第892話 関門海峡煉瓦回動編Act矢筈山『この素晴らしい戦跡遺構の再利用に祝福を!』矢筈山堡塁跡・三津浜煉瓦㈱ほか [廃村さーくる2(煉瓦遺構編)]
『うは!そう言えばっす。今日はホテルで紅白歌合戦見れるっすね^^』
『オレあんまし興味ねーんだよなあ^^; 夕実ちゃんは好きな歌手とかいるの?』
『わきゃー私ですか? 特には無いですが、ガッキーの出てたドラマの歌が好きですう^^ あとあの・・・えとえと・・・ダンスも(*´д`*)』
『ワタシそれシッテマスデース(*´д`*) コミカルで可愛いですよねヒゲダンス(*´д`*)』
『『『ヒゲダンスじゃないから!』』』
そんなたわいもない会話をしていたら、あっという間に目的地に着いちゃったみたい。
先輩は『登るから!ひたすら登るからw』と私たちを脅すんだけどお、
そこって一体何が待ってるんだろ???
勿体ぶって教えてくれない先輩にもう一度聞いてみた私。
するとーーー
『キャンプ場だよ^^ フヒヒ☆』だってえ・・・^^;
そんなの絶対嘘っぽいよ!
まだ絶対何か隠しているはずだよね?
ではでは関門海峡煉瓦回動編。
第892話のはじまりはじまりです~^^
やってきたのは有名な観光地『門司港』のお隣さん『小森江駅』でした。
私達以外誰も下車しなかったのはビックリ^^;
手前の駅『門司』じゃ沢山の人が乗降してたのにですよ?
さて私たちはとりあえず駅前の観光案内板の前に佇んだのでした。
なあ~兄ちゃん。登る~って言ってたのはズバリコレの事っしょ? だってこれしか登るとこ無いもんねw
そもそも小森江の観光案内にはこの矢筈山ってところしかないじゃないですか先輩^^;
まあそう言うことだw
今日の最後を締めくくるのはこの小森江駅前に鎮座する『矢筈山』だ^^
ワオ! なぜスガワラサンがここを目指すのか案内板の説明で分かっちゃいましたデース^^
要するにこの矢筈山ってところが『戦跡遺構』ってことっすね^^
まあそう言うことだw
詳しい説明は登った先で説明するぞ。今回はこの
『矢筈山堡塁(ほうるい)跡』を目指してレッツ低山トレッキングだ^^
ちなみにそこには『煉瓦』もあるし『珍しい煉瓦刻印』もあるからな^^
なんですと!?早く行きましょうお兄たまぁ~(*´д`*)
煉瓦刻印となると途端にゴロニャンしちゃう琴音っちには困りもの・・・^^;
さてと地図を見る分には『標高266m』って書いてあるです。
大した距離でも無さそうかな?と私たちは歩き出すのですが、
さっそく待った!コールが掛かるのですーーー
スガワラサン!スガワラサン!駅前の駐車場にホワッツな物体がありますデース☆
ん?何だコレ? これは前情報無かったからオレも知らないぞ?
駅前の駐車場にはどう見ても不釣り合いの怪しい物体。
回り込んで見てみるとーーー
なあ~兄ちゃん。これってーーー『掩体壕』じゃね?
造りは凄くそれっぽいな^^ んー・・・でも丸過ぎやしないか???
誰も分からないので早速琴音っちが検索を試みるとーーー
掩体壕っぽく見えたけど、これって『関門鉄道の立坑跡』なんだって^^
立坑???
