厳禁』
受付でビニール袋を受け取って靴をしまい込みました^^
(入館は無料ですう(*´д`*))
受付のおじさまおばさまの話によると私たち以外は数名しかお客さんが居ないとのこと。
普段は込み合うそうなのでラッキーですね☆
ここにも天秤櫓で見かけたへんてこな△穴が。
これって何だろうと思っていたらルカちゃんが壁に貼ってあった説明書きを読んでくれました(そこにあったのね^^;)
『どうやらこの△は鉄砲狭間(てっぽうざま)と言う、ここから鉄砲を突っ込んで敵を迎え撃っていたようですヨン^^
これ以外にも縦に長方形の窓口は矢狭間と言う弓矢を射た場所だそうですハイ^^』
へえ~ここから鉄砲や矢を打ってたのですね^^
するとここで琴音っちも興味を持ったのか参入開始!
『なるほどっす。いわゆる銃眼ってやつっすね^^ でも・・・』
『『でも?』』
『鉄砲突っ込むのは分かったけど視界がめっちゃ狭くない???
これじゃ狙い定めるのも容易じゃない気がするし無駄玉撃っちゃいそうな気もするっす^^;』
言われてみれば・・・鉄砲を突っ込んだら見定めるスペースはほんのわずか。
思わず皆でムムムムム・・・。
するとスタッフBさんが『一旦、鉄砲狭間から目視して、それから素早く火縄銃を入れて撃つんですよ^^ とは言え敵も立ち止まってる訳じゃないので苦労されたとは思いますねえ^^;』と助言してくださいました^^
なるほど・・・見ながら撃つわけじゃないのね(他のお城の狭間はまた違うと思いますのであしからず)
?
見上げると立派な梁のある小さな部屋へと到着ですう。
そこにはいよいよ天守閣への階段があったのですが・・・結構急ですう^^;
『今日は皆スカートじゃないしお兄ちゃん(男)も居ないし平気だけど、これじゃパンツ見えちゃうっすねマジでw』
え!そこΣ(゚Д゚;)
パンツ見えちゃうのもそうだけど、靴下履きでつるつるした急階段って何気に怖いでしょうよ^^;
手すりにつかまって恐る恐る登り切ると薄暗い天守閣の一階部回廊へと辿りついたです。
とりあえずトラロープ(立ち入り禁止ロープ)で入れない部分を除いて順々に見て回りました^^
ここで気付いたのはスタッフさんが要所要所に立っておられ、こちらを見かけては色々と天守の部位を説明してくれることですう(*´д`*)
『この天守は大津城の天守を解体してコンパクトに移築したものなんですよ^^(大津城天守時代は5重天守・彦根城は3重)』
へえ~築城時から既に新品じゃなくて再利用だったのですね^^
ここでふと琴音っちと目が合った。
その顔はとてもいやらしいくらいにニヤリ・・・(なんでよ・・・^^;)
さて二階はのちほど。
まずは一気に三階へと行きますよ^^
ですが・・・
だけど・・・
やっぱりこの急な階段は怖いですう^^;(62度)
『これはスカートやばいっすね!マジで☆』
それさっきも聞いたから!(;´∀`)
階段から落ちてケガをした人とかいないのだろうか?と思いつつもみんなでゆっくり登ると、そこは天守閣3重最上階です^^
気になったのはまずはこちら↓
2階・3階にそれぞれ二つづつ存在する隠狭間。つまりは隠し部屋ですう(*´д`*)
ここに隠れて敵に不意の攻撃を!とか、
身を隠すためとも言われていますが、結局この彦根城は一度も戦火に交えることもなく今に至るそうです(なんだそりゃー)
『仮に敵が攻めてきてもここじゃ見つかるっすよね? あと、隠し部屋のすぐ向こうは外だから、矢でも飛んで来たら刺さっちゃうかもっすねえ^^』
そういう夢の無いことをスタッフさんの近くで言わないでください琴音さん^^;
ここでスタッフCさんが『窓から外を見てください^^』と私たちを促した。
『本日は彦根城に足を運んでくださりありがとうございました^^ 残念ながら生憎の雨天で向こうを見渡せませんが、
いつもなら琵琶湖も比叡山もここから綺麗に見えるのですよ~^^
(---中略ーーー)
さて目の前をご覧ください。あ、見えませんよねw
あの靄の向こうには佐和山城がありました。この彦根城の佐和口多聞櫓と太鼓櫓門は 佐和山城から移築したと言い伝えられています。そのほかにも大津城・小谷城・長浜城等々からも資材や櫓・門・石垣、そして天守などを再利用したそうです。
簡単に言ってしまえばリサイクルのお城でしょうか^^』
工期短縮・経費削減の狙いと言っていたのも付け加えておきますです^^
でもこれでようやく琴音っちの意図が見えてきたような気がします!(まだわかってない)
(この後はブログ記事の工期短縮でしばらくダイジェストですw)
さて本丸跡まで戻ってきた私たちは茶店でお土産とーーー
ビールで乾杯です(頂上到達の意を込めて?)
ここで琴音っちがパンパンと手を叩いて話し始めるのです。
『今まで見てきて聞いてきてもらって分かったと思うっすけど、
この彦根城は他城からの移築物が非常に多いリサイクルのお城っす^^
12~15もの大名に命じて造らせた天下普請の彦根城。
まるで家にあるものを持ち出すバザーやフリマのようでもあるっす。
それはちょっと言い過ぎだけれども、これでこの彦根城の石垣に石垣刻印があまり見受けられない理由が見えてきたんじゃないっすかね^^
新築だったなら石垣刻印の可能性もあったかもしれないっす。
だってここからここまでの石垣は我が潘で切り出したものだから!って御上にアピールできるからね^^
でもどうやらリサイクルの転用石というものまで石垣に使っているとなると刻印を穿つ必要性もそこまでなかったんじゃないかなあ~って私は思うんす^^
もしこの彦根城に石垣刻印があるのなら、もしかすると他城から紛れ込んだ石垣刻印の可能性があるかも(*´д`*)
っつーことで石垣刻印と転用石探しに行くっす!』
ようやく私でもなんとなく理解できた(ルカちゃんはとっくに分かってたっぽい)
さて、天守の丁度裏側へとやってきた私たち。今までは一方通行だったけれど、
どうやら現在地から黒門へと下る黒門山道ルートと、
西の丸を抜けて山崎山道を下ると言う二つのルートがあるようですう(後は登り石垣をおりるか。怒られますがねw)
『琴音っちはどうしたいの?』と聞くと、
『ヤマザキ一番っしょ(*´д`*)』とのこと。
とは言え少しだけでも黒門山道の石垣も見てみたいって言うから、ちょっとだけ黒門山道を降りてみましたですう(よくばりさんめっ!)
少し下ると『井戸曲輪いどくるわ』と言う籠城戦では特に重要な水源が。螺旋のような造りに敵も責めずらいという彦根城でも重要度Aの場所らしいですう(読んだだけ!)
さてここから戻ることに。
その間にも石垣チェックです^^
ふと、琴音っちが『ねえみんなコレじゃね!?』と大きな声を出した。
そこは本当に天守の真裏も真裏。
降りてくる時は死角となる曲がり角の突端の石垣。
それはーーー
『わきゃー!刻印発見おめでとうございます琴音っち(*´д`*)』
『いや転用石だから夕実っちw』
『わ~ほんとに転用石ってあるんですね琴音先輩^^ あ、ほんとだ。よく見ると何かの土台っぽいですヨン』
『なんか・・・墓石っぽくもみえてならないっすね^^;』
墓石とか・・・嫌ですねえ^^;
まあその答え?は後で私たちは知ることとなるーーー
さて西の丸に戻ってきた私たち。整備された歩道を進んで山崎さんをめざします(*´д`*)
するとまたもや琴音っちが道からそれて脱線です^^;
しかも先ほどの比じゃないくらいに『うおおおおおおおお!!!なんかすんごいのあるうう!!!』と駆け出した。
その答えはこちら↓
『うっは!煉瓦ちゅあ~ん(*´д`*)』
なんと煉瓦片が散らばっていたのですう^^;
『琴音先輩?モルタルがついてるのもありますヨン。と言うことは彦根城に煉瓦の建物でも建ってたんでしょうかね???』
ルカちゃんの疑問に我に返る琴音っち。
そしてしばらくムムムと考える。
『何かがあったのは・・・間違いないっすよね。江戸時代には無いだろうから~明治以降の広島城みたいに軍部が城郭に軍の建物でも建てていたのかなあ^^;
まあちょっとここら辺の地図をスマフォで古今色々探ってみようっす^^』
まさかの彦根城の煉瓦に大脱線!
