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もう第何話になってるのかわかりませんが、未来のボクへ(フロム2010・10・23のボク)
元気でしょうか?
煙草もお酒も相変わらずでしょうか?
結婚とか・・・してないんだろうねw
ま、想定内ですよ^^
それとも、ボクが思った以上に頑張っちゃった?
今のボクにはどんな10年後の君が存在するのかはさっぱりわからないんだけど、
生きていてくれてるよね?
本人が読むことが出来ないブログなんていやだよ?
10年後にこのメッセージが届いていたら嬉しいです☆
もしこれが届いたのなら、また更に10年後を目指してみましょうよ!
未来のボクへ。10年前のボクより。
(平成22年 10月23日 4時17分のボクからの予約投稿です^^)
第920話 道東どうでしょう タウシュベツ橋編①『コンクリートの魅力☆』 [廃村さーくる2(近代遺構編)]
『コンクリートの魅力を見せてやるぞ^^』
う~ん・・・
ここまで煉瓦愛に満ち溢れた私っちに今更コンクリですかお兄ちゃん^^;
煉瓦の魅力に憑りつかれるまでは近代建築ですら興味無かった私。
それが今やですぞ?
けっこー色んなとこの煉瓦建築求めて旅してるんだから自分でも笑っちゃうっすよw
さて茶化しはその程度で。
私的にはコンクリこそ超近代。
っつーかイマドキ建築の主流であって、
アートな物件はあるけれど、そこまで興味を持てるものでは無かったの。
だってさ・・・
煉瓦の方が味わい深いし『暖かみ』感じるよね?
コンクリートって何か『冷たさ』を感じるんだよねー。
だから帯広一日目の終わりにお兄ちゃんがコンクリの魅力を披露すんぜ!って言ってたんだけど半信半疑だったわけさ。
でも・・・
びっくらした!
コンクリだって伊達じゃない!ってことをーーー
ん~ではではだいぶ日が空いちゃったけれど道東旅行編の二日目のスタートっす☆






北海道は煉瓦だけではなくコンクリのアートが残ってる。
それをオレは是非とも皆に見てもらいたいからこそ旅行の二日目にわざわざ予定を食い込ませたのだ^^
特に琴音。お前にこそだ。

コンクリ反対!コンクリは帰れ~w






我々は帯広駅前のバスターミナルからバスに乗って帯広の北にある『上士幌(かみしほろ)町の糠平(ぬかびら)』ってとこへ向かうのだ。
そこで『ある見学ツアー』を申し込んだ。
9時から正午までのツアーコース。
そこには『幻の橋』があるとだけ言っておこう^^








距離にして65キロかな?







(↑これは帯広駅前にある、根室本線が帯広~釧路間開通時に実際にレールがあった場所を示す復元モニュメント。今現在とはもとあった路線が違うんすね)

すると定刻にバスが。
その乗り込む列には学生さんがゾロゾロ。
道中、座っているのが申し訳ないくらい途中のバス停で学生さんが乗ってきて肩身がせまかったー^^;
そんなこんなで1時間半くらいでぬかびら源泉郷ってとこに着いたですう^^




バス停周りをウロウロしていたらーーー
『ツアーの方ですか?こちらです^^』と、スタッフさんが私たちを見つけて頂いたから良かったもの・・・って感じでしたよハイw










っつーか、なんとなく察してたけどやっぱり!?
もしかしてお兄ちゃん!
『タウシュベツ川橋梁跡のツアー???』



今回の旅路で、どうしても『ここだけは』外せなかったんだよ。
近年、いつまで『その姿のまま居られるのか?』と言われている鉄道系産業遺産だね^^



・・・と言うことで私たちはこのタウシュベツ川橋梁の何たるかを何も知らないままツアーの車に各人乗り込むことになっちゃったとです。
ーーー私たち、糠平湖の縁を通る国道を移動中ーーー

ここはオレなりに概要を説明しておくことにするよ^^




ニュースにもインスタにも話題になって風景的に話題的にも有名な場所だけれども、
簡単に説明するならば『旧国鉄の士幌線のコンクリートアーチ橋梁群のひとつ』だ^^




まあそれもモーターリゼーションの波に呑まれて1987年には利用者数減数と共に廃線になった訳。






タウシュベツ橋梁は新線の廃止を待たずに人造湖である糠平湖の中に沈んだ(取り残された)物件なんだよ。





ここからはお前に言う。


コンクリだからってそれがどうしたよ!って、
その圧倒的存在感に今までの自分を悔いろ。
人がこんなところにこんなものを造って残った奇跡ってものを感じて欲しいんだお兄ちゃんは。
煉瓦だけが人が創り出したものじゃ無い事を見て欲しい。
コンクリもまた人の英知の体現だって知ってほしい^^


そこにはバリケードの向こうに続く林道があったのです。

ん?
わきゃ!?


