第883話 お兄ちゃんの今治・小島リベンジ編Vol②『離島に残る最強の赤煉瓦!』発電所跡ほか [廃村さーくる2(島旅煉瓦遺構編)]
『わきゃあ・・・蜘蛛苦手ですう^^;』
行く先々で通せんぼする蜘蛛の巣に、夕実っちは私やお兄ちゃんの背中に隠れちゃうのだ^^;
私だって大嫌いっすよ蜘蛛なんてマジでw
お兄ちゃんだってーーー
『オレもさあ・・・蜘蛛もそうだけど蜘蛛の巣が苦手なんだよね^^;』と嘆く。
ああ・・・それ分かる、わかるかも^^;
だって蜘蛛の巣って引っかかると中々取れないしね^^;
服に付いても最悪。頭髪に付いたらもっとサイアク。
つまみあげても中々取れないし、つまんだ指先に今度は絡みつくしー(ほっぺたに付いた時とか取れてもまだ付いてるような感覚にとらわれるんだなーこれが^^;)
蜘蛛の糸ってのは粘性は勿論のこと『弾性』が凄いんす。
『強固で伸びる』
ナイロンほどではないけれど強靭で(それでも半分くらいだよ?)
ゴムのように弾力があるんっすよマジほんと^^;
かつては蚕のように蜘蛛糸を工業として利用しようと思わせたくらい蜘蛛の糸ってのは自然界最強部類の天然素材候補だったそうっす。
(残念ながら蜘蛛は蚕のように優しい性格じゃなく、大量に集めると縄張り争いで殺し合っちゃうのだ。工場的大量生産には非常に不向き・・・^^;)
漫画で例えるならワンピースのルフィがゴムゴムの能力と武装色の覇気を一緒に使ったようなハイスペックが蜘蛛の糸なんすよね^^
折しも時期的にも蜘蛛、特に巣作り大好きジョロウグモ先輩が大活躍?の9月に訪れてしまった私とお兄ちゃんと夕実っちの小島巡り奮闘記。
第883話、私こと菅原琴音視点ですたーとっす(*´д`*)
さてっと、小島の西端までやってきた私たちはここでUターンっす^^
途中『この茂みは怪しいな!』と言うお兄ちゃんに付き合うが・・・ただの藪でしたw
とりあえず素直に島の北側にある周遊道を歩くことに。
するとーーー
小さな浜辺に怪しい物件を発見っす。
『ん~使われなくなった海の家かな?^^』とお兄ちゃん。
防犯カメラっぽいの付いてるけれどダミーのような気が・・・^^;
特段覗きたい衝動も無いのでスルーすることにしたっす。
昔ならお兄ちゃんは躍起になって貪ったと思うけど、今はそこまで廃墟に興味ないらしい。
『ねえ何で?』と聞けば、
『廃墟か・・・人口が減るこれからの日本じゃ幾らでも出てくると思うしなあ・・・^^; 余程歴史や価値が無きゃ無闇に廃墟探索は控えることにしたんだよ^^』だってさ^^;
まあ~なんとなく分かるな~ソレ。
しかもお母さんに『危ないとこ行くのはもうやめて><』って言われちゃったしね私たち兄妹w
さてこのままでは島の中央部に多く存在する煉瓦の戦争遺構から離れてしまうので、再び海岸線を離れて山の方へ突入っす^^
住んでるのかな? 少し微妙なライン。
ちょっとこの小島に住んでる人たちのことも気になったのでお兄ちゃんにそれとなく聞いてみた^^
『なあ~お兄ちゃん。この小島って小さいけれど、どんのくらい人が住んでんの?』
『ああそうだな^^ せっかくだし簡単にこの小島のスペックを説明するとするか^^
来島海峡に浮かぶ小島、
大きさ的には周囲3キロのとっても小さな離島。
住んでる人数はーーー
これは去年のデータだけれど世帯数10で人口は僅か14名だ^^』
14人!? すんごい少ないっすねマジで^^;
私たちの地元・伊豆半島の沖に浮かぶ初島なんて同じくらいの大きさなのに(熱海市・周囲約4キロ)
人口は200人前後はあるんだけどなあ・・・
そしてお兄ちゃんが付け加えで語る。
『住まれてる方々は歴史を辿れば村上水軍の末裔と言われている。昔はもっと住んでたと言われているが100を越えることは無かったように思うよ^^