なるほどな^^ 実はな?リンダ。
ボクたちが今日泊まる場所はこの対岸にある山口県の下関なんだが、
その間には海『海峡』があるんだ^^
そこへの鉄道はこの小森江駅付近から海底トンネルを通って行く訳なのさ。
立坑ってのは『縦抗』とも書く。
つまりは縦に穴を掘ってそこから横へとトンネルを掘ったんだよ^^ その名残ってことだな☆
(※ 1942年開通)
さてさて、
先輩に見せて頂いた矢筈山堡塁までの道のりは約50分程度。
その山の麓までの間にも色々発見がありましたですよ~~^^
ワオ! 何か煉瓦がグチャグチャ積まれてるデース☆^^
縦横斜めに無茶苦茶な積み方ですねコレ^^;
煉瓦のガンタ積みだね(*´д`*)
ガンタ積み???
簡単に言うと『色々な塊を再利用した擁壁の積み方』ってところかな^^
コンクリの瓦礫や煉瓦の瓦礫、そういうものを壁として積み上げたやつだ。
ちょっと厄介なのは構造的に『脆弱』
なんせ寄せ集めの壁だしね^^;
古い宅地造成とかじゃ割と見かけるんだけど、地震や長年の風雨による劣化に対してかなり不向きな積み方だな。
とは言え眺めてると結構面白かったりもするが^^
刻印あるかもしんない!
いや、時間無いから先行くぞ^^;
いけず~(ノД`)・゜・。
さて駅前の大きな道から逸れ、この小森江口と言う石標からが本当の始まりでした。
ここからはひたすら登り道。結構な急こう配でしたです^^;
その道中にも煉瓦塀がチラホラ。
小森江には煉瓦がいっぱい☆と予感させるには充分でしたですう^^
民家も道路沿いに無くなり見えてくるのはーーー
舗装されてない道路さん・・・
やっぱこう来たかw
当然だろw それでもちゃんとした道が今回はあるんだからまだいい方だぞ?
ワッツ!? でもスガワラサン! 目の前の道が『ゲートで閉まってる』デスヨ???
えええ!?Σ(ll゚д゚(ll゚д゚ll)゚д゚ll)
まさかの通行禁止!?
なんだよー。お兄ちゃんリサーチ甘いんじゃね?
いや・・・こんなゲートがあってこの先行けないだなんて聞いてないぞオレ^^;
これは・・・もう引き返すしか無さそうと言う雰囲気になった私たち。
しゅんとする菅原兄妹でしたが、
ゲートの向こう側からテクテクと地元のおじいちゃんらしき人が降りてきたのです。
『ん?どうしたん?君たち^^ ああ~このゲート?
これは車が入り込まないように通せんぼしてるだけだよ。この先は狭いし危ないしねぇ^^
歩いて上まで行くのは全然構わんから安心して行ってきなさいよ。いい運動になるぞ^^』
だってw
私たちは『ありがとうございます(*´д`*)』とお辞儀して、早速上を目指すことと相成ったのでありますですう(*´д`*)ホッ
さあ~あとはひたすら登るだけなのですが、標高266mは決して楽では無いようです^^;
ね~夕実っちこれ見てよ^^
わきゃ?何ですか?
そう言われて彼女が差し出したスマフォの画面を見るとポケモンGO^^;
こんなとこに来てまでやってるのかい!と一瞬嘆いたのですがーーー
画面に映る、その幾重にも連なる『つづら折りの道』にもっと嘆いてしまいましたですよおうw
くっはー!よーやく着いたっすパーチャクっす^^;
矢筈堡塁って刻まれてマース^^
時間にして本当に50分で到着。ここは一応キャンプ場入り口・・・になるのでしょうか?
公衆トイレと石標がありましたです^^;
いきなり耐火煉瓦の刻印ちゃんげっとお(*´д`*)
お兄ちゃんが見せたかったのコレ???(PYKってどこのだろ?)
いや違うよ? オレが見せたいのは矢筈山堡塁に使われてる赤煉瓦の刻印だし^^
っつーことでさっさと行こうぜ。でもオシッコしたい人は先に行ってこい^^
実はオシッコしたいです!
二十歳の女子たちなのに・・・
私と先輩は彼女たちを待つ間にこの付近をブラブラすることに。
何の煉瓦塊だろ? 門柱かな?
