第907話 加賀の都の煉瓦奇譚編☆旧専売公社煙草工場・玉川図書館別館ほか『偶然たどり着いた思い出の場所』 [廃村さーくる2(煉瓦遺構編)]
『あんなとこに木があるなんてエッチいですう(*´д`*)』
そうなんです。
琴音先輩に『石垣の中に煉瓦があるから見つけてみそ(*´д`*)フヒヒ』と促され、必死に探した私と夕実ぶちょー。
するとまるでその存在をワザと隠すかのように煉瓦トンネルの前だけに木が覆いかぶさってたんですよん^^;
金沢城址の石垣をこっそり穿った煉瓦のトンネル。
あれって何?
第907話、すたーとですよん^^
てっきり説明書きも何もないレアな煉瓦トンネルと思いきや・・・しっかりとここの由縁が書いてあるじゃないですか琴音先輩w
ふつーに金沢城址に来れば煉瓦があるって誰でも分かる仕様なんですね^^;
まあ~そう言わないでよw
そう。ここは訪れたなら誰でもが気づく金沢城址の煉瓦ちゃんってことっす^^
ここだけ覆い隠すように木が立っているんすが、それは後年に植えられたらしいっす。
なぜ?
わかりやせんw
分かんないのね^^;
こんな戦争遺構の説明書きも近年までは無かったみたいだしね。
説明看板に書いてあるように、
ここは『弾薬庫へと通ずる煉瓦トンネル』だった場所っす。
この戌亥櫓石垣をぶち抜いた煉瓦ちゃんのその先は本丸跡!
だからこの向こう側に行ってみようっす(*´д`*)
と言うことで、ぐるっと回って裏手側。つまりは戌亥櫓があった高台までやってきたよん^^
裏側は石垣じゃないんですねぇ^^
くうー!もっと近くで見たい!
見た感じイギリス積みっぽいですが。
そうだね。でも多分、天井部(欠円アーチ部)は煉瓦トンネルのお約束で長手積みだと思うっすよ^^
さて・・・これじゃ遠すぎて埒が明かないですよん。どうせならここから降りちゃいます?
怒られちゃうですよ^^;
でももしかしたら・・・
この更に先の本丸からあそこにコッソリ降りる場所があるかもしれないし行ってみようっす(*´д`*)
あいあいさー
画して立ち入り禁止の看板も無いような小道でも見つけようと本丸跡へと向かう私たちですがーーー
先に言っていいですか?
どうぞ。
絶対こんな藪を抜けてまであそこに行きたくないですw
だよねw
本丸や戌亥櫓と石垣の間を見渡せる格好の場所まで来ましたが、結局ご覧のように立ち入り禁止☆
この窪んだとこに弾薬庫があったんですかね。
そうだと思うっす。ううう・・・行きたかったにゃー^^;
こんな分厚く積み上げた石垣をいったいどうやって後から煉瓦トンネル仕様にしたんですかね?
掘ったら石垣崩れてきちゃいそうですう。
不思議に思うかもだけど、自然の岩盤だって岩や石の積み重なりだよ?案外掘れちゃうもんなんすよw
さてここでタイムリミットです。
今日予約したホテルへと向かうことになったのですがーーー
コリコリしてていいっすね(*´д`*)
なにしてるの・・・
この出っ張りがたまらんとです(*´д`*)
ただのオジサンじゃん・・・^^;
・・・とまあ、琴音先輩が金沢城の石川門の出っ張りでエロおやじ化してたのはご愛敬・・・なんですかね^^;
ちなみに石川門は重要文化財です。先輩のように摩ったりなでなでしたりともてあそばないでくださいね☆(このおっぱいみたいなのは“乳鋲”と言いますよん)
さて、無事にホテルに到着した後は身支度整えてお食事へと向かいましたよん。
やっぱり金沢に来たなら蟹が食べたいですう(*´д`*)
と言う夕実ぶちょーのリクエストに皆賛同。
ならば近江市場にリターンするっす!
そんなわけで近江市場に戻ってみたらばーーー
店やってねーし!
