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第671話 RE:アプトの道へ!vol①『え?またアプトの道に行くですかァ!?』火災&煉瓦の刻印探し [廃村さーくる(古煉瓦)]

『アッハッハ^^ なるほどなるほど。だったらば優秀な助手を紹介してあげるよ☆』

 

 春先の某日。

 私ってばちょっと気になってた場所があったので、それについてご教授願おうかと教授室へと赴いたっす^^

 勿論、廃村さーくる顧問の『高幡教授』に会いに行ったんすが・・・

 これがまたまるで物置小屋っすw

 所狭しと書類とどこかの出土品が山積み状態^^;

 ちょっとでも揺らすとジェンガのように崩れてしまいそうな感じ。

 ノックしてから慎重に慎重に歩を進め、ようやく高幡教授の傍まで近づくことが出来た^^;

 そこで『ある煉瓦建築で気になっていた場所』の話を切り出したら、

 なんでも今度の休日(といいますか春休み中っす)に優秀な助手さんを紹介するからリサーチしてきなさいな^^とお達しがでたのでありんす^^

 優秀な助手さん?

 果たしてどんな人なんだろうか。

 煉瓦に精通してるオジサマとかなのかなあ(女性は限りなく興味なさそうな分野だし、たぶんオッサンだろうと踏んだ私☆)

 流石にオジサマと2人きりの旅路には抵抗を覚えた私は、無理矢理に夕実っちを誘うことにしたw

 最初は『ええ~!?なんで私も行くのォ^^;』と渋っていた彼女でしたが、

『次期廃村サークル部長の夕実っちには、ある程度の煉瓦研究の下地的知識を知ってもらわないと困るんだよねえ~^^』と諭したら、

『ううう・・・分かったですう・・・^^;』と、渋々渋柿のような顔して納得?してくれました♪

(ちなみに菅原先輩は就活で最近はあまり廃村サークルには顔を出せていません)

 

 私と夕実っちと、まだ見ぬオッサンとの三人旅。

 第671話、スタートっす^^

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『待ち合わせは高崎駅構内の駅蕎麦屋さん』

 そこで午前11時に、教授さんから紹介された今回の旅路の手解きをしてくれる方との待ち合わせだった。

 前日から無理矢理夕実っちの部屋に泊まりこんで、一緒に群馬県は高崎駅に乗り込んだのが11時10分前。

 私と夕実っちは、初めて会うだろう御仁とのファーストコンタクトに少々ドギマギしつつも、待ち合わせの蕎麦屋さんに入店したのだ。

 ---すると、

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 店内はカウンターに女性?がポツンと一人、食事をとっていた。

 食べてたんだけどお・・・

『う~む、この“かんずり”とやらもまた奥深いではないか!

 雪上にばら撒いて乾燥させた唐辛子を幾重にもあく抜きし、

 そこから更に色々なものを加えて熟成をさせるというなんとも手間隙かかる一品だ^^

 辛味があるのに甘味もある

 くう~!これは大根おろしと混ぜたのかな?

 それともかんずり単独なのか?

 いやいやどちらにしても、この単なる駅蕎麦だというのに、コレだけで味も愛情も増しますな~^^』

 壁際のカウンター席に座っている女性?は、一体誰と戦っているのだろうかと思うくらいに独り言を大きな声で呟いていた^^;

 ちょっと変わった人なんだろうなあ~と夕実っちと遠巻きに見ていたのだがーーー

 ---

 ・・・ん?

 ・・・あれ?

 どこかで見たようなあ・・・^^;

 でも相変わらず中々うどんを食べずにうどんに語りかけている彼女に声を掛ける隙が無かったので、

 まさかこの人が待ち合わせの人じゃないだろう。

 たまたまここに居たんだろうと言う解釈の元に、放置プレーを決め込んだ夕実っちと私だった^^;

 

 ・・・でも約束の時間を越えたあたりで確信。

 恐る恐る声を掛けることに・・・

『えっと・・・相楽先輩? お久しぶりっす^^;』と。

 するとーーー

『おおう久しぶりだね後輩君たち^^ まあいいから座りたまえ。実はだな、このかんずりというものは・・・』

 またやたら長そうな話をしてきそうだなあと察した私は『先輩、信越本線の乗り換え時間が間近なんす^^; 乗り遅れると1時間後とかになっちゃいますよ~^^;』と先を急かすのだった。

