第782話 ラーメンだけじゃないんです!会津喜多方煉瓦編☆ファイナル『三津谷の登り窯』 [廃村さーくる2(煉瓦工場探索)]
『今なら喜んで修学旅行のグループ計画立てるんすけどね^^』
『わきゃ~、あれかな?自由行動時間に班ごとに分かれて寺社仏閣巡ったりするやつ?^^』
『中学高校と、友達とどっか出かけるってのは楽しかったんすけど、図書室でどこの仏閣がいいだとかどこの遺構がいいだとか、
調べんのめんどくさくってねw』
『『ああ~なんとなくわかるわかる~』』
どうやら私だけじゃなかったようだ。夕実っち・ルカちゃんも賛同してくれる。
『ああでも琴音先輩が今のまま昔に戻ったら、きっと先生たちの意図から外れて脱線しそうですね、ハイw』
『わきゃあ。多分、こっそり煉瓦巡り入れるに決まってるです~^^』
当たり前じゃないですかw よく分かってるね君達は^^
ーーーさて、
いよいよ『会津の煉瓦のルーツ』が近づいてきたみたい。
修学旅行、大学生バージョン。イン喜多方市☆
琴音ことわたしっちが最後を飾らせていただきやす^^
白漆喰や黒漆喰。その他諸々バリエーション豊富な喜多方の蔵を見ながら先を行く私達。
中にはこういう煉瓦・土塀・漆喰の折衷型の蔵なんかもあって、
見る蔵、見る蔵、目を楽しませてくれるっす^^
さて、
歩いている県道が国道121号線と交錯した頃から周りの景色はガラリ一変。
蔵の代わりに水田広がる牧歌的な世界へと変わっていった。
『わきゃー☆ 上も下も雪山ですう~^^』
夕実っちは水田の水鏡にキャッキャキャッキャとおおはしゃぎ。
『うわ~・・・風もいいし空気が美味しいです、ハイ^^』
ルカちゃんは鼻からスンスンと澄んだ空気を吸い込み深呼吸。
ここまで結構歩いたけれど、そんなことは忘れてしまうくらいの明媚な世界だったのです。
・・・でもルカちゃん?
空気が美味いからって無防備に吸い込むのは要注意だぞ。
下手したら『田舎の香水』を目一杯吸い込んでしまうこともあるっすからね^^
(※ 田舎の香水とはズバリ、牛舎や豚舎の・・・アレですよアレw)
そしてとうとうやってまいりました!
三津谷の登り窯はコッチって看板っすよマジで^^
ん?煉瓦館ってのもあるの???
それは知らなかったっす^^; とは言えウヒョー♪ですな☆
道の向こうに大樹の森が見えた。いかにもこの土地の守り神っぽいとこ。
案の定、やっぱりその森の中には神社がありました(写真は割愛。三嶋神社って名前に私と夕実っちは共感したのはナイショね)
道行く最中に農道脇に煉瓦片を八犬伝です里見です!
せっかくなのでひとつ拾い上げて皆にじっくり見てもらう事にした。
『わきゃ~、なんか煉瓦にタレがかかってるですう~^^』
『そう、このタレ・・・タレってゆーなよ夕実っちw 焼き肉じゃないんすから^^;
で、このタレこそが喜多方煉瓦の特徴ってこの前に言ったよね^^;
雪の多い地方でもあるし、耐寒性を持たせるために煉瓦の保護として釉薬で塗られたってさ。
分類的には釉薬煉瓦って言うんだ~コレ^^』
偶々見つけただけだけど、彼女達に説明するには良い教材を拾ったと思う。
と言うか、1個ゲットっすw
(※ 刻印あればベスト。でも無くても手頃な大きさでその特色の分かる煉瓦片ならば持ち帰ることにしています^^)
暫く歩くと森の中に『岩月交遊館』と言う建物を見つける。
ちょっと門構えの煉瓦ちゃんが気にはなったけど、目的と違うからスルーしかけたんです。
---が、
その敷地内の建物に、みんな思わず声が出た。
『先輩!先輩!なんかコミュニティーセンターっぽいネーミングで騙されそうでしたけど、
もしかしてここって廃校じゃないでしょうか?』
バリバリ廃校跡だね!ルカちゃん☆
しかもめっちゃ古そうやないかーい♪
私達はせっかくだしと言うことで~覗いていくことにしたっす^^
『わきゃ~♪ なんかあの時計は懐かしい感じがするです~^^』
『焼杉でしょうか?あの煤けた壁も渋いですハイ^^』
よく焼杉とか知ってんねルカちゃんw
岩月夢想館って看板あるけれど、学校だった面影をプンプン匂わせる。
まだ20そこそこの私達でもそう思わせるのです。
校庭だったであろうところに遊具が。
私はさっとスマフォを取り出して調べることに。そして皆に教えたっす。
『学校だったのは正解みたいっすね^^ ここは元々、
喜多方市立岩月中学校だったんだって。
(創立年不明~1964年統合により廃校)
今現在は生涯学習施設として使われてるみたい^^』
それにしても立派な木造校舎っす。
未だに利用され『生きてる廃校』なんだよね^^
思わぬ発見に私は酔いしれた(ほんとはこれだけで記事にしたかったくらい)
さあ~目的はもうそこだ。
と言うか学校から見えるんすけどね^^
誰が見たってあそこだよねって分かるその風貌。
近くに行って拝むことにしました。
『樋口窯業株式会社さん』
そして屋根の上にはーーー
煉瓦煙突がニョッキリと!