そもそもお買い物するとこでしょここ^^;今・・夜の8時だよ?市場もやってないでしょ^^;
だよね☆
先輩たちの適当な行動にはいつも呆れることばかりw
スマフォでお店とか検索すればいいのにね┐(´д`)┌ヤレヤレ
でもここから歩いてお店を探すのはもうめんどくさってことになりーーー
近江市場でこの時間でもやってるお店へと突撃することにしたんだよん^^
カンパーイ(*´д`*(*´д`*)*´д`*)
くうー! 五臓六腑どころか爪の先までビールが染み渡るねえ~(*´д`*)
お通しのお魚さんも美味しいですう☆
ホタルイカの沖漬け大好きですよん☆
私も☆
そして皆でメニュー見ながら頼んだのはこちら↓
くっふー!
のどぐろちゃんのお刺身旨い!
脂も味も濃厚ですう!
白子ポン酢もたまんないね!
お酒が進む進む。お姉さん御代わり!(*´д`*)
わたしから見ると料理のラインナップが超絶オッサンなんですが・・・(美味しいけど)
ごめんねルカちゃん。
やっぱり海の近くで育った私たちだから、こういう美味しい海の幸がやっぱりステイタスなの☆
ピザ・から揚げ・お洒落な創作料理より、やっぱこういうの選んじゃうんだよ、えへへ☆
シーフード最高(*´д`*)
やはり生まれとか土地柄とかが食の嗜好にかかわってくるんだと思っちゃいましたよん。
私はオールマイティー。
色々なものを食卓で食べさせてくれたパパやママに感謝かな^^
さ~て、
ここで念願の物が到着だよん☆
ああ~ん蟹最高(*´д`*)
私なんて子供の頃はお正月とかしか食べれませんでしたですよお^^;
お父さんが胡坐書いたところに乗っかってね?
お父さんが剥いてくれた蟹の身を頬張るんだよ☆
幸せ時間だったなあ~(*´д`*)
幸せ談義は終わりですか?
じゃあ~さっそくいただきましょうですよん☆
私の思い出あっけなくスルーなのね^^;
さてさて、目の前にやってきたズワイガニを目にしてここで琴音先輩と夕実ぶちょーの『かにかに戦争勃発』です。
そのまま食べるのがいいんじゃないですか!
いいや!ここは混ぜ混ぜが至高!
普段はとっても仲の良い二人がなぜか揉めてるのです。
その理由はーーー
丸々一杯の蟹を頼んだと言うことで、
身肉だけでなく『カニみそ』が付いてきた訳なんです。
琴音先輩の言い分はーーー
せっかくカニみそあるんだから身をほぐして身肉と混ぜて、ちびちびとつまんでお酒を楽しもー!
夕実ぶちょーの言い分はーーー
みそと身肉は別々に味わうのがいいのですう。
だって、全部カニみそ味になっちゃうじゃん!ムキー(-_-;)
むむむ・・・両者の言い分、どちらも捨てがたしですよん^^
で、結局
今度、お兄ちゃんと夕実っちのデートをセッティングすっからここは譲ってちょんまげ!
やっぱカニみそ混ぜ混ぜだよね(*´д`*)
・・・と、夕実ぶちょーが確約も何もない口約束で見事に騙され(篭絡)
みんなで、せっせせっせと蟹身をほぐして混ぜ混ぜしたんだよん☆
くっはー!超絶、お酒が進みゅー(*´д`*)
カニみそ混ぜ混ぜをチョコっとつまんでか~ら~の~、日本酒最高ですう~(*´д`*)
お酒もだいぶ進んだところで琴音先輩?
明日はどこを見に行くのでしょうか???
ノープランです☆
(;゚Д゚(;゚Д゚)エエエッ!!??
いくつかピックアップはしてあるんだけどさ、明日も天気が悪そうだしこれから考えるとこっす^^
でもまあー期待してちょ(*´д`*)
明日はどうなることやら。
まさかあんなことになるなんて、今の私たちは知る由もないのですーーー
---少女たち爆睡中ーーー
『東横インの朝飯食べたらさっさと行くよ(*´д`*)』と言う琴音先輩に連れられてやってきたのは金沢駅から徒歩15分ほどの玉川公園というとこでした。
わきゃ!?煉瓦さん居ますです^^
先輩ここは?