これは・・・何でしょうか?
戦跡遺構なのかキャンプ場の何かなのか意図不明ですう^^;
おトイレから帰ってきた彼女たちと合流していよいよこの先へと突入。
するとーーー
矢筈山堡塁キャンプ場の中心へとやってきたのですう^^
えっと・・・宇宙サイトとかスライダー広場とか地図見ても全然わっかんないんすけど^^;
スガワラサン。そろそろこのキャンプ場と戦跡遺構の詳細を教えてクダサーイ^^
そうだなw
キャンプ場の地図見てもどこが戦跡遺構とかわかんないよねw
ちょうど頃合いだしここらでこの矢筈山堡塁の説明をすんぞ^^
『矢筈山堡塁』は明治20年頃に造られた下関要塞の一部なんだよ。
明治初頭、大日本帝国は外敵からの侵攻を防ぐ名目で日本各地に要塞を築いた訳なんだが、
その中でも首都を守る東京湾要塞と、
この関門海峡を守る下関要塞が特に最重要ポイントだったんだ^^
なんせ関門海峡を突破されると言うことは日本の懐に侵入を許すことだからね(由良要塞や芸予要塞は近畿地方最後の砦)
仮想敵国は勿論・帝政ロシア。
今となっちゃ本当に攻めてくることがあったのか疑問だけれど、
関門海峡を挟んで九州側の山々と下関側の山々に要塞を造ったんだよ^^
ぶっちゃけ見える山々は要塞だったと思っていいほどバンバン造ったんだぜ(割と本当の話)
そしてその多くは日露戦争後、もしくは太平洋戦争終結後に民間に払い下げられたり放置プレーで廃墟のままだったりするんだ。
この矢筈山キャンプ場は1971年(昭和46年)開業。
日本での民間人のキャンピングなんて本格的に流行り出したのは戦後以降だと思うし、
キャンプ場としてはかなり老舗だと思うぞ^^
そして本題だな^^
この矢筈山キャンプ場は日本で屈指と言ってもいいくらいに、
当時の戦跡遺構や土地をそのままに利用したキャンプ場なんだ^^
詳しい説明何ていらない!
むしろオレわかんないw
でも見ればきっと分かる!・・・はず♪
だからブラブラしてみようぜ^^
ぶっちゃけキャンプ場の何がどの戦跡遺構かわかんねーのかよw
てへ☆
と言うことで・・・キャンプ場を闊歩することになりましたです。
まずは管理棟前広場の目の前のトンネルへ^^
ワオ!何かいっぱい写真が展示してますデース^^
ドラマとか映画のロケ地???
みたいだな^^
トンネル内部も写真がいっぱい^^
正直どこら辺が戦跡遺構なのか分からずですw
あれ? 石やコンクリのトンネルと思ってたけど煉瓦ちゃんも使われてるやん(*´д`*)
部屋みたいな部位もあるな。ちょっと覗いてみようぜ^^
覗いてみると・・・真っ暗ですう^^;
まあ・・・なんせ大晦日ですし管理人さんもキャンパーも居ませんしねw
と言うことでフラッシュを焚いた画像がこちらですう^^
うひょー!トンネル内の煉瓦の側室☆
スガワラサン!何に使われてたのでしょうか(*´д`*)
何だろねw
分からないんだw
さて次はトンネルを抜けたその先にある野外教室ってところにやってきましたです^^
コンサート会場っぽいけどこれは何?
戦跡遺構の流用・・・じゃないな。多分、キャンプに来た学生や子供たちの屋外イベントホール的な場所じゃないかな^^;
さて今度はトンネルと野外教室の間にある炊事場の脇から上へと登ってみましたです^^
するとそこにはーーー
何この胸の高さくらいの壁! しかも天辺は煉瓦ちゃんっす(*´д`*)
見れば尾根伝い? 海側を背にして同じような背丈の構造物が先へ先へと連なってました。
もしかしたらば・・・『胸壁』かな?