『わきゃー!なんか屋根が段々になってるです~^^』
『ここが先輩が求めた場所ですか?ハイ^^』
『そう、三津谷の登り窯っす☆
明治23年、樋口市郎さんがこの地に創業した登り窯っすよ~ん^^
益子焼きの釉薬にヒントを得て釉薬煉瓦を考案したそうです。
その煉瓦は喜多方の煉瓦蔵にとどまらず、明治29年から開始された磐越西線(旧・岩越鉄道)のトンネルたちにも使われたんだって^^
昭和45年までは操業されていたそうだけど、煉瓦も何もかもが大量生産・大量物流の時代には致し方なかったみたいっす。
とは言え
昭和57年に補修されて翌年には有形文化財として復活!
2007年には近代化産業遺産に選定!
今は年に数回、ボランティアさん達の手によって火入れを行ってるんだ~^^
ちなみに創業時は7連の室の登り窯だったけれど、大正期に10連になったのが今、目の前の風貌。
現存、日本で唯一薪で煉瓦焼成できる登り窯ってことになるかなあ~^^』
まくしたてる私の説明に夕実っちとルカちゃんはポカーン状態。
ま、いつものことです。じわじわと後からでも理解してくれればいいの^^
ちなみに、直ぐ横に煉瓦館があったんだけど・・・
休館日でした♪(訪れたこの日は月曜日・・・)
ではでは外観だけなら見学自由なので、レッツ登り窯へ☆
と言っても煉瓦部分が見えるのは煙突部だけなので煙突ばっかり見る私w
う~ん煤けた色合いが渋い!
軒には焼成用の薪がびっしり!
この木、何の木なんだろ?
『ねえねえ琴音っちー、煙突に何か文字があるですよ?』
あ、ほんとだ。
『HGですかね先輩。ヒグチさんの会社だし^^』
たぶんそうだと思う。
ちなみに別の角度にはーーー
カタカナで“ヒグチ”ってなってました(かすれてるけど)
んで、実は登り窯周辺には煉瓦や瓦片が沢山落ちていたので、刻印のヒントは無いかと見て周る。
ルカちゃんが『直接お伺いして刻印の有無をお聞きしたほうが早いんじゃないでしょうか。ハイ^^』と言って来たので、
確かにそりゃそうだと思った私は玄関口まで行くことに。
すると『ここからはプライベートな敷地なので撮影等はご遠慮願います』との建て看板が。
お話伺うだけだしと思ったけれどやめておきました^^
いつか、市役所さん経由で申し出して聞くということにして(たぶんしないw)
私達は三津谷の登り窯にバイバイしたのです。
『ねえねえ琴音っちー。この後はどうするの?』と夕実っち。
実に至極当然のツッコミである。
『この後はっすね~、この三津谷で焼かれた煉瓦を使った煉瓦蔵を見学させてくれるお宅に向う予定っす^^
・・・でも場所がいまいちワカンナイのであそこで聞いてみようず!』
私が指を差したのは、登り窯や煉瓦館と隣接する『喜多方市高齢者生産活動センター』っす^^
すいませ~んと事務の方にお邪魔して目的地を聞いたところ、女性の職員さんが道路までわざわざ出てこられて
『この先の道をまっすぐ進めばあると思いますよ^^』と教えてくれました♪
地図までいただいちゃってありがとうございました☆
今回もうひとつ行きたかったところはーーー
『三津谷の集落』なんです^^
田園の海にぽっかり浮かぶ小さな小さな集落っす。
一歩その集落に足を踏み入れると、煉瓦!煉瓦!の蔵が待ち構えているのだ☆
その中でも『あるお宅』は、見学可能なわけなんす(有料)
そのお宅はーーー
『若菜家さん』と言います^^
私は『はーい皆~、この若菜家さんで今日は煉瓦建築物の見学をしますよ~^^ 一人200円徴収します♪』と伝えると
『わきゃー・・・お金取るですかー^^;』と夕実っちの渋いお言葉^^;
・・・いや、だってあんた、普通に生活してる自分の家を一般開放して見せてくれるんすよ?