『ああそうだったね。ではでは電車内で語ろうとしますかね^^』と、相楽先輩は伸びきったうどんを一気に頬張って立ち上がった。

 えっと・・・相変わらず掴み所の無い人だよこのひと^^;

 っていうか、この人が優秀な助手さんなのね^^;

 そんなこんなで優秀な助手さんをゲット(?)したわたし達三人は、群馬県は横川駅というところへ行くことになったんす^^

 自分の嫁さんよこすなんて教授さんも人が悪いよw

 

(※相楽先輩と言うのは、廃村サークルを菅原君と共に立ち上げた女性です。

 立ち上げてすぐ、サークルに籍を残しつつも海外に遊びに行っちゃった人でもある。

 去年日本に戻ってはきましたが・・・

 サークルに顔を出すことはほぼ皆無^^;

 その上、実は高幡教授の奥さんでもあったりする^^;

 でも確かに菅原君と並んで鉄道や建築物への造詣が深い)

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 ふいい・・・・

 なんとかギリギリで信越本線へと乗り込むことが出来たわたし達は、

 ボックス席へと陣取った。

 周りを見れば高校生ばかり(部活動かな?春休み期間だし)

 なんだかんだで休日の遠出。

 私はリュックからゴソゴソ~っておつまみとチューハイを窓辺にドンドン!と置いたのだ。

 相楽先輩や夕実っちにも振る舞う。

『わたしは基本、旦那さんといる時しか飲まないのだが、後輩ちゃんが勧めるのならばいたしかたない。是非とも所望しようではないか^^』と、

 案外満更でもない感じでゴクゴクと飲む相楽先輩。

 ほんとはちょっと窘められるんじゃないかと思ってたんだけど、そこは大らかな人であったようっす^^;

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 その後はてっきり『かんずり』の講釈を延々と聞かされるものだとばかり思っていたんだけど、

 夕実っちが持ち込んだマンガ本についての話や、

 コンビニのおにぎりも今は凝ってるよね?なんて感じのふつーの女子旅で拍子抜けだったかも。

 なんだかんだで相楽先輩もうちのお兄ちゃんと変わらないナウでヤングな年頃ですしねw(人妻だけどな)

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 関東山地の縁である妙義や榛名の山々の間を縫って、わたし達を乗せた電車はのんびりと走る。

 信越と謳ってるだけあって、かつては長野にも新潟にもぐるっと繋がっていた路線でもあるっす。

 まあ今や採算が見込めなくなったり、もっと良い鉄道が近くに出来ちゃったりで、途切れ途切れでかろうじて存続している路線と言っても過言じゃないかもっすね^^;

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 乗車時間約30分とちょっとくらい。

 終点の横川駅へ到着です^^

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『わきゃ~☆ 久しぶりですう~横川^^』

 そう、夕実っちがキモチ良さげに両手を広げて辺りを満喫しているのは、実は廃村サークルの活動で、かつて皆で訪れた場所だったりなんす^^

 相楽先輩とのはじめての出会いもまたここだった。

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 駅前から歩みだしたわたし達の目の前には『矢の沢川』という小川が流れていた。

 勿論、前回訪れた時にはここも見ている。

 でもね?

『あの時は、なんとなく川があるねえ~』くらいだったんですよ!

 でも今や『煉瓦』に興味を持ってしまったがために、

『別物』にも見えてくるわけなんすw

 あは☆ 

 川底から十数センチは昔の煉瓦でその上部分は後から造った新しい煉瓦ちゃんじゃないか?とか、

 積み方はイギリスぅ?とかねw

 

 ーーーはい。

 今回、何故またここ『群馬県・横川・アプトの道』へ再び赴いたのかといいますと、

 勿論煉瓦があるから。

 そして当時、残念ながら叶わなかったことへのリベンジの意味合いもあるんす^^

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『やってきましたアプトの道へ^^ 待っててねえ~煉瓦ちゅわ~ん☆』

『もしかして琴音っち・・・。煉瓦がいっぱいあるからまた来たって感じですかあ^^;』

『それもあるけど、少し気になってたことがあってね^^ それを見つけに来たって感じかな^^』

『ふむふむ後輩ちゃん達よ。パパさんにも聞いていたが(パパさんとは高幡教授のこと。なんで苗字が違うのかはまた後日)

