第731話 群馬・下仁田・中小坂鉄山編☆vol③『ふるさとセンターの粋な計らい?』 [廃村さーくる(古煉瓦)]
『う・・・結構日が陰ってるっす^^;』
中小坂鉄山を登ってる頃からちょくちょく腕時計を気にしている琴音っちを見かけたんですが、
何か焦ってるようにも見えた。
この後の製鉄所跡巡り以外に何か予定があるのかな?
第731話、すたーとですう^^
地元のおじいちゃんが指差した方向へと路地をぐんぐん進む私達。
そこは石垣と鉄の手すりがあるどおって事無いただの小道。
やたら石垣ばかりですう~とは思いましたが琴音っちにそのことを言うことも無く進む。
そして、おじいちゃんが『あの紅葉の袂だよ^^』って言うもんだから、
上ばっかり見ていた私達は、いつのまにか道伝いに人様の庭先に迷い込んでいたです^^;
『あ、す、すみません^^;』と咄嗟のことで声にはしなかったのですが、
工場みたいな庭先にたまたま居らしゃった人に何度も頭を下げつつ退散。
ここからは一旦、国道へと下る道しかなかったので、国道を経由して、おじいちゃんの指摘した場所へと向いました^^
(※実はここでお話伺えばよかったと今では大後悔^^;)
先ほどのお家の裏手辺りにまたまた登る道があったので進むことに。
歴史に疎いワタシですが、それでもここら辺一帯は『お城でもあったんじゃないのかなあ?』と思わせるくらい立派な石垣さんがあったのです^^
『フゴオオオオオオオオオオ!』
石垣と先ほどの工場?の裏手を覗くと、時折すごい音をさせながら建物脇から白い湯気をもうもうと空に舞わせる。
『おじいちゃんが言ってた湯気の場所と紅葉の真下は~・・・どう考えてもココっすね^^』
そう言って琴音っちはパンフレットの地図を広げて指を這わせる。
ワタシも覗き込んで周りと確認してみる。
どうやらこの石垣が残るこの周囲一帯が『中小坂鉄山製鉄所跡』のようですう^^
彼女曰く『日本の近代的機械制製鉄所の原点』だそうです。
明治6年。近代的な洋式製鉄所としては日本として初の操業。
(※ 洋式と冠につける理由は、施設の機械・溶鉱炉の耐火煉瓦などをほとんど輸入に頼るものだったからです)
しかも民間資本。
その成果は順調に見えたのですが・・・
官営・民営を繰り返し紆余曲折。
明治41年に操業を停止することに。
大正7年には製鉄所の関連施設はほとんど撤去されてしまったそうです^^;
その後は手鉱石の採掘のみ継続。
とはいえそれも、安価で大量に得られる輸入の波に飲まれて行く事に・・・
今や製鉄所跡に残っているのは『トロッコの通った道』『高炉や工場の建っていた石垣跡』『焙焼炉に使用された煉瓦』だそうですう。
(※ 今回、焙焼炉の煉瓦跡は未発見^^;)
・・・あんまり琴音っちみたいに歴史とか深く気にしない私ですが、
日本の発展・近代化に少なからず貢献・寄与した場所なんだなあ~と、
残された石垣の上に工場や溶鉱炉が建っていたイメージを脳内で思い描いて耽ってましたです^^
さて!
『歴史もそうだけど煉瓦LOVE』の彼女がこのままで終るわけが無い^^;
ここからは琴音っちの『煉瓦。もしくは煉瓦片探し』に付き合うことになっちゃいました^^;
民家の庭先の煉瓦を見たり・・・
どぶや工場裏・・・
正直他人から見られると怪しい^^;
ま、結局そうそう彼女のお眼鏡に叶う煉瓦ちゃんなんて無いわけでしてーーー
最期に石垣周りを探そうってことになったのですう^^;
草ボーボーの石垣の上にレッツゴー!