しかもそれは歴史的なものなの。
200円なら安いと思ってくれなきゃ困るっすよマジでw
っつーことで資金回収。
敷地内に入って母屋のインターホンをならした。
すると『は~い☆』と奥からおばあちゃんがトコトコやってきたっす^^
『見学したいのですがよろしいでしょうか?』と尋ねると、
『どうぞどうぞ^^ 是非見てやってください^^』と、ここから見学会スタートっす^^
見学料金と引き換えに、この若菜家の資料をいただいた。
ついでにスタンプラリーの紙もいただいた^^;
(特にスタンプラリーをするつもりはなかったんですが、おばあちゃんが『せっかくだし、判子押してきな^^』って言うもんだから押してもらったよっw)
さてっと、せっかく資料いただいたのだから夕実っちとルカちゃんにそれを見ながらこの若菜家がなんなのかを説明することにしたっす^^
『この若菜さん。昔からこの地で農業を営んで今現在10代目。
お米がメインだけれど葡萄もお味噌も作られてるっす^^
目の前の母屋はなんと約200年もの!
そして当主4代目の時に、部落内に煉瓦工場。つまりは樋口さんとこの三津谷の登り窯が出来たことから交友関係となり、
その縁もあって、農作業小屋や味噌蔵が三津谷の煉瓦製の建物だったりするんすよ^^』
『ほえほえほえ~。つまりはですよ?磐越西線の煉瓦トンネルと同じく、間近に喜多方煉瓦さんを見学できるところってことですかあー^^』
『そう。夕実っちの言うとおり。
こここそが数ある喜多方煉瓦。つまりは三津谷の煉瓦を目の当たりに出来る場所でもあるんだよ^^
ちなみに若菜さんちにある母屋以外の煉瓦の建物4棟は
国指定の有形文化財っす^^
だからじっくり国・地域の宝を見学していこうっす☆』
あんまり興味がうっすい彼女らも、重文とか国指定とか聞くと、流石に『これはしっかり見ておかないといけませんことよ。オホホ』って感じになってくれたw
っつーか煉瓦目的で会津に来たんだからちゃんと部員として見てよね^^;
さ!
せっかくなのでもう一度門前に戻ってから(儀式です)
順繰りに見て行きやしょうず☆
『若菜家・三階蔵』
元々は農機具を保管していた蔵だったそうです^^
大正5年建造。煉瓦の使用数42500個の当時としても立派な(むしろ立派過ぎ)煉瓦ちゃんの蔵なのだ!
そしてこちらが『若菜家・蔵座敷』
さっきの三階蔵と中が繋がってるのかな。
大正6年建造の、来客用の宿や茶室だったそうっす^^
せっかくなので軒下軒裏煉瓦ちゃんをパチリ。
刻印はーーー無いっすねえw
さて次も産業遺産っす^^
ここは『若菜家・味噌蔵』
大正10年建築。
入り口が2つあるけれど、右手の入り口側は『炭の専用庫』
左手の入り口側は『自家製味噌の作業所』なんだそうっす^^
『わきゃー☆ 近くで見ると、やっぱりテカテカした釉薬煉瓦なんですね~^^』
喜多方煉瓦の特徴『釉薬煉瓦』
特にこの味噌蔵はそれをしっかり見て取れるものでしたっす^^
入り口の三重巻き煉瓦も素敵(キャー!)