とはいえこれにはさすがにルカちゃんも私も興味をひかれた。
そして待つこと十数分(なげー)
『まずはこの今現在の彦根城の写真を見てよ^^』と彼女は画面を見せる。
『これが彦根城天守だとして左手に広がってるのが西の丸っすよね?』
『『うんうん』』
『で、見てもらいたいのがこの1945年だからちょうど終戦の年の写真かな^^ それで比較してみてもらうとーーー』
『『なんかへんな建物がたってるう!Σ(゚Д゚)Σ(゚Д゚)』』
『そうなんすよマジで! でもさあ~これがどう検索してもヒットしない・・・見たところ洋館か宮殿?
---にしてもだよ、天守の大きさと比較してもかなりでかいよねコレ!これが何かすごく知りてーマジで^^;』
それが煉瓦を使った建築物なのかは置いておいて、彦根城の西の丸にドン!とこんなに大きなものが建っていたことに私は驚いた。
それとともに琴音っちが煉瓦に興味が無かったら絶対気付かなかったことにちょっと煉瓦を見直した(ちょっとだけよ?)
(誰か昭和時代の彦根城西の丸にかつて何が建っていたのかわかる方が居たら教えてください!)
さて次にやってきたのは西の丸『三十櫓』(重要文化財)ですう^^
そしてその三十櫓の前に先ほどの転用石のヒントが転がっていました^^
『あれ?琴音先輩?ここに無造作に置いてある石ってさっき見た転用石と少し似てませんか???』
『ん?あ~確かに石の縁の段々状のとことかよく似てるっすね。でもなんだろここ、周りには壊れたような灯篭みたいなのもあるし』
周りを見れば確かに今は使われてないような灯篭やその土台がいくつか寄り添っていましたです。
そしてここで大変便利なスタッフXさん登場ですうw(どこにでもいらっしゃるよ!)
『あら転用石探ししてらっしゃるのね^^ え?天守裏で見た転用石と灯篭の土台に似てると。
あの石灯篭に見えるのは宝篋印塔(ほうきょういんとう)と言ってね仏様の仏塔、供養塔なのよ^^
石灯篭は観賞用もあるけれど基本的には明かりを灯すものよね^^
先ほどお嬢さんたちが見てこられたという転用石も宝篋印塔の土台部位だそうよ。
ちょっと罰当たりな気もするけれど石垣の資材に使ってくださいと寄進する領民もいたそうですから信心とは不思議なものだし計り知れないものなのでしょうね^^』
・・・あえて使ってくださいなんてこともあったのですか(当然、その限りではありませんが)
隣を見るとーーー
『転用石探しも奥が深けー!(*´д`*)』と満面の笑みを浮かべてる女子が一人いましたが^^;
とは言え結局は専門家の手のひらの上だったようですw
そうそう素人の女子大生3人じゃ新発見!ってことにはいかないようですう^^
さてここ三十櫓も内部公開をしていたのでお邪魔しましたです^^
ですがダイジェストです!
さあ~あとは山崎山道を下って帰るだけかと思いきやそうじゃないようです(まだあるのΣ(゚Д゚;)
足元の石段もよく見ると矢穴のギザギザ。
『わきゃ あれ刻印じゃない?』
『矢穴の打ち損じっぽいっすねえ^^;』
『うわ~凄い空堀ですね琴音先輩^^』
『へ~ルカちゃん空堀とか知ってるんすね^^ 厳密に言うとこういう風に山の尾根を抉るように掘り進めたのは堀切とも言うらしいすよ^^』
またルカちゃんに知識で負けた私・・・(堀切って何?堀切菖蒲園?)
堀切見学をし、山崎山道を下ったら黒門に辿りついちゃいました(黒門山道でも山崎山道でも黒門に辿りつくのね^^;)
内堀を越えて、あとは玄関口である佐和口多聞櫓を目指すだけ。
だけだと思ったらまた琴音っちから『待て!』と号令がかかった(私たちは犬か!^^;)
『この玄宮園の石垣にも刻印がある!』とのこと。
『も』って言ってるけれど、私たちまだ一個も石垣刻印見つけてないのでは???
(転用石を二個だけですねw)
とは言えラストチャンスです。みんなで探しましょう^^
いざレディーィィィーーーンゴウ!
するとすぐに発見です!
『琴音先輩刻印発見ですヨン(*´д`*)』
『いやそれ転用石!』
『わきゃー!矢穴と刻印のダブルで発見ですう(*´д`*)』
『それも転用石っぽいし、もう矢穴はいいからw』
と言っても本編(彦根城のことです)よりもサブ(玄宮園)の方がそれっぽいの多いのはどういうことなのか?
でもやっぱり刻印無い・・・。
すると石垣も半ばに来たところで皆同時に指をさすことになった。
『『『漢字で六ってあるう!Σ(゚Д゚(゚д゚)゚д゚)!』』』
『うは~これこそ石垣刻印ちゅわ~ん(*´д`*)』
『でも琴音先輩? もしかしたら転用石の石垣刻印なんてこともありますよね?』
ああそうだった。確かに彦根城固有の石垣刻印じゃない可能性もあるのですよね。
転用石の石垣刻印。どこからか持ち運ばれた石垣刻印の可能性も^^
ある意味この彦根城の成り立ちの象徴でもあるのかもしれませんですう^^
さて、屋形船乗船場の案内板の手書きひこにゃんに癒されつつも佐和口多聞櫓まで帰ってきましたですう。
なんだかんだで4時間半ぶりです^^;
行きでは見過ごしていた石垣の何かを見つけたけれど、もうそれはいいでしょう。
修学旅行でお城を巡ったときは特に何も思わなかったけれど、
こうして何かを探しながらの城内散策はとても楽しく思えました^^
琴音っちってたまに良い友達だなあと思いますです(ほめ言葉)
さてJR彦根駅へと向かいます。
最終日の正午を越えた時間だったので、帰りの時間も考えたら今回の一連の旅もこれで終わりかな?と内心思っていた私。
でもまだもう少しだけ遊べるならーーー
でもまだこの付近なら少しは観光できるのではないかと、
私の心が口をついた。
『ねえねえ琴音っち。もうちょっとだけ旅したい・・・かな?へへへ(*´д`*)』
『わお!彦根市役所の花壇に耐火煉瓦刻印ちゃんがありゅう~(*´д`*)』
聞いてねー!
次回、新幹線でぶらり途中下車編です(ぶらりってレベルじゃねー)
はい皆さんごぶさたしてました^^
インフルエンザもだいぶ良くなったけれど、職場の皆にうつるからと二日間謹慎の身でモヤモヤしていたちょいのりですw
さていかがだったでしょうか彦根城石垣刻印編。
石垣刻印が少ないことに関連付けて彦根城の成り立ちを追っていったんだけれども、
まさかここで転用石と言うキーワードを知ることになるとは。
煉瓦刻印探しに石垣刻印探しときて、今度は転用石探しも加わりそうですなw
でもこのおかげで島旅や煉瓦、石垣刻印のありそうな土地ばかり選んできた旅先がまた少し広がりそうです☆
次回は記事一個にまとまるか不安だけれども近江八幡から始まった旅路の最終章です。
餃子まで行けるかな?
ではではまた今度お会いいたしましょうず(*´д`*)
第837話 ひこにゃんに会いに来た?彦根城編Vol①『わきゃ彦根城の石垣刻印です???』 [石垣刻印探索編☆]
第819話 信州・砥石城編☆後編!『全然平じゃないしっ!』砥石城跡・米山城跡・上田城址ほか [石垣刻印探索編☆]
『さて、坊茄子が支給されたわけだがーーー』
昔ならば支給されたその月に使い切ってたおバカっちょであります!