胸壁?
オッパイが絶壁とかじゃないからね^^
もしかして私を見て言ってます?先輩(指をゴリゴリ鳴らす夕実ちゃん)
胸壁ってのは敵の砲弾を除けるための盛り土とか人為的に造った壁だよ^^
んじゃー昔の煉瓦の可能性もあるってことっすよね? だったら待ってて煉瓦刻印ちゅわーん(*´д`*)
古い煉瓦かもしれないとふんだ琴音っちは舐めるように胸壁の長頭部の煉瓦さん観察に没頭^^;
でもどうやら刻印は見つからなかったみたい。
近所には陶管と煉瓦の土台のへんてこりんな物もチラホラ。
当然、琴音っちはここも物色。でも刻印無しで嘆いてましたよw
(※ 先輩曰くこれは、この下に存在する壕内からの通気口)
次はスナイダー広場ってところにやってきましたです^^
スナイダーって何すかリンダ。
スナイダー? 人名でしょうか???
オレも分からないな^^;
ん? でも向こうに記念碑みたいなのがあるぞ?
そこには『なぜここがスナイダー広場なのか?』が書いてありましたです。
この矢筈山のある地域はかつて門司市と言う『市』だったのですが(今現在は北九州市の門司区)
門司市だった頃、アメリカノーフォーク市との姉妹都市協定を結んでいたそうなのです^^
そこから親善使節団が訪れた際、その時の団長さんがスナイダーさんだったと。
寄付も頂いたことからこの公園に彼の名を命名しちゃった。と言うことみたいですねえ^^
さてこのスナイダー広場から一段下がる場所にも胸壁らしきものがありましたです。
古そうな煉瓦使ってんのに刻印ないなあ・・・
なあ~でもこの胸壁、よーく見るとスタート地点の案内図があったとこまでグルリと続いてるな^^
ここまで来たなら全部見て回るかw
了解です☆
と言うことで胸壁の天辺煉瓦さんを辿ってキャンプ場内をぐるりと一周。
やっぱり無いっす^^;
ねえ~なあ~^^;
そう誰もが諦めた頃でしょうか?
管理棟の裏手。方角で言えば関門海峡を見渡せる展望台へと差し掛かったところでリンダちゃんが大きな声をあげたのですう!
何か刻まれてるデース(*´д`*)
わきゃ!? ほんとです!
なにこれ?『いよみつ』っすかね!?
刻印来たアーーーーーー!!!(*´д`*)
わきゃー!見てください!こっちはもっとはっきりクッキリですう^^
こっちのも負けてないぞ^^
ここなんか楕円に囲われた『いよみつ』っす(*´д`*)
その後は見つかる見つかる煉瓦の刻印さんのオンパレード!
『カタカナのいよみつ』もありましたデース☆
なあ~兄ちゃん。随分とバリエーションがある煉瓦刻印っすね^^
このいよみつって刻印はどこの工場とか目星はついているのでしょうか?先輩^^
うん。これはこの北九州の戦跡遺構を調べてるサイトさんの情報を頼りにここまで来たんだがーーー
(0哩 ゼロマイル~北九州の近代遺産さんと言うお方です。今現在は更新されてらっしゃらないのかな? とは言え非常に詳しく分析解析されています^^)
その方が管理人さんに聞かれた話だと
愛媛県松山市・三津浜にかつて存在した『三津浜煉瓦㈱』の製品なのでは?とのことだ^^
三津浜? 愛媛からわざわざ? しかも刻印は『いよみつ』ですよ?
伊予の『いよ』と三津浜の『みつ』から名前を取ったって感じじゃね?