・・・でもなんもないw
諦めない彼女は石垣の奥へと突き進む。
ワタシもちょっと(いやだいぶ)面倒くさがりつつ付き合った^^;
石垣の最奥は、蔦が絡む古びた金網で行き止まりだったのですがーーーーーーー
キウィが金網の向こうに生ってました
どうやらこの金網の先は、ここより先に住まわれてる方の庭先のようですう^^;
『キウィがこんな寒い時期に放置プレーなんてかわいそーというか育ってるのが不思議ですうw』と、思わずワタシはクスクス笑った。
だって南国のフルーツさんでしょ?キウイって。
ーーーそしたら琴音っちが
『キウィってニュージーとか南のイメージで騙されやすいけどお、
日本で栽培されるキウィの旬は秋冬なんだよマジで^^』って言ってビックリ!
マジカ!・・・ですう^^;
(元々は中国が発祥。南国イメージがあるけれど寒い時期にも強い^^
ちなみに世界で一番生産されてるのはイタリア☆)
まあ・・・結局、彼女の気になるような煉瓦は落ちてなかったようです。
あったのはキウィと石垣かなw
ちょっとガッカリしている彼女を慰めようと、彼女の肩をポンポンと叩こうと手を伸ばした時に、
彼女のズボンに変なのが付いてるのに気が付いた。
『ちょ!? 琴音っちい! 足にいっぱいいっぱい変なのが刺さってるですよっ!!!』
ワタシの指摘に『げっ!? いつの間に^^;』と、足に付いてるトゲトゲを手で払う彼女。
まあ・・・でもこれが中々取れない^^;
ワタシも一緒になって取ったんだけど、結構時間かかりましたです^^;
『センダングサ(の種子)』キク科の雑草さんだそうです^^
『ひっつき虫』とか『ばか草』とかよく言われてるやつですね^^
それほど私達は草木の間をいつのまにか駆けずったという証しなんでしょうね。
さて、中小坂鉄山&製鉄所跡付近を後にした私達。
タクシーで7~8分くらいの距離だったし歩いて帰っても、そう大した距離でもないと、
下仁田駅までの帰り道は徒歩にしました^^
その道中ーーー
『うおおおお!見えてきたっすよ、ふるさとセンターが♪』と彼女は高台の建物を指差す。
ここで急に小走りになる彼女^^;
どうやらあそこに行きたかったからチロチロ時計を気にしていたようです。
---現在時刻、午後4時半。
遠くの山に日は陰っていましたです。
ワタシは『ねえねえ琴音っち。ふるさとセンターには何があるの?』と、一応聞いてみた。
『煉瓦に決まってんじゃ~んw 中小坂鉄山で使われていた煉瓦が展示されてるってパンフに書いてあったからね☆』
予想通りの答えが返って来た。実に分かりやすいですう^^;
国道から小高い丘へとぐるりと続く道を駆け足で登る私達。
ハアハア・・・言いつつもふるさとセンターの前へと到着した。
『マジカ・・・まじか・・・分かってたっすよウン・・・。薄々は間に合わないんじゃないかってね^^;』
開館時間が午後4時という数字を見た琴音っちは、閉じられた故郷センターの扉の前で膝を着いて超がっかりポーズ^^;
気の毒には思うけどまあ仕方が無いですよね^^;
それでめげるかと思いきや、扉にべったり頬をつけて内部展示を見回す琴音っち(もう執念ですね^^;)
ここでワタシは玄関先にも展示物があることに気づいた。
『ねえねえ琴音っちい。この玄関のとこにある奴って、中小坂製鉄所の高炉の下にあった鉄の塊なんだって^^』と、
あいかわらず中を覗きこむ彼女の肩をツンツンして教えてあげるんだけど・・・
『鉄より煉瓦ちゃんじゃ!』とまるで興味ナッシング^^;
ちょっとあなた!中小坂製鉄所跡全否定じゃないですかそれ。
鉄あってこその耐火煉瓦ちゃんなのにい・・・^^;
諦めの悪い彼女にすっぽかされたワタシは、ここで玄関先の展示物にふと気づく。
あれ?ここにあるの煉瓦じゃないかな?と。
『ねえねえ琴音っちい~』
『今忙しいから後々!今室内のガラスケースの奥に四角い何かが見えそうで見えないんだから^^;』
『いや・・・煉瓦ここにあるよ?』
『そんな冗談言って気を引こうだなんて夕実っちも人が悪いね
って、おおい!マジかw』
振り向き様に漫画のように二度見して驚く彼女。
そして小さく拳を握り締めて『ッしゃ!オラー!』と天を突くガッツポーズw
そして恍惚の表情を浮かべつつ、大事にひとつづつひとつずつ手にとっていった・・・
『三菱・・・KAWARO??? うっは!こんなの初めて見た耐火煉瓦かもお☆』
『うっひょおおおおおおお!こっちは耐火煉瓦定番ブランドSINAGAWAじゃないっすか!
