第465話 東京6分の1散歩で君の名は?vol②『船上のメリーチャペル』竹芝ターミナル [心霊諜報部&フシアンナ物語2(ツー)]
『昨日の男女のサッカー凄かったですよね^^』
アスファルトの熱で靴底がミャア・・ミャア・・・ってべたつくような炎天下に海を目指して歩く女の子二人組。
話す話題と言えば専ら今開催中のロンドンオリンピックの話だったりするのだ。
『決勝で我がアメリカとリベンジデース☆ 今度は負けませんデス!』
別に彼女たちが闘うわけでは無いのだけれど、そこはそれ。
それ程自国への意識を再確認されるイベント事ということだ。
『見えてきましたデース^^』
ビルの森を潜り抜けてようやく見えてきたのはーーー
第465話スタートです☆
ホテルインターコンチネンタル東京ベイの脇から私たちは乗船乗り場付近の広場を目指すことにしました。
『ああー!なんかもう海が見えただけで少し暑さが和らいだ気がしませんか?副部長~♪』
『グッドデス!海風が実に心地よいデース^^』
しばらく私たちは行き交う船々や水面を満喫しながら、のんびりとお散歩するのでした。
するとーーーー
『あの船見てくださいデース!船の上にチャペルがありますデス!?』
と、リンダさんが停泊している船上を指差した。
『ああ~あれはヴァンテアン号のチャペルですね^^ 普段は東京湾クルージングとかするレストラン客船なんですけど、
ウェディングクルーズとかもやってるんですよ~^^
船長が立会人として船上挙式をしてくれるんですよ♪』
『OH!アンナちゃんスッゴク詳しいデス。なんで知ってるのデスカ?』
あ・・・しまった。
ついつい話の流れで語っちゃった^^;
伊豆大島で生活していてたまに竹芝ターミナルを利用することがあって、
『あれはですね、ヴァンテアン号と言って挙式をどうのこうの』と、せばすちゃんが語ってた薀蓄をそのままリンダさんに語ってしまったw
『いや・・・えっと・・・、船上挙式とかちょっと憧れちゃうじゃないですか~^^ で、色々調べたりしててなんとなく知ってたんです☆』
『OH~なるほどデース。親族だけで船を貸しきって海の上のウェディングとかいいデスね^^』
どうやらうまくお茶を濁しきれたようです^^;
・・・でも、結婚式あげるなら本当にここでと思ってたことは内緒なんですよ^^
何の気なしに彼が語ってくれた場所だったのだけれど、私にとっては『いつか』の場所。
『少しのどが渇きましたデース^^; さっきたっぷり出しちゃいましたし』
リンダさんて意外と下品^^;
『あ、チケット売り場にでも行けば控え室や休憩所、もしくは売店なんてのもあるんじゃないでしょうか? あ、えっと推測で・す・が!』
『ではジュース買いに行きましょうデス♪』
ということで、なんか色々と自分がお茶を濁したり隠そうとするのが馬鹿らしくなってくるくらいな、あっけらかんなリンダさん^^;
まあ・・・もっと親しくなった時。いずれ話してもいいかなとも思った。
施設内に入った私たちは、ジュースついでに売店なども色々探索してみたりした。
『OH!くさやチーズなるものがありますデス!これは・・・キニナリマス!』
いやあ・・・外国人さんにはどうかなあー^^;
私でも『まずは初歩から行くかいねえ~』と、せばすちゃんのお祖母さんが、くさやチーズを振る舞ってくださったことがあるんだけど・・・
最初は苦手でしたよハイ^^;
だってえ・・・
超くっさいんだもーん^^;
それでもお世話になってるせばすちゃんの家族が皆くさやをお酒のアテで食べてるから、少しづつ少しづつ慣らしていって
いまや私も『くさやマスター』ですよ☆
もはや、くさや干しに少し白いプツプツのアミノ酸だかの結晶みたいなのが付いてないと、くさやと認めませんから!