明治に芸予要塞として防備されたこの小島、
戦後は使い道の無くなった関連遺構は荒れ果て、一部は取り壊して畑なんかにとってかわった。
遺構として残そうと気運が高まったのもだいぶ後の話だそうだ。
とは言えそれでも戦禍を免れた100年を超える貴重な煉瓦の戦争遺構がいくつか残ってるんだよ^^
それを見れるなんて楽しみだよな琴音(*´д`*)』
なんだよー、そんな嬉しい顔すんなよお兄ちゃん(*´д`*)
思わず『そうっすよねマジでー(*´д`*)』とニヤケちゃったじゃないかー
さて桟橋と関連遺構への分岐へと戻ってきた私たち。ここを下れば再び船着き場のある小さな集落。
ここから真っすぐ伸びる上り道を進めば戦争遺構ちゃんが待っている。
私はてっきりこのままお兄ちゃんが進むのかと思ってたら、
『ちょっと・・・う〇こしたくなったから船着き場まで戻っていいかな^^;』と言いやがったのよ^^;
外でやられるのも嫌だし仕方がなく承諾。
ここで一旦集落へと戻ることになっちゃったっすw
(※ 前記事の榴弾砲が展示されている場所の脇には待合所&トイレットがあります。島で唯一の自販機もあります。小島巡りするならば要チェックポイントです!)
ああ・・・すぐ目の前に昔つくられたっぽい水路があるっちゅーのになあ・・・^^;
『いやー危なかったw』と、トイレから股間のジッパーを引き上げながら私たちの元へ帰ってくるお兄ちゃん。
思わず夕実っちも『わきゃ・・・先輩ちょっとオッサンぽいです・・・』と嘆いてたw
さて、『このまま戻るよりも集落経由で戦争遺構へと行こうぜ^^』とお兄ちゃんが提案してきたの。
別に煉瓦ちゃんが見れるならどんなルートでも構わないから素直に快諾。
いざ、集落を抜けて戦争遺構へ!
すると何と! 煉瓦ちゃんを早速発見です(*´д`*)
残念ながら(?)刻印は無かったけれど古めの煉瓦ちゃんに出会えてワクワク☆
『わきゃ? おうちの庭先にも煉瓦さんありますです^^』と夕実っちがご近所の家先に煉瓦を発見。
ええっと・・・
どちらかと言うと煉瓦よりもガーデニングに使われている石の方が気になるんですけど^^;
『おい琴音!このガーデニングの囲いに転用されている石・・・^^;』
『やっぱどう考えてもそこだよね? つっこみどころはお兄ちゃんw 明治三十二年七月とか刻まれてるんすけど^^;』
もしかしたらば新しいかもだし、わざわざ明治って彫りこんであるだけなのかもだけど、
普通に考えたら明治期の何かしらの構造物を指し示す為に造られた歴史ある標石とかっすよ^^;
『でもまあ・・・壊されて無くなってしまうより庭石としてでも残ってるなら御の字ってことにするかw』と笑うお兄ちゃん。
人によって価値観はまるで違うぜ!って思わされた出会いでしたw
興味が無ければどんな立派な遺構も、たまたま使い勝手の良い『ただの石ころ』なんすよねーーー。
さて杵築神社ってところに差し掛かったところでお兄ちゃんが私と夕実っちを引き留めた。
『この神社の脇から上がっていく道こそが、小島に残る四天王のうち二つ目の煉瓦遺構へのルートだ^^
しかもメインルートへ戻る道でもあるから行くぞ☆』だってさ。
道を登り切ると先ほどの道らしき所と合流。
そしてその一画にーーー
『わきゃー♪ 煉瓦の建物ですう^^』
『お兄ちゃんここは?』
『旧発電所跡だ^^ 恐らく・・・日本にある要塞の遺構で完全に当時の姿を残してる建物はここが一番だと思うんだ(*´д`*)』
当時ほぼそのまんま!?
正直わたしは、この建物を見た時『見た目が整い過ぎてるし煉瓦も綺麗過ぎて近年に再建されたやつじゃね?』って疑ってしまった^^;
だって綺麗過ぎない???