スタッフさん曰く『ツアーしてて年間でも数件、ヒグマに遭遇してますよ^^』とのこと。
驚く私たちを見つつ続けてスタッフさんが言う
『この糠平湖周辺は水力発電の電源開発㈱さんや森林事務所の所有地なので、許可を得たものしかタウシュベツ橋梁跡へと近づけないのですが、
結構な数で個人的に行かれる方も多いんです。
この前は無謀にもサンダル履きでこの林道を歩く親子連れとも遭遇しました^^;
ヒグマとの遭遇例もありますし、安易な考えで訪れることの無いように願いたいですね・・・』と。





そして車3台分くらいの林道脇スペースが見えてきたところで停車。
『ここからは皆さん徒歩で向かいますよ^^』
スタッフさんの号令に車からゾロゾロと降りることになったですハイ^^










楽勝じゃんw

事実、若いオス熊なんてのは興味本位で近づいて来ちゃうこともあるって言うし、運だなw



本来ならもう少し歩きやすい林道だったはずですが、これは昨今の北海道にかなりのダメージを与えた夏台風たちの影響でここまで流木が浸入したんだとか・・・。
そして林道の先が開けたところで思わずハッと息を飲み込んでしまいましたよ!














さてここでスタッフさんから集合の号令が。
てっきり色々と説明してくださるのかと思いきやーーー











コンクリの枠を造ってそこに詰め込む訳だ。
でももしかしたらばーーー
この割石もタウシュベツ橋梁の崩壊に関与してるかもな。


隙間に水分などが浸入し、
凍結によって『膨張』して体躯にダメージを与えるんだよ。



だから『綺麗なアーチ橋を描いているうちに見収めておこう!』ってことなんですね^^






だから基本、風化に任せてしまってるっす・・・。
ひとつの自治体じゃとても負担がでかすぎなんす。
ましてや・・・ねえ^^;









トラロープ(危険防止のロープ)の外側からなら向こう岸からだろうが、下からだろうが自由に見て良いと言うことで^^







危うくひっくり返るとこでした^^;
その光景を見ていた他のツアーの皆さんに指さされちゃって恥ずかしかったのは内緒ですハイ(/ω\)
さてっと、しばらく写真の羅列が続きますよハイw











割石がボロボロと零れ落ちてるですよ・・・^^;

将来ココが真っ先に崩落しないかと危惧されている箇所なんだ。



どうします???菅原さん^^;





















そこから見る雄大なパノラマにしばし唸る私たちでしたが、










むしろ、コンクリの寿命が60年とも言われているのに何の修繕保全も無しで80年もこの姿を残してきたんだから立派なもんだよ!って褒めてあげたいくらいだな^^




遺構にそこまで興味のない私だけれども感動しちゃいましたよ?ハイ^^
(※ルカちゃんは基本、遺構には興味あんまし無いキャラ設定)
帰りの車までの歩きの間、
自分だけの素敵な感動では無いと思い
私は思わず
皆の『どうでしたか?』を聞いてみた。





・・・でも、お兄ちゃんが大口叩いてただけあるわーと思ったよ^^
コンクリだって伊達じゃない!って思ったもん(*´д`*)

さて最後に菅原さんに聞いた。


そして『見届けた』とも思ってるよ^^
例えが偉大過ぎるけれど、ピラミッドだって人が造って残った奇跡。
遠い未来には風化してしまうんだろうけれど、
こういうの見るとさ?
『人って凄くない?』って感動するんだよねオイラ^^