今は金沢市の図書館『玉川図書館・別館』って名前だけど、
元々は明治44年に造られた旧専売公社C-1号工場跡なんすよ^^
せ、専売公社ってなんですか??^^;
簡単に言えば、国営の塩とか煙草を作ったり売ってたとこですよね?
そうっすね^^ 今はJTって言う会社名になったけど旧大蔵省から分離した外局の特殊法人だったわけ。
昔は煙草も塩も国が管轄してたっつーことっす。
(※塩は更に塩事業センターへと独立)
ここは煙草工場跡の再利用なんだけど、建築には妻木頼黄先生が関わってるそうっすよ^^
妻木・・・さん?
横浜赤レンガ倉庫や半田赤れんがとか門司港レトロの煉瓦さんに関わってる人ですね^^
お、煉瓦サークルの部長っぽくなってきたね。関心関心w
じゃーなんとなく説明したっつーことでいつもの行きますかw
やっぱりやるのね刻印探し^^;
雪がちらついてて軒下煉瓦を見上げるのマジきっつい^^;
この日も朝から雪や霙の悪天候。撮影にはかなり四苦八苦しましたです。
腰回りの煉瓦さんは色が違うですね。
焼過煉瓦ってやつでしょうか?
ねえねえ下ばっかり見てないで一緒に軒下周り探してよ!
でもここに刻印ぽいのあるですよ?
え?
ほら。
ぐわああああああ!まじかw
形てきに例えるなら・・・『漢字の部首のがんだれに〇』でしょうか?
『屋号の山に〇』にも感じるかなあ。とは言えお手柄っす夕実っち(*´д`*)
褒められちった(*´д`*)
あれ?ここに説明書きがありますけど・・・
大正二年創建って書いてありますよ?
ここが私もよくわかんないんだよね。
明治44年とも大正2年とも言われてるんだよ。
私的には明治44年押しかな^^
(※明治44年着工。大正2年竣工でした。昭和47年煙草工場移転後に図書館別館として保存だそうです)
さてと別棟も見に行こうっす^^
わきゃー!超絶お洒落さんな図書館ですね^^
赤煉瓦の特色はそのままに近代的に造られた本館っす^^
こういう設計士さんの心遣い素敵ですよね^^
さてこの後は『金沢の街をプラプラしつつ北鉄石川線の玄関口まで行くっす』と言う琴音先輩について行くことになったですよん^^
雨かと思いきやーーー
晴れたりw
・・・って思ってたらまた雨^^;
そんな折、琴音先輩がある場所で立ち止まったのです。
どうしたですか?
九谷光仙窯???
うん。いや・・・なんでもないよ。先に行こうか。
もうすぐ駅だよ^^
変なの。
やってきたのは北陸鉄道の野町駅。先輩が言うにはここから終点へ。そして更に先へと向かうとのこと。
いったい何がまってるのやら。
次回へと続きますよん☆
お久しぶりです^^ それしか言葉がないかな。
最近は新店舗が出来たりと仕事面の変化や生活面で忙しくてブログを書くよりも横になることが多いのでお許しを。
だって疲れてたらやる気マックスファイヤーで楽しい記事とか中々書けないしね☆
さてまだまだ雪が降ってる金沢シリーズで申し訳ございませんw
何だかんだで戦火を免れた煉瓦建築がいくつも残る金沢市。食事もさることながら新旧選り取り見取りの街並みも人を引き付けてやみませんね^^
刻印も見つけたし大満足(今回のシリーズではこれが最後の発見だけど)
次回は金沢市のお隣に出向くことになる訳ですがーーー
その際に偶然『見たことあるような建物』に遭遇しました。
それがこの九谷光仙窯。明治3年からある九谷焼の製陶の老舗です。
ここを偶然見かけたときは思わず立ち止まってしまいました。
ここはかつて生前の彼女と一緒にマグカップに絵付けをした場所だったのです。
忘れてた自分もヒドイのだけれど思い出の渦が急速にフラッシュバックして思わず泣いてしまった。
彼女と一緒に絵付けしたマグカップは今でも重宝してるし大切な宝物。
・・・お酒飲みすぎだよ?って怒られちゃうかもだけどね^^
さていつ更新できるか分からないけれども次回は金澤煉瓦奇譚編ファイナル。
雪の辛さを味わった、でも、行った甲斐のある場所をご紹介します。
ではではまた今度お会いいたしましょう!