そんな私の穿った見識も見ていくと次々とぶっ壊されることとなるっすーーー
『じゃあーさっそく中も外もたっぷり見学しようぜ(*´д`*)』とお兄ちゃんは揚々に発電所跡に吸い込まれて行く。
私はそんな兄ちゃんみたいに浮かれずのぼせずついて行くことにする。
門柱の煉瓦の目地は、ほんのりぷっくりと山型の目地。
覆輪・・・とまでは言わないけれど、べったべったと煉瓦と煉瓦の間を塗りたくった目地でもなく非常に綺麗なもの。
『わきゃー♪イギリス積みですう^^』と、発電所壁面を指さす夕実っち。
明治32年以降の建物だからイギリス積みが主流の時代。むう、時代と煉瓦積みはとりあえずあってるっすね^^
だけど私は積み方よりも煉瓦の『色』が少し気に掛かっていた。
『んじゃー早速中だ(*´д`*) 中を見るぞ!(*´д`*)』とはしゃぐお兄ちゃんについて行く私たち(はしゃぎすぎだぜおにいちゃーん^^;)
当然機械類なんかは無いっす。
だけど・・・煉瓦面の廃れはあるけれどもほぼ壊れてるようなとこも無い。
壁もそうだけど床面も煉瓦ちゃん!
思わず刻印を探してみたりしちゃってアハハw
さてこの床面の煉瓦ちゃんも微妙に色合いが違ったりすることに気づいた。
『なあ~お兄ちゃん。煉瓦の表面が普通の赤煉瓦っぽくねーんすけど、どーゆーことっすか?^^』
『気づいたか琴音^^ 実はこの発電所跡に使われていた煉瓦はーーー
超高温焼成+釉薬煉瓦なんだ^^
土とか粘土って高温で焼けば焼くほどガラス質に近いものになる。
それは常滑に行った時に勉強したよな?^^
しかも煉瓦の質としてより硬い煉瓦にも変わるんだ。
そして更に釉薬煉瓦だ。
お前たちは確か会津喜多方で釉薬煉瓦を見てきたんだろ?
煉瓦に釉薬(ゆうやく・うわぐすり)を塗り焼き込むとそれがコーティングになり、煉瓦に空いた小さな気泡の穴もカバーし、雨や風、そして雪にも強い煉瓦に変化を遂げる。
ある意味最強の組み合わせの煉瓦なんだよ^^
だからこそ100年をも越える月日が流れても雨風に対して堅牢。そのままの姿で残ってるってわけさ(*´д`*)』
くわー!なるほどっす(*´д`*)
やっと謎がとけたかも。
どんな煉瓦も風雨に100年も晒されれば丸みを帯びたり削られたり劣化していくけれど、
焼き締めと釉薬のコーティングでそれを防いでいたからこそこんなに完全に残ってるんだ~(*´д`*)
恐らく発電所なんて島にとったら防衛するにも生活するにもとっても重要な最大の心臓だし要。
だからこそガチで最強の煉瓦を使ってて結果としてこんなに綺麗に残っちゃったんすねw
さ~てどんだけ堅強だったのは理解したっす^^
その他の内部もガンガン巡りましょうず☆
時折煉瓦と共に使われている石も気になる。
お兄ちゃん曰く『御影石だね^^』だってさ。
御影石? そして手の込んだ煉瓦も使ってるの???
たぶんだけど、ここにはすっごいお金がかかったんじゃないかと思ったっす^^;
なんかあったけどこれはお兄ちゃんも『なんだろな?』だった。
恐らく3区切りになってる発電所跡の隣の区画へ突入。
これって何?
お兄ちゃんはここは『火力発電所だった』って言ってた。
火力ってことは水を使うだろうしその類に使われた跡とかなのかなあ?
さて三つ目の区画へとやってきたっすよ^^
見た感じとっても狭いし建物内の端っこも端っこ。
タービンとか機械がある部屋と言うよりも作業部屋って感じに見えたっす。
『わきゃー、水道っぽいのもあるし流し台っぽいのもあるです^^』
『ここで飯でもつくってたのかね夕実ちゃん^^』と、呑気に会話するお兄ちゃんと夕実っち。
むしろここまでどうやって明治中期の離島に水を引っ張ってきてたのか?のほうが気になるんだけど^^;
料理・・・それはないんじゃないかなあ^^;
火力で燃やしていたものはわかんないけど作業員さんが煤けた作業道具とか洗ってたんじゃね?