最近は妹さんの煉瓦遺構シリーズに押されてるけれど、
基本的には菅原さんは『廃墟マニア』でしたね^^;
(煉瓦もコンクリも遺構すらこの人にはジャンルの一部)
とは言え『マンパワー』を感じました。
『人って創る生き物』なんだと。
こんな雄大な景色の中に線路を通した人たちに敬礼でしょうか^^
ーーーさてさてこのツアーはまだもう少しだけ残ってますよ?ハイ^^



ガイドさんがワンボックスのスライドドアを開けてみてくださいって言うので菅原さんがドアを開けばーーー







『第五音更川橋梁(おとふけがわきょうりょう)』
ーーーと言うか、
士幌線跡には数多くのコンクリート製アーチ橋梁が今も尚残ってるんですね^^
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でも・・・乗れるのなら乗ってみたいワクワクなのかもですう^^


最後に『幌加除雪ステーション』と言う場所に立ち寄りましたヨン^^
てっきりトイレ休憩なのかと思ったのですがーーー
次回、『タウシュベツ橋梁跡編後編』へと続くって感じですハイ☆

今回は某有名物件であるタウシュベツ橋梁跡へと行きました(つっても、去年の9月w)
実は旅行予定には当初入ってなかった場所だったりします。
日程二日目の旅路を模索していた頃に、
あれ?そう言えばタウシュベツって帯広に近くね?って気づき、ツアーに急遽メール連絡した次第でありやす^^;

こんな景色、日本で他に無いよ?
それほど素敵な見学会でした☆
人が造って残った奇跡の遺構。
幻となる前にぜひ一度見に行かれてはどうだろうか。

帯広編最終話にして士幌線跡最終話。
無謀な賭けに出て失敗したけれど、今思うとそれも楽しい思い出ってお話です^^

ではではまたの更新でお会いいたしましょうず(*´д`*)
第919話 北海道道東どうでしょう帯広編③『ばん馬と煉瓦と帯広市歴のイグニッション』 [廃村さーくる2(煉瓦遺構編)]
『あけましておめでとうございます^^;』
年末のご挨拶もしなかったくせにいけしゃーしゃーと言わせていただきますよW
まあ~去年は忙しかったです。
そしてこれからも忙しいのでしょうね・・・
昨日は夕方のニュースのグルメコーナーでも取り上げて頂いたし・・・(日テレ系列)
(正直辛い。売り上げは過去最高。でも、人員は過去最少人数なのよ・・・
辞めてもいいのだが、居酒屋のネームバリューと4連休の夏休みと!きっちり出るボーナスが魅力的だかんねW)
さて道東旅行の続きです。
夕実ちゃんや菅原君たちが貴重な煉瓦の刻印を発見した後のお話です^^
ではでは第919話スタートです☆














ますますイマドキっぽさが前面に出ているんですけどお^^;




・・・やっぱり外面だけ後年に補修されたんじゃ・・・


裏側はどうかなあ?



そのまま大通りに面した正門側へ。



元々は製麺業を主体として、今のコンビニみたいな食料品の小売店などもしてたそうだよ。





これは大正8年(1919年)に建築された宮本商産㈱の旧本社跡。
明治後期~大正頃は全国でこの手のモダン風煉瓦建築が持て囃されたんだ。
花崗岩を帯石に煉瓦積みとのコラボ。
東京駅駅舎を手掛けた辰野金吾っぽさがあるよねえ^^
そして夕実ちゃん?


つまりは『煉瓦タイル』を使ってるんだよ^^


帯広と煉瓦を紐づける意味では是非とも来たかった場所なんだ^^












1時間後にロビーで落ち合いましょうと約束したのですが・・・





今から向かえばメインレース前にはたどり着けるはずだ☆






と、言うことで泣く泣くみんなで駆け足で競馬場へと向かいました^^;





2010年に開業した十勝の食産のアピールの場ともなってるんだよ^^
豚丼にジンギスカンに焼肉など、ここならではのうんまいお肉も味わえる!

お店が店じまいしてるような・・・




先輩の背にゾロゾロトついて行くとーーー




そこから奥は簡素な造り。
農作業の傍らに来たようなかっこのオジ様オバサマ達や、観光で寄ってみました!って感じの若人が数グループ狭い通路にひしめきあってましたですハイ☆












私ってば、テレビでしか競馬って見たことないのですが、
こんな山あり谷ありのコースでしたっけ???