タグ:彼女との思い出の場所
蟹さまだぁ~*:.。☆..。.(´∀`人)
美味しよねー
自分は味噌と身は別々派です^^
でも最初は別々でも最後は混ざっちゃうけれど^^;
by さる1号 (2017-06-14 18:26)
おいしいでしょうねぇ
by 空の Ray (2017-06-14 20:43)
OBAKAちょいのり兄ぃ
泣くじゃんよ (/_;)
by サンダーソニア (2017-06-14 20:54)
コリコリしたい!
by てんぽいんと (2017-06-14 21:13)
乳鋲・・・昔の人たちも絶対にコリコリしていたと思います(笑)。
こういう旅してみたいなぁ(*´Д`)
by ワンモア (2017-06-15 02:34)
おはようございます。
ご無沙汰ですね・・・土曜日レンコンオフ会ですか?
by YUTAじい (2017-06-15 06:37)
のどぐろの刺身に蟹(≧∇≦)
天気には悩まされますが、冬は海の幸達が
脂のって美味しいですよねぇ♪( ´▽`)
by ニッキー (2017-06-15 08:18)
ホタルイカの沖付けがあれば、あとは白ご飯で
十分一食になりますねぇ。
大事な想い出、泣いてもいいじゃないですか。
若干号泣は引きますけどw
きっと喜んでますよ。
by まめ (2017-06-15 12:40)
これ「乳鋲」っていうんだ...^^;。
カニ、のどぐろ、沖漬け。北陸の旨い魚で日本酒。
最高ですね。
by sakamono (2017-06-15 23:28)
煉瓦造りのトンネルは近くで見れなかったんだ、それは残念でしたね。
近江市場は行ってみたい、美味しそうな物がいっぱいでいいね。
by えーちゃん (2017-06-16 01:09)
高幡不動のBBQの時のTシャツ、良かったです。
by REE (2017-06-16 02:45)
金沢はお城の周辺が煉瓦倉庫が有りましたね、古い町ですから煉瓦建築は多いようですね。
北陸ならではの美味しいもの食べれましたね、BBQの後で教えてもらったんですよ、ナビで行きましたのでどのへんなのか見当付きませんでしたね、
by 馬爺 (2017-06-16 06:35)
せっかく目の前にあるのに立ち入り禁止は残念ですね~ノドグロの刺し身は食べたことないですね。
by みぃにゃん (2017-06-16 07:42)
レンガ研究もよし、酒宴もよし、楽しませていただきました。
by katakiyo (2017-06-16 07:50)
僕は混ぜ混ぜ派です(^-^)
by johncomeback (2017-06-16 07:52)
おはようございます!
素晴らしい旅とご馳走にはいつも驚きですよ。
明日の夜は皆さんに宜しくお伝え下さいね!
by Hide (2017-06-16 08:06)
御多忙のようですね
くれぐれもご自愛のほど
で、多摩川図書館もそー言えばレンガでしたね
野町駅、相方の実家の目と鼻の先&おいらの以前の職場も歩いて数分の所でした
by くまら (2017-06-16 11:04)
味噌と身は別々派かな。
忘れていたわけではなく、心の隅にちゃんと置いてあったから蘇ったのでしょう。
by こんちゃん (2017-06-17 10:13)
煉瓦の図書館、素敵ですねェ。
こういう中庭で本を読みたいです。
春と秋だけですが^^;
by みずき (2017-06-17 22:25)