第282話『じぇいあ~るえ~し~♪』NHKマイルCとかー、ご報告とか☆ [競馬パート]
第280話『おめでとう!うおっか母さん』 [競馬パート]
大きな大きなお腹から、小さな小さな命の産声。
数年前は少女だったはずなのに。
ここから続く母と仔の物語。
おや? いつもいつとていつものように騒がしいメンバーが、今日は更におおはしゃぎ^^
いったい何をはしゃいでいるのか?
分かる人にはもう分かりますよね^^
ではではさっそく第280話スタートしてみましょう☆
ぐぅおおおおおおーーーー!!! これがはしゃがずにいられますかってんだあ!
それは一昨日の早朝です。
いつものようにご出勤。最近はスポーツ新聞も土日だけしか購入しないので、華麗にキオスクをスルー。
・・・スルーぅ?
ん?
人間、視界は最高で280度とも言われています。
ボクの目線の切れ目ギリギリにスポーツ新聞の『ある』一面が写りこんだのです。
「えっ!? えええ!?」と駆け足で歩み寄るキオスク。
その一面を確認した時は、血がくわあああああっと沸きあがりました!
急いで小銭を渡して手に取ったのは
姉御に子供が誕生だああああ!!!
おめでとうございま~す☆
生まれてきたのは男の子。
引退してからアイルランドに渡って、当時、世界一イケメン(大きなレースをたくさん勝ってる)とご結婚。しかも年下☆
だだだだ旦那さんって外国人(馬)!? マジちょっとあこがれーw 年下はちょっとーガキっぽくっていやなんだけどォーw
予定日をだいぶ過ぎた出産だったらしいですね~。
なんでもいい。無事に生まれてきたならそれで充分でしょ^^
・・・・・・あれ? うおっかねーさんってこのブログにしょっちゅう出演してるけどなんでよ? おかしくね? ずっと外国にいるわけでしょ?
彼女のように二年連続年度代表馬にもなるとなあ、空飛べたり、スプーン曲げたり簡単にできるのだよ。
まままマジっすか! 年度代表馬ってすげー!
んなわけあるかw
あらま、ご本人ご登場ですねw
無事に出産できておめでとう姉御!
ちょ、ちょっと無事出産を終えた今の心境を聞いてもいいかなあ?
えっと~、初めてだったし~、ちょっと痛かったんだけど~、頑張りましたぁ。
なんで頑張れたかって~?
それは~・・・旦那の「愛」、みたいなー☆
おまえに聞いてねーしw
てへ☆
予定日が先月中旬だったから、さすがに焦ったわね。大丈夫なのかな~大丈夫なのかな~ってさ。
・・・でも良かった。
無事に出産できて☆
たぶん、うおっか姫のファンもみんな同じ気持ちだったんじゃないでしょうかね。
そうだよな^^ まあでもほんと母子共々無事でなによりです^^
君と出会った(と言ってもテレビで知ることになったって意味です)
数年前は、まだ君は少女だった。
自分が懇意にしてるジョッキーが跨るからって、なんとなく応援していただけだったもの。
それがあれよあれよと快進撃を進めるんだ。
いつのまにか虜だったのを覚えていますよ。
何と言っても一番忘れられないのは『日本ダービー』だね^^
ふつーは男の子のレースですよね。女の子は滅多に出ない。
そんな女の子には厳しいはずのレースに君は出て、そして栄冠を勝ち取る。
実に64年ぶりの女の子によるダービー制覇だ。
ボクはね? 職場のテレビで奮えたよ?
競馬好きな職場の男の子スタッフがどこかでテレビを見ていたのか分からないけど、
興奮してボクの元に『ウオッカ勝ちましたね! ウオッカ勝ちましたね! スゴイです!!!』と駆け寄ってきて、一緒に喜んだのを今も忘れない。そして未だに蘇るんだ。
君が最後の直線で男の子を突き放す様に涙がでた。
『こんなに強い女の子みたことねえ!!!』ってさ。
うおっかねーさんって凄かったんすね。マジで。
いえそれほどでもw
そんな君は、それから勝てない日々を送るんだよね。
期待されては負け。期待されては負け続ける、そんな長い長い日々。
ボクはそれでも応援した。
君はこんなもんじゃねー! もっとスゴイはずだぜ!ってね。
このブログにアイコンとして登場してもらってから、ずっと君とこのブログは歩んできたわけだ。
一年ぶりの勝利とか嬉しかったなあ^^
それでも期待されたほど勝てなくて、君ってやつはやきもきさせてくれるのですよ。
でもそれも好きだった。
負ける時は全然ダメで、勝つときはこれでもか!と豪快に勝つ、そのギャップに益々ほれ込んだ。
そしてこのレース。ジャパンカップ(G1)
日本で走るのは、おそらくこれで最後だろうと囁かれていたし、ボクもそうだと思ってた。
お店のスタッフさんに『この日だけはお願いですから休みを変わって下さい』とお願いして、
最初にして最後の、現役のうおっか姫とのご対面ですよ。
最後の直線、早めに抜け出した姉御は外から他馬に急襲を受ける。
ゴールの瞬間はどちらが勝ったか分からない!
中央競馬(JRA)でのG1レースでこれほど写真判定に時間を費やしたのは記憶が無いほど、
ながーいながーい時間でした。
祈るボク。
お願いですから勝っていてください・・・
数十分を過ぎた時、見上げた電光掲示板の一番上に君の番号がオレンジ色に浮かび上がったのは忘れられない思い出だね^^
そして君は次の年にターフを去るわけだ。
すごく寂しかったよ。
そこいら辺から、競馬に対するご主人様の興味も薄れがちでしたよね。
まあな。競馬っていうのはしょせんギャンブルなのかもしれないさ。
でもね、ギャンブルだけじゃない世界もあると思うのだよ。
うおっか姫との出会いでまたそれを知ったような気がするよ。
でも彼女以上のドキドキを越えるのが見つから無かったから、だんだんと興味が薄れていったのだとも思ってます。
そんな彼女は『母親』になる。
馬の人生は長くて人の1/3。たった数年で少女から母親に。
今じゃ、ぎゃる魅が「マジっすか!」とか「みたいなー」なんて使ってるが、このブログにうおっか姫が登場した頃は同じくそんな感じのキャラでした。
マジッ酢かw
そ、そういえば・・・そうだったかもね^^;
そんな彼女が母親か・・・。そして子供がいるんだもんね。
シマウマな自分が言うのもなんなんですが感慨深いです。
その子供もまた競走馬として走るのがサラブレットとしての宿命なんだけど、お母さんとして一言ある?
いや、無事に、そして大切に生きてくれればいいと思ってるわ。
あ~ダメだ!
え!? 何がダメなのさ?
やっぱ競馬やめらんねーわ!
だって、うおっかかーちゃんの息子の走りを見てみたいもの☆
血と血が繋ぐ馬の連続テレビ小説、これからも見て生きたいと思います^^