屋根瓦もまたいいですね~(うっとり)
瓦も煉瓦もどちらもルーツは同じもの。
素材だってほぼおんなじ。
それなのにこんなにバリエーションあるってわけっすよ^^
土と人と技術の結晶
そう思うとやっぱ造りだした先人達って凄いよね^^
『うわ・・・これはなんだか一番立派な建物ですね琴音先輩!^^』と、ルカちゃんが見上げた建物は、
『若菜家・農作業小屋』っす^^
農家のメインであり、母屋よりも農家にとって大切な建物っす。
こここそ若菜家の母屋以外の中で最も古い建物であり明治43年建造。
ちなみに玄関口や薪が納められてる部分は後から出来た『下屋』と言う農機具の保管場所です(昭和7年に建造)
今はディスプレイ的に薪があるのかな?
とはいえ渋い!
そして当時ならなんてハイカラな農家だったんでしょうかね♪
『さあ~ここまで来たんす。せっかくの授業料を払ったわけですよ皆さん(皆さんは夕実っちとルカちゃん)
せっかくだから煉瓦刻印探しますぞ!』と私が大号令をかけるとーーー
ノリが良いのか『イエッサー!』と、
額にビシッと敬礼の構えをして各自思い思いに散らばったw
ではではさっそく、煉瓦刻印探検開始です☆
狙うは当然『軒下煉瓦』
煉瓦刻印が多く見て取れる煉瓦面の面積の一番大きな部分が唯一見れる可能性のある場所っす^^
・・・と言うか屋根瓦の下の煉瓦がすんごい張り出してるんですけど!
見た事無い造りに私はとても驚いた(よく見ると普通の煉瓦よりもデカイ煉瓦があるし、本当に今まで見た事が無いのですぜ^^;)
母屋の裏手には煉瓦積みの小さな塔が。
多分~お風呂場とか台所とかの火を使うボイラー的なものなんじゃないかなあ^^
蜂の巣の欠片とか
立派な要石とか、
『下屋の裏側』なんかも見て周ったっすよ^^
とは言えソレらしいものは見つからなかったっす^^;
おばあちゃんに聞けばもしかしたら・・・とは思いましたが、
結局聞かずに終ったっす(おばあちゃんは母屋からずっと私達を見てたっすw)
でもじっくり堪能できましたよ喜多方煉瓦☆
『お世話になりました^^』とおばあちゃんに告げて、私達は若菜家を後にしたーーー
若菜さんちを出たところで夕実っちが私の腕時計をツンツンしながら聞いてきた。
しかも甘えるように^^;
『ねえねえ琴音っちー。ここまで歩いてお腹もペコペコですう^^; 煉瓦もいいけどランチもしたいですう^^;』と懇願してきたのです。
見ればルカちゃんもウンウンと頷いていたw
時計を見やればもうすぐ正午だ。
そんな彼女達を見て私は堂々と告げる。
『大丈夫大丈夫。心配しないで^^ この後は待望のラーメン食べるから!
やっぱ喜多方に来たならラーメン食べないとね☆』
喜ぶ彼女達(むしろ狂喜☆)
そのラーメン屋さんはこのすぐ近くだから♪と、彼女達を先導して三津谷の集落を歩く。
やってきたのは先ほどの若菜家に程近い
『喜多方ラーメン 赤れんが』さんっす^^
屋号に偽りなし!
蔵も
お店も赤煉瓦の造りだったっす^^
ではれっつ赤れんが~♪
玄関口には色紙やサインがお出迎え
小上がりの壁は煉瓦の絵柄ではありましたが、
煉瓦造りの家を改築して使っているのか梁の部分も階段も昔懐かしい店内でしたっす^^
出迎えてくれたのは女将さんでしょうか?
女性が『いらっしゃいませ^^』と実にこっちも笑顔になっちゃいそうなくらい明るい応対です。
奥のキッチンの方にはこれまた女性が。
女性二人で切り盛りしてるのかな?
『この後はもう予定もないっす^^ だからグビグビっといっちゃいますかw』と夕実っちとルカちゃんに言うと
『『大賛成~♪』』と言う気持ちの良いお返事がw
とりあえず瓶ビヤーをお姉さまに頼むと、
『お酒のアテにどうですか^^』とサービスで、ばら肉を炊いて葱と和えたものでしょうか?