後も先も考えなかった。
若気の至りと言うのもあてはまらない。
なんせ、数年前までそんなもんだったしね^^;
昔のボクじゃ考えられないけれど、今や一応~
半分近くは貯金かな^^
40過ぎて遅いけれどもまだまだ夢もあるしね☆
さて残りの半分はさすがに自分へのご褒美として使いたいし、日ごろの労を労いたい^^
今考えてるのはパソコンの買い替え。
・・・なんせ10年前のPCだしXPだしなw
あとーーー
部屋用の眼鏡が壊れて外出用眼鏡(お出かけ用)を今使っているので眼鏡も新調したいかな?
いや・・・2年前から玄関の片隅に放置プレーのオーディオやテレビの廃品の処理もしたいかも^^;
ん?
そういえば正月旅行の旅行代もあるなあ・・・
あああ~んもー! 希望が多くてボーナス足りないじゃんかようっ!w
とは言え、少ないながらもその使い道を考えるのは楽しいですね^^
制約あったほうが必死になれる。なんかそんな感じです^^
---さて、
YUTAじいさんさんと息子さんと、そしてボク。
その三人は、いよいよ砥石城のリベンジにやってきました^^
YUTAさんチーム的には再々チャレンジ。
ボクとしては再チャレンジかな^^
第819話。信州・真田家砥石城編後編☆スタートです!
やってきたのは恐らく一番ーーー砥石城を攻略するには無難なルートの入り口であります^^
地形的に見て山岳の平らな部分の舳先ってとこでしょうか^^
熊出没注意って書いてあるっす!
よく看板見ると、鈴やラジオ携行推奨って書いてあるわね^^
まあでも、時期的に冬眠傾向になりつつある時期だったし(雪は無いが12月だし、寒い!)
そこまでは気にしてなかったよ^^
ではさっそく、駐車場から上へと歩く事にしました。
城址マニアな息子さん先頭に先へとレッツゴー!
---するとだよ?
ここからいよいよ山城へ!ってところに、こんなものがあった。
なめんなよ!って書いてあるっすねw
・・・っつーか『櫓門』ってなんて読むンすかマジで^^;
櫓門口登山道。櫓門の『櫓』は『やぐら』ね^^
簡単に説明すると普通の門の上に見張り台を兼ねて作られたものかな^^
その『なめんなよ』からは暫く舗装された石畳。
てっきり、これが暫く続くんじゃね?だったらよゆーよゆーと思ってました^^
少し登れば『櫓門』が登場^^
この絵も江戸時代前からあったんすか!
絶対それは無いからw
櫓門に登ってみようかとは思ったが、息子さんがグングン先行くからパスw
門を潜ったらこんな感じだった。
えっと・・・
なんか・・・
すんごくゆるゆりな坂道じゃね?
まあそこは砥石城たる由縁。
遠くからも見たように、砥石や硯のように平な感じの地形が続くように見えるわけです。
でも言っておくけど全然平じゃないぞ?
登りやすそうなだけだからw
流石に12月です。蜂も虫も見受けなかった^^
春先・夏場・秋口より、山城を攻めるのなら冬場がいいんだと思ったね^^
しかも雪も降り積もらないこの時期こそベストなのかもしれませんな(熊のリスクも減る)
でも落ち葉で滑る滑る^^;
しかも、落ち葉によって隠されてしまった木の根っこがこれまたクセモノ。
息子さんは落ち葉で隠れていた木の根っこトラップで大きくつんのめってたぞい^^;
でもまあ、彼は多少の傷も気合で吹っ飛ばすマッスルなガタイだしへっちゃらだけどなw
包丁で指切ったって『ああこんなの大したことねーーっす^^』と、気合で血を止めるタフガイだw
すごく・・・頼もしい人ねえ^^;
真面目でタフだしすごく仕事に対して真っ直ぐだ。こんな最強助っ人を紹介して頂いたYUTAじいさんさんには本当に感謝ですよ^^
---さて、
息子さんと2人で山の分岐点へとやってきた。
あら?
YUTAさんはどうしたのですか?
息子さんにカメラを託して駐車場へ戻ったぞい☆
カメラを託して戻った理由はこの後直ぐに分かる。
それほどここからは結構ハードっす^^;
良く見ると『米山城10分。砥石城15分』って書いてあるっすね?
じゃあ~そんなに時間も掛からないし大したことなくね?
しつこいなw この後わかるからっw
っつーことでまずは米山城へと向ったよ^^
あら?もしかして・・・尾根道?
そう。さっきの分岐点を境に『T字の尾根』が広がってるんだよ^^
そのT字の左右にそれぞれ城跡があるわけだ^^
んで、ちなみに尾根だから道の左右は崖だw
落ちても死ぬことは無いだろうけれど、どこまで滑っていくか分からないぞw
これは城跡の名残りとか?
息子君も同じようなこと言ってたが、多分~溶岩地形の名残りだと思うんだ。
溶岩が冷え固まった時に、板状に突出することって結構あるしな^^
---さて、歩く事2分
目の前に急傾斜が立ちはだかる。見ればサポート用なのか、トラロープが坂の横に!(工事中とかによくある黄色と黒のロープ)
あの・・・息子さんもう既にサクサク上の方に上がってるみたいだけど^^;
彼は『城址マニア』だし『タフガイ』だからなw
トラロープを股にはさんで登って『うひょー(*´д`*)』ってはしゃぎながら登ってたぞい^^;
途中、もうちょっと楽な迂回ルートがあったんだけど・・・
『このままいきやしょう!』とニコニコ彼が言うもんだから直上ルートで行きましたよ^^;
傾斜もさることながら、足元が砂利でねえ・・・
まあーーー!滑る滑る^^;
でも負けてらんねえ!とボクも後を追った。
なんとかやってきたところは小さな小さなスペース。
残されているものと言ったらーーー特に当時のものは残ってない。
あるのは
村上義清の碑と、
安政二年と打たれた地蔵仏だけ。
とは言え城址マニアは地形の名残りを堪能するのも目的でもあるのだ。
あの地形は当時の空掘りだとか、
あの盛り上がってる部分は土塁の名残りだとかね^^
今は無いけれど、名残りから当時に思いを馳せるのが趣味ってことなのねえ^^
歴史には疎いので、興味のある方はこの看板で概要をばw
ここには一応、休憩所?東屋?があったぞい^^
さて再び分岐点へと戻るよ!
ぶっちゃけ登りより下りの方が気を使う^^;
トラロープ頼りにゆっくりと先ほどの場所まで戻ることにした。
さあメインディッシュの砥石城巡りっす^^
くうー!見るからにこっちも急坂っぽいぞ^^;
もう息子さん遥か遠くですが・・・w
途中から階段なんだがここも結構キツイ感じ^^;
いや・・・もう息子さん遥か遠くですけど。
途中、待っていてくれた息子君と気にナル場所を歩道の脇に見つけた。
木々の向こうに薄っすらと路盤(道らしき痕跡)を見つけたんだ。
この時は答えに至らなかったけれど、
恐らく前回断念した別ルートとの合流するところだったんじゃないかな。
・・・入山禁ずって看板あったから、かなりハードなのかもしれん^^;
さてここからがキツカッタ^^;
更に傾斜があがるのだ。
流石のタフガイ息子君も『マジキツイっすね・・・^^;』と歩を止める。
距離的には短いけれど高低差があり過ぎるんだよここはw
実はボク達の前に先行して登っていた観光客のお兄さんがいらっしゃったのだがーーー
この急傾斜の踊り場的スポットで追いついた。
いや・・・休憩入れないと一気に登りきるのは無理があるくらいだったからねえ。追いつくのも致し方ない・・・。
恐らく昔のままだろう岩の間を削った階段道を過ぎると、いよいよ目線が明るくなってきた。
登るのに必死で足元の落ち葉ばかり眺めていたのだけれど、
頂上の縁が見えてきたんだ^^
やっとこさ到達☆
そこもまた米山城と同じく小さな小さなスペースだったよ^^
『いやあ~マジきつかったっすw』と、ベンチに腰掛ける息子君。
ここにも砥石城とはなんぞ?って説明書きがあったんだけど、
流石に写真撮るだけで精一杯だったなあw
詳しくはこの説明案内を見てください^^
---さて、
ボク達が少し砥石城でマッタリしていると追い抜いたお兄さんもやってきた。
彼もまたいくらか休憩を入れる。
社交的な息子君はガツガツ彼に話しかけていたが、ボクはバテた体を相変わらず癒していた^^;
すると落ち着いた頃合にそのお兄さんは砥石城の奥を見据える。
『では行って来ますね^^』とボク達を振り返って消えていった。
そこはーーー
この更に奥にある『本城』へと向うルートだった。
えっと・・・まだこの先に城跡あんのかよw
しかも鬱蒼として怖いんですけど^^;
『ボク達も行きますか(ワクワク)』と息子君が言うけれど、
麓に居るYUTAさんのこともあるし、
正直そこまでは・・・と思って
『ウン。行かない☆』と返しましたw
滅多に無い機会なんだから行っておけよ~!