 なんでも煉瓦の刻印探しにはまっているらしいじゃないか^^

 イマドキの女子には渋い趣味だな^^』

 ・・・まあそうですけど、鉄道マニアで海外まで飛び出していった先輩には言われたくないっす^^;

『とはいえだ、鉄道系には煉瓦の遺構が多いのも事実だな後輩ちゃん達よ^^

 トンネルや橋梁には未だに古煉瓦が使われていることも多い。

 私もかなり鉄道系の煉瓦はかじったくちなので、ある程度はまかせたまえ^^』

 ---なるほど。

 教授さんが奥さんを使わした理由が分かった^^

 確かに鉄道系なら相良先輩はお兄ちゃんも及ばないほどの知識の持ち主だしね^^

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 都内はもうすっかり葉桜だったけれど、こちらはいまようやく満開を向かえた桜がお出迎え(桜じゃないのが写ってますがw)

『ではさっそくアプトの道へと行こうと思うんすが・・・、ここで少しリベンジさせてもらえませんか?』と、私は先輩と夕実っちに告げる。

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『実は・・・前回来た時には乗れなかった、鉄道文化村からアプトの道の途中まで伸びている“トロッコ電車”に今日は乗ろうかと思ってるんすよ~^^』

『わきゃー♪ 乗りたい!乗りたいですう^^』

『楽をするわけだね後輩ちゃん^^ まあでも一度乗ってみるのもまたよいだろうな。

 ちなみに試乗運転が出来ることもあるのだぞ、ここ^^』

 ・・・やべえ^^; あっさり先輩には見透かされていたかw

 どちらかというとトロッコ電車に乗って、アプトの道をショートカットしたかっただけなんですけどねw

 まあいいです。

 最初の目的地までは延々と3㌔の上り坂だし、丸山変電所以外、特段見るべきものは無いだろうし、楽をしましょうずw

 ということでさっそく

 碓氷鉄道文化村の受付へと向ったのです☆

 するとーーー

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 やってないのかよ!(笑)

 受付のおねーさんが『ごめんなさいね~^^; 3月末の春休み期間中だったら毎日やってたんだけどね~^^;』と申しわけ無さそうにおっしゃられる!

 マジですかw

 4月の平日の今日を怨んだ私でした^^;

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『楽を考えるようではダメだぞ後輩ちゃん^^ 実は途中にも煉瓦があるから、もったいないのではと思っていたのだよ』

 え?マジっすか?

 丸山変電所の煉瓦以外で?

 それなら話は別だ。

 トロッコに乗れないでガッカリの夕実っちを引っ張って、わたし達は徒歩で最初からアプトの道へと進むことにした。

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 途中、前回寄ることもなかった碓氷の関所跡へと寄り道しつつも(リベンジ1個補完!)

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 信越本線の“旧上り線”のレールが埋め込まれた遊歩道をひた歩く。

 歩くんだけど・・・

 さっきからずっと気になってたことが^^;

 私が思わず指摘しようと思ってたのだが、夕実っちが恐る恐る先頭をすたすた歩く相楽先輩に声を掛けたのだ。

『あの・・・相楽先輩? えと・・・あの・・・パンツ見えてるですよお^^;

 ・・・そう、アプトの道を上り始めてから気づいたんだけど、

 さっきから先輩は短いスカートがずり上がったまんま歩いていたのだ^^;

『おや?あららパンツがいつのまに^^ まあよいではないか。女同士だし他のハイカーもいないしな^^

 恥らうものでもなかろうぞ。アッハッハ^^』

 そう答えつつも先輩は別段スカートを直しもせずに先へ行く。

 ・・・・いやいやいや。

 誰も見てないからって直しましょうよ^^;

 しかもあなた人妻でしょ?