これまたうんまい!おつまみをいただきましたっす☆
軽くみんなでここまでの道中を労って乾杯。
ではいよいよラーメンにとなったっす^^
メニューを見て全会一致。
みんなで『赤れんがラーメン』を食べることにしたっす^^
赤れんがってお店に来て普通の喜多方ラーメンなんてありえないよねw
ラーメンが出来上がるまで、私だけおトイレに外へ
立派な鬼瓦が壁に寄りかかってたけど、この『産』ってのは屋号なのかな?
さっきの若菜さんちは『若』ってついてたけれど^^
裏手に周ってみると二階建ての座敷蔵だったっぽい。
こんな座敷牢なら是非とも閉じ込められたいですね!(んなわけあるかー)
さて充分にお花を摘んだところでみんなの元へ戻ります^^
すると『おまたせしました~^^』とラーメンが登場っす☆
『わきゃー☆ なんか紅白のお麩がいっぱい入ってるですう~^^』
『この白いのナンデスカネ先輩^^ こんにゃく?』
麩はたぶん煉瓦をイメージしたものなんじゃないかな^^
こんにゃくかな? うーんでもすごく『刺身こんにゃく』っぽい^^
醤油ベースのスープもおいちい☆
私ってばラーメン詳しくないっすけど、中太ちぢれ麺がスープを絡めとるように喉まで味を運んで美味しいっすマジで^^
結局みんな最後の一滴までごちそうさまをした☆
喜多方ラーメンの定義は正直しらないっす。
でも喜多方の赤れんがラーメンちゃんは美味しかったですよ^^
さて、お会計となった時に色々と女将さんに聞いてみたっす。
『先ほど若菜家さんで煉瓦を見てきたんですけど、この赤れんがさんも若菜さんとは関わりがあるんでしょうか』と。
すると女将さん
『親戚みたいなものです^^ この狭い集落に昔からずっとですしね^^』と実にアバウトであり、でもこの集落のお付き合いをうかがわせる言葉だったのかも。
遠い親戚か親類か。集落自体が家族そのものって答えで良いのかと^^
さてここで女将さんのほうから質問が。
『お客さんはこの後どちらへ? 車でここまで来たのですか?』と。
私達は当然『えへへ☆ 喜多方駅から歩いてきちゃいましたw
また歩いて帰るつもりです^^』と素直に答えたのです。
すると『ええっ!? ここまで随分歩かれましたね^^; この後も歩いて帰るの? バス停も国道まで出て先まで歩かないと行けないし結構ありますよ?』と心配されてしまいました。
その上『国道までなら車で送ってあげましょうか?』とおっしゃってくれたのだけど、
『歩くの好きなんですよ~^^』と丁寧にお断わりしたっす(夕実っちは一瞬喜んでたけどねw)
『お店のステッカーなんですけど是非どうぞ^^ お気をつけてね☆』と見送られて赤れんがさんを出た私達。
ラーメンも美味しかったけど、やっぱ女将さんのお心使いが一番嬉しかったかな^^
有名店もいいけれど、是非ともいかがでしょうか?
喜多方の町外れの素朴なラーメン屋さん。寄ってみる価値があると思いますよ^^
(煉瓦好きなら煉瓦見てラーメン食える聖地だぞーw)
その後はーーー
旧岩月中学校をもう一度見てまわったり~
落ちてる釉薬煉瓦を拾い上げては観察したり~
行きとはちょっとズレた路地裏に迷子になったり~^^;
NTTのお店が町に合わせたのか蔵っぽいつくりで皆で感心したり~
そんなこんなで喜多方市の街中まで帰ってきたっす^^
まあ~そこからも煉瓦のオンパレードでして私、発狂w
何気ない駐車場にも煉瓦壁が残ってたり(またもや横一文字の傷。刻印じゃ無さそうだけど、やっぱり気になる)
駅前から続く『ふれあい通り』に差し掛かると、特に煉瓦建築物が多く見られたっすよ~^^
吉の川酒造さんの外壁もそう
金田用品店さんなんて喜多方市内最古の煉瓦蔵造りの店蔵だし!
ここも当然、刻印探し☆
無かったけどねw
流石に駅前まで辿り着いたときには
『わきゃあ・・・もう歩きたくないですう・・・^^;』
『軽登山の方が楽だったかな・・・ですよハイ^^;』と、彼女達もグッタリでした^^;
私だって疲れてるよ?