っつーことで、簡単に『ばんえい』ってものをレクチャーしよう^^









ここで走るのは1トン前後の巨体を誇る『ばん馬』が主役だかんね^^
元々は農耕馬などに丸太や俵を曳かせて競う余興のようなものだった(おおざっぱに言うとね
公営競技として正式になったのは戦後のこと。
当初は岩見沢・旭川・北見と北海道に4場あったばんえいも、2006年を最後にこのばんえい十勝競馬を残して全て開催終了・休止になったんだ。



でも今は盛り返してるんだぞその人気^^
ナイター開催や電話投票ネット投票、アニメの力なんかもあるのかもな^^
ネットで競馬が買える時代がもう少し早ければ足利だって高崎だって宇都宮競馬だってクソー・・・ううう・・・


(※ 10年インターネット投票が早かったなら救われたローカル競馬場があったはずと言う持論です)


先ずは馬券を購入しようではないか(*´д`*)



どこに何を書けばいいのか分かりません^^;



どの馬が成績良いーとか強えーとか全然わっかんないんすけど!

どうしてもある程度知っておきたいなら場内モニターに映るオッズ表で人気や実力を見定めるんだな(*´д`*)

当たるも八卦当たらぬも八卦?
いざ随分と頼りないばんえい競馬初レース購入です!







9月だと言うのに少し肌寒いです。
見上げたスタンドはガラガラ。
本当に先輩が言うほど経営が盛り返しているのか不安になりますねえ^^;


みんなグビグビと飲みなされ☆

何でも本当は競馬場グルメを皆に振る舞おうと思ってたら店が閉まっていて飲み物しかなかったからだとか。
でもせっかくの菅原さんからのプレゼント。
みんなで有難く頂戴して、レースが始まるのを待つことにしましたですハイ。




急げ!!!

何と!コースを囲む柵の前にはいつの間にやら人だかり!?
何とか人の合い間を縫ってコース前へ。
それはもうレース中盤だったのですハイ。























(※パドックとは? レース出走前のお馬さんのお披露目会です。そこで汗の掻き具合や闘志や状態、歩様なんかを観客が品定めする場所)





とは言え目の当たりにすると『ばん馬』って途轍もなく大きいなあ・・・


菅原さんは『メインレース取れれば皆に豪華ディナーご招待だ(*´д`*)』と大きく気を吐いていましたよん^^
確か外れようが負けようが夕食は菅原さんのゴチだったはず。
そんな彼の馬券を覗き込むとーーー


私たち女子グループはギャンブルには数百円ほど賭ける程度に済まし、菅原さんの馬券を応援することにしましたよん^^




そこにはコースを均す職員さんや機械たち。
そしていよいよ高らかに場内へメインレーススタートのファンファーレがこだましてスタートです☆












さて肩を落とす菅原さんには申し訳ないのですがーーー























何だかんだで皆、幸せ笑顔で満喫でしたよん^^





その前に皆に『帯広と言えばここも外せないよな!』ってとこへと連れて行くつもりだ^^




でも目の当たりにしたら驚くと思うぞお前でもな!

日本屈指の『廃コンクリート物件』へのランディングです^^
大自然の中に混とんと残る近代遺跡。
自然の中では異物とも思える存在である人の織り成す人工物の名残。
でもそれは凄かった・・・
気になる方は是非とも気長に更新をお待ちくださいねw
ではではカシコ☆
第918話 北海道道東どうでしょう 帯広編その②『幸せの?四つ葉十字の囚人煉瓦刻印』帯広市緑ヶ丘公園 [廃村さーくる2(煉瓦工場探索)]
『ねだるな勝ち取れ、さすれば与えられん、だな!^^』
そう言って私の頭をクシャクシャに撫でるお兄ちゃん。
髪のセットが台無しだお^^;
何だか某アニメの名台詞を自慢げに私に向けるお兄ちゃん。
でもその通りだった。
わたしは煉瓦の刻印があるってお兄ちゃんに聞いてたのに、案内された場所には無かったの。
なんだおー・・・って腐りかけたんだけど、
『もしかしたら・・・』って望みをかけてある場所へと突っ込んだ。
するとーーー
第918話、道東どうでしょう帯広編その②
森の中で見つけた幸せの四つ葉のものがたり、いざスタートっす^^











公園入口にある大きな大きな公園案内図を見上げる私たち。
すると!