しかも煤けてバリバリ使われてましたよ感が素敵☆』
『ん?こっちは何だろ。あ、上敷免!これまた定番ブランド日本煉瓦工場㈱の古い赤煉瓦ちゃんじゃないかああああ!♪』
その後も彼女は、あー!とかうー!とか、ムムム・・・!とか言いながら満足げに観察するんです。
・・・正直ワタシ、ついてけなーいw
『それにしても良かったね琴音っち^^ まさか玄関先に煉瓦ちゃんがゴロゴロしてるだなんて^^』
『うん。めっちゃ感謝っすよおおお。・・・というか、むしろこの状態はまずいんじゃないかと思っちゃうくらいっすw
だって悪いマニアが居たら持ってっちゃうかもしんないよ?』
確かにそうかも(いや~・・・煉瓦マニアなんてそんなに居ないし、そこまでは思いませんがw)
『たぶん、ちゃんとした展示品の煉瓦ちゃんはふるさとセンター内にあるんだと思うっす^^
ここにあるのは説明版も無いし、恐らく半分“仮置き場”として置いてあるんじゃないっすかね^^』
興味がある人には宝の山。
興味が無い人には、ただ無造作に置かれたそんな存在(扱い)ってことなんでしょうね^^
いつまで経っても中々煉瓦から離れない彼女に『帰れなくなっちゃうよ?』と、なかば強引に襟首掴んでふるさとセンターを後にしましたです^^;
『ああ~ん・・・・私の煉瓦ちゃあーん・・・・・』と何度も振り返る彼女。
そこまでのめり込めるってのもある意味すごいなあなんて思ってもみましたけどね^^;
---さて、
なんだかんだで帰り道は徒歩なので結構時間がかかりましたです。
別段、今日帰れればいいかなあくらいの気持ちだったのでノンビリと琴音っちと歩きました^^
下仁田ネギの無人販売に『せっかくだしお土産に買ってくっすか?』『いやいや私達袋とか持ってないでしょ!^^;』とか、周りの景色・物・人・建物なんかをアレコレ言いながらのお散歩です^^
---下仁田の中心市街に近づいた頃
琴音っちが『お!もしかしたらあれって煉瓦じゃねマジで^^』と、農家さんの畑の元へと掛けて行った^^;
しょうがないのでワタシも付いていく・・・
そこには白っぽい煉瓦みたいなのが並んでいましたです。
どうやら道との区別の為に置かれたものですね。
そしてここで琴音っちはその煉瓦みたいなものを指差して私に説明する。
『夕実っちい。これも耐火煉瓦なんすよ~^^
まあ古煉瓦ちゃんじゃないけれどね☆』だって。
へえ~、そうなんだ。
そして彼女は続けて語り出す。
『ガーデニングとかで今でも赤煉瓦が使われたりするよね?