 是非とも恥らってくださいませよっ!w

 ほんとにもう相変わらずだ^^;

『パンツなんて布切れだろ?』と、昔おにいちゃんをさんざん困らせたのはまるで変わってなかった^^;

 こんなんで外国に行ってたなんて、よく襲われなかったなと思うッす^^;

 私は『こらこらこら^^;』と言いながら、サッと先輩のスカートを下げつつ、お尻をポン!と軽く叩いて『OKです^^;』と苦笑いした。

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 途中、アプトの道の脇の畑?で煉瓦の筒状の物体を発見する。

 何に使われてたのかな?^^

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 そしてようやく丸山変電所跡へと辿り着いた。

 とはいえ今回はそこまで用は無いっす。

 明治45年に建設された、国鉄の煉瓦造りとしては最も古い変電所跡ではあるのですが、

 平成の時代に重文(重要文化財)に指定されて、実に綺麗に修復されました。

 勿論、古煉瓦も残ってはいるでしょうが綺麗過ぎてw

 するとーーー

『ここは表側よりも裏側の方が趣きがあるのだよ後輩ちゃん^^

 煉瓦片もちらほら落っこちてたりするから行ってみようじゃないか^^』と、先輩が言い出した。

 せっかくなのでアプトの道から裏手側へとまわってみることにした。

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『わきゃー・・・。表側と違って廃墟感満載ですう^^;』

 夕実っちが言うように、表と違って裏側はそこまで綺麗にされてなかった。

 柵はあって近くまではいけないけれど、それでも近年まで放置プレーだったと言われるこの丸山変電所跡の歴史を感じられるものだった。

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 煉瓦片発見!

 残念ながら刻印は無いっすw

 この他にも結構ワンサカ散らばってましたっす^^

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 充分、丸山変電所跡裏側を堪能したわたし達は先へと急ぐ。

 なんせ目的地はまだだいぶ先ですから^^;

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 途中、わたし達が歩いているアプトの道(信越本線の上り線跡)と平行して敷き設されているトロッコ電車の線(信越本線の旧下り線跡)が、

 川を渡るところにやってきた。

 先を行く相楽先輩がここで立ち止まり私に振り返る。

『トロッコ電車に乗れなくて正解と君に言った理由はここにあるぞ~^^』

 え?そうなの?

 私はあんまり気にして居なかったのだがーーー

 言われてよくよくその橋梁を見れば

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 煉瓦の橋梁だったのです。

『ここはこのアプトの道でも忘れ去られた“第一橋梁跡”なんだよ後輩ちゃん^^

 この先の煉瓦の隧道(トンネル)や煉瓦の橋梁は軽井沢方面へと向って10も20も続く訳なのだが、

 第一隧道や第二橋梁からはパンフにも町の案内にも紹介されてはいるけれど、

 第一の橋梁。つまりは第二があるのに最初の橋は、どこにあるのかと思わなかったかい?^^』

 先輩の指摘にぐうの音も出なかった・・・^^;

 確かに橋は第二はあった。でも第一があるなんて全然きにしてなかったかも^^;

 それがましてや当時の面影そのまんまに残る煉瓦の第一橋梁跡が、現役のトロッコ電車の足元に使われていただなんて^^;

 相楽先輩が何を言ってるのか分からずにポカーンと口をあけてる次期部長の夕実っちはさておいて、

 私はしばらく、マジマジとこの第一橋梁跡を観察した。

 教授の使い魔である相楽先輩はやっぱり頼りになりますね・・・^^;

 

 さてココまで来れば、最初の目的地の一歩手前というところだった。

 わたし達はさっさと先を行く。

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 そしてーーー

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 ここ『アプトの道』の休憩ポイントでもある

『峠の湯』へと辿り着いた。

 2001年にオープンした食事どころや日帰り湯などもある、山の中の道の駅的存在っす^^

『ううう・・・オシッコしたいですう^^;』

 こらこらこら!周りに男の子がいないからってオシッコとか言うなよ夕実っち^^;

 うちのお兄ちゃんが居たら絶対そんなこと言わないのにねえw

 とはいえ丁度のおトイレタイムでもあるし、ここで遅めの食事をとってもいい時間だった。

 相楽先輩は、かんずりの入った駅蕎麦をすすってはいたけれど、

 わたし達2人はオニギリ1個か2個しか食べてなかったしね^^

 

 ---といいますか、

 私的にはここの日帰り入浴施設でひとっ風呂浴びてみたい!と言う願望。

 つまりはリベンジ第二弾をやってみたかったんです^^

 なんせこの前皆で来たときはトイレを利用しただけで、入浴も食事もここでしなかったからね!