バカこくでねえ。興味はあるが、オッサンのHP(体力)はそんなに残ってねーからw
---さて、頂上にやってきたわけです。
目標達成でありやす(*´д`*)
ボクはリュックからガサゴソと飲み物を取り出した。
まさか酒?
お疲れの一杯とは言えお酒はあんまり良くないと思いますが^^;
いくらなんでもお酒はダメじゃない?^^;
いや高速のSAで買っておいたリアルゴールドですよ♪
安心したw
いくら酒好きって言っても流石にプチ登山で酒なんて飲まねーよw
でも美味かったなあ~(*´д`*)
こんなにエネルギー系飲料が美味く感じたのは久しぶりだぜ☆
さあ、ここは富士山が見えるスポットでもあるそうだ。
ここから約124キロも先らしいが、関東で見るよりは近いだろう^^
では早速、久しぶりに富士山の御顔を拝顔!と思って向うを覗いてみた☆
立派な松の木ね。
すいません。全然見えません!
・・・その代わり、
違う方角だけれども上田市をバッチリと眺望できたよ^^
こうやって見下ろすと、上田市ってすごく都会だよな~^^
さあ~帰りましょう^^ YUTAさんも待ちくたびれているだろうしね☆
・・・と、今来た道を見下ろすと、
やっぱり急勾配の道だったんだなあ~と改めて思い知らされたよ^^;
こりゃ~確かにこの城を攻め落とすのは困難だったと敵将に思わせる地形ですよね^^
ーーー下り途中でYUTAさんと合流。
どうやら迎えに来てくれたようです(*´д`*)
このまま帰るのももったいないので、やっぱり櫓門を登ってみることに^^
さあ帰ろう。
(特に感動がなかったんだw)
さてこのまま真っ直ぐには帰りません。
上田城址にも寄ってきたよ^^
こちらは流石に街中の立派な平城だし、多くの観光客が^^
顔ハメしたの?
しないよお~w
んで、市民会館・博物館化した二の丸にはボクは用が無い。
石垣刻印探索開始です☆
せっかく来たのにw
そもそも石垣に必ず刻印が打ってあるとは限りませんぞ?
いいのだよ。宝探しなんだから^^
っつーことで息子君の協力も得ていざ石垣刻印探しへ!
これは?
多分、石を割った時についた名残りだと思う。
昔は小さな『くさび(矢ともいう)』を石の表面に打ち、叩いて割っていたからね^^
だから、くさびの痕。もしくは矢穴の名残りかな^^
江戸時代に徹底的に破城(壊された)から、公園整備などで修復もされただろう。
でも結構、昔の石垣も残ってたりする^^
石垣刻印求めて上まで登ってみたよ^^
(下では見つからなかったんだな・・・w)
この真田井戸とか探検したくなっちゃうよな!
子供の頃からルパン三世とかアニメの抜け穴シーンとかワクワクさせられたもんですよ!
秘密の抜け穴LOVE(*´д`*)
ついでに『恋みくじ』と言うおみくじ引いてみました(200円)
まだ諦めてないのですね!
夢くらい見させてくれよ!
で、中はどうだったの?
なんか・・・やたらと『何々した方が良い』と言う、指南書的おみくじだった^^;
いいこと全然書いてない^^;
諦めて刻印探ししよう(財布に大事にしまった)
櫓門を抜けたところで人だかりが。
どうやらこの『真田石』と言う石垣に組み込まれた巨石を撮影していたようだ^^
これに真田さんの六文銭(家紋)の刻印でもあったら最高だったんじゃね?
うーん・・・そうだったらいいなとは思ったが、これは真田さんの後を受け継いだ仙石さんが造った場所だしねえ^^;
じゃあ仙石石じゃん。
やめてあげて!真田マニアに消されるから^^;
ここには空堀跡も(*´д`*)
ーーーさて、そろそろお暇しようか。
ボク達はせっかくだし上田市でランチを食べてから帰る事にしたのです。
やってきたのは『草笛』さん。お蕎麦屋さんだ^^
駐車場からして凄く込んでいるのは分かったが、
美味しいって聞いてるから頑張ったぞいw
入店してビックラ・・・。
その人ごみにあっけに取られるボク達Σ(ll゚д゚(ll゚д゚ll)゚д゚ll)
『これ見たら・・・うちの店はまだまだっすね^^;』
『こんなにお客さん来たらオレは発狂して会社やめますw』なんて、息子君と苦笑いした(それでも忙しいよ!)
おしながきはこんな感じ^^
ここに入店されてる多くの方が名物のざるや盛りを頼んでいたのですが、寒かったから温かいヤツにした☆
さる1号さん見たら『なんでや!』って言われそうね^^;
いや~蕎麦を本気で味わうなら掛け蕎麦は後回しにするもんだが、なんにせよ寒いんだもんw(店内は暖かいですよ)
また今度来たときに食うことにする(いつになるやら)
で、やってきたのがコチラ↓
海老天ぷらそば(中盛り)です(*´д`*)
写真じゃ分かりづらいかもだが、器の縁の高さまでぎっしり蕎麦!
後で中盛りとか欲張るんじゃなかった・・・って後悔したなw
味は美味しかったよ^^ スープも飲み干した☆
さてその後は何度かSAで休憩取りつつ無事にYUTAさんちに帰って来た(運転していただいてるから眠っては申しわけないと思いつつ途中で爆睡したけれど^^;)
そしてYUTAさんと息子君と奥様と一緒にJR〇霞台駅近くの居酒屋さんに行ってきたよ^^
一日我慢してたからビールもめっちゃうまい(*´д`*)
残念ながら・・・料理的にはイマイチ。提供も遅い感じでしたが、ここも人手不足なんだろうね?