正解だ琴音^^
三津浜煉瓦㈱は明治18年頃操業開始(小規模経営でスタート。のち大正時代に株式会社となる)
工場閉鎖時期は正確には分からなかったが昭和50年代以降に別の建物の地図表記があるから、恐らく昭和50年代には無くなっていたんじゃないかな。
規模的にもかなり大きく煉瓦の生産高もかなりの工場で、
出荷先は主に山口県や北九州市と言う越県した場所だったそうだ。
その用途は特に製鉄所・鉄道路線・鉄道工場。呉の海軍工廠にも使われたらしいぜ^^
めちゃめちゃスゲーじゃん!いよみつ(*´д`*)
と言うことはデス。下関要塞どころかこの地域の鉄道に使われていたブリックは全部いよみつサンデスカ^^
ん~それはどうかな^^
この関門海峡周辺の煉瓦構造物の多さを見た感じじゃ(調べた感じじゃ)ここだけではとても賄えないと思うぜ^^
ま、その手がかりにでもなればいいかな~と思って、実は明日も別の要塞に登るつもりなんだよw
元旦からまた山登りかい!w
さて刻印探しはまだまだ続きますです。
先輩曰く『ここの胸壁だけに煉瓦刻印が集中しているのはおかしい^^;』と言う。
要するにです、明治20年に造られた矢筈山堡塁は明治18年創業の三津浜煉瓦㈱の煉瓦ですべて出来ていてもいいはずなのに変じゃないか?ってことらしい。
他にも『いよみつ』が見つかればーーーと言うことなのです^^
今度は宇宙サイトとスナイダー広場に挟まれた場所へとやってきましたよ^^
そこにはーーー
更に下へと続く豪の入り口があったのです。
先輩曰く『半地下の倉庫跡』なんだそうですう^^
そこへと降りる階段もあったのですがなぜか先輩は先へと急ぐのです。
なあ~お兄ちゃん。この下の倉庫も煉瓦じゃんかお。
なんで見ていかないのさ^^;
いや、後で見るぞ?
でもオレはここまで来たなら『もうひとつ達成しておきたいことがある』んだよ^^
達成しておきたいこと???
まあいいから行こうぜ(*´д`*)
と言うことで訳も分からず先輩の後ろをついて行く私達。
さあー!ここだぞ(*´д`*)
そう言って先輩はキャンプ場の中でもひと際高そうな場所へと私たちを促したのです。
丸木の階段を上った先に見えたのはーーー
小さな小さな広場でしたです。
矢筈山266m登頂だぜ(*´д`*)
なんだよ完頂したかっただけかよw
そこは勿体ぶらずに先に言ってくださいですう^^;
ブリックがあるのかと思いましたデスw AHAHAHAHA☆
てっきり煉瓦関係だと思ってついてきてみればコレですよ^^;
先輩は時に突拍子もないことするから不思議ですう・・・
さてーーー
下山して再びスタート地点へと戻ってきましたw(三度目)
実は勿体ぶって寄り道ばかりしたけど、こここそ矢筈山堡塁のメインストリートなんだよね^^
そう言って先輩は再び案内地図の『ある部分』に指を指示した。
宇宙サイト?
行けば分かるさ!
ワオ!雰囲気ある佇まいデスネ☆ そもそも佇まいって言いまわしを理解できたのは最近デスヨw
ジャパン語はむつかしいデース^^;
おおー!雰囲気バリっすね(*´д`*)
んで兄ちゃん? ここは元々何だったの???