案外・・・本当にご飯焚いてたかもしんないけどね。『飯も炊ける火力発電所やけん(*´д`*)』ってな感じでねw
そんな感じでこの区画に入ってからは和んでたんすがーーー
夕実っちが流し台?の横にあった煉瓦を指さしてアワワと私たちに振り向いた。
『わきゃ!? れ・・煉瓦の刻印あるですう(゚д゚)!』と。
『うっは!マジッスカw』
『菱形にZN??? これは初めて見たなあ~どこの工場のだろう^^』
他にも探したら同じような菱形に何かの刻印が数個あったとです^^
『なあ~おにいちゃん、菱形ってところが別子や観音寺で見た讃岐煉瓦さんの刻印っぽいよね^^』
『うーん・・・似てるっちゃ似てるが・・・ZNだろ?^^; でも時代的にもそうだし四国の煉瓦工場ってことで否定はできないな^^』
今回の旅でお世話になってる讃岐煉瓦の刻印にも似てたことで兄妹で意見の言い合いになった。
そこに夕実っちが小さな声で参戦っす。
『えっと・・・Zに見えるですけど、崩れたSにも見えなくもないですう^^;』と申し訳なさそうに。
・・・え?
ああ~!
確かにもしZがSだったなら『SNでサ・ヌ・キ』とも解釈できそう!
残念ながらその後色々調べたんすがどこ製の刻印かはわからずでした^^;
さて外に出てきたよ^^
門柱の下に転がってる煉瓦ちゃんをよく見ればーーー
こちらも菱形に何かの刻印でしたっす(*´д`*)
3区画だと思い込んでたけれど、建物の左手にも小さな小部屋が。
でも特に何もないっすね^^;
外に出てきたからには一応、いつものやつをやりやしょう^^
そう。屋根の軒下の煉瓦刻印探し~(*´д`*)
ここは皆で手分けして探すことになった。
立派な煙突だなあ~と思って見上げていると、お兄ちゃんが声を掛けてきた。
『煉瓦煙突って酒蔵とか工場跡に結構残ってたりするじゃん琴音^^ でも関東地方の煉瓦の煙突は関東大震災の影響で軒並み崩れたりしたんだ。
だから帯鉄補強で保存されているものが多かったりするんだが(簡単に言うと鉄のブレードで亀甲縛りして崩れないように補強するヤツ)
ここの煙突部は煉瓦の角がピンと立ってて素敵だよな!(*´д`*)
四国は地震少ないけど、たぶんここの煉瓦なら余程じゃない限りへっちゃらだと思うぞ^^』
煉瓦は脆いと震災後に淘汰されたっすけど、ガチで造った煉瓦建造はやっぱり強いっす^^
それを証明してくれるのがこの発電所跡なのかもしれないっすね☆
兄妹でにんまりと煙突部を眺めていると
建物の反対側に居た夕実っちが『わきゃあああああああああああああ!』と悲鳴を上げた。
『『どうした!?』』と駆けつけると・・・
ジョロウグモさんのお家に突っ込んでいたらしいw
これはちなみに別のジョロウグモさんの画像。
建物の裏手はスパイダーネットがわんさか。
彼女の髪の毛に付いちゃった蜘蛛の巣を皆で取ってあげることになる^^;
(※ ・・・と言うかビックリして払った際に、ジョロウグモさんを潰してしまった・・・。申し訳ない^^;)
皆で探したけれど、結局刻印らしいものは無かったっす^^;
さて次は小島の戦争遺構のメインストリートを少し駆け上がるっす^^
地元のネコちゃんが私たちを先導してくれたよ☆
やってきたのは弾薬庫跡はコチラの看板。
石積みの真っすぐな道を進むとーーー
弾薬庫跡に到着っす^^
ここはお兄ちゃんの説明を聞かずとも普通に弾薬が貯蔵されていた場所っすね。
『うはー!こっちも綺麗な煉瓦ちゃん(*´д`*)』
『わきゃ? 床下も素敵なアーチの煉瓦さんですう^^』
こっちも色違いっぽい。発電所の煉瓦ちゃんと一緒なのかな?
お兄ちゃんが『中にも入れるぞ^^』と言うので早速中へと突入っす(*´д`*)
『あれ? 内壁は普通の赤煉瓦っぽいっすけど何で???』
『オレも分からないな^^; 外面だけ良い煉瓦なのは軍部の見栄とかそんなとこじゃないか?w』
そして内部を振り返ってマジマジと見る。
『わきゃー♪ なんか向こうの壁がようこそ!って言ってるように見えるですうw』
確かに何か顔みたいw
ヘーベルハウスのヘーベル君みたいっすw
とは言え家屋に付き物の屋根が全くない。どうして?