でも好きなものを目にしてきたのかそれは心地よい疲れだったかもね^^
それにしてもこんなに喜多方市が煉瓦な街だとは知らなかったっす。
本当は磐越西線の煉瓦トンネルと三津谷の登り窯の関連性を彼女達と共にポートレート出来ればいいんじゃないかと思っていただけだった。
来て見て歩いて発見して。
実に楽しい旅行でしたっす^^
---さてもう帰るのみです。
心残りは『酒蔵で試飲』くらいでしょうかw
それはまた別の機会と言うことで☆
郡山行きの磐越西線に乗り込んだ私達はさっそく、窓辺にお疲れ缶チューハイを並べて、さよなら会津をしたっす^^
『わきゃ??? そのヨーグルトとか言うのは何よ?琴音っち』
夕実っちが缶チューハイと一緒に並べられたヨーグレットという商品に気づく(そりゃ気づくよね!w)
『あんまりお酒ばかりだとベロンベロンになって乗り過ごしそうだから、
胃に粘膜張って酔いを軽減しそうなものを買ってみたまでっすw』
というか既に酔っているので今更なんですけどね^^;
売店のおばちゃんがご丁寧に『10回以上は絶対振るんだよ!? 振れば振るほど甘みが増すからね!絶対だよ!』と念をおしてきたヨーグルト。
せっかくなので20回くらい振ってやったw
いやあ~ビックリ!めっちゃ濃厚でうまい!
飲むヨーグルト系でもトップクラスっすねコレは^^
ガタンゴトン・・・
ガタンゴトン・・・
枕木を定期的に打つその音色に私達はいつの間にか寝てしまったみたいです。
気づいたら終点郡山でしたw
『また来たいね^^』とボソリと呟いた私に『また来たいです~う』『楽しかったですハイ^^』と言ってくれた彼女達。
そんな私達の会津修学旅行はこれにて終了です^^
ここまで読んでくださりありがとうございました^^
煉瓦にスポットを当てつつそこから見えた会津の街、いかがだったでしょうか。
さて次回は『江の島の煉瓦ちゃん』です☆
まさかこんなところに!?ってお話になるのでしょうか^^
ではではまた会う日までヨロシクっす^^
(長い記事でゴメンなさいでした^^;)
これは リベンジしないとだなぁ
春に行った時に 鶴ヶ城に時間取られて
ちゃんと見れなかったから
レンガ見に行ってきます
by (。・_・。)2k (2015-06-12 02:58)
こんなにも煉瓦の街だったとは驚きです
今度行ったらじっくり見てこないと^^
by さる1号 (2015-06-12 03:10)
僕の知らない喜多方を見せていただきありがとうございます。
それにしても「赤レンガラーメン」斬新だなぁ。
ラ族の僕ですが、こんにゃく入りは知りませんでした。
by johncomeback (2015-06-12 06:03)
「煉瓦とは、土と人と技術の結晶」
う~ん、名言です!
来週、二本松市へ出張なのですが、
帰りに遠回りして寄ろうかな^^
by ワンモア (2015-06-12 06:07)
おはようございます。
喜多方のイメージ変わりました・・・今朝宇佐の戦争遺跡でも煉瓦の建物出てました、多いですね。
by YUTAじい (2015-06-12 06:42)
煉瓦の町ですね。
煉瓦だらけですね。
びっくりです。
ラーメンもとっても美味しそうで!
いい旅でしたね♪
by isoshijimi (2015-06-12 07:48)
若菜屋さんはすごいですね。見学する価値があります。
喜多方の煉瓦、恐るべし!
(ラーメンが美味しそう!)
by 唐津っ子 (2015-06-12 08:11)
おはようございます。煉瓦が充実していますね!そして木造の校舎、私も小学一年の頃こんな感じの木造校舎でした。^^;
by ソニックマイヅル (2015-06-12 08:29)
歩きましたねぇ〜
折り畳み式の自転車でも有ればいいですねぇ。
喜多方の本場のラーメン美味しそう!
蒟蒻が乗って、お麩も?オリジナルですね!