ここってかつての『監獄跡』だったってことっすか?

明治26年(1893年)に北海道集治監釧路分監帯広外役所として始まった十勝監獄は、
その広大な土地を徐々に徐々に民間などに切り売り(用地解放)し、
帯広市街の民地や公園が整備され発展していった訳なんだが、
昭和4年に帯広市最古の公園を開園。
それこそがこの緑ヶ丘公園であり、かつての十勝監獄のメイン跡なんだ^^


しかも十勝監獄開設当初からの煉瓦建築が今もなお残ってるんだ。
今から皆でそこへ行こう^^
そして今から言っておくぞ?




『四つ葉十字の刻印』があるらしい。
幸せのクローバーならぬ幸せの四つ葉十字刻印。
それを最初に見つけ出せた人には『今日の夜に行く予定のばんえい競馬でビール何杯でも無料券』を進呈すんぞ!




んじゃー行きますか^^

その最初の場所は、先輩が言うように本当に公園入口から目と鼻の先にあったとですう(ただし垣根があるのでぱっと見、見えない)








ここは明治28年設置の監獄内を照らす灯油などの保管庫だったんだよ^^


じゃあ~この百数十年の時を経ても尚、立派な佇まいである石油庫で刻印探しだ!

女子大生は我がままなのですよハイ☆

おおいいぞ!最初に刻印見つけたなら食事ゴチにしたる^^






レッツ!四つ葉十字の刻印を探せ!スタートだ^^

囚人煉瓦なのに幸せのクローバー探しってちょっと妙に思いましたが私も張り切りましたよ^^













北海道には残ってたんだな。






脇には『昭和58年11月修復』の銘板がありましたですよ。


とは言え、俺が読んだ書籍にはこの建物に当時の煉瓦刻印が幾つか残ってるとのことだ。
ここまでは皆で見ちゃったけどホントの刻印探しレッツスタートだ!






入り口部位の屋根周りの蛇腹積みの煉瓦面で刻印探すぜ!


・・・でも確かに無いねえ^^;





うーん・・・でも刻印っぽいの無いかなあ・・・(出し抜けない!^^;)



少し背伸びしないと見れないが、
ここもまた煉瓦の刻印がありそうな煉瓦の平面があるからね^^




・・・
・・・


おいそれと君たちに大盤振る舞いするわけにはいかないのだよ。
察してくれ夕実ちゃん!

とは言え言い出しっぺに親の総取りされてもツマラナイのが私たち女子大生チーム。
俄然ここから刻印探しに躍起になったよ☆






文献じゃ、数個の四つ葉十字の刻印が発見されてるってことになってるんだがなあ。。。^^;

・・・ですが刻印ぽいのはやはり見当たりませんでした^^;

もしかしたら修復時とか保全工事の際に見つかったってことなのかもしれないね^^;







これはウッカリ御免だね^^;

でもちょっと待って!






つまりはこの公園の敷地内に『かつて煉瓦工場が存在した』ってことっすよね?



実は今見た石油庫しか現存してないんだよね^^;


これからそれが分かる場所へと行こう。

石油庫から歩いて4~5分でしょうか。
先輩は緑濃い高木の連なる遊歩道の『ある一画』で立ち止まり、
私たちにそこに建つ看板を見ろと促すのでした。



















とは言えそのまま埋め戻した訳ではなく、一部の煉瓦などは園内の『帯広百年記念館』に保存されてるんだ^^





公園内の端っこにあったとされる『煉瓦工場跡地』だが・・・一応行ってみるか?




私たちもここまで来たならば何か痕跡の一つでもとその後へと歩みを進めるのです。
先導する先輩はズンズンと公園の奥深くへ。
そして公園と生活道路が交錯する末端の場所へとやってきたのですう。




すなわち十勝監獄窯跡って言われてるところだ。



しかも市内の煉瓦建築の幾つかにも波及していたって先輩は言ってましたよね?
なら、跡地とされているこの土地の規模と比例しない狭さだと私は思いますハイ!


図説の絵を見た感じじゃ、すんげー数の連窯だよ!?
(イメージ図を見た感じじゃ10連、いや、13~14の窯を持つ大規模な登り窯だよね)

ここまで来たならこの周囲をとことん探しちゃるかんね!