すると見えない屋根部分を見上げていた私に気づいたのかお兄ちゃんが話しかけてきた。
『昔の弾薬庫とか爆発物をしまっておく貯蔵施設ってのは、万が一爆発した際に爆風が上に逃げるように屋根は外壁よりも脆い建材で造られたとも言うね^^
屋根ぐらいなら造り直しもそれほど大したことはないけれど、外壁まで吹っ飛んじゃったら完全に造り直しだしな^^;
とは言え琴音、夕実ちゃん?』
『『はい??』』
『昔はボクとさんざん廃墟巡りしたよな? 廃になった建物ってさ、窓→屋根→内部床下って感じで廃墟化が進んだとこばかりだったでしょ?』
ああそうだ。確かにそうだったっす。
なぜか窓ガラスが最初に朽ち、屋根が崩れ落ちて中が腐食だった気がするかも。
『ここは最後まで戦争では使われなかった場所だ^^ 発電所の様に残っててもおかしくないはずなのにこうも違うんだから不思議と言うか面白いと思わない?^^』
面白いかはどうかとして、廃墟化の行程ってのは考えさせられたかもしんないっす。
屋根が発電所のように煉瓦ちゃんで堅固だったら目の前の世界は別物だったのかもね^^
昔は床面だったろうとこに煉瓦ちゃん発見!
っつーか煉瓦ばっかし(*´д`*)
多分、床を支えていた基礎部分だったんすね。
しかも刻印がありそうな煉瓦の平面ばっかっすよ!(煉瓦で一番面積の大きい面)
これは!と思い、皆でローラー作戦で刻印探しに興じます(*´д`*)
そしたら何も見つからないままヘーベル君の口の部分まで来ちゃったよお(ガッカリ^^;)
ヘーベル君の口の中はどうなってるのかと覗いてみると、
何か井戸っぽいのがあっただけだったっすw
さて中身をじっくり堪能したので再び外面の観察をじっくりっす^^
ちょっとだけ見せる軒下煉瓦ちゃんに刻印発見を恋慕するけどおー・・・
それらしいのはいなかったっす(残念)
もう見学も充分っしょと、お兄ちゃんと共に次へと歩き出すと、
なぜか夕実っちが『この床下の穴ぽこは覗いていかないですかぁ?^^』と動かない。
渋々みんなで一緒に床下の煉瓦アーチを覗いてみることになったっす。
『『『ぎゃああああ!』』』
画像には写ってないけどスパイダーマンだらけw
我一番に皆逃げ出すw
で、結局床下に何も見ずに
次の四天王でもありラスボスの『兵舎跡』へと向かった。
その道中ーーー
スパイダーマンに慌ててまともに床下アーチ煉瓦ちゃんの写真を撮れなかったけれど、撮った写真を見返してた私。
それを覗き込んできたお兄ちゃんが呟く。
『ほほ~。こうやってじっくり見ると煉瓦の刻印が発見できそうなとこだったかもな^^ 刻印のある煉瓦の表面なんて、基本みえない床下部分へと積み重ねるもんだ^^
どうする琴音?