お姉さんが必死に走り回ってるの見たら昨今の居酒屋事情を知ってるオイラと息子さんは『しょうがないか^^;』と諦めた。
でもまさか奥様も交えてお食事するだなんてね^^
嬉しいよね^^ 家族さんにお呼ばれしてお食事するなんて久しく無かったから楽しかったもん♪
ブログがきっかけとは言えよくもここまできたものよねあなたw
感謝してるよ。ブログ始めた10年前と、それから色々な方が誘ってくれる今までに至ることを^^
これからもブログはか細くでも続けて行きたいね^^
さて、飲みながら色々とお話してきたよ☆
その中でもやっぱりお母さんのお話かな。
息子君は『助っ人』と言う形でボクの店に来てくれてるんだが、
お母さん的には『正社員になって安定して欲しい』ってことだった。
それはそうでしょう^^
うちの店なら大歓迎なんだけどな^^ これはマネージャーさんも料理主任(主任だが実質本店だし総板長)も言ってたしね^^
まあでも彼には夢がある。
店がいつか別の所になったとしても友達で居たいね^^
さて、次に同時の休日が合ったなら『八王子城址にでも行きますか(*´д`*)』なんて息子君に誘われながらも酒宴はお開きです。
皆さんに送られながらも帰路に着いた。
いや~山城巡りも楽しいね^^
昔、長瀞の天神山城跡にも行きましたしね(あそこは廃城の跡にレジャー施設建ててそれも廃墟と化したとこですが)
でも一番は家族のふれあいを垣間見たことかな^^
家族っていいね☆(猫踊り以来実家に帰ってないオイラが言ってみたw)
さて、次回はorangeさん主催の京都路地裏探索オフ会です^^
京の都の情緒残る路地散策。
そして、京都にもこんなに煉瓦造りの建物があるんだとお披露目したいと思います(刻印もたくさん出てくるよ☆)
第818話 信州・砥石城編☆前編『信州の山城をチョメチョメ!?』信州真田・山城巡り&NHK大河ドラマご当地巡り先取りw [石垣刻印探索編☆]
『アレ?珍しくボクと休みが一緒ですね^^ ・・・じゃあどこか行きません?』
彼が好きな場所は『城址』
つまりはお城の跡だ。
ボクは、特別『お城とか城址にはそこまでは興味は無い』
だけれども『石垣刻印』や、城址の『空掘り』とかの地形を眺めるのは結構好きだったりする^^
『だったらリベンジしたいところがあるんですよ~^^ 前に行った時はスズメバチ注意とか熊に注意って看板に、先へ行くのを断念したとこなんすけどね^^』
・・・ええ!? そんなとこに行くの?リベンジしたいの?
でも・・・でもでもそういうワイルド嫌いじゃない。
ついでに石垣刻印とか愛でることもあるかもしれないしね!(*´д`*)
ーーー本来なら、
彼との同時の休日はありえないことだったりする。
なぜかというと、今居る職場の担当部署『刺し場(刺身場)』の彼とボクは交互に休日を取るシフトだからだ。
売り上げもおかげさまであって繁昌してはいるけれど、規模的には小さな居酒屋。
そんな小さな居酒屋っつーのは、少人数で担当部署を持ち回らないといけないのである。
(出勤が重複している場合は、ちょいのりが焼き場や揚げ場の担当をし、その部署の担当の休日を預かるわけです^^)
何の因果か、シフト作りの担当者のミスなのか刺し場の二人が同時に休みになることになったw
ならばいざいかん!信州へ☆
ボク達の変わりに超久しぶりに刺身場を担当することになったスタッフへ、
これでもかってくらいにボク達は前仕込みや準備をして職場を後にした。
後はがんばってくだしゃいw
ボク達は残された彼にエールを送りつつ、城址好きな彼と共に彼の棲家であり、
ブログでお付き合いのあるYUTAじいさんさんのお家へと前夜にのりこんだのだーーー
第818話。信州・砥石城編☆スタートです^^
『起きてください^^; もう行きますよ!』
どうやらボクは眠っていたようだ。
家に着いたボク達は、クソ忙しくてまかない飯も食えなかったのでコンビニで酒や食い物を購入して彼の部屋で軽く打ち上げと言うか飯を食った。
その後は用意されていたお布団のあるお部屋に移動(お布団ありがとうございます☆)
『早朝出発だしいー、あと2時間くらいで出発だしー、お呼ばれと言うかお邪魔させてもらってるのに寝るのはいただけないしとても失礼だ!』と思ったオイラは、
スマフォを眺めて夜長をやり過ごそうとしたのである。
が、
その結果、爆睡です☆
電気つけっぱでYUTAじいさんさんに部屋の電気を消していただいてたり、
予定時刻より遅い出発となってしまいました^^;
ここまで黙ってたけど、おっちゃんヒデーなオイw
人様の家にお呼ばれしといてアータ・・・^^;
だって~寝ちゃったんだからしょーがないじゃーん(本当に申しわけございません^^; しかもご迷惑をば^^;)
さてこっからはガンガンいくぜ!
辛うじて日が昇る前に関越自動車道へと乗り込みます^^
まあでもその前に三芳SAで最初の休憩をば☆
なんでや?
朝食食べないとね☆
実はこの日の夜間(YUTAさんちに行く時)に、ふと夜空を見上げると、すんごく太い飛行機雲っぽいのが幾重にも東から西の空を埋めていたんすよ。
正直・・・うわ・・・気持ち悪い・・・って思うくらいに^^;
地震雲?
最初は何かの前触れかね?とも思ったが、結局この日は何事も無かったねw
でも夜明け前に空を見上げたら、その名残りみたいな雲が残ってたよ(上の写真です)
さってっと、SAに来ちゃったら色々と物色せねばなるまい!
なんせ高速道路とかSAとか久しぶりだかんね☆
世界初の一杯毎に豆を挽く『ミル挽き珈琲の自販機』を発見!
いや・・・さして今は珍しく無いですが・・・
4~5年前くらいからあるわよねえ^^;
んで、飲んだのオッチャン。
飲むわけないじゃん。コーヒー好きじゃないもん☆
ならいちいちキニシナイデくれませんかねw
さて、早速朝食を取りました☆
オイラは『モツ煮定食』です(*´д`*)
あんまりアツアツじゃないい^^;
朝からモツ煮かあー^^;
何をおっしゃいますか!
朝っぽく納豆付きだぞい(*´д`*)
そうだけどそうじゃないような・・・
さあ、再び時は動き出す。
藤岡ジャンクションから上信越自動車道に乗り換え長野方面へ!
佐久平PAで再び休憩です^^
佐久市と言ったら鯉でしょう☆(YUTAさんに教わるまで知らなかったけどな!)
ちょこちょこ休憩するんすねw
長距離ドライブだからな!
アンタが運転するわけじゃないっしょ^^;
さて、長野県に突入したことだし~
長野って寒そうって脳内イメージあったから、PAの売店でカイロを購入したぞい^^
オシッコも済ませたし、ジュースも買ったし、後は目的地へ行くだけです^^
上田菅平で高速を降り、県道を通って『陽泰寺』と言う所にやってきましたぞ^^
砥石城址に向うには幾つかルートがあるんだけれど、
まずはその前にこのお城や歴史背景を説明しないと意味が無いよね^^
まあそうよね。砥石城ってとこに向かってるのは分かるけれど『なぜここを目指すのか?』とかまったく説明ないしねえ^^;
ここはかつての真田家の領地では?
スマン。正直、歴史とか超苦手ですw(戦国時代とか)
なので説明省きます(*´д`*)
説明ないのかよw
簡単に説明すると山の上に築いた『山城』だね^^
武田信玄が落とせなかった城でもあるかな^^
分かりやすい!
上田市市街を見渡せる山の尾根に築き上げた、複合城郭の1つでやんす(本城を中心に、枡形城・米山城、そして砥石城の4城)
どうせ行くなら平城よりワイルドな山城ですよ♪
---と言うことで、
ボク達三人は車から降りて上を目指すことにしたよ^^
でも、その前にコレを付けた。
何コレ?
鈴がどうしたんや!
熊避けの鈴です^^(YUTAさんにいただきました☆)
それって熊の遭遇に効くの???
これがあれば『ボクはここに居るよ!』と熊にアピールできるアイテムっす(*´д`*)
襲って欲しいみたいっすね(*´д`*)
最近は熊避けの鈴に、さしたる効果は望まれないとの報告が多いようですよ?
基本、熊も人に会いたいとは思っていないので、
音によって、存在を遠目にアピールして無用な接触を避ける意味では有効ですが、
鈴と言うのは揺れない限り常に音が鳴るものではありませんしね。
今はラジオとかがいいとも聞きますが、正直これといって特別な効果は無いと思います^^;
う・・・そうなんか^^;
だったらリンゴとか沢山持ってけばいいんじゃね?
熊に遭遇したらリンゴを一杯投げつけて~、リンゴ食ってるその隙に逃げちゃうとか!
お前、頭いいな!
良く言われます(*´д`*)
(意外と成功しそうだからつっこめない・・・^^;)
立派な山門の陽泰寺だけれど、目的地はこの裏手の山なので寄らずにスルー。
寺の脇を上方に進めば砥石城の登りルート入り口があるみたいだったので先へ^^
ちゃっかり上田市のデザインマンホールもゲット☆
2~300mほど進むと、道の脇に『戸石城・大手口』と言う矢印があった。
砥石なの?戸石なの?どっちよ!