ココは倉庫群跡って言われてる。
各個の部屋が何に使われていたかは・・・正直分からない。
だがここも煉瓦を使用した倉庫だ。
何か手がかりでもあるやもしんないな^^
っつーことでじっくり探索しようじゃないか☆
あいあいさー(*´д`*)
積み方はーーーイギリス積みかオランダ積みっすね☆
(※ どちらもほぼ似たような積み方。ただしコーナーに使用する煉瓦の形で細分化されます。
今までは誤魔化して表記してたけれど教授さん。つまりは駅員3さんの指摘により、
自分が分かる限りどちらかの積み方であると明文していきたいと思います^^
と言うかーーー
数年前までは煉瓦研究の世界は小さな世界だったのだけれども、
今や皆さんの知らないところで着々と『煉瓦・近代遺産』分野の研究が広がり精査が行われ始めました。
研究者は勿論、趣味の分野の方たちまで裾野が広がりつつあるのです^^;
ぶっちゃけ下手の横好きですが煉瓦知識で負けてられねーってのもあるのでね☆
とは言え煉瓦寸法や煉瓦積みに関しちゃあんまり気にしてこなかったのでど素人っすw)
わきゃー♪ このアングル、素敵な感じ(*´д`*)
この切通しこそ戦跡遺構だよね^^ 夕実ちゃんも分かってきたね(*´д`*)
えへへ褒められちったですう(*´д`*)
煉瓦の平面が見えるとこもあるじゃん!
うう~ん・・・でもでも刻印ぽいのねーっすね^^;
今ではキャンプに訪れた子供たちに学習の場として開放したりしてるそうです。
戦跡遺構。これに触れあうことが良いか悪いかはワカリマセン。
だけどです。
知らないで過ごすより知った方が人として深みを増すんだよっておばあちゃんが言ってたですう。
過去に触れ合うことは決して損では無いのじゃないかと。
むしろキャンプ場として、こんな面白いとこはなかなか無いんじゃないか?と私は思いましたですよ^^
さて・・・
『なんだかんだここには刻印ねーじゃねーかよ!おにいちゃん^^;』と嘆く煉瓦刻印ガールの琴音っちが先輩の横腹をデンプシーロールで滅多打ちし始めた。
痛てーよ琴音w でもまだ見てない場所もあるしそこに『最後の望み』を賭けようじゃねーか^^;
最後の望み? ・・・ああ~分かったっすよ。
もしそこに煉瓦の刻印無かったら今日のホテルでの晩酌にズワイガニ一杯おごりだかんね!
年末年始のスーパーでズワイやタラバを奢らされるなんて無茶だろ^^;
ぶっちゃけぼったくり価格やん^^;
どうやら煉瓦刻印が見つからなければ・・・先輩は下関市街のスーパーでボイルズワイガニを買わされる運命になったようですう。
さてそれは如何に?
『じゃあ・・・しょうがねーなあ~^^;』と先輩が私たちを連れ出した先は、
矢筈山266m登頂を優先して先ほどスルーした半地下の倉庫だったのですう^^;
そこは遺構の保全の為か、訪れた人が滑落しないようにと安全を規して降り口をコンクリ塀で囲ってはいたのですが、
隙間だらけでしたw
むひょ~(*´д`*) この隙間っから下に降りれるねっ!
じゃあ~行くぞ?
落ち葉に足を取られつつも半地下の倉庫入り口付近までやってきました
そこから豪口を覗き込むとーーー
特に無し!
まあ~そうだろなw こういうしっかりと積み上げた壕には刻印が見られる隙なんて無いしな(煉瓦隧道・煉瓦橋梁も同じく)
さて冬場とは言え虫さんも居そうなのでサッサと退散ですう^^;
一通り見て回ったと言うことで展望台にて
お疲れ様の乾杯をしましたですよ(向こうに見えるのは下関市です)
くはー!煉瓦の後の一杯は最高やね(*´д`*)
おっさんかよ
と言うことで~次回、小森江~下関でフグ編です☆
久しぶりです。特に調べものに時間が掛ったわけでなく、ただサボってましたw
正直でよろしい☆
いや~寝てないから低山でも辛いこと辛いことw
とは言え矢筈山堡塁跡は見応え満載でしたよ(*´д`*)
さてと次回こそフグなはず。
はず?