だってせばすちゃんのおばあちゃんに聞いたんだ。
『昔はね伊豆諸島の島々じゃな、くさや汁を作るのも嫁入り道具のひとつだったんよ^^』って教えてくれたからーーー
『島民控え室なるものがあるのデスね^^』
くさやチーズより明日葉アイスの方が無難ですよと、リンダさんにうま~く誘導して店を出た私たちは、もう少しだけ施設内を歩き回ってみた。
私には割りと馴染みな場所だったんだけど(実は島民にそれほど利用されて無い)
『へえ~こういうのもあるんですね^^ 』と、もうさすがにドロドロになってしまったであろう感じでお茶を濁したんです。
『じゃ~、エアコンも効いててすっかり涼みましたデス。お外でのんびり散歩をリスタートしましょうかデース^^』
『はい♪ ではブラリ東京散歩をしましょう!』と、
私たちは再び夏の暑い日ざしの中へと飛び出したのでした。
そういや、ばっちゃんに包丁買ってきてくれって頼まれてたな^^;
『浅草の、かっぱ橋の〇〇で出刃包丁を買ってきておくれ。あれじゃないと爺さんに申し訳ないから』と。
別に出刃包丁なんて島でも売ってるじゃない・・・
ボクが生まれる前に他界した爺さんが残した包丁に対して、ばっちゃんがこだわりを持ってるみたい・・・。
まあ・・・好きな相方の意志を次ぐってのはーーー
こだわりってのはーーー
別段ボクも嫌いなことではない。
決して形見では無いのだけれど、ばっちゃんのそういうキモチはわからないでもない。
滅多に利用なんかしない島民控え室で横になりながら、今日はどうして過ごそうかなんかを考えていた。
するとーーー
『・・・え、・・・の・・・も・・・あるんですね』と、ボクしかいない控え室のガラス壁から女の子の声がかすかに聞こえた。
それは別段気にすることもないことだったのだけれども、
なぜか心がざわついた。
なんとなく懐かしい声に聞こえたからーーー
☆ここまで読んでいただきありがとうございます^^
フシアンナと、そしてせばすちゃん。
壁の向こうでニアミスなんでしょうかね^^
このあと会えるか会え無いかはボクも分かりません(書いてる本人も分かってねー! つまり行き当たりバッタリストーリーw)
次回は一応『心霊研究部』っぽいところも行くかもしれません^^
ではでは、実家に少しだけ帰省するのでお返事も相変わらずままならない状態ですが、
気になる人くらいは気にしてやってくださいな^^
ではまた今度☆
お返事もしてないので無理にniceしなくてもいいですよお^^
今、新富士駅にいます
by ちょいのり (2012-08-05 07:48)
はじめて新幹線で寝過ごしたw
by ちょいのり (2012-08-05 07:52)
みなと~オア~シス~
沼津へ行こう~♪
めっちゃローカルソングが流れとるw
by ちょいのり (2012-08-05 09:59)
磯の香りにい~♪
by ちょいのり (2012-08-05 10:04)
あなたとお~過ごす時を~♪
by ちょいのり (2012-08-05 10:05)
富士山も顔だしいてえ~♪
by ちょいのり (2012-08-05 10:06)
…新幹線って寝過ごしたらお金はどうなるんでしょうか…(・・?)
ってか、今新幹線でリターンバック中(・・?)
by 下総弾正くま (2012-08-05 10:13)
たぶんそのまま逆方向に乗ったらキセルだよねえ^^;
by ちょいのり (2012-08-05 11:58)
戻れば平気だよ!
知らん顔しておけばいいさ♪
おいら 田舎でスッゴイ寝過ごしたとき
県外に行って 帰りの電車なかったとき
なんも言わず 降ろしてもらえたよ
若かったからか?
by ねこじたん (2012-08-05 18:22)
ちょいのりさん、
地元の猫じゃ踊りでしたっけ?
見に行ったんでしょうか?
by kiyo (2012-08-05 20:23)
今はご実家でゆっくり過ごされている頃でしょうか?^^
しっかりと英気を養ってきて下さいね~^^
by 銀狼 (2012-08-05 22:32)
おやすみ~
by さきしなのてるりん (2012-08-06 07:20)
おぉ、ご実家に帰省中なんですね^^
美味しい物を食べてゆっくりしてきてくださいねぇ(^O^)
by ニッキー (2012-08-06 22:49)
帰省してるんですね。
のんびりしてたくさん飲んで楽しい時過ごしてくださいね♪
by DEBDYLAN (2012-08-07 00:20)
実家バンザイ~♪~
by みうさぎ (2012-08-07 10:03)
?ご実家にいるの?
by サンダーソニア (2012-08-07 11:16)
今頃は手料理を振舞っているころでしょうか^^
by 美美 (2012-08-07 13:00)
お盆休み終了ですか(-_-)ニヤリ
まあ、お盆休みがあるだけ羨ましいです(-_-;)
by 吟遊詩人41 (2012-08-07 13:40)