ホームセンターなんかでも割りと良く売ってたりするし^^
耐火煉瓦もまた、自作のピザ窯とか焼却炉を作っちゃうような人に重宝されて今も作られたりしてるんだよ^^
勿論、大きな工場でも使われてるけどね^^』
なるほど~。
ま、この農家さんの庭先にあるのは煉瓦の性能関係なく、たまたま丁度良かったから使われたってだけかもですよね^^;
(廃煉瓦を有効利用する方もまた居ると思います)
ワタシはここで、ふと思ったことを聞いてみた。
『いままで耐火煉瓦ってのを琴音っちに付き合って色々見てきたんだけど、
刻印ぽいの以外に、SK34とか35ってマークが付いてることがあるけど、この数字って何なのかな? 製品番号とか?^^』
このワタシの何気ない質問が彼女にとっては『よくぞ聞いてくれました』だったようで・・・
その後は嬉しそうに喋る喋るw
『うん。実はこのSK+数字ってのは、耐火煉瓦の耐火性の度合いを表した数字(番手)なんすよ^^
数字が大きくなればなるほど煉瓦の耐火性があがるってわけ。
つまりこの数字を目安に自分が使いたい煉瓦ちゃんの用途に合わせるわけっす^^
SK32なら1300度前後までとかそんな風にね☆
ちなみにこのSKって英語の綴り。
これは科学的陶芸技術の父と呼ばれるドイツ人のヘルマン・ゼーゲルさんが発案した
Seger・kegel(ゼーゲル・コーン)って言う、陶磁器などの焼成温度測定機器のその頭文字から採ったものなんだ^^』
なるほどさっぱりわからにゃいですう^^;
ううう・・・とりあえずゼーゲルコーンってやつの頭文字からとったってのだけはわかりましたですw
煉瓦ひとつとっても、突き詰めると色々あるんですね。
さて、ここからは普通に家に帰るのばかりだと思ったらそうじゃなかったです^^;
---つ・づ・く!
ここまで読んでくださりありがとうございました^^
記事が長くなりすぎたのでここで一旦切らせていただきます。
次回こそ本当に中小坂鉄山編はファイナルですw
群馬 良いところイッパイですよね(^^)
群馬と栃木の地図 買っちゃおうかなぁ~
by (。・_・。)2k (2014-11-21 04:09)
ちょいサン、おはょうサンだす。。。^^
コゴ来れば色んなドゴ行げで良ぃっす。。。(笑)
っつぅが、コチラはもう冬っす。。。
朝晩は氷点下逝ってらすから。。。
雪もチラホラど降ってらすょ。。。^^
by yoshinori (2014-11-21 06:09)
おはようございます。
執念・・・凄い、満足されましたか?
煉瓦奥が深すぎで・・・少し理解出来た気も。
今晩からお出掛けします、ありがとうございます。
by YUTAじい (2014-11-21 07:05)
お早う御座います(^w^)♬
製鉄所跡って・・・凄い・・・(@@;)))
煉瓦って深い世界なんですなぁ。。。
by 獏 (2014-11-21 07:16)
煉瓦とかあまり気にしていたかったけど、ちょいのりさんのブログを読む度、なんだか面白そうな気がしてくるのが不思議(笑)
by 唐津っ子 (2014-11-21 07:45)
〈好きこそものの上手なれ〉
流石にしっかりとした基礎知識をお持ち
ですねぇ。好きな分野の事は頭に入りますね。
それにしても、石垣がチョー気になります(笑)
by johncomeback (2014-11-21 07:59)
おはようございます。なるほど、レンガブランドもいろんな種類があっておくが深いんですね。^^;
by ソニックマイヅル (2014-11-21 08:33)
4時までとは@@
惜しかったですね。
by サンダーソニア (2014-11-21 08:59)
資料館系は先に行かないと^^;
遺構は逃げやしませんぜ(-_-)ニヤリ
…もしかすると、受付にキレイなおね~さんがいるかもしれないし…(-_-)ニヤリ
by 下総弾正くま (2014-11-21 09:39)
毎度のことながら閉館してたり潰れてたりしてますね、
ちょいさんが行くとw
くっつき虫は気が付いたらくっついてますよねぇ。
保育園に行く途中でちゃんと整備してくれてない雑草
映え放題の道を通るので毎回ヒヤヒヤしてます。
by まめ (2014-11-21 12:40)
キーウィの旬が冬で原産は中国だったとは @@;)
今日一番の驚きでした
キーウィのトロピカルなイメージがぁ~><
by さる1号 (2014-11-21 13:12)
キウイ、そんな北でも育つんですね!