『じゃあ~せっかくですしい~、ここで腹ごしらえと疲れを癒しまくりな温泉タイムとでもいきましょうか♪』と、私は豪気に皆へと告げた^^

 

『わきゃ~☆ ここまで歩いてヘトヘトですう^^; だから賛成☆』と夕実っちの賛同は得た。

 後は相楽先輩だ。

 するとなんだか困ったような顔を私に向ける相楽先輩がそこにいた。

『後輩ちゃん。私も休憩を入れるのは賛成なのだが・・・、よ~くここを見てみるといいぞ^^;』と、

 この峠の湯の前を指差した。

 思わずその指先を私は追ったのだが・・・

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 そこはトラロープで入り口を塞がれ

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 見上げた施設の屋根部分は廃墟化していたのです。

 しかも年月を経て劣化したのではなく、明らかに火災跡だったっす^^;

 先輩の指摘した方向を私に遅れて見上げた夕実っちは・・・

『い、・・・嫌です。火事ですう・・・』と、一変に青ざめる・・・

(夕実ちゃんは母親を火事で亡くしているので特にこの手の現場には拒否反応を示します・・・)

 私は夕実ちゃんを優しく抱きつつ相楽先輩に問うのだ。

『もしかして・・・峠の湯は火災に?』と。

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『うむ。実は2013年の7月末に火災にあってしまったのだ^^; 

 前日は休館日。

 人気はまったく無かったはずなのだが・・・

 それが夜半も夜半。真夜中午前2時頃に出火だったそうだ。

 未だに原因が分からない火災らしいぞ。

 とはいえ再びの開館に向け尽力されているとのことだ^^

 今回は残念ながら利用は出来なかったが、いつの日かここでノンビリと温泉につかってあげるのもいいのではないかね^^』

 

 正直びっくりでした。

 煉瓦の『ある目的』の他に、せっかく再訪するのなら前回できなかったことをしてやるぞ!リベンジ!リベンジ♪って思ってたのに、

 まさかこんなことになってただなんて・・・。

 

 わたし達はたまたまお散歩に来ていたおばあちゃんにも、ここでの火災のお話を伺った(おばあちゃん色々ありがとうございます^^)

 峠の湯の復活を心待ちにしてるっす^^

 さて、仕方なくトイレ休憩のみで再び歩き出したわたし達を待っていたのはーーー

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 次回、RE:アプトの道へ編☆ファイナルへと続く!

 

 

※ここまで読んでくださりありがとうございました^^

 本来なら去年(2013年)にアプトの道に出向いて、その3ヵ月後にこの峠の湯が羅災してるので・・・

 一年以上経過してるお話なのですが、

 この廃村さーくるという物語では同一年の出来事となっています。

 菅原君の卒業とか物語上ではお話はじわじわ進めていますが、

 時系列的にも季節感的にもかなりアバウト設定となっておりますw

 そこはご了承くださいませませw

 ま、あんまり気にしてる人なんていないでしょうがw

 この先も廃村さーくるという物語の時代考証はあって無いようなものだと思ってください。

 季節は流れ、桜が何度も物語の中で咲こうが永遠の2013年と思ってください^^

(話の辻褄は気にしないでね☆)

 ではではおやすみなさいw

 


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獏

せっかく訪れたのに火災で休業とは・・・・
残念でしたねぇ。。。。
獏はGWなのでおサボり気味になりますが
よろしくです(汗)

by 獏 (2014-04-21 07:04) 

ソニックマイヅル

おはようございます。本日は商工会議所青年部の定時総会の為ご挨拶のみとさせて頂います。またよろしくお願い致します。駅蕎麦、良いですね。^^;
by ソニックマイヅル (2014-04-21 08:23) 

orange

口始めたレンガ、味わいありますね。
変電所って結構レンガ造りの建物が多くありますね。
それも山の中に
by orange (2014-04-21 08:44) 

ワンモア

このレンガの積み方はイギリス式ですね♫
現地で違いが分かるようになりたいです。

by ワンモア (2014-04-21 09:30) 