なんせ小森駅に帰る途中までにまたもや色々と発見があったからな^^
今シリーズは歴代屈指の刻印発見のオンパレード。
ではでは次回『小森江~下関グルメ編』でお会いいたしやしょうず(*´д`*)
おはようございます。
弾薬庫?・・・大晦日から孫達来襲、紅白見られませんでした。
by YUTAじい (2017-02-03 06:55)
おはようございます。おじさんに出会わなければ、上に行けない状況だったのですね。タイミングもバッチリで良かったですね。次回のグルメ編も楽しみにしています。^^;
by ソニックマイヅル (2017-02-03 07:31)
ぐるっと回った甲斐ありましたね結構な広さですね~いつも煉瓦にかける執念が凄いですね!
by みぃにゃん (2017-02-03 07:45)
19世紀の戦争遺構がこれほどしっかり残っているのは驚きです。
ここでキャンプしたら面白いだろうなぁ。
そういえば、キャンプ大好きだけど随分やってないなぁ。
by johncomeback (2017-02-03 08:00)
戦争遺構がキャンプ場になってるとは( ^ω^ )
こういう平和的な使い方って良いなぁ♪( ´▽`)
ちょいのりさん、いつも素敵な出会いがありますねぇ=(^.^)=
by ニッキー (2017-02-03 08:18)
おはようございます。
凄い探検記ですね、戦争遺構が各地に有るんですね、
今ではキャンプ地に成っているとは素敵な使い方ですね。
by 馬爺 (2017-02-03 09:13)
おはようございます。
ガンタ積み、初めて知りました(・3・)
でもなんか見たことあるかも・・・。
戦争の遺構は未来のためにも保存管理してほしいなぁと思ってます。
by ワンモア (2017-02-03 10:13)
こういう使い方、いいですね。
戦争も含め(某国と違って)正しい知識を身につけないと
いけないですし、歴史を知るには良いことかと。
まぁ、登山しないといけないのはキツイかと思ったりも。。。
by まめ (2017-02-03 12:41)
戦争遺構がキャンプ場とは
味わいのあるキャンプ場だなぁ
キャンプ場で肝試しまでできそう^^
でも・・・実際に戦闘があったわけじゃないから肝試しにならないかな^^;
by さる1号 (2017-02-03 18:44)
これは興奮しますね〜〜
エキサイティングですね〜〜
こんな刻印があるとは...
ところで、ふと思ったのですが...
こんなユニークなブログ、日本で、いえ世界中探しても ちょいさんだけでしょうね^^*
by orange (2017-02-03 21:27)
ポケGOの地図がこんな風に役に立つとは(笑)
それにしてもこのキャンプ場、違う時代につれて
行かれちゃいそうな趣がありますね^^;
by みずき (2017-02-03 23:34)
歴史的なことに疎い私、山々が要塞とは勉強になります。
よくこういうポイントを見つけると感心します。
by こんちゃん (2017-02-04 11:17)
こんばんは。
ここの煉瓦の刻印は凄いっすね!
しかし、北海道から九州まで日本列島をまたにかけで・・・
ちょいのりさんの凄さに改めて脱帽です。(^_^ゞ
by 路渡カッパ (2017-02-05 18:09)
記事の趣旨とは外れちゃうけど^^;
僕もmini meと、ポケモンGOやってます。
今レヴェル31。
最初の142種類(だっけ?)はコンプリートしましたw
by DEBDYLAN (2017-02-06 22:48)
レンガの刻印って、ひっそりと押されているモノだと
思っていましたが「いよみつ」は大胆ですね^^;。
私の誤解だったのかもしれません。
あと「小森江」って、なんかカワイイ地名ですね。
by sakamono (2017-02-11 01:05)
刻印もひらがなや、カタカタがあるんですね!
ちょっと刻印といった雰囲気ではないですが
おもしろいですね(^^
by 美美 (2017-02-12 16:02)
ゼロマイルの管理人のTakaと言います。リンク恐縮です。ありがとうございます!
小倉北区の手向山公園に残る砲台跡にも実はいよみつの刻印レンガが使われています。機会があれば探してみてくださいね〜!
by Taka (2017-02-16 23:37)