なかなか整備された史跡ですが、大変な山奥ですね。
煉瓦の印字気になりますね。
by orange (2014-11-21 13:25)
うーん奥深いですね。
レンガのメーカーもレアなものがあるんですね。
でも無造作におかれていますね。マニアにはたまらないでしょうね
by みぃにゃん (2014-11-21 14:01)
昨夜遅く、旅先から疲れて帰ってきました
高齢を実感しています
留守中のご訪問、有り難うございました
by koh925 (2014-11-21 14:37)
煉瓦もこうしてみると種類が多いし変わったものもあるんですね、京都には煉瓦つくりの橋や建物も有るそうですからじっくりとご覧に成れますね、南禅寺の水路も煉瓦ではないですか?
by 馬爺 (2014-11-21 17:46)
下仁田ってネギだけかと思ったら、おもしろいところがあるんですね。 それに、退化煉瓦のSKの意味、ためになりました。
by 島酔潜人 (2014-11-21 20:41)
地方の公共建物って閉館時間が早かったりしますよね(^_^;)
でも念願の煉瓦ちゃん達を見られて良かったですねぇ\(^o^)/
by ニッキー (2014-11-21 22:52)
ばあちゃん家の方の裏がこんな風に
いかにも人の手で積んだ感あふれる
石垣でした・・・
色んな煉瓦がゴロゴロ状態ですね^^
by みずき (2014-11-21 23:47)
石垣がたくさんある、道の風景も風情があって良いですねぇ。
私もキウイは南国のモノだと思っていました^^;。
by sakamono (2014-11-21 23:55)
キウイ、おいらが知ってる事と一緒で良かった^^
by くまら (2014-11-22 00:42)
煉瓦特集の考古学ジャーナル12月号がついに発売になったよ~
ゴメンね、ちょいさんの写真載せられなくて!!
ほぼ丸ごと一冊煉瓦特集です(^^)/
執筆者はいつもの研究会のメンバーだから、読んでいて楽しいと思います!!
by 駅員3 (2014-11-22 09:24)
ちょっとだけど、古煉瓦があってよかったですね。
キュウイ、お正月前の12月に良く目にするのは旬だったのですね。買ってこよう。
by 足立sunny (2014-11-22 10:45)
なかなか煉瓦も奥が深いですね。
私にはついていけない世界かも。
下仁田といったらネギしか浮かんでこないオッサンです。
by コンブ (2014-11-22 18:27)
ひっつき虫、懐かしい^^;
古いモノに拘りだすとキリがなくなるのは、
どんな趣味でも同じだね^^。
by DEBDYLAN (2014-11-23 09:25)
いま、足利市に居ます(*≧∀≦*)
これから出勤ですう・・・(T▽T)
by ちょいのり (2014-11-23 10:27)
ありがとうございます。
煉瓦も種々あるんですね。この記事も体力を
使うでしょうね。
by ryuyokaonhachioj (2014-11-23 15:50)
エルくんの訃報記事にコメントを頂き
有難うございました。。。
来週北の狼が・・・・(@w@;)))
by 獏 (2014-11-24 15:40)