コンブ

ここは以前訪れたことがあり、アプトの道を歩きました。レンガ尽くしですね。
峠の湯が火災にあったなんて知らなかった。釜飯買って食べたことを思い出しました。
by コンブ (2014-04-21 11:20) 

まめ

わぉ
火災って・・・ ショックですね、これは。
そして、ナウでヤングってw いつの人ですかwww
by まめ (2014-04-21 12:35) 

ニッキー

せっかくのリベンジが火災で休業って・・・(*_*)
ぜひとも頑張って復活して欲しいですね^^

by ニッキー (2014-04-21 17:30) 

銀狼

せっかく訪れたのに火災跡とは・・・
こういうのを見てしまうとショックですねぇ。。。
by 銀狼 (2014-04-21 19:21) 

koh925

横川といえばアブト式機関車と峠の釜めしですね
若い頃、上田へ出張するのに夜行列車で行っていましたよ
by koh925 (2014-04-21 19:44) 

馬爺

温泉は入れないなんて残念だったですね、でも釜飯は食べましたか?
by 馬爺 (2014-04-21 19:59) 

足立sunny

峠の湯、いつかゆきたいと思っていたのですが、火事ですか!釜飯は今でも食べられますが、新幹線、良かったのかどうか。
by 足立sunny (2014-04-21 20:20) 

唐津っ子

火災ですか…
せっかく来たのに…
by 唐津っ子 (2014-04-22 00:36) 

johncomeback

偶然ですねぇ、実は昨日の晩酌の肴は「湯豆腐」で、
薬味は「かんずり」だったんですよ。
確かに辛さの中に甘みを感じますよね(*゚▽゚)ノ
相楽先輩ファンなので、登場してくれると嬉しいです。

by johncomeback (2014-04-22 06:07) 

駅員3

ここもいいですよね。
僕もいつか行きたいと思っているのですが、なかなか時間が・・・っっ

猿島といい、ここといいなんか火災が多いような・・・・
by 駅員3 (2014-04-22 08:07) 

YUTAじい

おはようございます。
確か2012年に孫と・・・TVでも火災の件特集組んでましたが、残念ですね。
by YUTAじい (2014-04-22 08:08) 

くまら

そういう事ってあるんですね

火事は・・・怖いっす
by くまら (2014-04-22 08:41) 

みぃにゃん

レンガ造りの変電所って新鮮な印象受けますね♪
by みぃにゃん (2014-04-22 10:55) 

美美

横川駅は昔、上野から信越線に乗って長野へ帰る時
釜飯を買った駅で、電車の連結もあったりで
とても懐かしい思い出の駅です。

by 美美 (2014-04-22 19:12) 

みずき

古いレンガ造りは素敵って思いますが
コンクリだと怖さ倍増、不思議です・・・
久しぶりにべた塗オレンジ&緑の車体を
見た気がします^^
by みずき (2014-04-22 23:09) 

youzi

横川、母の実家に行く時に通りました。釜飯買ってもらったけど、乗り物酔いが酷かったので、駅弁は美味しいものではない私。火災、保険金がどれだけおりるかが気なってしまいます。
by youzi (2014-04-23 06:32) 

ぽち

こんにちわ。
いつも、いろいろな場所のいろいろな風景が見れるのを、とても楽しみに拝見させて頂いているのですが、
必ず出て来るチューハイがとてもイイです!ちょいのりさんのブログはこうでなくっちゃ!とか勝手に思ったりしてww
でも、トロッコ休み、温泉焼失とは残念でしたね...
by ぽち (2014-04-23 10:58) 

suzuran6

私が鼻水を大量に垂れ流し、ゴボゴボとしている間に新展開でしたね。
by suzuran6 (2014-04-24 12:23) 

さる1号

旧道の碓氷峠、バイクではよく走りますが
遊歩道を歩いたことはなかったです
偶には歩くのもよさそうだなぁ
by さる1号 (2014-04-25 03:49) 

sakamono

永遠の2013年...了解しました^^;。
冒頭のうどんが、ものすごく美味しそうに見えてしまった!
by sakamono (2014-04-26 11:11) 

DEBDYLAN

『ONE PIECE』は我が家に全巻あるよ!!
女房が大好きなんで^^。
僕は最初の方(アラバスタ辺り)までしか読んでないけど^^;

by DEBDYLAN (2014-04-26 23:36) 

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