戸石かな^^ 砥石ってのは別称らしい。と言うか昔の人は、その土地に意味がある『当て字』を好んだから、砥石って呼ばれるようになる。
砥石みたいな場所だったってこと?
ここの山の地形を見れば何となく分かると思う。
それはこの後に分かるから気にしておいてね^^
さて、ジグザグな細い道を登り始めたボク達だったのだが・・・
これが結構な急勾配。
おまけに落ち葉が足元を滑らせる^^;
とりあえず退却しました☆
なんでよw
あんまし初心者の行くルートじゃなかったみたいだしね^^;
登れと言われればボクは登るけれど、みんな一緒に登頂したいじゃん^^
その後は近所のセイユーさんで一服(トイレ休憩とか)
そこから歩いていけるところに『真田氏発祥の郷』と言う場所があったので行ってみたよ^^
この石碑の向こうに広がる山の裾野こそ、真田家のルーツ。
ボク達は、その山裾に幾つかあるスポットへと繰り出すことにした^^
やってきたのは真田氏本城跡。
こちらも戦時用の山城だったところだ^^
ビックリしたのは小さな駐車場に『和歌山ナンバー』やら遠方の地から訪れた観光客さんが居たことだ。
城マニアの方達か~
もしくは・・・
来年放映予定のNHK大河ドラマ『真田丸』の放映後だと、
ご当地巡礼などで激込みが予想されるから先取り☆で来たとかじゃないかねw
まあ~なんていやらしい!
ぶっちゃけボク達も半分は先取りで来たんだけどな!
まあ・・・なんていやらしい^^;
とは言え『こんにちは~^^』と声掛けすると、純粋にお城跡好きな人たちだったよ^^
『砥石城は近くまで行ったんですけどねえ^^;』とおっしゃる奥様もいらっしゃいました。
なんだかんだでテレビの影響はかなりのものだと思いますが、小さな駐車場で事足りるのでしょうかね。
そうだなあ・・・。ボクは大河とか見ないけれど、それでもNHKの大河ドラマだぜ。
昨今は昔ほどテレビの影響は薄れたと言われるけれど、
それは嘘だよと、身にしみて経験してるからなあ^^;
アンタがプー太郎からたまたま偶然・奇跡的にも勤めちゃった居酒屋『上野れんこん』も、
なぜかレンコン専門店って感じでテレビ紹介されまくって連日盛況だものねw
マジこえーよテレビ効果^^;
まあ・・・むしろ繁昌店に勤められたのはラッキーだったとも言えるんだけどな(その点は本当に感謝しています^^)
でだ、
結構ここもご当地巡りで押し寄せるんじゃないかな?
そうなったら・・・かなり今の状況じゃ・・・ヤバイ気がする(駐車スペース的にも、そしてそこまでの細い登り道も^^;)
まあオイラが心配してもしょうがない。
せっかくなので見学しにいきましょう^^
景色いいわねえ~^^
なんてったって敵陣を見下ろせないといけないしな^^
だからこそ使われなくなった今は、眺望スペースとして最高なのかもね山城ってさ^^
標高895メートルっすか。
今でこそしっかりした道路もあるし車もあるし、大して高くも無いと感じるだろうけれど、
歩いて登るとなるとどんなに遠かったことかだよ^^
お地蔵さん?
安政って刻まれてますな!
何よダディー。安政って^^;
安政って言うと1854~1860年だよぎゃる魅^^;
そんな古いお地蔵さんなのか!
ぎゃる魅はともかくアンタが驚くなよw
あんまし元号とか気にしない人間だからな☆
一番高い所に到着☆ 城の主になった気分やね(*´д`*)
ここにはベンチも置かれていて、その眺望ものんびりと座って楽しめる^^
そのベンチの表側には、真田家家紋の『六文銭』が描かれているのだが・・・
裏側は何も描いてないのはナイショだ^^
経費節減っすね(*´д`*)
さて、ここから見える景色をじっくり見て欲しい^^
おあつらえ向きにこのベンチ横には、ここから見える景色の解説をしてくれるパネルもあったから、それも見てよ^^
アレがさっき断念した砥石城のあるとこ?
そう。あの山の尾根が平になってる部分の先が砥石城だ^^
硯と言うか砥石のように平に見えるだろ?
山城を攻めるときには傾斜のある山肌よりはなだらかな尾根伝いを攻めるのがセオリーだ。
攻める敵将が言ったのか、はたまた地元に根付いた武将が例えたのか誰が言ったか分からないけれども、
砥石のように平らな部分が見えるから、いつしか戸石以外に『砥石』と言う別称が付いたんだろうな^^
(※ むしろ何故"戸石"なのかがキニナリマスよね^^ 複合城郭の突端。門前、つまりは家で言う戸の部分の城だったからなのかなあ?)
この後は城址から少し下った裾野の中腹にある
『真田氏歴史館』に寄ってみたよ^^
入館料200円を払って、いざ入館☆
ぶっちゃけかなり小さい資料館だ^^;
だけども200円よりもっとお金取れると思うくらいに充実した施設だったのは間違いが無い。
歴史に疎く、真田幸村とかほとんど分かってないオイラでも、
『200円じゃやっすいだろw 維持費とか平気なん?』って思っちゃったくらいだしな。
残念ながらメインの部屋だけ写真撮影不可(しょうがない。あの数々の鎧や錦絵は自分の目で見たほうがええ^^)
それとは別に印象に残ったのが、
お父さんに連れられてきたもんだとばかり思ってた小学校上がったばかりの子供さんが、
『幸村がーーー』とか『真田氏はーーー』と展示品見ながら嬉しそうに声に出して説明してたことかな^^
余程好きなのね^^
未来の歴史おたっきーね!
まあ~何にしろ興味を抱くって素敵やん(*´д`*)
ーーーさて、
一話完結で綴ろうと思ってたけれど流石に長すぎなのでここで一旦切ろうと思いますw
次回はいよいよ別ルートからの~『砥石城リベンジ』
平らな山に築き上げられたと思ったあ?
んなことはねー!ってのが次回の後編です^^
興味ある方は是非ドウゾダヨーン♪
(何気に扉絵で時間食った・・・。今日は遅いし疲れたので寝ますねゴメンなさい^^;)
第677話 ちょいのりは武道館に石垣刻印を探しに行きましたファイナル☆『刻印がありすぎて有り難味がねえw』 [石垣刻印探索編☆]
『若気の至りというにはその代償は大きかったかもしれない』
・・・え?何言ってんのって?
まあ~あんまり気にせんでくだされw
話は変わりますが『最近幸せなんです♪』
来月からは自由に使えるし、
将来の夢も希望も広がってる状態です^^
・・・え?何言ってんのコイツって感じ?
まあ~くわしくは書きませんよ?
なんてったってオイラのブログは親や妹様が『監視』してますからねw
ではでは続きに行きましょうか^^
石垣刻印編ファイナル、スタートです☆
自分が10年来勤めた元職場を後にしたオイラは、懐かしいところへと辿り着いた。
どこここ?
パッと見、JR線の高架下っぽいですなあ。
うむ、実はここ。飯田橋のホテルに勤めていた頃に諸先輩方に『馬券買ってこいよ』とパシリにさせられたときに、
さんざん往復したガード下っつーことです^^
飯田橋から水道橋の後楽園WINDS(場外馬券場売り場)に、仕事の合間によく行かされてたなあ・・・^^;
板長は勿論のこと、先輩や、いつのまにやら他の部署の人からも馬券を頼まれて通った道だ。
その金額は、個人個人は小額でも(いや嘘です。当時はバブルが弾けたとは言えまだまだ小銭もった連中がワンサカでした
ましてや『飲む・打つ・買う』が代名詞の板前さんたちです)
集まった額面は、社会人になったばかりのボクにはあまりにも多かった^^;
買い間違えとかしたら怖かったから・・・
競馬のマークシートと先輩方の汚い字の馬券の買い目のメモを
どんなに必死こいて注意深く何度も見直したか^^;
板さんってほんとギャンブラーが多いわねえ^^;
そうだな。ま、どこに行ってもどこの店に移ろうが、
だいたい競馬の話とかパチンコの話でコミュニケーションとれるのは楽なんだけどねw
その実、自分も結局どっぷりと競馬にはまった。
ある先輩が連れ出したパチスロにもかなりはまったよ^^
今はブログのおかげで両方とも遠のいたけれど、オイラがギャンブルを覚えたのも全部が全部この地『飯田橋や水道橋』だったんだよね~。
(※1 ギャンブルよりそのお金で旅行した方が楽しい性格になれたのは、今じゃ不思議なくらいだ^^;
・・・歳食って、冷静になれたのかな?