煉瓦堪能。こんなに蔵があるとは...
by orange (2015-06-12 08:32)
雰囲気がいいところですね。
やっぱり迷子にならないとらしくないww
by サンダーソニア (2015-06-12 10:09)
いよいよ東北まで手を伸ばしましたね、喜多方は以前行きましたがラーメンは美味しかったですね、車だとほとんど素通り状態ですがね。
by 馬爺 (2015-06-12 10:11)
今回も充実な旅でしたね。ちょいのりさんのリサーチは素晴らしいですね。
by みぃにゃん (2015-06-12 11:46)
大体あれですね、ちょいさんが行ったら休館(≒月曜)が
多いですよねぇ。日頃の・・・
旅行は基本下調べをしっかりしてからするひとなのです。
なので今年の夏の旅行はただ今せっせとあるものを
作成中(←仕事の合間にwwwww)
by まめ (2015-06-12 12:28)
ぼくは、レンガよりも、温存されている廃校にゾクゾクします。
by とし@黒猫 (2015-06-12 13:31)
昔、喜多方までラーメン食べに行きましたがレンガには気がつきませんでした。
by katakiyo (2015-06-12 16:51)
キタカタ、きたかた、喜多方・・・
やはりその後にはラーメンが一番ですぅ~
絶対に行ってやるぅデス(^-^)v
by suzuran6 (2015-06-12 18:57)
煉瓦はサッパリわかりませんが(汗)
ラーメンはもう身悶えするくらい好き♬
引退したら日本中のラーメン食べる旅に出たい☆
by 獏 (2015-06-12 20:59)
どこを見ても煉瓦がいっぱいの喜多方の街、とってもお洒落さんですねぇ\(^o^)/
そしてほっこり暖かい気持ちにさせてくれたおかみさん、最高です(^.^)
by ニッキー (2015-06-12 22:15)
木造校舎の外にも時計が付けられるのかと
驚きました。木造校舎主流の時は当たり前
だったんでしょうけど、今見るとすごく新鮮です^^
by みずき (2015-06-12 23:00)
喜多方は、ちょいのりさんが大満足できる町ですね
15年ほど前に女房殿と行きましたが、見たのは蔵とその中のみ
ラーメンも食べませんでした、昼頃なのに(^^
子供たちに変わり者だと言われました
by koh925 (2015-06-13 07:03)
最近、煉瓦を見かけるとちょいのりさんを思い出しつつ刻印を探している私がいます。
そんな簡単に見つかるわけないのにね。
by コンブ (2015-06-13 10:59)
「ブラタモリ」の函館編を見て
あっ、ちょいさんも、ここで
なんか、騒いでいたな…と。
喜多方って、こんな街なんですねぇ
ちょいさんのお陰で
どんどん地方都市と煉瓦に詳しくなって
嬉しいです(^_−)−☆
by まこ (2015-06-14 00:08)
刻印した煉瓦、実物ありますよ。
折角おいでいただいたのに、お休みですみませんでしたね。
もう一度、ぜひおいで下さい。
(事前にご連絡いただけますと、全てご案内いたします~♪)
by 喜多方窯人 (2015-06-14 04:10)
喜多方はマルチメディア放送をやっているような記憶がw
次回は朝ラーにもチャレンジしたいですw
by テンポイント (2015-06-14 12:12)
喜多方は、現役で蒸気機関車が走ってた頃に一度だけ行きました。
って、何十年前だ?
その頃は、喜多方ラーメンもブームじゃなかったので知らなかったし食べなかったよ。
by Aちゃん (2015-06-15 16:21)
おはようございます。
17日からミネアポリスに約一ヶ月・・・色々事件有るので心配です。
by YUTAじい (2015-06-16 06:45)
あらら~、先日書き込んだコメントが反映されていない(^^;
若菜家、HPにアップさせていただきましたぞ!!
by 駅員3 (2015-06-16 07:40)
喜多方にここまで煉瓦があるとは想像も付きませんでした。
また赤レンガのラーメン屋さんの女将さんとの出会い
旅の楽しみの一つですね(∩.∩)
by 美美 (2015-06-16 21:06)
こんなに煉瓦ばかりの街だったなんて、確かに
ラーメンだけじゃないですね^^;。
でもやっぱり、ラーメンも美味そうです。
旅先でのこうした心遣い、とても嬉しいですね^^。
by sakamono (2015-06-16 22:50)
アテ美味そう!!
ラーメン屋まで!!
徹底してますな~^^。
by DEBDYLAN (2015-06-19 00:23)
喜多方…煉瓦にラーメンに囲まれて私も発狂しそうです。
by NO14Ruggerman (2015-06-23 16:41)