するとーーーーーー





確か図説には『斜面に煉瓦窯を築いた』って記述されてましたよね???

この窪地から見て高そうな部分を探せば痕跡とかあるんじゃね?

とは言え当たらずとも遠からじの推論だとも思ったのですう。

お前の熱意を尊重しよう^^
オレも可能性アリだと思ったしな、この界隈。特にここから高台になってる部位を捜索してみるとすっか^^

パッと見、窪地横の園路を跨いでゆるやかな丘に当たる部分を発見。
とりあえずそこへと向かってみることにしました^^






ううう・・・私は絶対絶対絶対!見に行くもんっ!!!

まあ、オレも腹をくくるぜ!
ここまで来たならお前に付き合ってやんぜ^^


整備公園内のジャングルって逆にワクワクしますよー(*´д`*)
当然行きますよハイ☆

とは言え『琴音っちの可能性』に皆賛同した私たちがそこに居たのですう。
ここからは先頭を行く先輩が藪の根元を踏み分け、その後を私たちが続くと言う藪漕ぎのセオリーを反復し進みました。
---後から気づいた事ですが、
段々になっている感じの丘を二つか三つ越えた時、

それは見えたのです。


煉瓦片がありますよ!!!









煉瓦の刻印はっけええええええええええええええええんんんんんんんん!!!!


褒めてつかわす(*´д`*)






焼いた時に不整形な歪な煉瓦が出来ることも多い。






園内にあった煉瓦工場跡地の表記はそれのごく一部だったわけだ。
やはり帯広の囚人煉瓦工場跡地はもっともっと大規模だったことの可能性が見えてきたな^^

せ・先輩!
こ、琴音っちい!
ル・ルカちゃん!!










これこそが帯広監獄で焼かれた煉瓦と言う証明、
『四つ葉十字の刻印をもつ囚人煉瓦』だ!(*´д`*)

正直、私は刻印には興味ないんですが、この刻印は素敵な感じがします、ハイ☆



ん~でも、気になるのは『なんでこんな刻印』なんすかね???

バターに牛乳、都内のスーパーでも見かけますですう。



大学の友達が愛飲してるKOOLと言う煙草のパッケージに似てるかも?


確かにハッカの葉並びって上から見ると四つ葉なんだよね。
しかも如何にも北海道的だ。
だけど・・・
ハッカの葉ってギザギザで先細りなんだよ^^
この刻印のように葉先が二又には分かれてないんだ。

純粋に『四つ葉のクローバー』ってことなんでしょうか。

ただ、恐らく意味を持ってこの刻印が付けられたような気がするよ。
四つ葉のクローバーにも花言葉的意味合いがあるのを皆は知ってるかい?



『富』『名声』『誠実な愛』『素晴らしい健康』
そして4つ揃って本当の意味『真実の愛』なんだそうだ。



ただ、罪を犯しここへとたどり着いた囚人達へのメッセージだったのかもしれないな。
もしくは戒めなのかも。

ですが、やぶ蚊が多すぎてあえなく撤退することに^^;
そして公園内の水道で先ほどの四つ葉十字の煉瓦さんを洗ってみたのですう^^


なあ~お兄ちゃん!
煉瓦の縁が色が違うぞコレ。

雪も多い帯広で活躍してもらわないといけない煉瓦だ。
焼きしめて雪害や耐水を考えて造られたんだろうなあ^^







次回は帯広市内の残りの煉瓦建築とばんえい競馬とディナーですう。
気になる方は是非どうぞ☆ですー!

言い訳してもいい?
いやするよ? させてくれよ!w
だって・・・お店めちゃくちゃ忙しいんだから^^;

生活もあるしね!
細々とコツコツと月一回になろうがブログは続けさせていただきます(なかば諦めというか妥協)


ぶっちゃけ非常に価値のある貴重な発見だったと思います。
実は・・・その煉瓦は自宅にあります。
もし関係者様が『お前・・・それ返せよ』っておっしゃるなら返しにいきますよ☆