それともたまたま若い頃よりもギャンブルの『質』自体にオモシロさを感じられなくなったからなのかも)
(※2 パチンコもパチスロも昔に比べるとかなりギャンブル性が低くなったのもまた事実。
射幸心を煽るという名目で、昔のブームの頃よりは出玉もコインも渋くなってる傾向ではあります)
この一連の流れ。なんかの暗喩っすかね?
気にしない気にしない☆
っつーことで武道館からここまでやってきたわけだ。
ふとじっくりJR線の橋台を見るとーーー
煉瓦じゃん!
そう。煉瓦の橋梁だったんだ^^
当時はそんなもんにはまるで興味がなかったから、
『小汚ね~とこだなあ~』くらいにしか思ってなかった。
いやむしろ、
煉瓦だったのかも覚えてないか気にもしてなかったというのが事実だろう。
歳をとったからか、煉瓦に興味を抱いたからか改めて気づく、その景色の様。
実に面白いですね^^
おっちゃんの記事を見ていて最近はようやく分かってきたっすよw
ずばりコレは『イギリス積み』ってやつっしょ?
正解♪
いたずら書きが恨めしいが、なにげに『100年を越える煉瓦の橋梁』であったりする。ちなみに鉄橋部分はドイツ製。
地味にめちゃくちゃ古いのね^^
しかも現役バリバリなのがスゴイところですな^^
さあ!思い出と煉瓦成分を満喫したオイラは、
東京ドームの裏手にある『小石川後楽園』にやってきたぞい^^
ここにも思いいれとかあるっすか!?
まったくないw
ねーのかよ
東京ドームの敷地内の中央競馬の馬券売り場と、関東にある4つの地方競馬場の馬券を扱う後楽園ロフトという地方競馬の場外馬券売り場にはさんざんお世話になったがーーー
ご近所であるこの由緒ある小石川後楽園には踏み入ったことはないかな^^
でもね? 若い頃はこの小石川後楽園の脇(園外の小道)をちょくちょく歩いたんだよ~^^
なんでよ? おっちゃんにはまるで似合わない小道だよねえ?
園外とは言え景観賞を取ってるような道ですよここ。
馬券頼まれてここいらへんに来るのは辛かったのだが、
とはいえ馬券を買って来い!という口実で
仕事もサボれるわけなんだよw
しかも板長公認で外出です☆
だったらのんびりゆっくり回り道とかブラブラして多少、いやだいぶ時間潰して帰ってもお咎めが無い!
ってな感じでここいらへんは路地裏歩いて時間稼ぎ(さぼった)した場所だったなあ~w
さすがダメ人間!
小道を通り抜けると小石川公園の別門まで到着。
そこにはこんな看板があったのだ↓
江戸城外堀の石垣を再利用した石積み??
そうなんだよ~☆
若い頃は丸で興味なかったのだが、
実はここに『石垣刻印』があったのだ^^
せっかくなので見に行ってみようぜ!
れっつビギン☆
石垣をくまなく見つめながら進むおいらだったが・・・
しばらくは石垣刻印らしきものは全然無い^^;
ほんとにあんのかよ?とさえ思った^^;
すると塀の中間あたりまで来た頃に
ようやく『丸に山』の石垣刻印八犬伝です!里見です☆
んで、これは誰の刻印やねん。マジで。
さっき看板に書いてあっただろ?
備中をおさめてた山崎家の紋章ですな。
び、備中ってどこ?^^;
・・・^^; ええとですな、簡単に言うと現在の岡山県辺り。治めていたのは山陽道の広域でしょうかな^^;
・・・と言うかサバンナ出身のシマウマの私に聞くなw
歴史わかんないんだもんしょーがねーだろw
とはいえようやく石垣刻印ゲット!
ただ・・・
ただ?
あんなに探しても無かったのに、ここに集中しすぎだろおいw
ありがたみがまったくわかねーっすねw
まあここの造園の人の演出なんでしょ演出w
看板には他にも刻印があるって書いてあったけど、結局上の画像の四角い刻印くらいしか分からなかったよ^^;
この後はーーー
後楽園遊園地の裏手を通ってーー
東京大学のとこまで歩ってみました^^
武道館から本郷までよく歩くわね^^;w
煉瓦求めてブラブラしてたら結局ここまで来ちゃったってわけさ^^
ああ~んでもでも東京大学構内には煉瓦建造の建物がいっぱいあってうらやましいな!
せっかくだし入って見てくりゃいいじゃんかお。
そうは言ってもだよ。関係ない人は入っちゃだめだしな(入っていく人もいるけどねw)
なんか機会を見つけてお世話になることにしよう^^
とは言ってもだ、
この東大の一角に『懐徳門』という出入り口があるのだが、
ここには旧前田侯爵邸の煉瓦の名残りが展示されていたりする^^
それは門のすぐ傍であって、入門しなくても観察できる煉瓦ちゃんなのだ^^
イギリス積み!
正解^^ ま、こんな感じで石垣刻印や煉瓦を愛でたプチお散歩はオシマイです^^
この後は上野駅まで歩いて、一時間飲み放題のお店で酔っ払って帰ったということを付け加えておこう。
なんだかんだで休日の良いお散歩だったわね^^
次回は久々に遠出しました!ってレポを書く予定でしたが、
でしたが?
起きたら昼過ぎで遠出できなかったので、
寝坊かよ
しばらく近所のお散歩日記になりそうです☆
また散歩話しかよw
第676話 ちょいのりは武道館に石垣刻印を探しに行きましたvol②『武道館から思い出の地へ!』 [石垣刻印探索編☆]
『天下普請(ぶしん)』
この天下普請という言葉。これはjohncomebackさんや、いそいそさんのご指摘にあったように、
江戸幕府が全国の諸大名に
『ってゆーかさあ~・・・江戸城の築城とか皆でやってくんね?マジで^^
ーーー勿論、
お前らの自前でな☆』と、命令した土木工事のことなんです(噛み砕いて言うとねw)
ある意味参勤交代と似たような感じなのかな?
参勤交代は説明しなくても分かると思いますが一応噛み砕いて補足するとーーー
諸大名『マジかよ^^; 江戸に出張っすか・・・。江戸の屋敷と実家(お城)の家賃で金ないっすよ。マジ勘弁っす・・・^^;』と、
江戸と領地を定期的に行ったり来たりさせて、諸大名のポケットマネーを浪費させて反旗を翻す財力・気力を奪う制度とでも言いますかね。
つまりこの『天下普請』『参勤交代』の両者ともども、
幕府運営安泰の為の諸大名の弱体化制度なのかも^^
(ただし、参勤交代はうんざり・・・って諸大名は数多く居たが、天下普請はそうでもなかったらしい。
率先して各諸大名が請け負ったとの説があるそうです^^
・・・上司への媚を売るとか、自分アピールになるし!ってことらしいよ^^;)
ということで皆に作らせた江戸城。
その端々に諸大名の『俺、やりましたぜ!』って言う自己アピールである
『石垣刻印』がいくつも存在するわけです☆
(※これは自分の勝手な解釈なので鵜呑みにしないでいただきたいw)
ではでは続きに参りましょう。
第676話、スタートです^^
石垣・・・石垣・・・ってお堀の周りを歩いていたら、
『清水門』というところまでやってきてしまった。
運動禁止? 公園なのになんでよ。
まあ、ここは国民公園ですしね^^
皇居外苑や新宿外苑などの国が管理する公園で一般開放はされてはいますが、まあコンセプトの違いでしょうか?