戻って探しに行くか?w』
『絶対お断りっすw』
あんなスパイダーネットのコロニーを掻い潜ってまで刻印探しはしたくないっすマジでw
とは言えこの後もまた、
スパイダーマンとの格闘記になるとは、この時の私たちはまだ誰も知らないーーー
ここまで読んでくださりありがとうございました^^
さてやってきたのは小島に残る第二第三の刺客『発電所跡』『弾薬庫跡』
そこに残るは100年を超えてもビクともしない最強煉瓦のおでましでした^^
常滑市や会津喜多方で学んだ煉瓦の知識がここに繋がったのは自分でも驚いたかな^^
色んなとこに旅して知識を蓄えるってのは面白いっすね。
旅に損なんてひとつも無いよ^^
勉強嫌いな男の子だったボクだけれども『知る』って今楽しいんだ(*´д`*)
オッサンになってくると変わるもんすねマジでw
さあ~次回も続きます。
正直言うと年内に四国シリーズの後に出向いた北海道シリーズも書き上げようと思ってたけど、日数的にも年末の忙しさも含めてこりゃ無理そうだねw
年を跨いででものんびりと更新したいと思いますよ^^(正月旅行記は春じゃないかなw)
ではとっぴんぱらりのぷーってことで☆
おはようございます。
押し逃げです・・・。
by YUTAじい (2016-12-14 05:51)
旧発電所跡、綺麗な状態に驚きです
まるで現役の別荘のような雰囲気
床も煉瓦なのは凄いなぁ
by さる1号 (2016-12-14 07:07)
いろいろ発見ありますね!島なんか特に過疎化が深刻なんでしょうね。ロッキー地方でも空家かなり目立ちますがきっとそれ以上なんだろうなぁ・・・。
by みぃにゃん (2016-12-14 07:36)
僕がちょいのりさんのブログにお邪魔するように
なった当初は「廃墟」がメインでしたが今は「レンガ」
変わらないブログもありますが、僕のブログも
文章重視から写真メインに変化しました(^-^)
by johncomeback (2016-12-14 07:50)
おはようございます。
今回も忙しい合間を縫って書いたとは思えない長編でしたね、毎回煉瓦探しでも変わった煉瓦が有るといいですね。
今治造船所へ寄られたらよかったですね、喜ばれると思いましたがね。
by 馬爺 (2016-12-14 08:30)
おはようございます。廃虚を拝見しますとその当時の生活はどうだったんだろうと想像してしまいます。スパイダーマンだらけだったんですね。^^;
by ソニックマイヅル (2016-12-14 08:59)
島民が14人か~のんびりしてそうで良いかも~
としみじみ考えてしまいました
by くまら (2016-12-14 09:45)
ここまで綺麗に残ってるとうれしいですねぇ。
とはいえ、このままというのも風化しちゃいますからね。
保護も必要かも。
by まめ (2016-12-14 12:32)
海小屋みたいのの前に置いてある仏像の
ようなものが、すごく気になりました。
かなり前の建物でしょうけど、ちゃんと
残ってるんですね。ガーデニング再利用には
笑いましたが^^
by みずき (2016-12-14 23:06)
煉瓦に釉薬を塗っただけでこんなに違うのかってビックリ(驚)
ここまでしたくらい重要な施設だったんですね。
これから年末にかけてお忙しそうですね。
お身体壊されないよう、正月旅行にも響きますしね
by 唐津っ子 (2016-12-14 23:23)
クモ嫌いw
by テンポイント (2016-12-14 23:46)
私のブログが更新できない状態になり、ソネットとのやり取りで
7日ぶりにようやく再開することが出来ました
ブログ作成中にカーソルがロックし、電源を強制的に遮断したことが
原因でしたが、ソネットとは電話応対が許されず、メール対応のため
思いのほか解決するのに時間がかかりました。
何が起こったのか、心配された方もおありでしょうが再開します。
なお、コメントを頂戴している皆様に対し同文でのお知らせです。これからも宜しくお願い致します。
by koh925 (2016-12-15 10:07)
過疎化が進んでるからこそ、これだけ立派な遺構がそのまま残ってるのかもしれないけれど、大事に後生に残したい大切な宝物ですねぇ(^O^)
by ニッキー (2016-12-15 15:40)
おぉ煉瓦にコーティングってスゴイですね。
初めての野糞は勇気が入りました(笑)
最近ではチャックを開けながらトイレに駆け込むオジサンになりましたな(^^)
by ワンモア (2016-12-15 19:34)
旧発電所跡は、ホント綺麗に残ってるんだニャ。
そう言えば、最近廃墟ツアーが流行ってるらしいね。
って、この前何かのテレビ番組でやってたよ。
by えーちゃん (2016-12-16 08:01)
むふふ 集落には戻らずに・・・したね?
by 獏 (2016-12-17 10:04)
リベンジ出来て良かったですね。
旅先のトイレは困るんですよね~^^;
それにこういう場所には蜘蛛の巣はつきもの
棒が必需品では(笑)
年末に掛けてお忙しいことでしょう
どうぞ風邪など引かないように
ファイトで乗り切ってくださいね^^
by 美美 (2016-12-17 15:12)
確かに、ずい分と時間が経っているワリには、
とてもキレイなレンガの建物ですね。
解説付きで、理由がよく分かりました^^:。
by sakamono (2016-12-17 22:58)