またお会いいたしましょうず(*´д`*)
第917話 北海道道東どうでしょう 帯広編その①『六花亭って知ってる?』六花亭サロンKYU・櫻湯ほか [廃村さーくる2(煉瓦遺構編)]
『夏休み・・・どっか行きません?先輩方』
久しぶりに集った廃村さーくるメンバー。
その中のルカちゃんが私と琴音っちに声をかけてきたのですう。
まだまだ9月の初旬。大学としたら夏休み(人によって違うけど)
『わきゃー。行きたいのはやまやまですう。でも9月とはいえ今からじゃ飛行機とかもチケット高くないですか?ルカちゃん^^;』
私は急に提案されてもお金とかお金とかお金とか・・・と彼女に牽制するのだけれど、
『奴』がそれに待った!をかけてきやがりましたですう。
『いいっすね~旅行(*´д`*) んじゃー、今からでも最安で、かつパトロン付きで、しかも煉瓦ちゃんいっぱいありそうなとこを探してみるっす!!!』
くそお・・・この雌豚(琴音)めえ^^;
・・・だがしかし
彼女は煉瓦が絡めば、とんでもない努力を発揮する。
そしてなんとその日の夜にさっさと決まってしまったのですう。
彼女からのLINEにはーーー
『北海道道東どうでしょう。帯広~釧路煉瓦旅。フヒヒ。もちろんお兄ちゃんも付いてくるよ夕実っち☆』
だってさ!
じゃー行くっきゃないですよね(*´д`*)ほわ~ん
と言うことでーーー
第917話、私と琴音っちとルカちゃんと菅原先輩での北海道道東地方4人旅、すたーとですう^^


羽田空港に1時間弱で到着しました(便利な町だよほんと草加は)





レッツ!宇宙食が機内食う~♪

いくつか買い込んで搭乗することになりましたですう~





いつもはマックスクールビューティーな性格なルカちゃんが菅原先輩に対しては妙に甘い感じの受け答え。
彼女が中学生時代から菅原先輩と接点があって、淡い恋心があるのを見落としていたですう^^;
この旅路・・・中々気が抜けないですう!(夕実ちゃんの独りよがり)

いつにも増して妙に静かな雌豚(琴音)が気になった私は、
『わきゃ?体調でも悪いですか???』と、彼女を覗き込んだ。




彼女はハマってるスマフォアプリゲーム『レキシトコネクト』にご注進だっただけでした^^;
(※位置ゲー。所謂、スマフォのGPS機能を利用した位置情報ゲーム。レキシトコネクトはイジンと言う歴史上の人物を可愛らしくキャラ化したものを操り、日本や世界の地図にアクセスしてポイントを稼ぐゲーム)


でもまたもや雌豚がゴソゴソと動き出すのです。


つ・ま・り・は・だ!
位置ゲーもやりまくれる訳っすよー(*´д`*)







そもそもポケモンGOのゲーム性とマッチしてなかったから残念な感じだったっすけどお、
今回は離陸着陸以外は無制限!
しかも車や電車じゃ決してたどり着けないとこまでアクセス出来るから、ゲーム的に最高なんだよん(*´д`*)








その中間地点辺りまで来たところでプチ宴会が始まりましたよ。











さて菅原先輩が、その宇宙食をまずは吟味し始めました。



でも固くてスカスカなたこ焼きかなあ^^;








お酒のアテとしちゃどうかなーって感じっすねマジでw
おおーっと、ゲームに戻らねば(*´д`*)

むしろ硬さが目立つスナックといったところでしょうか。


主翼の向こうに北海道の雄大な大地が見えてきましたですよ!





だから予習としてナショナルジオグラフィックで航空機事故の番組ばかりここ数日見てお勉強してました。

(※ナショナルジオグラフィックのメーデーシリーズとは?
過去の飛行機墜落事故を分析検証した再現ドラマ、ドキュメンタリーです。スカパーやCS放送の専門チャンネル)

















んじゃー、早速市街地中心に回って行こう!