ここはとどのつまり運動公園じゃ無いってことですな^^
ここで腹筋とかしたら怒られるってことっすか!
いや・・・あの・・・こっそり腹筋したいならしても大丈夫だけどね?
あんまりランニングとかジョギングはせずに、
じっくりこの公園の草木を愛でてくださいな!というのがメインの公園だよってことさ^^;
BBQもダメなの?
そんな恐ろしいこと出来るかよw
っつーことでこの清水門。見下ろした感じじゃ、石垣っぽいのがゴロゴロしてそう☆
ということでとんでもなく幅が広い石の階段を降りて石垣探検へと向うことに^^
そしたらもう刻印のオンパレードですぜ!
で、どれがどの大名さんの刻印なの?
さっぱりワカリマセンw
わからねーのかよw
オイラ基本、歴史とか苦手なのよ^^;
戦国大名とかさっぱりです☆
城とか見るのは好きだよ?
でもかなり江戸時代とかそーいうの疎いのよ^^;
歴史は成績良くなかったしw
でもでも地理の授業は良かったんだよ~^^
あんなに旅先で迷子になるのにか!w
授業と実際は別だし~、迷子と地図と地理は別物w
清水門まで到着。
当然、この清水門の石垣もリサーチ。
するとーーー
石垣と石垣の隙間に咲くたんぽぽに、ほっこり☆
中には煉瓦片が詰まってるところもあった!
えっと・・・どういうことかな?これ。
勿論、ここは江戸期のまんまではなくって修復されてると思いますし、その際に『ええい!丁度良い煉瓦あったから隙間埋めちゃお☆』なんてこともあったんではないかと。
そんなアバウトな修復作業なのかよw
他にはーーー
松ぼっくりなんかが隙間にいたよ~☆
松ぼっくりも隙間埋める為に入れたんすかね?
いや、そりゃないだろw
とはいえ物理的にも無理だし、誰かが入れたんじゃないかな^^
(まあ・・・アイスとかの包装とかも詰め込まれていたのは嘆かわしいんですけどね^^;)
そしてそして、清水門から再び公園のほうに戻る際に、
下る時に見ていない側の石垣を見ながら登っていくとーーー
あるはあるは『石垣刻印ちゃん☆』
でもさー、よくよく考えるとおかしくね?
なんでよ?
天下普請ってシステムはなんとなく分かったっすよ。
でもさあ、同じ区域の石垣にこんなにもバラバラに諸大名の刻印があるのっておかしくね?マジで。
言われてみると確かにそうだなあ・・・。
築城は各ブロックごとに諸大名の分担作業だったろうに、これじゃ『寄せ集め』って感じだもんなあ。
石積みは煉瓦と違って石の形とか大小さまざまですし、
もしかしたら一旦各国の石切り場から集めた石をまとめて管理して、そこからうまい具合に石垣が組み合わさるように作られたんじゃないでしょうかね?
どうなんだろうな。そこんとこはオイラもわからん^^;
でもそういうのを探るのもまた面白いよな~^^
・・・ここで、
Uターンして公園に戻ろうとしていたオイラの目線に
『ある物』がたくさん目に付くことになる。
それはーーー
『数多くの煉瓦片』だ。
石垣の周りや、階段の脇に、煉瓦の欠片がやたらと落っこちてるのだ。
思わず煉瓦の刻印でも無いかな?と、ひっくり返してはいましたがw
でもなんでこんな国民公園に煉瓦片?
国の管轄なのに公園整備もずさんっすねw
オイラも最初はそう思ったさ^^;
どうせどっかの『捨て煉瓦』を修復工事の肥やしにでもと使用したんじゃなかろうかとさ。
---そしたら大間違いだった^^;
大間違い?
うん。実はここ“北の丸公園”というのはーーー
明治期に『近衛連隊』という天皇陛下と皇居を守る精鋭部隊の敷地だったんだ。
煉瓦の庁舎や司令部もあったそうだ。
それは戦後も残っていたのだけれどーーー
東京オリンピックの頃に、ほとんどが取り壊されてこの北の丸公園となったんだってさ!
と言う事は・・・ご主人様が好物な、明治期の煉瓦の名残りそのものだったわけですなw
勿体無いことをした・・・。
しかも、
北の丸公園内にある国立近代美術館工芸館という建物は唯一の当時の名残りだそうだ。
しかも煉瓦建築物!
そんなの知らなかったから、
この後もそこへ寄ることも無かったんだよおおお・・・^^;
ま、そんなことは知る由も無く公園内を満喫。そして闊歩♪
GW中ということもあり、公園内の草木を愛でる人で、どこもかしこも賑わっていた^^
ふと、丁度ボクの目の前を歩いていた御二方がいらっしゃったのですが、
『おじいさん見てくださいよ。素敵な新緑です^^』と、ご老人の手を引く奥様?が公園の木々を指差して2人してその場に立ち止まって見上げたのです。
ボクも思わずその指し示した方を立ち止まって見上げることに。
緑ばっかり☆
でも素敵ね~♪
楓の黄緑が風に揺らぐ様は圧巻^^
百花繚乱、色とりどりの花々は無くとも実に壮観。
新緑単色一面の世界!
それは新緑という花そのものでした^^
緑という花を十二分に満喫したったオイラ。
休憩所を見つけてベンチに座ってリュックサックの中をガサゴソと漁る。
やっぱり新緑よりお酒ですよね☆
情緒とか台無しw
クエン酸2000に騙されて飲んでみましたw
疲れている時は酸味とか酸っぱいものがいいのですよw
アルコール分のパーセンテージが少々不満でしたが、お散歩の後のお酒はやっぱり
格別ですね☆
さて、この北の丸公園を満喫したオイラはーーー
九段下駅に戻ることなく更にお散歩を続けることにした。
靖国神社脇を通って向った先はーーー
そこから歩いて十数分の『飯田橋』だ。
なんでまた飯田橋?
うん。このまま帰ってもいいかと思ったのだが、この周辺は思い出が一杯でして^^
久しぶりのこの界隈を歩いてみたいなあ~と、ブラブラしちゃったってことなんすよ^^
なんせこの飯田橋には、
オイラが東京になんとなく出てきて初めて就職した場所でもあるし、
10年間、通った場所だからね^^
何年ぶりだろうか?
元居た職場を見上げた。
ホテル?
まあそうだな。ここの施設内の飲食に10年勤め、そして辞めたんだよね。
あんまり変わってなかったなあ。
久しぶりに来たのですから、顔見せしてきたのですかな?
まだまだ知ってる人とか居るんじゃないの?
うんにゃ。行かなかったよ。
なんでよ?
未だにオイラの同期の連中や、お世話になった先輩方が在籍してるという情報は聞いていたし知っていた。
十年も経っているので、その知り合いもだいぶ少なくなったというのも聞いていた。
できれば菓子折りでもこのご近所で軽くあつらってさ、顔を出してもいいかもと思ったよ?
じゃあ~顔を出してくりゃいいじゃんマジで。
でもな?
オイラは板長と喧嘩してここを飛び出したんだ。
聞けばまだまだ彼は居るとか居ないとからしい(そこはちょっとあやふや^^;)
十年以上経った話だからって訳にはいかないのね^^;
そうだなあ・・・。オイラの中ではいまだにわだかまりが残ってる。まあそんなところだ^^;
とはいえここで培った料理技術の積み重ね。
それは感謝しています^^
料理の基本全般も勿論だし、フグやらスッポンとかもここで教わったからこそ
居酒屋への就職なんかでも後々重宝されたし優遇されることも多々だったのはありがたいと思わされたっす^^
さあ、本当はこれでこの武道館周りの石垣刻印のお話は終わりにしようと思ったのだがーーー
実はもう一回だけ続きますw
初めての社会人となった場所から少しだけ歩くと、
黄色いビルが見えてきた。
はて?あれは何のビルだろう?(すっとぼけ)
どう見ても場外馬券売り場ですw
次回はここいら辺の思い出をひっくるめての石垣刻印編、最終章っす^^