先輩が歩き出したのは駅から北側への道ですう。















この街並を更に押し広げたと言うか発展に導いた理由は『もう一つある』






囚人たちによって道路や建物が数多く作り出され、この町の形成の大きな基盤ともなったんだ。
しかもここは大きな監獄だったそうだ。
多くの囚人を抱え、それに伴い役人の数も多かった。
その人たちの為に官舎も造られ、
商人も数多くやって来たそうだよ^^






依田勉三が晩成社と言う開拓団を立ち上げ帯広を開拓したのがこの地域の基盤となったそうだ。
まあ余談はこれくらいにして本題に入ろうか。
実はその帯広に貢献した十勝監獄。
そこでは数多くの煉瓦が焼かれたんだ。







なんせ煉瓦遺構ってのは建築史としては浅く、
ジャンルとしてもとても狭いカテゴリーだからね^^;
ただし、煉瓦の刻印とかもし見つけられたなら・・・



十勝監獄の囚人煉瓦の刻印探しが始まる予感。
それは帯広駅から徒歩15分と言ったところでしょうか?
私たちの目の前に見えてきましたです。






あれ?もしかして・・・







北海道土産としても老舗かな^^
特にこのマルセイバターケーキは主力商品で、結構、なんとなくでも見かけることが多いんじゃないかな。
バターサンドと言えば北海道じゃ六花亭。
今でもお土産ランキングに乗るくらいだ^^

で、この目の前の煉瓦の建物は六花亭さんの何?でしょうか。

んじゃまー、この目の前の建物の概略を語ってみようか。
この目の前の建物は大正元年(1912)に建てられた三井金物店の店舗。
元々は土蔵造りの建物だったが大正期に煉瓦建築に変わったそうだ。


ここに使われている煉瓦が『十勝監獄製』との噂。


っつー・・・ことで、
レッツ!煉瓦刻印探しスタート!!!




各々、カメラを構えてブラブラ開始!










大正期だけに当然か。




す・る・とーーーーー









この時ばかりは普段煉瓦にそこまで興味のないルカちゃんまでもが躍起になって探し続けましたよ^^
ただ・・・
先輩が『Sの刻印?』と、小首をかしげていたのが少し気になるところ。









みんなでそっちも研究ですぅ^^













だからこんなに綺麗に残ってるなんてスゲーなあ~マジで^^



そこにはかつて『三井金物店』だったことを語る屋号と店名が残ってましたです^^






この六花亭サロンKYUにも囚人煉瓦が使われているかもって聞いてたんだけどーーー
そこに見つかる煉瓦の刻印は『五』や『六』の漢数字か、
『四つ葉十字の刻印』と思ってたんだよ。
特に特徴的なのはやっぱり『四つ葉十字の刻印』なんだ。
これに関しては監獄跡地の遺構にも残ってるので確定的な訳。
でもSだろ?
なぜだ???




北海道には集治監と言う監獄の前身になるものが幾つもあったんだが、そのほとんどが煉瓦を焼いていた。
そして幾つか刻印が残ってるんだが、十勝監獄・・・かなあ???ってとこさ。






今度は帯広駅の南側へと向かうことになったとです。









皆で見ていくことにしましたですう^^














女湯だから?それとも先輩が好きな廃墟だから心くすぐられる?









そこには?




煉瓦の匂いがプンプンしてたんだよねー(*´д`*)

まあ~明治や大正期の銭湯ならボイラー室に煉瓦を使ってる可能性大きいしな。



ええっとーーーああ、あったよ^^
ここはーーー
昭和初期(7年)の建築なんだって。
煉瓦の建物は浴場だそうっす。



さてさてここで、いつもの雌豚がわがままを言い始めました。









なんかカレー食いたくなってきたっすマジで(*´д`*)

カレーショップインデアンさんにお邪魔することに^^








味もスパイスも食べてて実に心地よくさらさら美味しく食べれちゃいましたですう。
帯広に来たならば是非ともいかがでしょうか?
辛さもメニューも豊富で素敵なお店ですよ^^
さて、中間地点の帯広駅まで帰ってきたところで、










じゃあ~ここから『かつて十勝監獄が存在した場所』へと歩いて向かうよ。




さて次回は私たち『ものすごい発見をします』
恐らく博物館に展示級の発見。
気になる方は是非どうぞですう^^
※注釈 NHKの某番組で、作者が勤めてる居酒屋が紹介されて更に忙しさが増したのでブログ記事のアップがいつになるのやら分かりませんがねえ・・・(ぶっちゃけガッテンってやつですな。関係者さん曰く今年のガッテンの放送で2番目の高視聴率だったとか・・・^^;
おかげで毎日が金曜日・・・
さすが国営放送パワー・・・^^;
体と精神・・・いつまでもつかな?アハハ(;・∀・)
お返事とか期待しないで!ごめんなさい・・・
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